猫にごはん

 

 

 

 

« 嗅ぐ猫 | メイン | 豆の煮込み »

Jingle Bell Jazz

ダウンタウンにあるDizzy'sは、ジャズのライブハウスだ。毎日のように違う演奏家がジャズをやる。入場料だけ払えば事前のチケット購入などしなくても聞くことができるが、そのチケットは演奏家によってさまざまだ。ここ2ヶ月の予定表を見ると、上は20ドルから、下は8ドルと分かれている。
今日は8ドルのライブ。演奏家は1人(たぶん2人)を除いて素人のような人たちなのだ。タイトルはJingleBellJazz。プログラムにはスタンダードなクリスマス曲が並ぶ。前日同じライブに行った人の情報によると、very terrible(ものすごく下手)な演奏だったそうな。にもかかわらず、100人は入る客席は満席だ。更に外にも行列ができている。
飲み物はソフトドリンクのみ、アルコールなし。しかし店の雰囲気はシックでとても良い。20人近くいる演奏家と客席の席は近い。演奏が始まってすぐ気になったのが、最後尾でトランペットを演奏するハゲのおじさん。トランペットの番になると、もうそれはそれは恐ろしいくらい、真っ赤になっていく。いずれどこかの血管が切れて倒れてしまうのではないかと、はらはらし通しだった(大きなお世話?)。
心配なトランペット → 心配なトランペット

演奏内容は...う~ん。中には確かに上手い人もいるという感じ。でも定番のクリスマス曲って悪くない。特に外人が歌う英語のクリスマスの曲はさすがにしっくりきて素敵なのだった。
1時間半近くの演奏が終わると、ライブハウスの外は長蛇の列。1人だけいるプロの演奏家のサインを求める行列なのだった。しかしこれには訳がある。なんとこのベレー帽のおじさん(プロ)、大学で音楽の授業を受け持っている先生をなのだ。先生のライブを聞きに来ると、extra credit(追加単位)がもらえるそうだ。聞きに来たという証拠のサインをもらっている長蛇の学生たち。いいのか!
先生のサインを求める学生たち → 先生のサインを求める学生たち

コメント (11)

ディジーズは、チャック氏(オーナー)がジャズを聞くためだけのスペースとしてオープンした場所で、有名なトランペットプレーヤーのマルセラスもきたことがある。20ドル。安い。そのころ、マルセラスのことしらなくて行かなかった。惜しいことをした。ちなみに、メサバンドのこの日の収益金はすべてディジーズに還元されるそうだ。先生の話によると、チャック氏は、プレーヤーにちゃんと出演料を支払っているので、どう計算しても赤字経営で、彼自身はほかの仕事で生計をたてていて、おそらくかなりの金額の持ち出しになっているとのこと。ディジーズは夜だけ、あのスペースを間借りしてることになる。チャック氏のよーな人がいるのもアメリカならでは。


証拠のサインの長蛇の列に、私も並んでおりました。うへへ。
20点獲得。これでいいのだ。(^o^)丿(ほんとか?)
ジャズ、ワールドミュージック、クラッシックを同じ先生でとった。
先生はかなり個性的で好き嫌いがはっきりわかれる先生だが、たくさんCDを聞かせてもらえるし、楽器もいろいろ持ってきて弾いてくれるので楽しかった。
こういう授業を子供のときに体験しておきたかった。機関銃のように発せられるギャグをひっとつもわからないままおわったのは寂しいが。
最前列でテープ取ってるこけしのように無表情でのりの悪いアジア人。先生もやりにくかっただろう。すまぬっ。先生。英語、よくわからないのだ。許してけろ。


>最前列でテープ取ってるこけしのように無表情でのりの悪いアジア人
わはははは。
え、kさんて学生なんですか??音楽の単位?いったい何専攻??なぞは深まるばかり。


専攻もよく考えないまま、興味のもてるとっても大丈夫そうな一般教養物をカレッジで細々とっています。もっと計画的にとってれば、アソシエートデグリーぐらいとれたかもしれません。ノア殿やあきこさんのよーに英語がもっとわかれば楽なのになあと思います。


>kさん
チャック氏、いっけん地味な近所のおやじのような人でしたが
そんな奇特な立派な方だったのか。しかも金持ちのようにも
全く見えなかったのに。やるな。
連れて行ってくれてどうもありがとうございました。
>最前列でテープ取ってるこけしのように無表情でのりの悪いアジア人
くっくっくっ。でも先生ちゃーんとkさんのこと覚えていたじゃ
ないですかー。
あの人本当に早口で、私も何言ってるのかぜーんぜん分からな
かたです(泣)。


>あきこさん
kさんは、こうのすけとの遊びにふけっている単なる猫バカ、
じゃなくって、まじめな学生さんです。これほんと!(←嘘っぽい?)


noir会長、こんばんは!

僕もジャズ、大好きなんですよ!! いいですよね。これぞ数少ないアメリカ生まれの文化!

それにしても、トランペットのオジサン、本当に茹で上がったかのように真っ赤な顔をしていますね・・・。僕もちょっと心配になってきましたよ。(彼にしてみれば余計なお世話だろうけど、ははは)


>matthew副会長
こんばんは!何と同じタイミングでコメント書いてましたね。
matthewさんもジャズ好きなんですかー。いいですよねぇ。
アメリカ人が演奏してると、ちょっと下手でもすごくいい感じ。
演奏してる人たちも楽しそうにやっているところがいいですね。
聞けば、このトランペットのおじさんは、毎回ゆでタコになって
しまうそうなので、心配はいらないそうです(笑)。


クリスマスに限らず。。たまに無性にジャズが聴きたくなります。
もともとはまって聴きまくったのが10代の後半でした。
私は琴線に触れた音楽は何でも聴きまくるタイプで。。音楽は私の生活(=人生)に必要不可欠なもののひとつです。


>bunnyさん
へー、10代の頃からジャズ聞いてたんですかー。おしゃれだー。
大人ですねぇ、bunnyさん。
私、音楽だけを集中して聞くことってできないんですよ。
本読みながらとか、飲みながら。特にジャズは。
だからこの店に行ったときアルコールなしかぁ、きついかもー
と思ってました。でも音楽始まると、けっこう聞き入って
しまうものですね。楽しかったです。


アタシはジャズの専門レーベルのレコード会社のオツボネなんですが、下手でも上手でも、やっぱりフンイキ込みで丸ごと楽しめる生の演奏は最高ですよね♪アクシデントも含めて音楽!集った人たちのざわめきも音楽って感じ♪クリスマスシーズンならなおさらそんな空気満載だろうなぁ!素敵だぁ♪
ウチのダンナ(ミュージシャン)はいま東京臨海のねずみ王国でクリスマスジャズイベントの演奏に参加中でございまして日本のクリスマスを盛り上げる側でがんばっておりまする~!
(>▽<)


>管理人Hさん
そのようなお仕事をなさってらっしゃったのですか。しかも
旦那さまはミュージシャン!おされだわっ!
なんとなくお名前(管理人)から、不動産関係の方かと
勝手に想像してました(笑)。
ジャズ専門のレコード会社があるんですねぇ。私全然詳しく
ないのですみません。でもジャズ聞くのは好きです。
今回のライブに黒人のトロンボーンが一人いました。
偏見ですが、やっぱり雰囲気でますねぇ(しかし演奏は
下手くそだった)。でもね、おっしゃる通り雰囲気が楽しい
ものですものねー。また行きたいですー。
旦那さまこの時期特にお忙しそうですねー。がんばれ!


コメントを投稿