猫にごはん

 

 

 

 

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ニューメキシコ旅行その2

次なる観光スポットは、ニューメキシコ州東南部に位置する世界遺産のカールスバッド鍾乳洞国立公園(Carlsbad Caverns)。ここには40万匹ものコウモリが生息しているのだ。洞窟を最初に発見したのは16歳の牛飼いの少年ジム・ホワイトくんで、ある日山の奥で煙が上がっているのを見つけ、行ってみたところそれは煙ではなく、コウモリの大群が洞窟から飛び立つところだったのだそうだ。ジムくんが松明片手に洞窟を探検してみると、それはそれは巨大な鍾乳洞が広がっていたのだという。長さ2キロにもわたる洞窟を一人探検したジムくん。なんて勇敢なんでしょう。思わず帰りに、ジムくんの自叙伝まで購入してしまった。
美しい鍾乳洞。 → 猫にごはん

コウモリが怖いので早い時間に行ったにもかかわらず、数は少ないが昼間でもコウモリはしっかり飛んでいた。さらに洞窟の入り口近くでは、天井を見上げると、コウモリが所狭しとびっしりとまっていて眠っている様子が、たいへん恐ろしい。コウモリは虫を食べる益獣だと分かってはいても、どうも気味が悪くてならない。ジムくん、きみは本当にすごいよ。
歩いて鍾乳洞へ入り、帰りはエレベーターで登ってきたが、それでも2時間近くかかるほどの長さなのだ。ここは世界最大ではないが、鍾乳洞マニアの中では世界で最も美しい洞窟として知られるている(←オーディオガイドの説明より)。確かに、まるで作り物かと見まがうような、それはそれは美しい広大な鍾乳洞なのだった。

さらなる目的地は、ロズウェル(Roswell)という町にあるインターナショナルUFO博物館(International UFO Museum and Research Center)。インターナショナルなんて名前につけている時点で、かなりの胡散臭さがただよっている。もちろんこれもJの趣味だ。
ロズウェルはUFOでもっている町だというので行ってみたところ、全然そんなことはなくちゃんと立派な町であった。(※ロズウェルUFO事件についてはこちら) 博物館に関してのコメントは省略するが、私としては入場料をとること自体が驚きであった。
これが宇宙人の正体だっ! → 猫にごはん


ここからは、ただひたすら北上する。地図で見ても途中は何もない。何もないということが、どういうことかというと本当に何もないのだ。360度見渡す限りただただ平原だけがずーーーーーーーっと続いている。山もない。緑もない。ただまっすぐな道路だけ。
一般道なのに最高時速は100キロOKだし、そもそも走っている車の数も非常に少ない。10分くらい前に追い越された車が、はるかかなたの地平線を走っているのが見えるだけという、殺人的に退屈な道路なのだ。よくもこんなまっすぐな道を作ったものだ。これなら免許がない人でも簡単に運転ができる。すれ違う車の運転手が、両足を窓から突き出していかにもけだるそうに運転していた。クルーズコントロールにすれば、もうアクセルもブレーキも何一つ必要ないし、なんだったらハンドルも固定しておけば、手も足も必要ないくらいだ。なにせカーブがひとつもない。見るべきものも、動くものもひとつもない。あー、退屈だ。
退屈のあまり運転中に撮った写真。 → 猫にごはん

そして半日車でひた走り、たどり着いたのはサンタフェ(Santa Fe)。そう。宮沢りえのヌード写真集で有名な(古っ)サンタフェの街だ。この日の宿は、宿カタログで事前にチェックしてめずらしく予約まで入れた、Pueblo Bonito Bed and Breakfast Inn。B&Bに泊まるのは初めてなのでかなり期待が高まる。部屋数も少なくこじんまりとして、見るからにかわいらしいアドビ造りの建物だ。
各部屋には暖炉。 → 猫にごはん

午後のお茶は軽いアルコールとスナックが用意されていた。マルガリータを飲みながらソファでくつろぐ老夫婦の姿。そう。アメリカの観光地は年齢層が高い。仲良く手をつないで歩く老夫婦の姿をみるのは、たいへんほほえましくて、こちらまで幸せな気分になる。
本日の食事。朝オムレツ、昼BBQ、夜生牡蠣。なぜに山奥のサンタフェで生牡蠣を食べたかはさておき、昨日よりはかなり改善された食生活なのだった。
絶品BBQ。 → 猫にごはん

コメント (9)

こんばんは!
鍾乳洞、綺麗ですね。
そして、宇宙人の写真に軽く衝撃を受けました。
ミイラっぽくみえるけど。
私もこの目で見たいなぁ(笑

老夫婦の仲良しっていいですよね♪
どちらの脚を気遣ってゆっくり手を引いてあげたり・・・
あんな風に年を重ねたいものです☆

宮沢りえ、サンタフェありましたねぇ。あれから
もう20年以上たった?
BBQの付け合せのピクルスが小判のようですぅ(爆


宮沢りえのサンタフェ! すっかり忘れていた記憶がこのエントリーで時速100キロくらいで戻って来ました。でも、せっかくだから、会長版サンタフェも見たかったな〜(おっと、セクハラぎりぎり発言か)

ところで、この宇宙人の写真、大爆笑しちゃいました! 何がおかしかったかって、この宇宙人と見ている人たちのわざとらしい驚きの表情!! この写真を見に行くだけでも、この博物館に行く価値ありですね!!

それにしても、↓の白い砂漠の写真。美しいです!!


実は私、インターナショナルUFO博物館とやらに興味がありますニャ。
入場料を取ること自体が驚きというほどの博物館、
この宇宙人の写真以外にも面白いものがたくさんあったことでしょう。
↓広大にゃ白い砂漠、本当にきれいですねぇ。車が小さく写っている写真は、どこから撮ったのですかニャ?


ロズウェル!ドラマにもなってましたね。
アメリカンなお食事といい、ただただまっすぐに伸びる道といい、モーテルといい、ロードムービーな世界ですね!
いいなぁ、アコガレです~。
でも13時間ドライブは・・( ´∀`;)えへへ、きつそう。
にがりの砂漠・・・、いったい何丁のお豆腐ができるでしょう(アホか)


鍾乳洞も見てみたいし、UFO博物館も見てみたい!!
ウソっぽいと思いつつ宇宙人のミイラとかすごく興味あります…Jさんと気が合うかも(笑)。
素敵な感じのお宿ですね。楽しい旅のようで何よりデス。
うちは来週琵琶湖周辺に行くのですが(ebizouが琵琶湖見たことないっていうので)、マーシャはお留守番のため、一泊のみです。一泊二日でどこまで回れるか、今から検討中…
にゃんこのお世話をしてくれる信頼できるお友達がいて
ヨカッタですね♪


>私としては入場料をとること自体が驚き
おやおや、てきびしい。(笑)
ビバ!エレベーター付きの鍾乳洞。
帰りにエレベーターで登れるのはありがてぇ。


>アラブの猫にゃん
宇宙人のミイラ、すごいでしょう。本物の(?)ミイラや
解剖の様子なんかの模型もあったのですが、この写真が
一番私としては気に入っているので、UPしてみました(笑)。
博物館は思ったよりも真面目で、双方の事実を伝えている
ので、なかなかよかったですよ~。
宮沢りえの写真集ってご覧になったことあります?
私、話でしか聞いたことないのですよ~。いったいどこで
撮影したのでしょうね^^;
BBQのピクルスは取り放題だったので、いっぱい食べてしま
いました。おいしかったです^^


>matthewさん
あはは。時速100キロで記憶がよみがえってきましたか(笑)。
サンタフェといったら、日本人なら誰もが思い出す(?)
かと思って書いてみました~。
UFO博物館には、本物(?)のミイラなども飾られて
いたのですが、この写真が一番受けたので、これを
載せました。ロズウェル近くを通られたら、ぜひ寄って
みてくださいませ!
ニューメキシコは、見所たくさんで楽しかったですよ!


>マルコにゃん
わははは。UFO博物館に興味があるとは、さすがマルコさん。
Jと似てますね。宇宙人のミイラと、宇宙人解剖の様子の
模型が面白かったです。あと、UFO関係のお土産物屋も
とても笑えました。いろいろ写真載せたかったのですが、
メインの観光がUFO博物館になってしまいそうだったので
一枚だけにしました(笑)。
白い砂漠は、自由に砂の上に登ってOKなのですよ。なので
砂漠の上のほうに登って、下を眺めながら写真撮って
みました。広くてすごいですよねー。


>みけさん
おぉ!よくご存知で。ロズウェルを舞台に、ドラマにも
映画にもなっているのですって。私は全然知らなかった
です^^;
にがりの砂漠では、私もみけさんと同じこと考えて
しまいましたよ~(笑)。少し持って帰ってお豆腐作って
みようかとも(爆)。舐めてみたのは、どんな味なのか
興味があったもので。荷物が多かったので、持ち帰りは
あきらめましたが、やっぱり持って帰ってくればよかっ
たかなぁ...^^


>にゃうちろさん
おぉ、ここにもUFO博物館に興味のある方が!
ミイラ、確かに置いてありましたよ。何かカプセルみた
いなのに入れられておりました。博物館周辺には、宇宙人
グッズ(?)がたくさん売られておりました。
ニューメキシコに観光される際には、見逃せませんね(笑)!
琵琶湖に行かれたのですね。私も一度も行ったことが
ございません。マーシャちゃんのお留守番はどうでしょ
うかね。旅行記楽しみにしておりますね!行ってらっ
しゃいませ~。


>こーのすKにゃん
エレベーター付きの鍾乳洞ってところが、アメリカっぽ
くていいですよね。
行きも帰りもエレベータ使う人のほうが多いようです。
エレベーターホールには、カフェやお土産物屋もあって
(鍾乳洞の真ん中です)、よくこんなの作ったなーと
感心してしまいましたよ。うーん、さすがは大胆な
アメリカ人よ。


鍾乳洞というと高校の修学旅行で行った山口県・秋芳洞しか行った事がにゃいのですが、にゃんだかこの世のものとは思えにゃい風景でとても面白かった記憶がありますニャ。
2時間もかかるにゃんて!みっちり楽しめそうですね。

我が家の辺りは、退職後夫婦でゆっくりやや田舎生活…というご夫婦が多く住んでいるので、仲良し老夫婦が手を繋いで海を散歩していたりしますニャ。
いいのですよね。あの雰囲気。
ちょっとほっこりした気分ににゃりますニャ。


>がらにゃん
秋芳洞はまだ行ったことないのですよー。とてもきれいな
鍾乳洞だそうですね。一度行ってみたいなぁ。
2時間もかかるけれど、帰りはエレベーターだなんて
いうところが、現実的なアメリカっぽいですよね(笑)。
エレベータで一緒になった人たちは、私たちを除いて
全員行きも帰りもエレベーターだと言っておりましたよ。
少しは歩こうよねぇ(笑)。
がらさんの住んでいらっしゃる辺りって、感じ良さそう
なところですねぇ。日本だと奥さんは奥さん同士で旅行
している人が多いのかなーと思っておりました(うちの
親がそうなのです。笑)。老夫婦だけで一緒、というのが
いいですよねー。あこがれます^^ ほんと、ほっこり
いたしますね♪


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