猫にごはん

 

 

 

 

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カテゴリー : food

2007年6月10日

食べ物いろいろ

昼過ぎに思い立って、メキシコでお昼ご飯を食べることにした。タコスがとにかく好きなので、ティファナへ行くといつも牛肉のタコス(カルネアサダ)と豚肉のタコス(パストール)ばかり食べてお腹がいっぱいになってしまう。たまには違うものを食べてみよう。
というわけで、私が頼んだのは牛肉ブリトーのセットで、Jは鶏肉のモレソース(Mole Poblano con Pollo)。モレソースとは、カカオを使ったソースで見た目もチョコレート色をしている。ずっと気にはなっていたが、食べるのは初めてだ。さてお味は....。
これがモレソース料理。 → 猫にごはん

おいしい!
チョコレートソースだと聞いていたので、甘い味を想像していたが、全然甘くはない。なんというか、濃くて、複雑で、もっさりした、そして完成された味。鶏肉も柔らかくて、よくできている。これは家では作れないなぁ。
しかし帰りにスーパーで、Jはしっかりモレソースを二瓶も購入。ほんとに作るのか、これ。おい。
ブリトーもおいしい。 → 猫にごはん

メキシコからの帰りといえば、国境はいつも車は渋滞、人は大行列を作っているのが当たり前だ。週末の今日、行列覚悟で国境のゲートへ向かうと、なんと人の列はがら空きだった。めずらしい。こういうこともあるのだねぇ。本日の国境越えにかかった時間はわずか20分。うーん、ラクチンだ。確か前回は2時間以上もかかり、もう2度と週末のメキシコへ行くまいと心に誓ったというのに、ずいぶん違うものだ。
右がアメリカへ向かう国境の行列。 → 猫にごはん

ところで、列を作って並んでいると、私たちの数メートル前に並んでいた、クルーカットの白人グループがある頼みごとをしてきた。こんなところでのお願いなんて、どうせろくな話ではあるまいと、にわかに身構える私たち。先ほどから、いかにも酔っぱらってご機嫌そうな彼らだった。禁制品の持ち込みの手伝いなんてしてきたら、即座に英語しゃべれませーん、と断らなくてはね。しかし結局話というのは、
「シャツを貸してくれないか」
ということであった。グループの中の上半身裸の男性を指差しながら話す、礼儀正しいネイビーの若者。聞くところによると、裸だと国境を越えられないのだと。ほんまかいな。その人はちょうど体型もJと同じくらい。JはTシャツの上に、長袖シャツを着ていたので、ゲートを通る間だけ、シャツを貸してあげることになった。その間の保証にと、ネイビーのIDカードまでわざわざ私たちに預けてくれたのだった。よかった、ささいなお願いで。それにしても、そんなことを知っていながら、シャツはいったいどうしたのかね。酔っぱらってどこかで脱いできてしまったのか。初めて見るミリタリーのIDカードを記念にぱちり。

おいしい食べ物といえば、前日の晩は、中国人夫婦Rの家でごちそうになった。たくさん作らなくていいと事前に言っておいたのに、でてきたのはこの量。じゃん。
さすがのもてなし中華料理。 → 猫にごはん

大人4人で多すぎだちゅうに。1週間前からメニューを考えていたというだけあって、それはすばらしいバランスの良い構成だった。さっぱりした野菜から、揚げ物、肉、魚、豆腐。どれも、中華レストランのメニューで見つけてもなかなか頼まないようなものばかり。中国の家庭料理だというが、まったく持ってレストラン並のおいしさだった。
全12品。それも、小さなまな板ひとつ、大きな中華包丁ひとつ、中華鍋たったふたつで、これだけの料理を作る。Rはやるときはやる人なのだ。すばらしい。ごちそうさまでした。

さらに遊びは続き、深夜から明け方にかけて、あづ。さん夫婦とカジノへ。このところ3週連続してカジノへ行っているのだ。あー、楽しい時が経つのは早い。実はまもなく引っ越しをする我が家。いいのか、こんなに遊んでばかりで?

2007年4月29日

○○の居ぬ間に食べる

優しい友人たちが、かわいそうな出張未亡人と一緒に遊んでくれる。映画を同じ日に二本続けて観たり(『Blades of Glory』と『Disturbia』)、夕飯を誘ってくれたり、泊まりにきてくれたり。夕飯など、酒飲みの私を見越して送迎付きである。いたれりつくせり。ありがたいことです。そして合間に泳ぎに行く。

泊まりにきた友人Lは、日本人と結婚し日本に住んでいるはずなのに、年の半分近くをアメリカに里帰りしてきてしまう、ベトナム系アメリカ人なのだ。この人は、ゆいいつソフィーが隠れずにすぐに出てくるお客さんだ。Lは耳が不自由でしゃべらないため、見知らぬ声や音におびえるソフィーも、怖がらない。約1年ぶりにあったのに、やはりすぐに出てきた。要するに知らない人の声が問題なのだな。何かいつもと違うと感じてはいるようだが、逃げはしないのだ。いつも以上に静かな居間に出てきて、同じ空間に存在している。これだけでもこの猫にとってはたいへんめずらしいことなのだ。
夜はうちで手抜きのベトナム料理を作って食べて、パジャマになって女同士で夜通しおしゃべり。まるで修学旅行のようだ。しかし一晩中のおしゃべりは、少しの手話と主に筆談でするので、一日中話していると本当にペンだこができるくらい指が疲れるのだ。
Rice Rolled Noodle → 猫にごはん

手抜きのベトナム料理とは、Rice Rolled Noodle(豬腸粉)というもので、海老や野菜の入った蒸した柔らかい極太麺だ。これを適当な大きさに切って、温め、ベトナムミートローフなどとともに、野菜にくるんで食べるのだ。野菜はミント、レタス、香菜、ハーブ系など、5~6種類山のように食べるので、かなりヘルシーな料理だ。タレはニョクマムベースの甘辛い味で、いかにもベトナム風である。さっぱりしていておいしい。こんなのばかり食べていたら痩せるだろうな。
シンプルなベトナム料理 → 猫にごはん

そしてみなさんにご心配いただいたスイカ2個は、残り2分の1個になった。もう一息!(←食べ過ぎ)

2007年4月25日

○○の居ぬ間にスイカ

この一週間、Jが仕事でいないので、私は一人で猫と留守番だ。普通のサラリーマン家庭ではこんなこと日常茶飯事だろうが、我が家ではたいへんめずらしいことなのだ。そう。私はこのたび生まれて初めて、『出張未亡人』になったのだ。なんだかアンニュイな響きではないか。
今週は朝ご飯も、お弁当も、夕飯のしたくもなし。頭に浮かぶ言葉は
FREEDOM!!
いつもは山のように買い込む食料品も、今日はたったのこれだけ。
スイカ2個。 → 猫にごはん

一人で2個も買うなよ、と自分でも思うが、スイカ好きならいてもたってもいられないほど安かったので、つい買ってしまった(2個で約700円)。たったのこれだけとはいえ、家まで運ぶ途中、肩が抜けるかと思うほど重かった。あーこれで好きなだけスイカが食べられる。別にJが居るときだってスイカなんていつでも買えるのだが、好きなものだけを好きなだけ好きな時間に食べられるという安心感が、この際大事なのだ。
まずは半分に切って、大きなスプーンですくって、際限なくわしわしと食べる。わー、幸せ。さらに、真ん中の部分を輪切りにして、皿に乗せてナイフとフォークで食べる。わー、楽しい。(←それにしても我ながら、なんてささやかなフリーダムの過ごし方。人間の器量が知れる)
いまどき一年中、スイカは売っているけれど、どうも冬には食べる気にならない。スイカはやっぱり夏の代名詞なのだ。スイカに包丁を差し入れたときの青臭い、かぶとむしのようなにおいが、夏が近付いてきたという気分を盛り上げてくれる。
毎年たくさんのスイカを食べるので、昨年は何個食べたか数えていたのだが、15個を超えた時点でめんどうになって数えるのをやめてしまった。今年こそちゃんと数えよう。それにしても、暖かくなってきましたねぇ、サンディエゴ。
一週間とはいえ、5年ぶりの一人暮らし。久しぶりに一人だと夕飯の時間が、いやに長いということが分かった。飲んだり、読んだり、観たり、または途中で猫と遊んだりしているので、気がつくと3時間も夕飯を食べ続けているのだった(←長過ぎ)。
外にいるとき、特に車を運転しているときはいつも以上に緊張する。家にいるときは、ちゃんと鍵が閉まっているか何度も確認する。何かあったら、猫2匹連れて一人で逃げなくてはならないのだ。きみたちも大黒柱不在のときは、しっかりするのだよ、と猫に言い聞かせるも、まさに馬の耳に念仏状態なのだった。
なんにも聞いちゃいない猫。 → 猫にごはん

2007年2月24日

中国人の猫まんま

中国人の友人R一家と夕飯を一緒に食べた。今晩は私とJのお気に入りのサンディエゴの中華料理店3店をピックアップして、その中からR夫婦に選んでもらったのだが、リストを見るなり、そのうち1軒は「この店はまずい」と即座に一蹴された。がーん。もう1軒はまぁまぁよい。もう1軒は行ったことがない。ということなので、彼らの知らないこの店に決定。
ここは北京ダックが安くておいしい店なのだ。いつ行っても中国人でいっぱいだからきっとおいしいはずだ、と教えたところ、まずくても安ければ中国人でいっぱいになるからそれは関係ないだろうと言われる。うーん、そうなのか。
結果、彼らの評価的には、北京ダックは確かにお手頃で良い。他はまぁまぁよいとのこと。何品か頼んでみんなで分けたところ、一番おいしかったものは全員意見が一致して、このアサリのスープ煮。ピリ辛で濃い味が絶妙なのだった。うまひー。
絶品アサリ! → 猫にごはん

ちなみに、北京ダックのお値段は2コース(皮を食べた後の、肉の部分の料理を含む)で1羽18ドル(約2000円)。

今回何が驚いたって、Rが店に入って一番最初にウエイトレスにアピールしたこのことだ。
「彼ら(私とJのこと)は、この店に何度も来ているロイヤルカスタマーだ。私たちは彼らに紹介されて今日ここに来た。ついては何かディスカウントしてくれ」
Rと知り合ってはや4年。彼女は常々中国人らしからぬアメリカナイズされたタイプだと思っていたが、君はやっぱりすごく中国人らしい人だったよ。突然ロイヤルカスタマーだと指さされたことにもたまげたが(実際はまだ3回目の来店)、その中国人ウエイトレスがまったく当たり前のようにその強引なアピールをふんふんと聞き、マネージャーに相談してくると応えたのにもびっくりだ。できない。私だったら絶対にできない。しかし物は言ってみるもので、確かに愛想の良いマネージャーに若干のサービスをしてもらいましたよ。中国人恐るべし。
もう一つ面白かったのはこのこと。最後に残ったスープを、Rがご飯にかけまわして食べていた。それを称して「Cat food」。おぉ、日本語の猫まんまと一緒じゃないか。さすがは同じ白米文化圏だね。

2007年1月12日

猫に寿司

Temaki style Sushi → 011307_1.jpg
日本から良い海苔をもらったので、今日は久しぶりに手巻き寿司。寿司飯を用意するだけでいいので、手巻きはラクチンだ。家で食べると、好きなだけ飲んで食べて、ゴロゴロ休みながらまた食べて、あー楽だ。
この刺身はいつも買いに行く日本人経営の魚屋で購入。なんといってもカリフォルニアで獲れるウニが安くて新鮮なのが良い。二人でお腹いっぱい食べて、一人1000円程度だ。安い。
猫用ミニ軍艦巻き(うそ)→ 猫にごはん

もちろん猫にもおすそわけ。
今日は生魚があるわよ。→ 猫にごはん

通常猫ににおいをかがせると、猫が食べ物だと認識したときは、舌なめずりをする。しかしノアは、生魚に限っては、そもそも自分が食べられる物だと思っていないようで、舌なめずりどころか、嫌な顔までする。ソフィーが生魚を食べている横で、猫缶にしか目もくれない。きみたちいったいどっちが日本猫なのよ。
生魚がダメなんて子供ね、あの黒猫。→猫にごはん

ソフィーは大の生魚好きだ。マグロもハマチもサーモンも、大好き。もりもりよく食べる。
普通の猫餌のときは、なぜかノアに優先権があるので、横取りされてもじっと我慢するソフィーだが、刺身のときだけ違う。自分のものだと心得ているようで、ノアにもやろうとすると、無理矢理横から口を出してぱくりと食べてしまうのだった。
く〜おいしかった。 → 猫にごはん

ごちそうさまでした。 → 猫にごはん

2006年12月31日

大晦日のビキニ

今年はアメリカで迎える5回目の正月になる。毎年、日本にいないからしょうがないねと、おせち料理は避けてきたが、初めて作ってみた、黒豆。
私はおせち料理はもともとあまり好きではないのだが、黒豆と伊達巻だけは好きなのだ。黒豆は母親の作ってくれた料理の中でもかなり上位に位置するくらい大好き。でも家で上手にできる人がいると、他の人はやらなくなってしまうのだなぁ。全くの黒豆初体験だ。
ネットで調べてみると、豆を一日水に浸してから徐々に砂糖を入れるタイプと、砂糖入りの熱湯に豆をいきなり入れるやり方がある。そして黒をきれいに出すためには、さびた釘か重曹というのが一般的らしい。このたび私が作ってみたのは、熱湯に入れて圧力鍋で作るやり方で、重曹を少々入れてみた。さびた釘がなかったので、無理やりさびさせようと塩水に新品の釘を入れてみたが、一日くらいじゃ全然さびなかった。でき上がりはこちら。
初めての黒豆。 → 猫にごはん

少々しわが寄っているが、まぁよしとしよう。黒豆があるととたんにお正月っぽくなるね。
現在日本時間では元旦の朝だが、まだサンディエゴでは大晦日の夕方だ。これから友人宅でケーブルテレビを囲みながらの、『紅白歌合戦』観戦忘年会がある。ネットニュースで白組が勝ったとの結果を先に知ってしまったのが残念だ(←ほんとか)。紅白を観るのなんて、何年ぶりだろう。日本にいたときですら観ていなかったというのに、こうして異国の地でお正月を迎えると思うと、なんだかやたらにそういうのが恋しくなるのだ。楽しみ楽しみ。

ところでこちらの写真は、先ほど撮った大晦日のサンディエゴの海岸。今日はいやに散歩している人や、海岸でのんびりしている人が多かった。写真に写っているビキニの美女は、もちろん私、ではない。こちらは厚手の長袖セーターを着ているというのに、こんな水着じゃいくらなんでも寒いだろ。なんて師走らしくない光景なのだ。クリック拡大してご覧ください。
大晦日のビキニ。 → 猫にごはん

『猫にごはん』を立ち上げたのが2003年12月22日なので、ホームページを作ってから丸3年が経過した。みなさま、今年も一年間どうもありがとうございました。猫ともども、新年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2006年12月 9日

ワインと猫の関係

猫にごはん
あまりにかわいくて、ジャケ買いしたワイン。 いつものスーパー(Henry's)で、この2日間のみワイン全品20%引きだったため購入。右から、見たまんまのチリワイン(辛いわけではない)。写真中央が、カリフォルニアワイン。FAT CATが我が家の猫どもを思い出させる。左端が、闘牛のおもちゃ付きスペインワイン。どれも見た目で選んでしまったが、味は...さて?近々試してみましょ。

エリザベスカラー装着5日目に突入したノア。
随分落ち着いて、普通に生活している。爪もばりばり研ぐし、ご飯も普通に食べる。トイレも一人でできる。すばらしい。これだけが不幸中の幸いだ。ソフィーのときはあんなに絶望して、一歩も動けず、このままでは飢え死にしてしまうのではないかと心配し、24時間で外さざるを得なくなってしまったのだ。あのときは、てっきりこのエリザベスカラーがいけないのかと思っていたが、そうではないらしい。猫によって適応能力が違うのだ。

ノアの場合、何より薬を飲ませるのが一苦労だ。液体2種類なので、両方とも針なし注射器に入れて口に押し込むように飲ませている。それがもう激しく大暴れする。カニのように、口から薬を泡をだして吐き出すし、そこら中に薬を吐き散らしながら、家中を疾走する。あぁぁ。
私はこれでも、へたくそながら、ボランティア先で随分たくさんの猫に薬を与えたことがある。しかし今まで、これほど抵抗する猫など見たことがない。後ろから羽交い絞めにすれば、たいていおとなしくなるし、注射器タイプの薬は飲ませやすいのだ。それなのに、あぁそれなのに、我が家の猫がこんなにたいへんだったなんて。うぅぅ。
と、届かん。 → 猫にごはん

エリザベスをつけたノアに対して、ソフィーは全く今までと違う対応をとる。これまでは遊びたくなればノアにちょっかいを出し、眠たくなればノアを舐めて(いつも嫌がられていたが)、くっついて寝たがるソフィーだったのに、今や全く近寄らず。病原体に近寄るまいとする、動物の本能なのか。たまたま近くを歩いていれば、遠巻きににおいをくんくん嗅いだりするが、決して触ろうとか舐めようとかはしなくなった。
ご飯のときも、並べてお皿を置くと、ノアが食べ終わるのを待って、自分のお皿に向かったり。かなり警戒している。特に投薬のとき、自分にも被害が及んだらたいへんだと思うのか、暴れるノアに恐れをなし、いち早く安全地帯に逃げ込むこと怠りない。
多頭飼いの場合、こういうものなのだろうか。もしかしたら、ノアの病をきっかけにお互い労わりあって仲良くなればいいのにと、密かに思っていたが全く効果なしだ。ノアは今自分の体を舐められないのだから、代わりにグルーミングしてやればいいのになぁ。
来週早々、またも動物病院を再訪する。ノアの傷口は見た目も随分よくなり、かなり回復に向かっているように思える。早くエリザベスカラーを外せるとよいね。がんばれノア。

2006年11月 4日

フィリピンを喰らう

これはイケル!と久しぶりに出会った好みの味。それはフィリピン料理だ。
日々チェックしている唯一の英語ブログ、『mmm-yoso!!!』で紹介されていた店だ。このブログ主のサンディエゴ在住の方は、いったいどんな仕事をされているのか知らないが、それはそれは守備範囲が広く、ありとあらゆるエスニックレストランを網羅している。この方は、日本レストランにもたまに行かれているようだが、注文も的確で辛口な評価をくだしているのがすばらしい。

ところでフィリピン料理だが、Zarlitos Family Restaurantという店で、あまり普段足を踏み入れることのない、National Cityという地区にある。夜行ったせいか、周りは薄暗く、ちょっと荒んでいて、あまり環境の良いところとは言えない。しかし、駐車場は車でいっぱい。年季の入った店構えからも、いかにも良さそうなレストランだという雰囲気がただよう。
注文したのは、次の5品。

Whole Crispy Pata(豚足まるごと一本分のフライ)
Kare Kare(牛テールと野菜の煮物)
鶏肉と野菜のスープ
エビのガーリックフライ
豚肉炒飯
白米
Pata(大胆にナイフが突き刺さっている)→猫にごはん

中でも私が特に気に入ったのは、この豚足で、よくもここまでカリカリ揚げたと驚くほどの外側の皮と、コラーゲンたっぷりのジューシーな肉がたまらない。まさに絶品。豚足には、さっぱりと醤油ベースのタレをつけて食べる。全メニューの中でこの豚足が一番高く、それでも15ドルだ。それ以外はどれも4~6ドルといった値段の安さだ。
周囲を見回すと、私たちを除いて全員がフィリピン人(と思われる)。家族連れで、山盛り白米を主食に、おかずを2品程度、飲み物は水という質素な感じ。おそらく3人でこれだけ注文した我々が、本日の一番豪華なテーブルであろう。

KareKare → 猫にごはん

この煮物はピーナッツの香りが高い、柔らかな味付けで、ピンク色のエビソースをつけて食べる。もわっとした甘い煮物と、塩辛いエビソースの組み合わせがまた、なんとも言えない絶妙さ加減。
テーブルに最初からセットされていた調味料は唯一、Jufranというバナナソースだ。ケチャップのバナナ味という感じで、何に使うのか分からないまま、私は炒飯につけて食べたが、また不思議によく合う。しかし自分で買って常備しておこうとまでは思わない、異国のソースなのであった。
4種類のソース。 → 猫にごはん

しまいには、エビソース、バナナソース、ピーナッツ、にんにく醤油などが取り皿の上でミックスされて、全体的に、いかにも南国の見知らぬ味わい深い夕飯となったのだった。一言でいうと、フィリピン料理はうまいっ!またぜひ来なくては。
マイルドな鶏スープ。 → 猫にごはん

デザートはHaloHalo(ハロハロ)という、カキ氷、バニラアイス、豆ペースト、ナタデココ、寒天、果物など、いろいろ混ざった甘いもの。ハロハロとは、タガログ語で混ぜこぜといった意味だそうだ。ベトナムデザートのチェーによく似ている。
エビと炒飯 → 猫にごはん

これだけ食べて、一人チップ込みで17ドル。安い。食べきれなかった私たちは、当然Doggie Bag(持ち帰り容器)をもらって、全部残りを持って帰ってきた。

アメリカで、今までどんな小汚いレストランでも、DoggieBagを置いてなかった店を見たことがない。みな、ほんのちょっとの残り物でも、汁物でも平気で持ち帰る。以前、生粋のアメリカ人とベトナム料理を食べに行ったときに、彼女はフォー(ベトナムのラーメン)の残りをなんと、持ち帰りするから、入れ物に入れてくれと頼んでいた。もちろん、店側も慣れたものだ。あの持ち帰ったフォー、あれからほんとに食べたのかなぁ...。
この持ち帰りシステム、もったいなくないし、とってもいいと思うのだけれど、日本で採用している店はどれくらいあるのだろうか。いつか帰国したあかつきには、ぜひともDoggieBagを頼んで、試してみなくてはね。

2006年10月25日

うみゃー

ある日、遠いサンディエゴまではるばるやってきた、ひと包みの宝の山。それは...。

くろねこ・ママさんからのプレゼントだった!
先日私はめでたくも、ママさんの50000HIT記念プレゼントにあたったのであった。かわゆいショコラちゃんがすくい取ってくれたのは私の名前とTOKIKOさん♪ うれしいではないの。どれもこれも、アメリカでは決して手に入れることは不可能な(たぶん日本にいてもむずかしいかも)、名古屋名物の数々。
これが名古屋コーチンだっ!→ これが名古屋コーチンだっ!

食いしん坊の我が家は、さっそくいただきましたとも。まずは名古屋コーチンのとり飯の素。こくのある鶏肉。こゆい味付けが超美味。こんなにおいしいたきこみご飯の素が存在するなんて、ほんとにびっくりだ。なんとよくできていること。おいしいー。
そして、一緒に守口漬というのも、味見。奈良漬のような深い深い飴色の大根は、見た目も非常に美しく、それはそれはもう絶品。でらうま。ご飯がすすむなー、と舌鼓を打つJの横で、あぁ日本酒にぴったりだと思わずつぶやいてしまう私。そして飲む(←結局飲んでる)。うみゃー。
美しい守口漬。 → 美しい守口漬

くろねこ・ママさん、本当にたくさんのプレゼントどうもありがとうございました。ごちそうさまでした。いやー、ブログやっててよかった。
くー、うれしい~(泣) → くー、うれしい~(泣)

2006年10月 7日

秋の味覚

週末は久しぶりに雀荘あづ。さん宅でマージャン大会が開催された。どこで手に入れるのか、日本でも見たことのないほどたくさんの新作の日本のお菓子が美しく小袋に分かれて、参加者一人ずつに手渡される。おいしー。懐かしー。ごちそうさまでした。
ほぼ徹夜で行われたマージャンに、めでたく快勝し、お祝い(?)に、どーんと買ってみた。秋の味覚まつたけ!
どうだまつたけ!→どうだまつたけ!

たっぷり買って約25ドル(約3000円)。まぁ日本で売っている高級まつたけに比べればこれしき安いものだ。わっはっは(←すっかり気が大きくなってる)。
アメリカのスーパーではもちろんまつたけなんて売っていない。それどころかアジア系スーパーでもどこでも見たことがない。こんなの売っているのは日系スーパーだけだ。ということは世界中でまつたけを食べるのは日本人だけなのだろうか。アメリカにも松の木はたくさんあるし、特にサンディエゴのこの近辺には、かの有名なTorreyPinesゴルフ場(pines=松の木)もあるくらいだから、松林もどっさりある。それなのに、まつたけは取れないのだろうか。不思議だ。ちなみに、うちのアパートの敷地内にも、松の木はたくさんあり、そこかしこに松ぼっくりが落ちている。そして、そこかしこのじめじめしたところにキノコも生えているのだが、まだ勇気がなくてキノコ狩りはしたことがない。まつたけに似てるなと横目で眺めつつ、いつも通り過ぎるだけだ。植え込み掃除のときには、このキノコたちも一気に除去されてしまうのが、どうにも惜しい話だ。
今回日系スーパーで買ったまつたけは、生産地が書いてなかったので、どこのものかは分からなかったが、まぁそこそこの香りがあり、値段相応といったところだろう。恥ずかしながら、私もJもまつたけを自分で買って料理するのは初めて。ネットでレシピを調べて、まつたけ料理を作り、ついでに友達も数人呼んで、にわか『まつたけパーティー』を開催した。検索すると、永谷園のまつたけのお吸い物を使ったレシピがたくさんでてきたのでびっくりした。みんな、あの粉末を料理に使っているのだなぁ。確かに良くできているし、今回作ったお吸い物は、いいのか悪いのか、あの永谷園の味にそっくりになったのだった。
作ったのは、まつたけご飯、まつたけのお吸い物、まつたけのホイル焼き、その他の料理。家中まつたけの香りでいっぱい。帰りがけに、独身生活のHくんが幸せそうな顔をして、「枯れた食生活が久しぶりに潤いました」と言ってくれたのがうれしかった。日本ではこんなに食べられないだろうな。ごちそうさまでした。
におうわね。→におうわね。

2006年9月28日

甘くないもの好き

最近とても気に入っている食べ物を2つ紹介。一つ目が、これ。手前の小さいバナナ。
AppleBanana → AppleBanana

モンキーバナナのような大きさで、名前はアップルバナナという。先日ベトナムスーパーで見つけて買った。コロンビア産のようで、値段は普通のバナナよりも少し高めだ。味はバナナなのに、その名の通り、りんごのように酸味があって、非常においしい。そもそも私はバナナ自体それほど好きではないのだ。べたっと水分が無くて甘いので、食べにくいし、量が多いのだ。もう少し小さければいいのにと常々思っていたので、これは本当にぴったり。バナナが苦手な人にもおすすめ。しかし苦手なのに、わざわざバナナなど食べる必要があるのかどうかは疑問だ。

塩味ヨーグルトドリンク → 塩味ヨーグルトドリンク

そして二つ目が、Dooghというヨーグルトドリンク。
サンディエゴには、ペルシャスーパー、アフガンスーパーなど私が知っているだけで3つのアラブ系スーパーがある。そのどこにでも置いてあるが、アラブ系とインド系スーパー以外の店で売っているのを見たことがない。味は塩味なので、苦手な人も多かろう。私は最初に一口飲んだときから、非常に気に入って、以来店に行くたびに買っている。飲んだ後に口の中がさっぱりするし、さらさらでたいへん飲みやすい。よく分からないが、体にも良さそうな雰囲気がする。普通味とミント味、炭酸ありなし、どれもいける。
しかし甘い飲み物が大好きなJは、この塩味ヨーグルトドリンクが大嫌い。牛乳飲む?とコップについで何度か出してみたが、毎回ひっかかって、うげーと気持ち悪そうにしている。うかつに人を信じてはいけないよ。
Dooghといえば、こんなかわいらしいグッズを売っているサイトを見つけた。Got Doogh? (※オリジナルはこちら

2006年9月21日

一線を超える道具

あったらいいな、と思うけれどなかなか手が出せないタイプの道具が、けっこうある。
たとえば、バーテンダーの人が使っているようなシェイカー。うちでもたまに、カクテルもどきのものを作って飲んでいるので、シェイカーがあったら便利だとは思う。しかし買えない。なんだか、そこまではやり過ぎだろうという、気恥ずかしさがそこにあるのだ。買ったが最後、何か一線を越えてしまうような雰囲気を感じる。どうせ誰も見ていないのだけどね。なんと言うか、自分の中の一つの基準なのだ。

『絞り出し袋』も私にとってはそういうものの一つだ。どうにも敷居が高い。ケーキは作るけれど、たまにだし。「おまえはパティシエか」という冷たいつっこみが心の中で聞こえる。そんな手の届かない絞り出し袋だが、随分前に、口金と留める部分だけ売っているのを見つけた。もちろんその脇には、布でできた立派な絞り出し袋も売っていたのだけれど、それはどうしても買う気にはなれない。使い捨ての紙の袋もやっぱり買えない。そこで、中途半端に口金と留め具だけ買ってみたのだった。これだけなら、まだ一線を超えていない(何のだ?)ような気がして。しかしそのまま引き出しに放置すること、数ヶ月。

先週末、友人スーザン宅におよばれした。そういえば、ちょうどスーザンの誕生日。そこでケーキを作って持っていくことにした。
まさにこういうときのケーキこそ、絞り出し袋を使うのにぴったりではないか。袋の代わりにジップロックをくるくると丸めて、先を切ると、簡易袋の出来上がり。生クリームを入れてしぼってみると、おぉ!思いのほかうまい具合にできる。見た目も、今までのケーキよりずっと本物っぽいような気がする。
そしてやってみるとクリームのデコレーションがあまりに楽しいので、切れ端のスポンジやら、その後パンケーキなど作ってさまざまなところに、デコレーションしてみた。なんだ。絞り出し袋って、そんなに大げさなものではなかったのだ。こんなことなら、もっと早く買えばよかった。
一線を超えない(たぶん)袋。→一線を超えない(たぶん)袋

まだまだ絞り足りないので、数日後更にシュークリームを作って、シュー生地とカスタードもじゃんじゃん絞る。あまりに絞りが良すぎて、嫌に先のとんがったシュークリームが出来上がってしまったが、きちんと絞ると、生地もさっくさくになるものだ。うーん、楽しい。他に何か絞るものないか。
いろいろ絞った。→いろいろ絞った

ところで、ケーキを作っている作業を眺めていたJが、パレットナイフ(クリームを塗る道具)も買えば?という。だ、だめだめ。それはまた別の一線を超える道具の一つなのじゃ~。

2006年8月10日

夏野菜のススメ

たまに無性に食べたくてならなくなる食べ物があるが、私はその中の一つが夏野菜の煮込みだ。フランス風だとラタトゥイユ、イタリア風だとカポナータ。その違いがどこにあるのかは知らない。日本で作ると材料をそろえるのがめんどうだが、アメリカにいるとその点楽だ。必要な野菜は全てそこらのスーパーで売っている。
夏野菜たっぷり → 夏野菜たっぷり

今回使った野菜は9種類。赤パプリカ・黄色パプリカ・緑パプリカ・米ナス・ズッキーニ・トマト・セロリ・いんげん・玉ねぎ。夏野菜というか、年中売っているので季節感は全くないが、色がきれいで夏っぽいので、気分は夏野菜の煮込み。これだけの野菜を大量に簡単に摂取できるすぐれた料理は他にはないのではないかと思う。今日はこの写真の野菜全部使った。
鍋いっぱいできた。 → 鍋いっぱいできた

この鍋など小さく見えるが、実は直径24センチ、3.4リットルも容量があるのだった。いったい何人家族なのかと、誰かに聞かれたら、4人と答えるつもりだ(ただし猫2匹も含めて)。しかし誰にもそんなことは聞かれないから、余計な心配なのだった。
この料理は、以前Jの同僚のフランス人が作ってくれたのを食べたことがある。その人なんて、いかにも全然料理などしなさそうな女性なのに、数時間前に作ったばかりというそのラタトゥイユは、驚くほどおいしくて、びっくりするほど味が決まっていた。さすが作り慣れているものは違う。
ラタトゥイユのいいところは、温かいままでも、冷たく冷してもおいしいこと。たくさん残ったらチーズを乗せて焼いてみても良し。日持ちもするし便利この上ない。私は2日目くらいのが一番好きだ。
今日は冷蔵庫でつめたーく冷して、熱々のガーリックトースト、きーんと冷した白ワインとともに食卓へ。普段は赤ワインばかり飲んでいるのだが、この料理のときは白ワインがまた合うのだ。辛口の冷酒でも良い。うーん、くいくい進むこと(←結局飲んでばかりいる)。
冷たい白ワインがぴったり。 → 081106_3.jpg

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2006年8月 1日

別れを告げる猫

数日前のエントリーでも書いたが、友人Lがいよいよ日本へ旅立つ(帰る?)ので、週末は最後にうちで一緒に夕飯を食べることにした。Lが懐かしがるかもと思い、日本風のシンプルなカレーを用意。そしてLには、頼んでベトナム生春巻きを作ってもらった。
この人はベトナム系アメリカ人で、住んでいる年数としてはアメリカのほうが長いくらいなのだが、さすがにこういう料理を作らせるとうまいのだ。今までにもいろいろベトナム料理を教えてもらったが、今日は基本にかえって生春巻き。とはいえ、私ももう自分ひとりで何度も作っているので、必要な材料は全て完璧にそろえられる。あとはLに巻いてもらい、タレを作ってもらうだけの予定、だったのだが...。
いくつもダメ出しされてしまった。
きっちり並べて → きっちり並べて

数年前にちゃんと教えてもらったんだけどなぁ。だんだん自分のやりやすいよう適当にアレンジしていたのか。まずはレタスの並べ方、香菜の切りそろえ方が違うとな。さらに、巻く直前にブン(米の麺)を乾燥させ温めることなどすっかり忘れていた。エビも豚肉も並べ方が違うと指摘される。うーん。全然ダメじゃん。
久しぶりにLに作ってもらった生春巻きは、それはそれはタイトにしっかり巻き上がっていて、同じ材料を使っていても、巻き方並べ方によって随分味が違うものだと実感する。Lが作る出来たての生春巻きは、今までどこの店で食べたものよりも本当においしいのだ。さすがじゃ。
しっかり包む → しっかり包む

日本語のできないLは、日本では娯楽が乏しい。そこで今回は、いくつか英語字幕付きDVDをもたせてやることにした。その他日本行きのLのスーツケースの中身は、これでなくては絶対ダメだという超お勧めの生春巻きの皮、チリソース、ニョクマム(ベトナム魚醤)など日本で手に入りにくいものであふれかえっている。しっかりがんばるのだよ。

ところで、うちの人見知り猫ソフィーは、お客さんがくると、その人が帰るまでずっとクローゼットの隅に隠れてでてこない感じの悪い猫だ。ところがこの日、Lが来たときは、いつもと同じ何食わぬ様子ででてきた。そして玄関にある見知らぬ靴を見て『ぎくっ』と立ち止まり、恐る恐るリビングの様子をうかがう。Lの姿を見て逃げるかなと思いきや、そのまま餌を食べ、毛づくろいをし、別に普段と変わる様子がない。
そうか。この猫が怖いのは、知らない人の声だったのかと納得。耳の不自由なLとの会話は、片言英語手話と筆談だけなので、リビングもいつもに増してとても静かだ。静かな部屋の片隅で、毛づくろいしてくつろぐソフィーの動く音だけが聞こえる。あぁ、この猫がこうしてお客さんの前で平気でいるなんて、仔猫のとき以来だ。感動的だー。
いつもと変わらないソフィーは、Lになでられても普通にしていた。もう当分会うことのないLに、ソフィーもさよならを言いたかったのかもしれないね。Lはおとといの朝、日本に旅立った。今ごろはもう、久しぶりに会う旦那と団欒のときを過ごしていることだろう。元気でねL。幸せになるのだよ。
見た目も美しい生春巻き → 見た目も美しい生春巻き

2006年7月24日

涼しいものあれこれ

いやー、暑い。蒸し暑い日本の夏をお過ごしの方々には申し訳ないような、サンディエゴの湿気のなさとはいえ、本当に暑い。何せ連日30℃を越えている。こんな暑い日が続くと、涼しいところに行きたくなるものだ。

まず一つ目の涼しいスポットはこちら。
心地よい空間。 → 心地よい空間

まるで誰かの書斎のような、本に囲まれた心地よい空間だが、これはれっきとした本屋の中の一角だ。日本の本屋の『立ち読み禁止』なんていう概念は、アメリカ人に説明するのは難しいだろう。何せアメリカの本屋は、『立ち読みだなんておっしゃらずに、どうぞ座って好きなだけゆっくり読んでくださいまし』という場所なのだ。こうして座りごこちの良い椅子やソファが各所に配置されている。この店のような大きい本屋になると、カフェも中に設置されており、冷たいアイスコーヒーなぞ飲みながら、それこそ好きなだけ座り読みができる。おまけに、読み終わったあとの本置き、みたいな棚もあるので、わざわざ本を戻しに行かずともよい。涼しくて、至れり尽せり。むしろ図書館よりも快適だ。あー、自分の家にこんな書斎が欲しい。

そして二つ目の涼しいもの。
ベトナムデザート → ベトナムデザート

El Cajon Blvd に新しくできたばかりというベトナムレストランで食べた。ベトナムの夏のデザートだ。帰ってきてネットで検索したらどうやら日本語読みで『チェー』という名前らしい。この店のメニューにはベトナム語の名前しかなく、英語の説明には『3色シェービングアイス』と書いてあった。
食べてみるとまさに、日本のカキ氷。あずきミルクの味にそっくりだ。中に入っているのは下から、黄色いのがマングビーン(緑豆)のペースト。茶色い豆がブラックビーン(←たぶん)。緑の寒天状のものが、BayThoyLeaf(香蘭草)で色付けした、何かコリコリしたもの。白いのがたっぷり練乳&ココナッツミルク(ん?4色じゃないか)。そしてたっぷりのカキ氷。冷たくて甘くておいしー。おまけに安い($2.25)。
ベトナム系アメリカ人の友人Lによると、これはベトナムでも人気のデザートなのだと。ベトナムに行ったときに食べればよかった。あぁ、でもあの土地で氷なぞ食べたら、お腹がどんなことになるかは火を見るより明らかだ。残念じゃ。

ところで『猫にごはん』読者のみなさまの中には、この友人Lのことを覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、Lといえば昨年3月に8年越しの恋愛を実らせて感動的な結婚式をあげた彼女。そして昨年8月に嫁ぎ先の日本へ涙の旅立をした彼女。この人は実は数ヶ月前から、またサンディエゴに戻ってきているのだった。あれやこれやの複雑な事情によるもので、私ともほとんど絶交状態だったのだが(←子供かよ)、今日久しぶりに会った。彼女は来週にはまた日本へ旅立つ。二度と帰ってくるんじゃないぞ!

三つ目の涼しいもの。

海辺でビール! → 海辺でビール!

やっぱりビールしかない。夏はビール、ビール、ビール。ここは海のすぐ横にあるSouthBeachというバーで、釣りに行くたびに気になっていたものの、入ったのは初めてだ。いつも人でいっぱいだし、入り口で怖そうなお兄さんがIDチェックとかしてるし、とっても入りにくかったのだ。しかしこの日はJが一緒なので大丈夫。入ってみればとっても健全な雰囲気だ(たぶん昼間だったからだと思われる)。ここには、友人Nさんお勧めの絶品フィッシュタコス(Mahi)が食べたくてきたのだ。ついでにビールも頼み、暑い日差しに一息つく。うまひー!

2006年7月 4日

水着でBBQ

アメリカの独立記念日の今日は、プールサイドでバーベキューパーティーをやることにした。アパートには、プールとBBQグリルが数個付いていて、誰でも勝手に使うことができるのだ。二人だと、わざわざプールサイドまで肉だの持っていって焼くのは面倒で、今まで一度も使ったことがなかったが、人がきてくれるならいい機会だ。
プールの脇にはいくつかテーブルがあるが、屋根つきのテーブルは二つだけ。今日は祝日だから争奪戦になるかもと激しく嫌な予感。午後になって見に行ったところ、やっぱり二つとも埋まっている。しかし一つには人がいなく、荷物だけおいてある。場所取りか。折りしもサンディエゴの空は晴れ渡り、ぎらぎらした日差しの中、ひさし無しではとてもではないが、10分と外にはいられない。ましてや炎天下のもとで、熱い肉など食べたくない。何度か見に行くが、テーブルは依然埋まったままだ。BBQパーティーは夕方からだが、夕方といっても最近では8時ごろまで日があるのだ。何とかせねば。
そこで、プールサイドの人々に声をかけることにした。
「あっちの荷物置いてあるテーブル、誰か使ってる?」
しかし誰も使ってないという。もう一つの屋根つきテーブルを占領しているグループの人々は、「きみたちが使っても大丈夫だ。たとえ誰かがあとから来てもあれは君たちのものだ」と、何の根拠でか、自信を持って口々に勧めてくれる。しかし見ると、隠してはあるもののビールの空き瓶が転がり、かなりお酒も回っている様子。子供のごとく、激しくプールに飛び込んではしゃいでいる。あまり信用ならないが、この際ありがたく使わせていただくことにした。
BBQの野菜。 → BBQの野菜。

用意したBBQの食べ物は、塊のポークリブ、ソーセージ数種、野菜の串、つまみなど。大人6人で足りるか心配だったが、フライドチキン・スパムむすび・デザートなど大量の差し入れもあり、無事BBQは終わった。ポークリブはジューシーでボリューム満点で、すごく食べでがあった。ずっと肉を焼いていてくれたJ、ありがとう。
みんなでプールで泳ぎ、ジャグジーに入り、そのあとは部屋で遊んだ。友達の水着姿を見るのはなんだか新鮮だ。写真は撮ったけれど、さすがに公開したらまずかろう。水着写真をご希望の方はこちらまでご連絡を(←うそ)。
崩れる瞬間のJENGA。 → 崩れる瞬間のJENGA。

2006年7月 1日

果物あれこれ

果物のおいしい季節になってきた。
最近よく見かけるのは、日本で見かけるような、きちんと丸くて皮の薄いスイカだ。アメリカの楕円形の皮の厚いのよりも、比較的甘くておいしいような気がする。スイカの値段は日本に比べるととても安く、1個3ドル(約350円)くらいで売っている。もう今年になってすでに2個完食した。私は全ての食べ物の中でも一番スイカが好きなので、冷蔵庫にスイカが入っているとあっという間に食べてしまうのだ。食べ過ぎないよう気をつけなくてはね。
果物いろいろ → 果物いろいろ

先日店先で見たことのない形の桃を発見した。それがこの写真手前の平べったい形をしている桃で、Saturn Peachという。わざわざ嗅いでみるまでもなく、甘い匂いが店の中にぷ~んと漂っていて、いかにもおいしそうだったので買ってみた。6個で約2ドル。今までアメリカで買った桃で、そのまま食べておいしいものなどほとんど見たことがないが、これは違った。んまいっ!
ここ何年も、日本の高級桃を食べていないので味を忘れてしまったが、このSaturn Peachはもしかしたら日本の桃に勝てるかも。なんだアメリカでもこんなにおいしい桃が手に入るではないか。
調べたら、蟠桃(ばんとう)という中国原産の桃だそうだ。『西遊記』に登場する孫悟空は蟠桃園の中でも9000年に1度実る桃を食べて不老長寿になったといわれているとのこと。店の中では、全然めずらしいものの扱いではなく、片隅にひっそり置かれていただけだったのだが、これはいけます。お試しあれ。

2006年6月18日

メロンパン!

【メロンパンの作り方】
マスクメロン(夕張メロンでも可)の種をよく取り除き、実の半分をフードプロセッサにかけるか、もしくはおろし金で摩り下ろす。甘味がたりない場合は、グラニュー糖を適宜加える。残りの半分は細かく刻んで、パン生地に練りこむ。
焼きあがった丸パンに、上記のメロン果汁をたっぷりかけて召し上がれ。

↑うそです。

メロンパン

メロンパン作ってみた。
そういえば、メロンパンというものを自分で買って食べた記憶が、生まれてこの方一度もない。たぶん今までの人生の中で一度くらいどこかで食べたことがあったかもしれないが、全く覚えがない。それくらいメロンパンとは縁のない生活を送ってきた私だが、このたび初めて作ってみた。
パン作りの達人momomoさんのサイトで見つけて以来、あまりにおいしそうだったので、いつか作ってみようとずっと狙っていたのだった。momomoさんのレシピを見て初めて知ったのだが、なんとメロンパンには、メロンがちっとも入っていないのだ(←これ常識か?)!なんとなく、勝手に上記のような作り方をおぼろげに想像していたのだが、あまりにもその作り方が想像とかけ離れていたのでびっくりした。
なんとパン生地の上に、クッキー生地を載せて一緒に焼いてしまうのだよ、あなた!しかもメロンじゃなくて、レモンが入っているだけなのだ。あーびっくりした(←私だけか?)。なんてオリジナリティーあふれる作り方。誰が発明したのか知らないが、すごい発想だ。
焼きたてのメロンパンは、上がさくさく、中がもっちり、ほかほか。レモンの香りがそこはかとなくして、おいしい!なんとなく食感がスコーンに似ているような気もする。本物の味がどんなかは分からないが、かなり近い気がする(ほんとか?)。紅茶によく合う。やっぱり出来たてはいいですね~。

本物のメロンパンのレシピはこちら

2006年6月10日

ロドリゲスとネギ

久しぶりにメキシコにタコスを食べに行く。最後に行ったのはいつかというと、もはや毎日書いてないので日記としては機能していない、このブログを検索してみると去年の10月のようだ。8ヶ月ぶりだ。
今日は、普段あまりタコスを食べないというマルコさん夫婦と一緒に、国境を車で越える。人が多いとなぜだか安心だ。ティファナ(Tijuana)でタコスを食べ、南へ足を伸ばして、エンセナダ(Ensenada)までドライブする。そして夕飯はプエルトヌーボ(Puerto Nuevo)という小ぢんまりとした観光地でロブスターを食べた。
まずは、タコス。いつものホセ兄弟(仮名)の屋台が休みだった(たぶん)ため、いつも混んでいるロドリゲス一家(仮名)の店に入った。ここで一番感心するのが、ネギだ。以前カウンターでタコスを食べていたら、突然差し出されたサービスの焼きネギ。日本の白いネギよりはワケギに近い、30センチほどの長さの短い青ネギを、それこそ根の部分を切り落としただけで(たまに根がついていたりもする)、全く切りもせず、ただただ思いっきり焼くだけ。これがなぜかおいしいのだ。メニューを見ても、ネギらしきものはないので、ロドリゲス兄に焼いてくれと、身振りでお願いする。こうして食べるといくらでも食べられるネギだが、家では一束使い切るのもけっこうたいへんなのだ。しかし真似してそのまま焼いてみても、きっとおいしくないに違いない。
タコスとネギ(奥の野菜は付け合せ)。 → タコスとネギ

ネギの横の黄緑色の野菜は、焼きサボテン。ピーマンに近いみずみずしい味で、これまたとてもおいしい。ロドリゲス兄は、大量のネギに感嘆の声をあげる日本人4人の目の前で、なぜかその後、鉄板いっぱいにネギを広げて焼きだした。他の客から突然大量のオーダーが入ったとは思えないのだが、思い切りのよい焼きネギパフォーマンスは迫力満点。いい人だ。
一心不乱にネギを焼くロドリゲス兄(仮名)→ネギを焼く

エンセナダは港町なので、魚市場を見学。あまり新鮮でなさそうなにおいも漂ってくるが、近くでカモメやペリカンが魚くずのおこぼれに預かっているので、仕方あるまい。牡蠣も売ってる。どの店でも、1キロ50ペソ(約500円)だ。安いのか?買ってみたいが、ここで買って生で食べるのは、うーん、勇気がいるなぁ。
カラフルでかわいい魚市場。 → カラフルでかわいい魚市場

そういえば最近、猫ブログのくせに猫の写真を載せていなかった。メキシコではあまり猫は見かけないが、めずらしく黒猫がいたので写真をぱちり。痩せているのか、仔猫なのかよく分からないが、とても人懐っこい。なぜこんな屋根の上にいるのだ。ちゃんとこの家に飼われていることを祈る。がんばって生きていくのだよ。
メキシコの黒猫。 → メキシコの黒猫

メキシコでは、子供の物売りをよく見かける。夜遅くでも小さな子供が一人で歩いて、ガムなど売ったりしているのだ。そして物売りは圧倒的に、原住民インディオたちや、肌の浅黒い人ばかり。このバハカリフォルニア(Baja California)の半島の中は、海沿いにはゴルフ場や白亜の宮殿のような大きなリゾート風建物がたくさん建ち並んでいる。しかし道路をはさんで山側をみると、とたんに廃墟のようなバラックの家がびっしり密集し、洗濯物がひるがえっている。貧富の差の激しさが、非常に身近に感じられる土地なのだ。『格差社会』という言葉、日本ではなく、こういう国にこそぴったりだと、行く度に思うのであった。

2006年6月 9日

ポットラック part2

ポットラック(食べ物持ち寄り)パーティーは、今までに何度か出席したが、一日に2回も重なったのは初めてだ。夕方は、友人スーザンのお母さんの家で、BBQポットラックパーティーによばれた。前回ここに寄せてもらったのは、もう一年以上も前のことだ。この家は、ほとんど全部が老夫婦の手作りと言っていいほどで、広大な庭や家のすみずみまで、手作り感があふれていて、まるで『大草原の小さな家』(を巨大にした)のイメージそのまま。
犬も椅子もかわいい。 → 犬も椅子もかわいい。

おじいさんが作ったという庭の滝は、高い斜面の上から、何度かレンガの水溜りを経て、果ては池の鯉までたどり着くという、それこそ数メートルの長い距離をもっている。しかしこれが動かない。前回着たときに、せっかくの外人の客人(私たち)がきたということなので、何年も動かなかった滝を修理してくれていた。しかし、おじいさんの努力もむなしく、とうとう水はでてこなかったのだった。その後、私たちが帰ってから5分後に水が流れ始めたということで、おじいさんはとっても悔しがっていたのだそうだ。噂に聞くだけの幻の滝。
このたびまたもや私たちのために、水が流れるよう万全の準備を整えてくれていたとのこと。着くなりスーザンが、滝を見に行けという。そこで庭に出て、滝を眺めに行くと、しかしやっぱり水はまったく流れていないのだった。別に私たちが特に『滝が大好きでたまらない』というわけでもないのだが、日本人にアメリカの滝を見せてやりたいというおじいさんの気持ちを汲まずにはいられない。
「えーと、滝は?」
おじいさんによると、水を流してはみたのだが、管をネズミに齧られてしまったため、結局滝まで水はたどり着かなかったそうなのだ。それもとても残念そうだったので、私たちも次のときこそ楽しみにしていると、固い約束をした。気持ちだけでも充分だよ、ありがとう。
BBQポットラック。 → BBQポットラック。

BBQポットラックの食べ物は、やっぱりBBQがメインなのだった。ホットドッグ、ハンバーガー。ハンバーガー、ホットドッグ。そしてサラダや果物などなど。30人くらいいただろうが、私たちを除いて全員がアメリカ人(しかもサンディエゴ育ちの人ばかり)なので、目新しい食べ物は特にない。私はマカロニサラダを持っていったが、他にもマヨネーズ和えのサラダがいくつかあり、かなりかぶっていた。中で一番おいしかったのが、ブロッコリーとハムのマヨネーズサラダだった。コリコリと歯ごたえのある小さく切ったブロッコリーがおいしい。ん?まてよ。これはもしやアメリカ人の大好きな生ブロッコリーでは。ひ~。とうとうブロッコリーを生で食べてしまった。しかしこうやって食べると、意外にとってもおいしいのだった。何でも食べてみるものですね。

ポットラック part1

今日はコンピュータクラスの最終日。長かった早起き生活(月-金、毎朝6時起きしていた)もこれで終わりだ。やった。明日からはゆっくり朝寝しよう。私は後半から参加しただけだが、このクラスは本当は約1年間続いており、みんな1年も一緒だととても仲良くなる。最後、うるうるしていた人もちらほら。涙もろいので、そういう人々の姿を見ているだけで、私はもらい泣きしてしまう。そういうとき、あぁ年取ったな、と自分でも思う。が、もらってしまうものは仕方がない。うるうる。
ところで、最後はやっぱりポットラック(食べ物持ち寄り)パーティーだ。何度ポットラックに参加しても、毎回何を持っていくか悩む。今回はしかし、日本通のマーサのリクエストにより、おにぎりにしてみた。いえ、決して手抜きをしたわけではなく...。
作ったのは2種類。鮭のおにぎりと、スパムむすび。スパムの缶詰の在庫を探したところ、以前Kさんから置き土産にもらった、スパイシースパムがあったので、それを使うことにした。スパイシースパムの缶詰には、タバスコのマークが書いてある。タバスコ味か?いちおう焼いて味付けしたあとに、試しに味見をしてみたが、思いのほか辛くてびっくりした。果たしてこのスパイシー&醤油味のスパムむすびは、アメリカ人に受けるだろうか。
パーティーとなると、やっぱりケーキがある。前回コンピュータ柄の灰色ケーキにびっくりしたが、今回もまたすごかった。ケーキカットの瞬間を見逃したので、何の絵が書いてあったのかは分からないが、ケーキ一面に、灰色と黄色と水色のクリームがびっしりだった。味は推して知るべし。
何のデザインだったのだろうか? → ケーキ

さて、作っていったおにぎりたちの評判はいかに。皿を出したとたんに、「スシ!」の声がどこかから聞こえたが、違うのだよ。これは寿司ではないのじゃ。見た感じ、どんどんさばけていったので、まぁそう悪くはなかったのだろうと、安心していた私。ところがしばらくして、料理が並ぶテーブルに近づいた私に、アメリカ人のデイビットは話し掛けてきた。
「これすごいおもしろい味だよ。食べてみなよ」
見ると、彼が指差しているのはまさに、私のスパイシースパムむすびではないか。どうだった?と聞くと、「Very interesting!」などと言って笑っている。後に、これは私が作ったのだよ、と打ち明けると真っ赤になっていた。interesting = おいしい、と解釈させていただきましょう。
おにぎりセット。 → おにぎりセット

それにしても楽しいクラスだった。片言英語に耳を傾けてくれる優しい人々のおかげで、初の英語のプレゼンテーションもあまり緊張せずにできた。ほとんど2日間徹夜でファイナルプロジェクトを一緒に仕上げたHくん、どうもありがとう。先日はきみの失敗をネタにしてすまなかった。どうかこのサイトが、いつまでもHくんに見つからないことを祈る。

2006年5月25日

花の日

たまにはめずらしく2人だけで外食。しかもこんな海が見えるこじゃれたレストランで、カクテルなんぞ飲んでみたりして。久しぶりじゃー。
そう今日は結婚記念日なのだった。4年目は花婚式(らしい)。
海の見えるレストラン。 → 海の見えるレストラン

この店は1953年に作られたとても古い、ポリネシア料理のレストランだ。一度行ってみたいと思っていたのだった。お店の人もアロハシャツやムームーのようなものを着ていて南国の雰囲気満載。ところが、私たちのテーブルに着いたウエイトレスの年配の女性だけは、どうもアメリカ人には見えない。試しに日本語で話し掛けてみたら、本当に日本人だった。もう30年近くもサンディエゴに住んでいらっしゃるのだという。お互い日本人だと分かったからには、向こうも「お料理はおいしいですか?」などと日本語で話し掛けてくるし、こちらも「すみませーん」などと日本語で呼びかけられる。楽チン楽チン。
アメリカのレストランでは、ウエイトレスの方々はたいていとても愛想がよく、食べている途中で、少なくとも一度は話し掛けてくる。「Everything fine?」「How's everything?」などなど。どうか、と聞かれても、いつも「Good」とか「Very good」とか答えるしかない、我ながら貧相な英語のボキャブラリー。しかし、これを日本語で言うとなるとどうも妙な違和感を感じるものなのだった。
「トテモイイデス」「オイシイデス」となぜか片言のような、ぎこちない日本語になってしまう私たち。こういう会話、普通日本語ではしないからなぁ。
料理もおいしい。 → 料理もおいしい

ともあれ、雰囲気も良く、一人だけだが日本語も通じるウエイトレスさんもいるし、料理もおいしいお店で、満足満足。楽しい結婚記念日でした。

2006年5月11日

灰色の生クリーム

今日はコンピューターのクラスの先生の誕生日。いくつかびっくりイベントやプレゼントを用意し、みんなで誕生日を祝う。私は飾り付け担当になったので、前日PartyCityという、パーティーに必要なものならここで何でもそろうような店に買出しに行った。外でのパーティーといったら、やっぱり風船も必要だろう。偶然ながら我が家にはヘリウムガスのボンベがある。ガスは買わなくて良いから(ボンベは30ドル程度で売っている)、風船だけ72個入りを購入。その他、テープやら、ぶら下げる飾りやら買いそろえた。
そして当日。いざ風船を膨らませようとしたところ...。うーん、ガスがなくなっていたのですねぇ。随分前に買ったちょっと使いかけのガスだったから、少しずつもれてなくなってしまったのだろうか。なぜか完全な空だった。さて、困った72個の風船。仕方がないので、みんなに協力してもらい、口で膨らませることになった。しかし、風船って意外に膨らまないものなのだなぁ。考えたら最後に風船を口で膨らませたのなんて、いったい何十年前のことだろうか。記憶にすらない。責任とって私も膨らませようとしたのだけど、いくらやっても一つも膨らませられないばかりか、立ちくらみになりかけたのでしばし休んでいた(←迷惑なやつ)。こういうのって何かコツがあるのだろうな。小柄な台湾人の女の子など、あっという間に20個近く膨らませていたので、それにもびっくりだ。すまぬね、みなさん。
食べ物いろいろ。 → 食べ物いろいろ。

パーティーはポットラック(食べ物持ち寄り)形式なので、またもや様々な国籍の食べ物が並ぶ。私が作っていったのは無難にサンドイッチ。パンの耳も切って小さく三角に切りそろえる。何の変哲もないサンドイッチだが、マスタードの代わりにホースラディッシュ(西洋わさび)を使い、レタスの代わりにルッコラをはさむ、けっこうお気に入りの組み合わせなのだ。残念なことにきゅうりのサンドイッチは人気薄だったが、ツナや卵はすぐになくなった。みんな野菜も食べようよねぇ。
見回すと、テーブルにたくさん並んだ食べ物のうち、生野菜やサラダはほとんどなく、パーティー用の生野菜セットがあるだけだった。この生野菜セットには、プチトマト、にんじん、そして恐怖の生ブロッコリーが入っていて、ぱっとしない味のマヨネーズディップをつけて食べるのだ。生のブロッコリーは、何度見てもどうしても私は手を出すことができないのだが、アメリカ人はもちろん平気で食べる。洗ってあるかどうかも疑わしいのだけれど...うぅぅ。
アジア料理もたくさんあった。揚げ春巻き、ベトナムサンドイッチ、中華の炒めもの、太巻き(メキシコ人作)など、どれもなかなかおいしい。
コンピューター柄のケーキ。 → コンピューター柄のケーキ

デザートはもちろん、誕生日ケーキだ。これまたいかにもアメリカらしい、四角いケーキ。ケーキは名前を入れられるだけではなく、絵柄も注文できる。今回はコンピューターの先生なので、分かりやすくコンピューター柄のケーキだ。取り分けて手渡されたケーキは、ちょうど灰色と水色の生クリームがたっぷりの部分(モニターの右端部分と思われる)。最初は食べるのにかなり抵抗があったが、食べてみると、灰色だろうが白だろうが、ただただ歯が抜け落ちそうにとことん甘い甘いアメリカのケーキなのだった。しくしく。

ところで空だったヘリウムガスのボンベをゴミ箱に捨ててこようと思ったら、むやみと捨てると法律違反になると外側に厳しく書いてあったので、捨てられなかった。おまけによく読むと、このボンベにガスを再注入して使った場合、50万ドル(約5500万円)の罰金の上逮捕されるのだそうだ。ひ~。 (※不要になったボンベはちゃんとリサイクル場に持っていきましょう)
飾り付けで使った顔のついた風船を、1個だけ家に持って帰ってくると、ソフィーは一目それを見るなり恐慌をきたして、逃げ惑っていた。ま、ちょっと怖い顔かもな。
黒猫に黄色はよく似合う。 → 黒猫に黄色はよく似合う。

2006年4月28日

辛さの段階

先日食べたばかりのラオス料理(『Asian Cafe』)に再挑戦。今回はちゃんと下調べをして、良さそうなメニューを見繕ってみた。

Seen-Nam-Toke(牛肉のステーキ風)
Yum Asia(シーフードサラダ風)
Green Papaya Salad(青いパパイヤのサラダ)
Kao-Lao(ラオス風牛肉スープ)
Fried Rice(豚肉ソーセージの炒飯)
Sticky Rice(もち米ご飯)

『猫にごはん』で参加者を募ったところ、3人の方々(マルコさんゆーこさんkoruさん)から参加表明をいただいたので、いわゆるオフ会になったのだった。小汚い店なのでちょっと心配ではあったが、おいしいと誉めていただき、ほっとした。みなさん大人だわ~。
4人いると、たくさん注文ができるのでうれしい。スープ以外はどれも初めて食べるものだ。周りのテーブルのラオス人の方々を見ると、みな申し合わせたように、もち米ご飯と青いパパイヤのサラダ(生キャベツ添え)を食べている。
もち米が入っている籠がかわいい。 → もち米が入っている籠がかわいい。

真似して注文してみると、パパイヤのサラダは、スパイシーかマイルドかどちらがいいかと聞いてくる。前回食べた感じでは、ラオス料理は全然辛くはなかったので、スパイシーでも問題なかろうと思ったが、念のため、「辛いのが苦手な人がいるけれど、大丈夫だろうか?どれくらい辛いの?」と聞き返してみたら、にやりと笑って厨房へ戻るラオス人ウェイター。いったいどっちを持ってきてくれるのだろうか。きっと今の意見を考慮して中間味のがくるだろうと、たかをくくっていた私たち。
手前の皿が青いパパイヤのサラダ。 → 043006_3.jpg

運ばれてきた青いパパイヤを一口食べると...、か、辛い。すごく辛い。本気で辛い。辛すぎじゃ!
辛さの中には、耐えられる我慢できれば食べられる辛さと、どうしようもない辛さというのがあるが、これは明らかに後者だった。たいていの辛いものが平気な私でも、とても最後までは食べられなかったのだった。ラオス料理恐るべし。
その他は、どれもすっきりさわやか、化学調味料の味もしない、素朴なおいしさなのだった。この店は本当にハズレがない。一人10ドル(チップ・税金込み)。満足の値段。
店の中でバナナチップが売っていたので、お土産に買った。大胆なカットのバナナチップは砂糖がかかっていないため、たいへん素朴なバナナそのものの味だった。よくぞこんなに薄くカリッと揚げられるものだと感心する。山盛りビニールに入って5ドル。
大胆なバナナチップ。 → 043006_1.jpg

帰りに寄らせていただいた、koruさんのお宅。繊細なロシアンブルーのりるーちゃんには、2回目の対面だというのに、まだ指一本触ることができないのだった。あー、いつか思いっきりなでなでしてみたい。
美しい後姿のロシアンブルー。 → 美しい後姿のロシアンブルー。

2006年4月22日

おいしい香り

ラオス料理に初挑戦。
ベトナムやタイ料理のレストランは数多くあれど、あまり見かけないラオス料理。どんなものか全く未知の世界だ。メニューを見る限りでは、タイ料理と中華料理のミックスのような感じがする。
この店は、ダウンタウンからかなり離れた、一見とても荒んだ雰囲気の街はずれにある。荒んだ地域というのは、一軒家やアパートの窓に鉄格子がついているのですぐにそれと分かる。たいてい庭も荒れ果て、用もなく人々が道端でたむろしていたり、路上に停まっている車も、よくぞここまでと思わせる、すさまじい荒れっぷりだったりするのだ。自動販売機はもちろん鉄格子の中に入っているし(お金を入れるところと、商品がでてくるところだけが開いている)、水の販売機も汚れきった感じ。まぁこの程度のところは数多くあれど、しかしこの店の入っている小さなモールはそれだけではない。全ての店の窓や入り口が鉄格子になっていて、中が覗けないほど厳重なのだ。たとえ『OPEN』というボードがぶらさがっていても、どの店もとても営業しているとは思えないような雰囲気なのだ。
そんな『Asia Cafe』というラオスレストランは、中に入ると、当然のことながら従業員も客もラオス人(と思われる)しかいない。外側は汚くても、レストランの衛生基準は『A』なので、中はとてもきれいだ。厨房から漂ってくる香りだけで、かなり食欲をそそられる。
ラオス風豚肉のしょうが炒め → 豚肉のしょうが炒め

注文した料理は、予想通りどれも絶品。辛すぎず、酸っぱ過ぎず。なんというか、さわやかながら、しっかりとした味がついている。んまいっ。どれにも香菜(コリアンダー)が入っている。Jも私もこの野菜が大好きなので、ラオス料理はかなり好みかも。2人だったため、少ししか注文できなかったのが残念だ。またすぐにでも行きたい気分。
Kao-Laoスープ → Kao-Laoスープ

帰り道に寄ったのは、チベット製品の店(Tibetan Gift House)。話の面白い、亡命チベット人の方が経営している。売っている製品は本当に全てチベット人の方々が作ったものだというので、お香を一つ買ってみた。智(Wisdom)という名前のお香は、毎朝焚くと良いのだと。木でできた素朴なお香立てがかわいらしい。
猫も気になるお香のかおり。 → 猫も気になるお香のかおり。

2006年4月16日

果樹園のハム

復活祭(イースター)の日曜日は、お昼ごはんをみんなで食べてゆっくりするのが、アメリカの家族の典型的な過ごし方なのだという。友人マーサとその友達一族が、イースターブランチパーティーに招待してくれたので、私とJも参加させてもらうことになった。イースターの花といえば百合。お土産はやっぱりイースターリリーの花束しかなかろう。
サンディエゴから北へ車で約1時間あまりのところにある、