猫にごはん

 

 

 

 

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困ったときは...

ボランティア先には新入りの猫が2匹。生後5ヶ月の子猫兄弟たちだ。兄弟はもちろん、Must go together(一緒にもらわれなくてはいけない)のルールだ。しかもミルクのうちから世話していたフォスターマム(Foster mom/自宅で猫を一時預かりするボランティア)が、ひとしおこの兄弟たちに愛着があるようで、里親希望者があれば事前に話して自分がOKを出したいという。フォスターファミリーの家で、よっぽどかわいがられていたんだね。その人なつっこさと、物怖じしない様子をみればよく分かる。

私のシフト時間が始まるとすぐに、電話がかかってきた。午前中の人が休みだったので、今日は私が最初のボランティアなのだ。今朝店頭でみつけた子猫の兄弟はまだもらわれていないか、と聞く男性の声。もちろんまだいる。ここで遊んでいる。私のシフト時間が終わるまでには、奥さんを連れて必ず店に来るとのこと。この兄弟たちに一目ぼれしたのだ。かわいいものね。すぐにもらわれると思った。1匹150ドル、合計300ドルのアダプションフィーがかかること、カードは使えないことを説明すると、お金など全く問題ないと自信満々だ。数時間後再び電話があり、あと10分で着くからそれまで絶対に待っていてくれ」と念をおされる。と、ここまでは、順調至極だったのだが、その電話を切った直後に、60代と思われる白人女性が私の目の前に突然現れたのだった。
「昨日も見にきたの。この子猫兄弟をもらいたいの」
なんと。もう一人里親希望者が現れてしまった。ボランティアグループのルールは、first-come, first-served(早い者勝ち)が原則だ。そういう意味では、この女性のほうが確かに今ここにいる。しかし、しかし、う〜む。

とりあえず目の前の女性Cに状況を説明しがてら、話を聴く。先月愛猫を亡くしたばかりなのだそうだ。14歳まで生きて、晩年はずっと投薬が必要だったのだという。いかにも優しそうな愛らしい女性。ご主人と二人暮らしで、猫がいなくなり寂しくて仕方がないから、この店にいつも猫を見にきていてたのだ。そして兄弟たちにすっかり心を奪われたのだという。なんて良さそうな里親候補者だろう。さらに聞けば、サンディエゴでもお金持ちの多く住んでいる高級エリアの住人。完璧だ。さっきの電話さえなければ、今すぐにでも猫を渡したい。

しかし物事はそうは甘くない。見ると、50代中頃と思われる夫婦が足早にこっちに向かって、いかにも何かを期待するように目を輝かせてやってくるではないか。自前のキャリーケースまでしっかり持参してきている。あのー、間違いないとは思いますが、先ほどの電話の方で....?
その通り。「猫をもらいにきた」と確信を持って私に告げる旦那R。そしてR妻は、兄弟猫を見るなり声をあげた。
「あぁ、2週間前に死んでしまったルイーズにそっくりな柄だわ!夢みたい!」
これが問題の子猫たち。 → 猫にごはん

こ、これは困った状況になってしまった。焦る私にも気づかず、興奮状態のR夫妻は、2週間前に亡くなったルイーズという猫がどんなにかわいかったか、毎日一緒のベッドで寝ていたので今どんなに寂しいか、兄弟猫を再び飼うことでどんなに慰めが得られることかと、とうとうと話しだす。
まずい。非常にますい。話しながらさりげなく情報を聞き出すと、ご夫婦そろって大学の教授。こちらも超高級エリアの一軒家にお住まいで、子供なし。家は広々。見るからにお金持ちそうな身なりをしている。しかも品がよく、優しそうだし、R妻にいたっては仕事を切り上げて、私のシフト時間に間に合うように飛んできたのだという。なんと理想的過ぎる里親候補者たち。できれば1匹ずつわけてあげたいくらいだ。困ったなぁ。
仕方なくR夫妻に、あちらの女性Cも兄弟たちを欲しがっていることを告げる。Cのほうが早く来た。しかしR夫婦のほうが先に連絡をくれていた。私にはどうしたらいいのか決められないので、みんなで話し合いましょうと打ち明けた。そこで、3者で長い長い話し合いがもたれたのだった。
猫をはさんで約30分。2組ともたいへん穏やかな上品な人たちなので、決して誰も我を張ったり、声を荒げたりはしないのが幸いだ。2組とも状況はそっくりだし、まさに甲乙つけがたい。それはすぐに互いの知るところとなり、出るのはため息と苦笑いばかり。しかし、どちらも決して譲らないのがまたアメリカ人らしい。
そこで私は1つ提案してみた。2組とも申込書をとりあえず書いてもらって、それぞれフォスターマムと後日電話で話して彼女に決定してもらうというのはどうだろう。ボスに電話で相談すると、それがいいだろうと同意してくれた。
しかし、CもRもそれでは嫌だというのだ。決めるなら、今すぐここで決めてくれ。そのほうがフェアだと。お前が今この場でジャッジじろという。そ、そんな無茶な〜。

さて突然ですが、ここで問題です。
結論からいうと、この後どちらか片方に決まりましたが、いったいどういう方法で決まったでしょうか。正解は<続きを読む>にあります。クリック前に想像してみてくださいまし。
幸せいっぱいの里親。 → 猫にごはん

正解 : コインを投げて決めた

実は私、じゃんけんで決めたらどうかと提案しようと思っていたのだが、じゃんけんがアメリカではポピュラーな決め方じゃないと知っていたので、言い出せずにいたのだった。困っていたその時、R夫が言った。
「Coin flipping(コイン投げ)は?」
するとCも、それはいいアイデアだと即座に同意。R妻も、それが一番フェアだと頷く。コインは私が提供すると、Cが財布から1ドル硬貨を一枚出した。Call(当てる)するのはR。そして、Flipper(投げる人)はジャッジのお前だ、と突然指名された私。ひー。
こんなシリアスな状況でコイン投げなどしたことないので、練習時間をもらい、2度ほど別室でコインを投げてみた後、いよいよ本番。

決まったのはR夫妻だった。あぁ、とうとう決まった。

敗れたCはいさぎよく立ち上がり微笑みながら、R夫妻、私と順に握手し抱き合った。目にはうっすらと涙。R夫妻には「猫たちを頼んだ。あなた方ならきっと彼らを幸せにしてくれるだろう」と声をかけ、私には「すばらしいジャッジだった。ありがとう」とねぎらいの言葉をかけてくれ、そして去って行った。去り行く背中に向かって、ありがとう、と声をふるわすR妻。

ま、まるで西部劇のワンシーンのようではないか。クリント・イーストウッドがここにいないのが不思議なくらいだ。この結末のつけ方といい、締めの言葉といい、なんというアメリカ人らしい人たちなのだ。私まで、もらい感激してうるうるしてしまった。

そんなこんなで、今日のボランティアはシフト時間を1時間もオーバーしてしまったが、なんだかとてもすがすがしい気分。帰り道、高揚まだ覚めやらぬ私は、通い慣れた道だというのに、ハイウェイの降り口を間違って危うく道に迷いそうになってしまうくらいだったのだ。あぶない、あぶない。

コメント (25)

さすがアメリカ人!
コインか~。カッコイイわー。
日本なら・・・

あみだくじとか、じゃんけん3回勝負とか(笑)

貰い手がないときもあれば、こういうときもあるんですねー。


わたしまで、もらいにゃきしてしまったニャ。
ええ話やにゃーー。
私はあみだくじかニャ?と思ったが、2本ではいみにゃしじゃったニャ。

潔い女性、Cさんにもすてきにゃ出会いが
まっていますように祈っとりますニャ。



かわいい猫ちゃんたち。
“じゃんけんでは?”と思ってクリックしました。
Cさん すてきな方ですね。きっといい出会いがあると信じます。


本日のコメントは人間語で(笑)。
いい話ですねー。
Cさん素敵です!
私は、くじ引きかな?とおもってクリックしました。
しかしnoirさん、ジャッジだなんて、かっこいいですねー
私はコイン投げってしたことありません。結構難しいのでは?

この兄弟猫たち本当に可愛いです。
すぐにでももらいたいくらいです!


コイントスぅ~?わ、めっちゃ予想外。
わたしは「ネコたちに選ばせる」かと思ってた。
両親候補が同時においでおいでして、寄って来た方に
決めるってやつ。
でもこういう思考ってアメリカっぽいのかも。
日本だったら「生き物の将来をそんな賭け事で決めるなんて!」とその提案をした時点で里親失格にされてたと思うな。
やっぱり欧米のヒトって同じように愛しつつも人間と、それ以外の生き物の間に見えないけど明確な線が引かれてるのだなあと思いました。
日本人はそこらへん曖昧だから、逆にそうゆう選択肢自体出てこなかったかも。
プチカルチャーギャップ?を感じられて面白かったです。

※ところで「猫にごはん」愛読してます。生真面目なような、くだけたような不思議な文体がとてもオリジナリティがあって良いなあと。楽しみにしてるのでこれからもずっと続けてね。特命係長アカデミー賞受賞おめでとう(古いか・・)!


フェアな決めた方ですね(笑)
アメリカらしい流れがよ~く判りました。
猫ちゃん、今頃大切にされていることでしょうね。
よかったよかった。
読んでいるほうも、すっきりとした気分になれましたよ!


どきどきはらはらの一件落着おめでとうございます
&ほんっとうにおつかれさまでした!

しあわせににゃるのだよ~♪


読んだだけで感動してしまった私。
敗れたCさんはコインであきらめがつくところがスゴイですよね。
でも、全ての事には理由があるらしいのでコインの結果もなにかの理由があるのでしょう。運命というかなんというか。
この猫ちゃん達は幸せ者です。もらわれる前からこんなに愛されて。幸せに暮らして頂戴ね。猫ちゃん。


noirさん、すごいなぁ。
今やもう、対アメリカ人経験値めっちゃ高いんやろなぁ~
そして猫ちゃん、いい人にもらわれたようでよかったね。


ああ、とっても感動してしまいましたニャ。
きちんと話し合いが出来て感情的にもにゃらずそのうえコイントスの結果を潔く受け入れる。
兄弟猫、ぜったい幸せににゃりますよね。
そしてCさん、素敵にゃ出会いがありますように。

noirさん、お疲れさま。
でも迷子ににゃらにゃいように、お気をつけくださいね。


はじめまして。いつも楽しく拝見していますニャ。ねこ語コメントしてみたいにゃ,とついつい書き込みしていますニャ。
ドキドキの展開に「じゃんけんかにゃ」と思ってクリックしてしまいましたニャ。コインの表と裏を「head」と「tail」と呼ぶことを,先日息子の学校の宿題で知ったばかりでしたニャ。兄弟ねこちゃんたち,達者でにゃー。


こんにゃにいいご夫婦にもらわれたねこちゃん達、きっと広ーい邸宅の中でのびのびと遊び、でっかいフカフカのベッドで眠るんだろうにゃぁ。ちょっと羨ましいにゃ。他のねこちゃん達もこんにゃ熱意のある里親にもらわれるといいにゃ。


両方とも素敵な方たちですね。
Cさん、他の猫では駄目なのでしょうか?
こんな方に引き取られたら猫も幸せだと思っちゃいます。
ぜひまた猫と生活して欲しいなぁ(^^)
R夫妻もきっとCさんのことを思いながら兄弟猫を大切に育ててくれるのでしょうね(*^^*)
それにしても、運の強そうな兄弟猫です♪


いやー、ドラマでしたね~。
読んでて、最後は私までウルっとしちゃいました。
しかし、noirさん、コイン投げ、ずっこけなくて良かったね~!(笑)


あたしは、「じゃんけんで決める」だと思ったのですが、コインを投げて決めたのですね。
しかし、CさんとR夫妻どちらもかっこいい。
本当に西部劇のようだわ(笑)

ふと疑問に思ったのですが、例えば、誰がパシリににゃるか決める時、日本だとじゃんけんで負けた人がパシリ…にゃんて具合に決めるけど、アメリカでは何で決めるのだろう?
じゃんけんはあまりしにゃいのですよね?


>riderさん
ほんとですよねぇ。貰い手がなくて何ヶ月もケージの中に
いる猫もいるというのに。子猫はいつももらわれるの
早いですが、それにしても同時に二組というのは経験した
ことないです^^;
あみだで決めるよりも、なんだかコインのほうがかっこ
いい感じしますよね。ははは。


>こーのすKにゃん
あみだくじ、は思いつきもしませんでしたよー。じゃん
けん3回勝負って、なんて英語で言えばいいんだろ、とか
頭の中をうずまいておりました(笑)。
Cさん本当にいい人でした。子猫はあと数週間すれば
たくさん入るだろうと説明しておきました。また
ぜひ見に来て欲しいです。


>Misukuさん
じゃんけんだと思いますよね。私もじゃんけんしか
その場で思いつきませんでした^^;
Cさんはいかにもよい里親になってくれそうでしたので
またぜひ店に新しい出会いを探しにきていただきたいです!


>Karine-Kさん
くじ引き!それも考えつかなかったです!
確かにじゃんけんよりは、説明も簡単でよかったかも
しれませんね~。
コイン投げ、たいへん緊張いたしましたよー。練習(笑)
のせいかがあり、本番でもいちおう失敗なく投げられ
ました~^^;ほっ。
兄弟猫たち、とってもかわいかったのですが、そんな
こんなで、ちっともゆっくり遊ぶひまがなかったのが
残念です(@_@) 


>NAOさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
いつも『猫にごはん』をごひいきいただき、たいへん
光栄でございます(^o^)丿
「猫に選ばせる」!
これまた私は想像もいたしませんでしたよ~。確かに
そういう選び方もあったか!でも兄弟ばらばらに
選んでしまっていたかもしれませんねー(笑)。
NAOさんのおっしゃること、分かりますねぇ。あくまでも
動物はペットなのですよね。主人になる自分たちが
責任を持って選ぶ、というかそんな感じが伝わって
まいりました。NAOさんのコメント読んで、なるほど
そうだったと改めて気づかされました。
それと、密室で決められるよりも、あくまでも公平に
本人たちの目の前で白黒つけたい、っていう態度も
いかにもアメリカ人らしいと思いませんか~。私は
ついその場での決定を先延ばししたくなってしまいまし
たもの。そういう意味では、いろんな考え方を知ることが
できて面白かったです。
>>特命係長アカデミー賞受賞おめでとう
だから、私の作品じゃないっちゅうに(←そういう問題
ではない。笑)。
またいつでもお気軽にコメントくださいね(^o^)丿


>アラブの猫にゃん
ほんと!今ごろ兄弟猫たちはさぞかし甘やかされて
大事にされていることでしょう。
この人たち、猫を連れて帰る前に、店でキャットタワー
まで新しく購入されていたのですよ(笑)。
これからずーっと兄弟一緒に幸せに暮らせるなんて
うれしいことですよね~(^o^)丿


>momomoにゃん
いやー、疲れましたよ(笑)。でもハッピーな疲れだった
です。そして興奮さめやらぬ私は、帰り道を間違えただ
けでなく、すぐにプールに行って頭も冷やしてきました(笑)。
今ごろ幸せに暮らしているでしょうね~。


>だのりさん
Cさんのいさぎよさが、とてもいいですよね。本当に
愛らしいかわいい女性だったのです。目をうるうるさせ
ながらも満面の笑みで抱きしめてくれたので、私も
すっかり感激してしまった。こういうの弱いのですよ
ね~。ははは。
全部運命なのかもしれませんね。きたばかりの兄弟猫
たち、この日のたまたまの私のシフト時間、2組のよい人
たち。
今ごろ猫たち、きっと幸せにくらしていると思います~(^o^)丿


>Akiさん
いや、アメリカで働いていらしたAkiさんに、そう
言ってもらえると、照れますねー(笑)。
コイン投げ係なんて、いい経験させてもらったです。
猫たち、絶対幸せに暮らしていると思いますよ。もう
兄弟そろって一生安泰。強運の猫たちじゃー。


>あずきにゃん
そうなのですよ。私が何が最初に感心したって、二組が
たいへん穏やかに互いの話を聞きながら、しかし決して
譲らず(笑)、これこそ話し合いだと思いました。
この兄弟たちは、もうずーっと生涯有効な幸せチケットを
手に入れたようなものです。Cさんも、またいつか
きっと猫を飼うと思う。早く新しい出会いがあって
欲しいものですよね!
>>迷子ににゃらにゃいように、お気をつけくださいね
気をつけまーす!私本当に迷子になりやすいのですよ(T_T) 


>usagiにゃん
はじめまして!ネコ語コメントできておりますよ~。
初書き込みありがとうございます!
私もじゃんけん以外の方法を全く思いつかなかったです。
コイン投げなんてアメリカ人っぽいですよね。
私実は、表と裏、なんていうか知らなかったのですよ(笑)。
Rさんはこのとき「head」のことを「Face」と言っており
ました。裏側は、tailというのですね~。勉強になりま
す(^o^)
次の機会に役立つかも(←次がまたあるのか??笑)。
これからもどうぞよろしくお願いします!


>ゆーこにゃん
そうですよ~。今ごろプール付きの(←猫には関係
ないか?)ゴージャスな豪邸の、カリフォルニアキング
サイズのベッドでごろごろしているに違いありません
(勝手な想像)。私ももらわれたいくらい~(笑)。
何より、こういう方々が、純血種じゃなくて雑種の猫を
お金を払ってもらってくれるところが、素敵だと
思いませんか~(^o^)丿


>月の輪猫さん
Cさんは、本当に素敵な愛らしい方だったので、ぜひとも
また店に見に来て欲しいと、お願いしておきました。
この人にもらわれる猫も、絶対幸せになれると思います
ものね~。
ほんとにこの兄弟猫たちは、強運の持ち主ですよね!
フォスターファミリーもいい人たちで、里親もいい人。
生涯有効な幸せチケットを生まれながらにして持っている
感じです~(^o^)丿


>はるみんさん
あははは。私もコイン投げ、ずっこけるのが心配だった
ので、真剣に練習しちゃいましたよ~。あー、緊張。
結果がどっちになろうと、きっと円満に解決したとは
思いますが、最初は、もめごとになるかも、とどきどき
ものでした^^; 


>がらにゃん
私もじゃんけん以外の選択方法が全く思いつかなかった
です。コイン投げなんて、日本ではあまりやらないです
ものねー。じゃんけんよりも、なんだか公平な感じが
しますよね(←じゃんけん弱い人間。笑)。
>>アメリカでは何で決めるのだろう?
ほんと!二人だったからコインだけど、もっと複数の
ときは決められませんものね。くじ引きか?うーむ。
今度機会があったら誰かに聞いてみます~^^


物語のように先行きが気になってじっくり読んでしまいましたよ~!感動的な譲渡シーンでしたね!

で、ちょっと私胸が痛みましたのです。
兄弟猫はMust go together

ああ~~!!

実は、今年の3月初めに野良の兄弟猫2匹を捕獲しにいったものの、うち1匹の捕獲を3度も失敗し驚かせてしまったみたいで捕まえられませんでしたの!!><;おっとり黒猫さんだけを捕獲してその子は友人宅で飼われることになったんですがあの寒空の中、兄弟の仲を引き裂いたことが~いまだに心にひっかかる~(兄弟は3匹で一匹は人間警戒してつかまらなかったので2匹いるからまあいいかなと)とってもきれいな長毛レッドタビーさんだったから捕まえられたらきっと貰い手はいっぱいいたものと!!逃げる子を捕まえるのはほんとに難しい--;


そこら辺のドラマより、とっても感動的..過ぎて
私もウルウルきました。
このご夫婦なら、一度もらったけどなつかないし。とか、
泣き声うるさいし。などとふざけた理由で返品はまずないでしょうね。
皆がこんなご夫婦や白人のおばさまのような方ばかりなら良いのに。。
潔さはさすがアメリカ人ですね。
いや~でもほんと、noirさんお疲れ様でした♪
いつもそう思いますが、今日は特にnoirさんのお人柄をすごく感じました。
猫にとって、たぶん全ての動物にとっても神さまのような素敵な女性なんだろうな♪
私にっても、今日はすごくすがすがしい気分にならせてもらいました。ありがとう☆


>Nicoleさん
>>兄弟猫はMust go together
いや実は、私はこのルールに関してはちょっと疑問に
思っている部分もあるのですよ。
今回のケースのようにハッピーエンドだったらもちろん
いいルールで済むのですが、なかなかそうはいかない
場合も多いです。これを厳密に守るとすると、1匹だけ
欲しいと言われても、そういう里親希望者は断らなくては
ならないのですよ。何件も断って、そのせいで何ヶ月も
ケージの中にいる兄弟たちを見ると、本当に一緒だったら
より幸せなのかは、どうも分かりません^^; 
猫は必ずしもすごく仲の良い兄弟ばかりではないので、
一緒がいつもいいとは限らないと思いますよー。特に
日本の家庭事情を考えると、一匹しか飼えない場合が
多いですものねぇ。それは仕方がないです。一匹でも
多く猫が幸せになれば、私はそのほうがうれしいです^^
私も以前、日本の公園で兄弟のうち1匹だけしか保護でき
なかった思い出があるので、お気持ち分かりますよ~。
Nicoleさん、今でも心にひっかかるなんて、ほんとに
お優しい方だと思います!


>sunnyさん
私も絶対この方たちは、猫を返品なんてするはずがない
と確信します!今ごろ兄弟たち、すごーく甘やかされて
幸せに暮らしていることでしょうね。長生きして、里親
孝行してもらいたいものです~。
いやー、おほめいただいてたいへん照れます^^;
でも後から考えると、最初にすぱっとどちらかを断る
ことができなかった私の優柔不断がいけなかったのでは
ないかと反省しております。でも断りがたいほど、どち
らも素敵な大人の方たちだったのです。Cさんにどうぞ新
しい出会いがありますように!


noirさん、コメントするのは久しぶりですが、いつも楽しく読んでいます。今回のエピソード、とっても良かったです!文章もいつもながら本当にお上手で、つい自分がそこにいるかのように引き込まれ、「そうそう!そうなのよ〜」とうなずきつつ、どきどきしながら、楽しく読ませてもらいました。最後、「それはやっぱりコイントスでしょう〜」と思ってクリック!……したらやっぱりそうでしたね。彼女の最後、潔くて本当に素晴らしかったです。兄弟たち、絶対に幸せになるはず!!


>mpoo2005さん
こんにちは、mpoo2005さん♪
ふふふ。コイントス、正解でございます。さすがですね~。
よく分かりましたね。
この潔いところ、そして自分の意見をしっかり言うところが
いかにもアメリカ人って感じしますよね。日本人は議論が
苦手だから、見習わなくてはと思いました。
兄弟たち、ぜーーーーったいに今ごろ幸せに暮らしていると
思います。私も豪邸にもらわれた~い(笑)。


今、うちは悲惨のどん底に居たので幸せにゃ話を聞くと嬉しいですニャ。
実は…うちの一番小さい子が生後5ヶ月で腎臓病ににゃりましたニャ。
先天的にゃ奇形で完治は無く、余命も分からにゃい…。
13日に緊急入院して、にゃんとか一命は取り留めたけれど…
今後の課題が山積み。
そんにゃ時にこんにゃ話を聞くと救われる気持ちににゃりますニャ。
さぁ、私もうちの子たちが幸せに暮らせるように頑張らにゃいとね!


>水樹にゃん
あぁ、なんてことでしょう。生後5ヶ月だなんてまだ
ほんの子猫だというのに、かわいそうに。
腎臓病の猫はボランティア先にもおりましたが、週に
一度点滴治療をしておりました。餌も療養食だけでした。
しかしその子は、10歳になってもとっても元気で、遊び
好きで、たいへん愛らしい猫でした。でした、と過去形
なのは、もう新しい飼い主の元にもらわれていってしま
ったからですよ~(^o^)丿
余命分からないのは、他のどんな猫だって同じことです。
飼い主の楽天的な気持ちが、きっと猫にもいい影響を
及ぼすと私は信じておりますよ~。
水樹さんはこれからいろいろたいへんだと思いますが
どうぞがんばってくださいませね。応援しております!


せっかく応援して貰ったのですが…
日本時間で20日の夜に虹の橋へとひっそりと旅立ちましたニャ。

退院して3日。
まるで私に心配をかけまいとするかのように私が寝ている間に…

主人も仕事でまだ帰ってきていにゃい間に…
猫と犬たちに囲まれて…逝きましたニャ。

奇跡的にゃ回復をみせ、私と3日も一緒に居てくれましたニャ。
本当だったら助からにゃい可能性の方が高かったのに。
面会に行くたびにどんどん元気ににゃって。

20日も元気でご飯もいっぱい食べて。
最後の最後まで健気で…

今日、火葬してきますニャ。

応援ありがとうございましたニャ。


>水樹にゃん
あぁ、そうでございましたか。
本当にお気の毒にゃことでございますニャ。まだたったの5ヶ月
しか生きていにゃかったというのに、かわいそうに。
最後までいい子でいたのですね。水樹さんに楽しい思い出を
たくさん残してくれたのですね。
天国では健康で、楽しく元気に遊んでいることと信じて
おりますニャ。
心よりご冥福をお祈りいたしますニャ。


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