猫にごはん

 

 

 

 

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2005年7月 アーカイブ

2005年7月10日

2年ぶりの日本

食べ物がどれも感動的においしい。
野菜がおいしい。牛乳がおいしい。ヨーグルトがおいしい。パンもおいしい。刺身がうまい!湯船にはった熱いお湯が柔らかい。はぁ、日本はいいですねぇ。

正しい日本の田舎 → 正しい日本の田舎
正しい刺身 → 正しい刺身
正しいとれたて野菜 → 正しいとれたて野菜
正しい日本の観光地 → 正しい日本の観光地
正しい日本の犬 → 正しい日本の犬

2005年7月11日

散歩の途中でなにか

朝の犬の散歩は、田んぼや畑の脇の道。カエルやトンボ、たまにはへびやモグラやタヌキにも遭遇するそうだが、今朝出会ったのは、これ。なんだかよく分からない。
こんな生き物。 → こんな生き物。

近寄ってみると...。なんと三毛猫。大きい犬が近寄ってきて怖かったんだね。畑にぺったり伏せって隠れてる。かわいらしいこと。
こんなにぺったり伏せってる。 → こんなにぺったり伏せってる。

こんな散歩道。 → こんな散歩道。

今日はこんな素敵な方や、こんな素敵な方と、こんなおしゃれな店でお昼ごはん。この店は、奥に秘密の蔵があり、一日限定3組だけの客をとっているのだそうな。次は蔵のほうにも行ってみたい。
今日は蔵のほうではなく、和室を洋風に改造した2階の個室で、3時間近くかけてゆっくりご飯を食べた。どの料理もおしゃれでとてもおいしい~。ごちそうさまでした。ありがとうございました!
こんなおしゃれなお店。 → こんなおしゃれなお店。

こんなおいしいあなご飯。 → こんなおいしいあなご飯。

2005年7月16日

田舎の暮らし

田舎の暮らしは楽しい。毎日野菜をたくさん収穫し、毎日その野菜を食べるのに追われる。いくら食べても食べきれない、ナス・きゅうり・トマト・キャベツ。これらの野菜が採れるのは、夏の間だけとはいえ、毎日それこそ、ざくざくと収穫できるため、消費するのにいっぱいいっぱいだ。忙しい、忙しい。
自家製ピクルス。月桂樹の葉も採れたて。 → 自家製ピクルス。

食べきれないトマトは、大量に煮込んでトマトソースに。きゅうりはピクルスに。ふきは、きゃらぶきに。ふきの葉は、炒め煮に。まるで冬ごもりのしたくのようだ。アリとキリギリスでたとえたら、アリ。
大人の味。きゃらぶきとふきの葉。 → 大人の味。きゃらぶきとふきの葉。

しかし、たまにはキリギリスにもなって遊ぶ。
近くの海岸で、投げ釣りをした。ゴカイを餌に釣る。ゴカイはミミズとムカデのあいのこみたいな、気味の悪い虫だが、思いのほか触っても気持ち悪くない。釣りのためなら、これしき何のその。2時間弱で、獲物は次の通り。
釣れたて魚の天ぷらと塩焼き。 → 釣れたて魚の天ぷらと塩焼き。

と、言いたいところだが、実は全部が自分たちで釣ったものではないのだった。ほんの少ししか釣れていない私たちをかわいそうに思った、心やさしい地元の釣り人が、気前よく分けてくれたものが半分。さらに、朝方、家の前に来た魚売り(←魚売りが来るのだ!)から買った魚が数匹混じっているのだった。
こんなところで投げ釣り。 → こんなところで投げ釣り。

だいたい、釣りに行くと分かっていながら、その当日魚を買うというところから、志の低さが現れている。その行いの悪さのせいか、各自獲物は1匹ずつしか釣れなかった。それでも、とっても楽しい釣り。またぜひ行きたいものだ。
夜ご飯は、おいしい魚と、自家製梅酒。うまひ~。
梅酒熟成中。 → 梅酒熟成中。

2005年7月23日

魚・サカナ・さかな

まだ日本にいる。
今回は、ビザの手続きの関係で止むなくとはいえ、今までになく、長い滞在期間だ。親戚を訪ねたり、友人と会ったり。人さまにごちそうになる機会が、この長い人生の中でも最も多かったといえよう。世界の果てのような所に住んでいる(←と思われている。アメリカだけど)、かわいそうな里帰りたちのために、みなが新鮮な魚を出してくれる。こんなにおいしい魚、普通に日本に住んでいたときには、誰も食べさせてくれなかったのに。あぁ、なんて幸せなんでしょ。もうここぞとばかりに、食べる。遠慮なくたっぷりいただいて、おいしさを忘れないようにしなくては。

そろそろ帰宅も押し迫って、今日会ったのが、この焼津の魚。じゃなかった、焼津に住む友人Akiさん家族。
ぴかぴかの太刀魚がまぶしい! → ぴかぴかの太刀魚がまぶしい!

彼女は、サンディエゴで初めて私の友だちになってくれた人で、そのあとすぐに家族ぐるみの付き合いになった。とっても仲良くしてくれて、私はこの人たちと一緒にご飯を食べるのが大好きだった。その後彼らは、世界十数カ国を点々と旅したあと、今、焼津に落ち着いている。最後に分かれたのは、一緒に旅行したラスベガス。もう2年以上も前のことだ。久しぶりの再会。懐かしすぎる。
そして、おいしすぎるぞ焼津!
なんてったって、新鮮な関サバ、カツオ、太刀魚の刺身。とれたて桜海老のかき揚げ。思い出してもよだれがでる。同じ海辺に住んでいながら、サンディエゴとどうしてこうも違うものか。おいしい魚ばかり日本に集まってくるのか。それとも料理人の腕前がいいからか。はぁ、おいしい。
今回は時間がなくてあまりゆっくりできなかったが、焼津はとってもいいところ(たぶん)。また遊びに来たい。またいつか、会おうね。
できたてなまり節。猫たちに持って帰ってやりたい~! → できたてなまり節。猫たちに持って帰ってやりたい~!

2005年7月28日

猫たちと再会

長かった。約1ヶ月ぶりの帰宅だ。留守中ずっと気になっていたことは、ただ一つ。
はたして、猫たちは覚えていてくれるだろうか?
こんなに長い期間、うちの猫と離れていたことは、未だかつてない。過去にノアとは、最長で10日余り。ソフィーが来てからは、2日以上家を空けたことがなかったのだ。
留守中のことは、友人Kさんとマルコさんにお任せしたので、なんら心配はしていなかった。夜遅い時間にもかかわらず、空港まで迎えにきてくれた、マルコさん夫婦。うぅ、なんて優しいんでしょ。
スーツケース大2個、ダンボール1個、手荷物大2個をかかえて、わっせわっせと家に入る。巨大な荷物を警戒しながらも、勇敢に近寄ってくる黒猫。私たちのにおいを嗅いで、「うにゃ~ん」と一声、大きなかわいい声をだした。あぁ、覚えていてくれたのね。久しぶりに見るノアは、やたら大きく、やたら真っ黒だ。そして、もうそれはそれは愛らしく、いつまでも、いつまでも体中をこすりつけてくる。こんな大歓迎、今まであっただろうか。
"Welcome home"風船のヒモを激しく攻撃する、元気いっぱいのノア。→Welcome home

しかし、どこを見渡しても、ソフィーの姿はない。いつものクローゼットの奥の隠れ場所に、手を伸ばすと、案の定、ふにゃふにゃの毛の塊がある。かなりの怯えようなので、これでは当分ソフィーの姿を見れることはなかろうと、あきらめた。ところが、夜中にふと気がつくと、ふがふがと耳元で音がする。そーっと薄目を開けてみると、ソフィーが恐る恐る、私たち2人のにおいチェックをしているではないか。よしよし。よっぽど、大荷物が怖かったんだね。
久しぶりのツーショット。Jの足に寄り添って眠る猫たち。 → 久しぶりのツーショット。

ようやく安心したのか、翌朝からもう隠れなくなったソフィー。以来、2匹は人に付いて回り、一歩たりとも離れまいとしている。どこに行っても付いてくる。トイレから出てくると、「うにゃ~ん、うにゃ~ん」と大歓迎してくれる。人の姿が見えないと、絶叫して探し回る。今まで寂しかったのだろうなぁと思うと、胸が熱くなる。かわいい猫たち。もうどこにも行かないからね。安心をし。

ところで、家に帰って見つけた、新しい宝物を紹介します。これは、1ヶ月の留守中に、ペットシッターのお2人が、微に入り細に渡り猫たちの生活を綴ってくれた、7ページにわたるログブック。愛情たっぷりながら、内容もあまりにも面白くて、何度も何度も読み直した。我が家の宝物にさせていただきます。どうもありがとうございました。

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サンフランシスコで見つけたもの

日本からサンディエゴへ帰る途中、乗り換えを利用して降り立ったサンフランシスコ。半日の短い滞在時間を案内してくれたのは、サンフランシスコ在住のmatthewさん。今日はせっかくのお休みを、1日つぶしてずっと付き合ってくださった。
この角度からの景色がすごい! → この角度からの景色がすごい!

サンフランシスコには過去2回遊びに行ったことがあるので、ひと通り観光スポットは回った。はずだった。しかし実際住んでいる人に案内してもらうと、面白いところがまだまだたくさんあるのだ。特に前回ちょっと怖くて行けなかった、カストロ地区。まるで自分の庭のごとく、気軽に歩き回るmatthewさんに付いて、いろいろ案内してもらった。思ったほど、怖くないんだなー。そりゃあもちろん、歩いている人はゲイとレズビアンばっかり。右をみても、左を見渡しても、ゲイ、ゲイ、ゲイ。男女のカップルで歩いているこちらのほうが、何だか不自然に感じられるほど、ここではとっても自然な組み合わせなのだ。思わず振り返ってしまうナイスガイ(たくさんいる!)から、普通のおじいさんまで、みんなゲイ。さすが本場だー。
圧巻だったのが、Dolores Parkという公園。思わずカメラを手にとってしまう、観光客の私。半裸体どころか、どうみても裸にしか見えない方々が...。ズームで覗いて、思わずため息。週末にはもっとたくさんの人出があるのだそうだ。今度絶対日曜に来ようっと。ちなみに、この公園では全裸禁止だそうです。
拡大してご覧あれ! → ご覧あれ!

不思議なことに、サンフランシスコでは太った人をめったに見かけない。アメリカでは富裕層ほど、痩せているといわれる。ここは特に所得の多い人がたくさんいるのか、それとも都会だから身なりに気をつかう人が多いだけなのか、はたまたゲイの人がみなおしゃれだからか。

楽しい1日が終わり、サンディエゴ行きのゲートに着くと、隣のソファに若い女の子が2人座った。飛行機の出発までの腹ごなしに、各自食べ物を持っている。一人はご飯2合分はあろうかという、テイクアウトの炒飯。もう一人は、スモールサイズと思われるピザ(日本だったら、Mサイズくらいか)が丸ごと1枚。いや、まさか全部は食べれまいよ、うら若き乙女たちよ。しかしほどなく、こちらの期待を裏切ることなく、各々ぜーんぶきれいに食べてくれたのだった。せめて、半分づつにするだろ、おいっ。
気がつくとその2人だけでなく、サンディエゴ行きの便を待つ乗客たちは、いつも見慣れた巨大なアメリカ人たちであふれかえっている。あぁ、いかん、サンディエゴ。なぜ君たちはそんなに太っているのだ。こんな所にいつも住んでいるせいか、自分のありさまに気がつかなくなってしまったのだった。今回東京で、何人の人に、「太ったんじゃない?」と言われたことか。いったいいくつまで、幸せ太りで通せるのだろうか。

こんな話のあとで、食べ物の話をするのもどうかと思うが、matthewさんに連れて行ってもらったビルマ料理(Burma Super Star Restaurant)はほんとうにおいしかった!どうやって作るのか皆目見当もつかない、サモサスープも絶品だし、かぼちゃの煮込みも、ビルマカレーもおいしかった。昨日の夕飯(8/1)は、さっそくマネをして、ジンジャーサラダにチャレンジ。作り方はこちらを参考に、今うちにあるもので作ってみた。わりとそれなりの味になったと思われる。さっぱりして、とってもおいしい。お試しを!
絶品ビルマ料理! → 絶品ビルマ料理!

初めてお会いしたとは思えない、明るく気さくで繊細なmatthewさん。とても楽しかったです。どうもありがとうございました!

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