猫にごはん

 

 

 

 

« 2005年5月 | メイン | 2005年7月 »

2005年6月 アーカイブ

2005年6月 1日

Swimming in Kittens

今日のボランティアは忙しかった。4時間半ずっと立ちっぱなし。休憩する暇もない。なぜなら、ミシェルいわく、「Swimming in Kittens!(子猫でいっぱい)」だったからだ。
外の目立つところのケージ2つに、子猫が8匹。そりゃあもう入れ替わり立ち代り人が来て触りたがるわな。中には兄弟の猫たちもいるが、子猫に限っては兄弟一緒にもらってくれなくちゃだめ、などと固いことは言わない。「First come, first served(早い者勝ち)」だ。
人が見に来てないときは、中にいる大人の猫たちと、いつもの通り遊んだりブラッシングをしてやる。中でおもちゃを振り回していると、ガラス越しに子猫8匹が食い入るように、それを眺めている様子が見える。かわいいのう。でも君たちはすぐにもらわれていくのだから、私が遊んであげるのは大人の猫たちだけなのだよ。
遊んでー。 → 遊んでー。

結局4時間半の間に、もらわれた子猫は2匹。その他受け取った申込書が2通。この分だと2~3日中には、子猫たちは皆いなくなりそうだ。いくら大人の猫でも里親が見つかるとはいえ、やっぱり子猫は大人気なのだ。中でも一番人気が、Buff color(肌色のような薄い色)。1匹だけいたBuffはもらわて行くその時まで、見に来る人ほぼ全員の注目をあびていた。そして、うぅぅ、子猫の中でもやっぱり黒猫は人気がイマイチなのだ。たぶん黒は最後まで残りそうな予感。

大人の猫たちも、最近売れゆきがよい。先日飼主と死に別れたばかりのこの猫も、肝臓病のこの猫も、見分けのつかないさび猫姉妹も、心臓の悪いがら子(エスメラルダ)もみんなもらわれた。よかったねぇ、みんな。幸せになるのだよ。

ところで、アメリカではよく、スーパーのレジで偽札のチェックをしている。すかして見たり、お札にマーカーで何やらしるしを付けたり(←いったいこれで何がわかるのだ?)、20ドル札ですら、客の目の前でいちいち調べるのだ。最初は何て失礼な、と思ったものだが、どこでもやっているし、慣れると別に何も感じない。文句を言う人もいない。それより、本当にそんなに頻繁に偽札が出回っているのかどうかそれが疑問だ。
最近、子猫のアダプション費用は値上げされ1匹150ドルになった。クレジットカードは受け付けないため、現金もしくは小切手での支払いとなる。
今日久しぶりに手にした100ドルの新札。
すかして見るべきか、マーカーでチェックするべきか。しかしどこで偽札を見分けるのかさっぱり分からないので、ついそのまま受け取ってしまった。どうか偽札ではありませんように。

2005年6月 3日

この猫、凶暴につき...

今日はマイクロチップ挿入後2度目の狂犬病ワクチン接種のため、新しい動物病院へ行く。今までうちでは移動式獣医(mobile vet)でお手軽に(安く)ワクチン等打っていたのだが、日本帰国(まだ予定はないが)に必要な書類をだしてもらうには、2度目以降はちゃんとした病院へ行かなければならない。ここは、『サンディエゴで犬猫と暮らす』のマルコさんも、友人Kさんも行っている動物病院で、みなさん将来訪れるであろう帰国に備えて、検疫に必要な手続きをしてもらっている。病院側ももうすっかり日本の検疫システムについて慣れてきた頃だろうから、うちもようやくワクチンを打ってもらうことにした。
平日なのでJはいない。考えたら、一人で2匹を病院に連れて行くのは初めてだ。緊張する。
キャリーケースを準備すると、さっそく探検しに来て自らすすんで中に入るノア。こっちはOK。しかしソフィーの姿はどこにもない。キャリーケースが仕舞われているクローゼットを開ける音を聞きつけただけで、もうどこぞへ隠れてしまうのだ、あの猫。ソファーの奥から引きずり出し、嫌がるソフィーを無理やりキャリーへ入れて、ようやく準備完了。早くも2つのキャリーからは絶叫のコーラスが聞こえてくる。2匹でもこんななのに、もっと多頭飼いをされている方はさぞかしたいへんだろうと実感する。ハイウェイを乗り換えて車で10分ほどのところに獣医はある。それまでがんばれ、私。
ここまでは順調だった。 → ここまでは順調だった。

予約しておいたので、病院では特に待たされることもなく手続きをしてもらえた。しかし、待てど暮らせどうちの猫たちは戻ってこない。たかが注射一本打つだけなのに、いやに時間がかかる。けっこう混んでいた待合室の中も、営業時間終了近くなって、ほとんど人はいなくなった。もう私だけ。
約1時間近く待ったその頃、ようやく出てきた。キャリーケースを二つ抱えて、心なしかがっかりした顔をしている看護助手。どうだった?
「とてもこの猫に、注射を打つことはできません」
がーん。な、なぜ。詳しい説明は別な人がしてくれるという。2匹を覗きこむと、別に普段と変わらないように大人しくしている。声をかけると2匹ともかわいらしくにゃーんと鳴くではないか。
しかし説明しに来てくれた人によると、蓋を開けようとしただけで、助手の方に猛然と襲い掛かろうとしたそうだ。もちろんノアだ。そのあとも暴れに暴れ、凶暴すぎて、注射どころかマイクロチップの読み取りすらできなかったそうだ。彼らも何とかなだめすかそうとしたらしいのだが、興奮増す一方のノアは、いくら時間をかけてもだめだったとのこと。あぁぁぁ、なんてことだ。
「悪いけれどうちではできません」
そんな~。私ならたぶん大丈夫だから、蓋を開けて、押さえる役をやらせてくれないかと申し出てみたが、断られた。興奮して見境のつかないノアに、私が噛まれて怪我したら病院の責任問題になるからダメだという。いくら大丈夫だと言っても、首を縦に振ってくれない。
次にやるとしたら、麻酔をするしか方法はないというのだ。しかも、こういうアグレッシブな動物(←ほんとにこう言った)に慣れているプロフェッショナルな獣医にやってもらわなければならないという。麻酔をして、十分効いたかどうか数時間置いてからマイクロチップの読み取りや、注射をしてくれるそうだ。まるで猛獣扱いだ。
麻酔ではなく、マルコさんの家のあんこちゃん(犬)のように(←あんこちゃんも暴れるタイプ)、事前に鎮静剤を飲ませるのはどうかと提案してみるが、猫の場合はそれもダメだという。
あらためて、そのプロフェッショナルだという獣医に予約を取って、別の日に出直すことになった。次は麻酔が完全に切れるまでの時間も合わせて、丸1日かかるそうだ。
あまりにがっかりして肩を落とす、猛獣の飼主をかわいそうに思ったのか、その看護助手は優しく慰めてくれた。こっちのもう1匹のとってもかわいいkittyのほうは(もちろんソフィーのこと)、完全にパ~~~~フェクトでおとなしいいい猫だったわよ。(←ほんとにこう言った)

家に帰ると、その凶暴な猛獣は、まっしぐらに餌の皿に行き、激しくやけ食いし、2皿完食し、家にある全ての爪とぎで激しく爪を砥ぎ、なぜか家中のあちこちで勝利の雄たけびをあげたのだった。いい加減にしろ!
激しくやけ食い中。 → 激しくやけ食い中。
激しくやけ爪とぎ中。 → 激しくやけ爪とぎ中。

帰宅したJにノアの話を言いつけると、その誇り高い獣の勇気を褒め称え、「ノアはうちでしか絶対飼えない特別なやつだ」と激しい戦いの顛末に目を細めていたのだった。みんないい加減にしてください。

疲れ果てるパーフェクトなkitty。 → 疲れ果てるパーフェクトなkitty。

性格のいい猫

ボランティア先は、あいかわらず子猫でいっぱい。次から次へともらわれていくが、また次から次へと準備OKな子猫が投入される。
準備OKな猫とは、だいたい生後8週間以上たった子猫で、みな去勢・避妊手術も、1度目のワクチン接種も済んでいる。それまでフォスターファミリーの家で面倒をみてもらっていたので、トイレのしつけもできているし、ドライフードも一人で食べられる。とにかくもう準備万端。さぁもらってくださいという子猫たちばかりなのだ。
なぜか今サンディエゴのアニマルシェルターは、あふれかえる捨て猫で入れるケージがないほどいっぱいなのだそうだ。そこでアニマルシェルターと協力体制のできているこのボランティア団体でも、空きケージがでるたびにシェルターに電話で連絡し、すぐさま追加を受け入れているくらいだ。なので、通常ではやらないのだが、子猫たちは大きいケージに、兄弟ではないものたちも数匹まとめて入れられている。
子猫たちは暴れるのですぐにケージが汚れる。しょっちゅう掃除もしなくてはならない。掃除の際は、開けっ放しのケージからどこかへ行ってしまわないよう、念のために子猫を全部部屋へ避難させることにしている。
この子も舐めなきゃ。 → この子も舐めなきゃ。

すると大人猫の1匹がすぐに反応した。このさび猫、名前はCoriという。大人といってもまだ1歳のメス猫だ。この猫は、それはそれは面倒見の良い猫で、私がよっこらしょと子猫を1匹ずつ部屋へ運び入れるたびに、いそいそと走り寄ってくる。そして即座にグルーミングをはじめるのだ。とても丁寧に1匹ずつ。お尻から顔から、舐めて舐めて舐めまくる。なんて優しい猫なのだ。ためしに、2匹まとめて運び入れると、見るからにあわてるのでおかしい。1匹を前足で押さえ込み、もう1匹を急いで舐める。本当に子猫が大好きなのだ。何匹入れても、忙しそうに全部を面倒みてくれる。はぁ、優しい猫だこと。

今日は忙しいわ。 → 今日は忙しいわ。

たまにこういう面倒見の良い猫がいるものだ。性別・年齢に関わりなく、雄猫でも、とっても優しい猫好きな猫がいる。『1日3ヒゲ。』のunya_sukeさんのところのヒゲのひと(カーブくん)と一緒だ。あぁ~~、うらやましい。ノアも、こうやってソフィーの面倒を見てやるような猫だったら、もっと仲良くなれただろうになぁ。普段、うちにいるたいして仲の良くない2匹を見慣れているので、信じられない思いで、写真をぱちり。きみは本当にいい子だね。

次はあの子ね。(後ろから狙ってる→) 次はあの子ね。(後ろから狙ってる→)

2005年6月 5日

曇りの日の動物園

World famousなサンディエゴ動物園(←キャッチフレーズ)。だいたい動物園(とシーワールド)なんぞが一番の観光スポットというところからして、他にたいして見るべきところがない土地だというのがよく分かる。
特に予定のない日曜日、ぶらぶらと動物園に散歩に行った。サンディエゴ動物園の一番の目玉は、なんといってもパンダだ(パンダのライブ映像はこちら。←あ、いま、笹の葉食べてますよ。クリック、クリック!)。パンダの檻だけはいつも混んでいる。
今日はアリゾナで見た山猫と同じのがいるかどうか見たかったのだが、残念ながら猫族たちはどれも昼寝の最中だったようで、1匹をのぞいては全然見ることはできなかった。今度夜見に来よう。1匹だけ活動中だったのは黒豹。黒いからノアに似てるかと思いきや、見るからに獰猛そうでちっとも似ていない。なんだかまるで悪魔の化身のように、世界中を憎んでいるような顔をしていた。
歩き回る黒豹。 → 歩き回る黒豹。

あぁ、今日は行ってよかったなーと思った唯一の動物がコアラ。昼間にもかかわらず、ユーカリを食べたり、歩いたりとっても活動的。コアラの赤ちゃんのかわゆいこと。
背中に赤ちゃん。 → 背中に赤ちゃん。
ぎゅーっと抱っこもする。 → ぎゅーっと抱っこもする。

しかしねぇ、World famousとかいいながら、なんら特別な動物がいるわけでもない。猿やまもない。猿やまが一番好きなのに。ぶつぶつ。観光バスがたくさん停まり、各国から、もちろん日本からも多勢観光に訪れるところなのに。これでいいのかサンディエゴZoo!他人事ながら心配になる。
普通の動物園。 → 060705_4.jpg 060705_3.jpg

2005年6月 6日

親切な人たち

夕方からコンピューターの授業があった。夕方のクラスは5時半から10時半まで。いつも時間ぎりぎりに行っているのだが、帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれ、今日は着いたらもう5分遅れてた。みるとなぜかそんな日に限って、席が空いてない。満員どころか、すでに席がなくてあぶれている人が数人。忘れていたが、今日の先生は面白くて頭が良くて、人気のある先生なので、いつも混んでいるのだ。いたいなぁ。
何がいたいかというと、コンピューターの授業で、コンピュータにあぶれてしまうときほど嫌なことはない。しかし生徒がいっぱいになってしまっても、先生はあまり気にしない。
「さぁお入り!コンピュータがなければ、友達をつくってシェアしよう!」
などとほがらかに言うのだ。友達つくれっつったって、あーた。引っ込み思案の私にそんなこと...。
驚くべきことに、アメリカ人はこういうとき、たいへん大らかなのだ。教室の入り口でうろうろしている哀れな放浪者を手招きし、さぁここで一緒にやろうよと声をかけてくれる人のそれは多いこと。だってね、5時間のクラスですよ。コンピューターを一人1台使えたほうが絶対いいに決まってる。それなのに、進んで声をかけてくれるし、こちらからお願いしても断る人も皆無で、嫌な顔一つされない。
それでも私は一人で使うのが好きなので(←自分勝手なやつ)、困っている人がいても自分から声をかけることはしたことがない。しかし今日は逆の立場だ。誰かに頼らねば。
きょろきょろしていると、ほんとに見つけた!友達を。ベトナム系カナダ人のH女史。この人とは以前にもコンピューターのクラスで一緒になったことがあり、たまにメールする仲だ。心優しいH女史は当然のようにシェアして一緒に使わせてくれた。おまけにこの人はプログラマー経験があるので、いろいろ教えてももらえる。シェアするのも案外いいものだ。
ありがとう。今度から私も心を入れ替えて、人には親切にします。と、にわか反省する私。それにしても優しい人の多いこと。ほんとに感心する。

2005年6月 8日

動画テスト

ずいぶん以前に紹介したことのある、我が家の『炎のドラマー』の動画をUPしてみました。動画がちゃんと見れるかどうか不安なので、見れたかどうか教えてもらえるとうれしいです。
炎のドラマーは、ほんとうは5分近く続きますが、今回は短いバージョンで。明け方になると本領発揮するのでたいへんうるさくて困っております。

動画へGo!

2005年6月 9日

ふきとレモン絞り

今日は今学期最後の陶芸クラス。最終日はいつもポットラック(持ち寄り)パーティーだ。午前中あわただしくて時間がなかったため、簡単な料理にした。チキン・ビリヤニ、インド風ピラフだ(作り方はこちらを参照)。
このクラスのポットラックはいつもとてもレベルが高い。日本人のおばさま方が多いからだ。海苔巻、ちらし寿司、いなり寿司、蕎麦サラダ、漬物、煮物など、しぶい料理が並ぶ。デザートも、プリン、パンナコッタいちごソースがけ、ロールケーキ、チョコレートケーキなどたくさんある。へたな日本食レストランに行くよりもずっとおいしい。しかもみなさん、残り物を持って帰るためのジップロックまで持参してらっしゃる。さすがおばさまたち、手回しのいいこと。私の分まで袋に詰めてくれたので、ちらし寿司と煮物とケーキをありがたくちょうだいした。これ今日の夕飯にしようっと。うひひ。
右奥の黄色いのがチキン・ビリヤニ。 → 右奥の黄色いのがチキン・ビリヤニ。

メキシコ人やアメリカ人たちは、トルティーヤとワカモーレ(アボカドディップ)、チョコレート、チキン、サラダなどなど。ゴージャスな日本料理に比べると断然地味だ。
料理を各自皿に盛っているとき、アメリカ人のおばさんが、これ何かしら?と首をかしげていた。見るとそれは、ふきの煮物。すかさず隣にいたアメリカ人のおじさんが答えていた。
「それは豆だよ」
違う、違う。でもふきってなんて説明すればいいんだろう。日本の野菜の一種だと私が教えてあげると、またもやおじさんは口を出す。
「そう。日本の豆だよ」
違うって。しつこいおやじだな。
味見しても納得のいかない様子のおばさんに、あとでこっそり、それは豆ではなく、セロリのような繊維質の野菜で、体にいいのだと説明した(ほんとか?)。でもセロリとは全然味が違うわ!とまだ納得いかないようだったが、まぁ仕方あるまい。これ以上詳しく説明できないのだ。許せ。
家に帰って辞書で調べたら、ふき(蕗・『butterbur』)とでていた。ほんとかなぁ。日系スーパー以外でふきなんて見たことないし、この単語知っててもどっちにしろ伝わらなかったような気がする。

できたて、レモン絞り器 → レモン絞り器

今日焼きあがっていた器は全部で8個。どれもこれも、あいかわらずいびつなものばかりだが、一つだけ気に入ったのがあった。それがこのレモン搾り器。Jに見せたら、なんて変わった物を作るのだと不思議がられたが、案外いい感じに出来上がった。ぎざぎざ部分の角が丸いのが少し気になる。ちゃんと搾れるかどうかは...怪しい。

gas chamber

なんで午前中あわただしかったかというと、そう、今日はうちの猛獣を再度動物病院へ連れて行かなくてはならない日だったのだ。前回はあまりにも凶暴のため、予防接種を断られたノアだが、今回は全身麻酔をしてならやってくれるという。その道(?)のプロフェッショナルだという獣医に予約をとって、いざ病院へ。
全身麻酔をするためには、朝から絶食させて連れて来いという。今日はなんとか麻酔を回避してもらうよう獣医に頼み込むつもりだが、念のために朝ご飯はやらない。ノアのせいで、ついでに朝ご飯をもらえないソフィーには気の毒だが、仕方あるまい。2匹は絶叫して空腹を訴える。すまぬね、ソフィー。
行ってみると、プロフェッショナルな獣医は予想に反して、ほっそりした若い白人女性であった。この人が猛獣の扱いに慣れてる人?
麻酔がどんなに安全か説明する獣医をさえぎり、どんなに麻酔をやりたくないか説明するJと私。今日は二人で猫を押さえるから、麻酔をせずに予防接種とマイクロチップの読み取りをやって欲しいと懇願する。獣医は、私たちが怪我をすると病院の責任になるからダメだと、首を横に振るばかり。しかし、あまりのしつこさに根負けしたか、トライはさせてくれることになった。やった!
私たちにやらせてくれさえすれば大丈夫。ノアはいくら興奮しても、私たちに凶暴になることは決してあるまい。ささっ、出ておいでノアや。
ところがまたもや予想に反して、ノアはいくらなだめすかせても全然出てこない。お前たちにほんとに扱えるのかと、不審な目でみる獣医の冷たい視線が痛い。
ふふふ。しかしこんなこともあろうかと、今日はこの必殺キャリーケースで来たのだ。何が必殺かというと、これは全体にファスナーが付いており、ばらばらに解体することができるのだ。これならいくら猫が嫌がっても、中に立てこもリ続けることはできない。もちろん日本製だ。こういう至れり尽せりな物は日本製に限る。
キャリーケースを解体し始めると、おぉこれはすばらしいキャリーだと感心する獣医。そして少し抵抗はしたものの、無事、注射をすることができたのだった。やった~!!!ほらね、私たちが保定すれば大丈夫なのさ。よくやった!ありがとう。お互いを褒め称える獣医と私たち。
ところがそのあと問題発生。
立てこもり中。頭隠して... → 立てこもり中。

なんと解体したキャリーケースを組み立てることができなくなってしまったのだ。注射をされて腹が立ったノアは、そのあとたいへん興奮し、とうとう見境がなくなってしまった。私やJの手にも激しく攻撃。怖くてキャリーケースの陣地から出ることはできないくせに、ファスナーを閉めようとすると、それはそれは恐ろしいすばやさで、猛然と襲い掛かってくるのだ。し、仕舞えない...。
「すみませんが、この凶暴な猫を仕舞うまで、しばらくこの部屋を貸していただけないでしょうか?」
にっこり笑って、快くOKしてくれる優しい獣医。しかし次回血液検査のときは、数分かかるので、絶対に全身麻酔をしなくてはいけないと、念を押されてしまった。そうだろうよ。私たちにすらこれなのだから、仕方あるまい。今回だけでも麻酔を回避できてよかったのだ。
ところでどうやって麻酔を打つのか。なんと驚いたことに、この動物病院にはガス室(gas chamber)があるのだ。キャリーケースごと猫をそこに入れ、ガスを注入。しばらく置いて熟睡した頃、猛獣を扱うことになるのだそうだ。すごい設備だ。
なんとか興奮するノアをなだめすかし、ようやくキャリーケースに仕舞うことができた。たいへんだった。疲れた。結局動物病院ではまたもや1時間くらいかかってしまった。お値段はしめて、$41.70(約4500円)。プロフェッショナルな獣医の手間賃が含まれている。前回、簡単に注射できたパーフェクトなKittyソフィーのほうはたったの$12だったのに、なんてことだ。
尻隠さず。 → 尻隠さず。

家に帰ってさっそく辞書をひいてみる。
gas chamber : a room that can be filled with poisonous gas for killing animals or people (ガス処刑室 : ガスを充満させ、動物や人を殺すための部屋)。がーん。

2005年6月10日

ヨッシャー!!

先月に続いて、今日はまたもや大リーグ観戦。あまり野球に興味がないので知らなかったのだが、聞くところによると、サンディエゴ・パドレスは現在首位。どうやら盛り上がっているようなのだ。今日はシカゴ・ホワイトソックス戦だ。
しかもここしばらく、テレビで見るパドレスのCMでは、唯一の日本人大塚選手(大塚 晶則:Akinori Otsuka)がでているではないか。おまけに、今日は観客全員に大塚選手のT-シャツがもらえる、大塚選手のための日だ。絶対に中継ぎピッチャーの登板があるに違いない。これはぜひ行かねばなるまい。
前回は最も安い5ドルのチケットで、ほとんど球場の外、椅子もない芝生だけの席だった。今回は奮発してもう一つ上の席、8ドル。Bleacherという、芝生の上にベンチだけが置いてあるような外野の席だ。なぜか前方数メートルは砂浜になっている。いちおう座席指定とはいえ、大らかなアメリカ人たちは座席番号に関係なく適当に座っているようなので、私たちも適当に見やすそうな席に座って、ビールを飲む。足元が芝生で広々していて気持ちがいい。
盛り上がる人たち。 → <br />
盛り上がる人たち。

パドレスが圧倒的に劣勢のまま回は進む。それでも負けているとはいえ、あれだけテレビCMもやって、T-シャツだってみんなに配っておきながら、大塚選手が出ないはずがあるまい。どうみても日本人ではなさそうなアメリカ人なのに、今日は日の丸のハチマキを締めたパドレスファンまでいるくらいなのだ。しかし9回裏になると出てくるバッター全員に、大塚選手のT-シャツをうちふって、声援を送る観客たち。あぁ誰のT-シャツでもよかったのね、この人たち。そういえば、入り口でT-シャツをもらいながら、「Akiって誰?」と聞いている人が何人もいたっけ。
誰がでても振り回されるT-シャツ。 → 誰がでても振り回されるT-シャツ。

そして、あれよあれよという間に、2-4ですんなり負けてしまったパドレス。がーん。とうとう、出なかった大塚選手。あっさりしてるのね。
それにしてもなんてデザインだ。何もカタカナでヨッシャーなんて書かなくても...。日本じゃとうてい着れまい。しかしT-シャツのおまけについてた、大手ペット用品店PETCOの10ドル割引券。うれしい♪
ヨッシャーT-シャツ。 → ヨッシャーT-シャツ。

2005年6月11日

久しぶりの洗車

あまりにも車が汚いので、洗車することにした。どれくらい汚いかというと、もう開け閉めするドアの必要な部分以外、外側には決して触りたくない感じ。前回洗車したのは、いつだったかなーとブログを検索してみたが、どうしても探せなかった。たぶん2年近く前だろう。何せこの車を買って3年経つが、一度しか洗車をしていないのだから。サンディエゴは雨もたまにしか降らないし、駐車場は屋根付きだし、あまり汚れないからという言い訳のもと、考えたらこんなに長いこと洗ってなかった。
よく日本では、週末になると車を洗ってワックスまでかけるマイホームパパ(←死語か?)を見かけたりするものだが、そういう人がうちにも一人いてくれたらいいのにと思う(ねぇ、J?)。
もちろんうちには洗車の道具など一つもないので、洗車場へ行く。1ヶ所しか知らないので、他はどうだか分からないが、この洗車場では、働いているのはメキシコ人ばかりだ。みなそっくりなので、家族経営のようだ。車内の掃除機がけのあと、自動洗い機でがーっと洗い、最後は5~6人係りで拭いて乾かしてくれる。ものの10分で終わり。値段は$9.99。安いのかどうか分からないが、こんなにおおぜいでやってくれると、お得な気分。
てきぱき働く洗車場の人たち。 → てきぱき働く洗車場の人たち。

久しぶりに綺麗になった車は気持ちがいい。運転席側の窓ガラスなど、あまりのきれいさに、まるで窓が開けっぱなしかと見まがうほど透明に見える(←今までよっぽどひどかった)。
帰りにスーパーで買物して、駐車場に戻ると、おぉあまりにも車がきれいになったので、うちのとは気付かず通り過ぎるところだった(←今までほんとにひどかった)。
こんなことなら、普段からもっと頻繁に洗えばよかった...、と確か2年前にも同じことを思ったような気がする。前回いつ洗車したか、今度はちゃんと検索できるよう、タイトルを分かりやすくしておこうっと。

2005年6月12日

できの悪い袋たち

アメリカに来てスーパーで最初に戸惑ったのは、レジでこう聞かれたとき。
「Paper or plastic?」
紙か、プラスチックか...?一瞬頭の中が真っ白。単語は分かっても何を聞かれているのかさっぱり分からない。
その後ほどなく、プラスチックというのが、日本でいうビニールのレジ袋だということを知った。レジで店員が袋詰めをしてくれるときに、紙袋かレジ袋か、客がどちらか選択できるようになっているのだ。
そしてその使い方は、アメリカらしくふんだんだ。猫缶とドライフードと猫おもちゃを買ったりすると、3袋に分けて入れてくれたりする。なぜかというと、アメリカのレジ袋が非常にちゃちだからだ。牛乳のガロン瓶(約3.8リットル)は絶対にレジ袋に入れてはいけないよ。すぐに破れる。重いものを入れるのに全く適していないのだ。少し重い物だと、袋を2重にしてくれることもある。
週末の買い出しから帰って数えたら、今日はなんと袋は20枚もあった。この人たちに袋の節約という概念はない。さすがに私もこれを見て、もったいないなぁと思ったのだが、うちでは猫のトイレを片付けるときにこの袋を使うので、いちおう役にはたっている。しかし、かなりの確率でこの袋は最初から穴が開いているので、猫のうんちを入れる前にはよーくチェックしなくてはいけないよ。
そういえば、日本ではもうすぐこのレジ袋が有料化だとニュースでやっていた。それはとてもいいことだ。いいことだけど、このレジ袋ふんだん使いに慣れてしまったので、そのニュースを聞いてまっさきに思ったのは、あぁ面倒くさそうだなぁということ(すみません)。

レジ袋がなくて、何か小さいものを一つだけ買っても、いつでも紙袋に入れてくれる店もある。そしてこの紙袋というのも、また出来が悪い。濡れているものを入れてはいけないよ。すぐに破れる。
ボクも大好き! → ボクも大好き!

でもこの紙袋、うちでは非常に好評だ。もちろん猫たちに。紙袋で帰ってくると、待ってましたとばかりに入る。入れ替わり立ち代り。しかしもちろん丈夫な作りではないので、猫を入れたまま持ってはいけないよ。たいへんなことになります。聞いてるかね、J?

私も大好き! → 私も大好き!

2005年6月15日

サンフランシスコからの...

黒猫振興会副会長(会員№1)matthewさんから、プレゼントが到着!
Kevinあらため華人さんの日本語名に募集の際に名乗りをあげ、残念ながら、選ばれなかったものの、残念賞がもらえることになったのだ。おぉ、優しい方々だこと。ちなみに応募名は「袈鬢」「けびん」「毛貧」「宇土村 圭敏」「権蔵」「佐助」(←ふざけすぎ)。夫婦合作で考えたものの、採用選考にはかすりもしなかった模様(←当たり前)。
たぶん一番近くに住んでいるので、世界中で最も早くプレゼントが到着したものと思われる。むふふ。
ばかっぷる、おっと失礼!素敵ならぶらぶカップルからの、愛情あふれる素敵なカード。このペリカンの絵は、華人さんが描かれたとのこと。色もきれいで、オリジナリティーあふれるデザインがすごい!そして中には、自作の詩と、手書きのメッセージが(←これは内緒)。

副会長、華人さんどうもありがとう!ビルマ料理楽しみにしています。サンフランシスコで待っててね♪
061505_5.jpg

Thank you, Kevin! This is sooooooo beautiful! I really enjoy to see your fabulous picture and lovely poem too.
Hope to see you guys someday...

2005年6月17日

ベランダの謎

つい先ほど、たいへんショックなことがあった。
ベランダを掃除してて、ふと何かがおかしいことに気付く。何かが足りない。しばらくして、はたと思い当たった。
じ、自転車がない!
ベランダに2台並んで置いてあった自転車のうち、1台だけなくなってる!それも私のほうだ。Jのはある。がーん。
なんで?なんで?うちは2階だし、ベランダの柵は胸までの高さがある。さらに、柵の上に、猫の脱走防止用のネットまで一面張り巡らしてあるのにどうやって盗まれたのだ。ベランダ側からでないとしたら、侵入経路は、玄関からしかない。玄関を通り、居間を通り、わざわざベランダに行って自転車など盗む人がいるだろうか。しかも1台だけ。
全く分からない。そもそも、いつからなかったのかも分からない。最後に乗ったのは、もう3週間くらい前だ。ベランダにちゃんと置いたかどうかは記憶が定かではないが、もしそのとき外に忘れてきたとしたら、それじゃまるで痴呆症だ。それに、そのときからなかったとしたら、今日まで何で気付かなかったのだろう。あぁぁぁぁ。
そもそもSpecializedのマウンテンバイクとはいえ、中古だし、それほど高級でもない。なんで私の自転車だけ~~~~~?

ここ数週間、不毛地帯からおさらばしようと、毎朝プランターに水をやるためにベランダに出ていたというのに、気付かなかった自分が不覚。がっくし。
とりあえず、気を落ち着けるため、お茶を淹れ、ブログを更新する私。こんなことしてる場合か?!まだ気が動転しているので、今日の写真は猫草を食べるソフィーを。あぁそういえば、毎朝ソフィーのために猫草を摘みに、ベランダに出ていたのに、自転車がないことに気付かなかった~。しくしく。
猫草、猫草。 → 猫草、猫草。

2005年6月18日

続 ベランダの謎

ベランダの謎事件の推理をしてくださる心優しいみなさまのため、もう少し詳しく紛失の経緯を整理させていただきますと...。

1. 最後に自転車に乗ったのは、3週間前の週末。私一人で乗った。近所のトレイルをぐるりと30分一周コース。なんではっきり覚えているかというと、めったに自転車に乗らないから(恥)。
2. 自転車に乗るときはいつも、ヘルメット、手袋、専用サングラス、専用スパッツ、専用シャツなどのものものしいいでたち。街歩きには全く適してない恥ずかしい格好のため、こんななりで、どこかに置き忘れて歩いて帰ってくることなどありえない(と思いたい)。
3. 自転車をベランダにしまうためには、玄関をあけっぱなしにするため、猫をまず別室へしまう。その際、玄関前に自転車を放置するが、ほんの一瞬のことだ。その後自転車をベランダによっこいしょと運ぶ。
4. ヘルメットなどの小道具は、ベランダの棚にちゃんとしまってある。自転車だけをしまい忘れるだろうか?
5. 自転車に乗った後、すぐにプールへ行き30分ほど泳いだので、玄関を何度か通ったが何も気付かず(というか何も覚えてない)。なんでこの日の行動をちゃんと記憶しているかというと、めったにこんな健康的な生活をしないから(恥)。
6. 1週間前の週末、猫の脱走防止よけのネットの紐が1本切れており、ネットが釘から2ヶ所はずれていた。しかしネットの紐は、かなり老朽化しており、1ヶ月前にも別な紐が切れていた。
7. ベランダの手すりに傷が!しかし、Jは以前からあったという。
8. 記憶力が悪いとよく人から言われる。
この紐が切れていた。 → この紐が切れていた。

以上ですが、どうでしょうかコロンボさん。
タイヤにすりすりするソフィー。あぁ、猫に話が聞けたなら... → タイヤにすりすりするソフィー。

自転車紛失のショックから立ち直れないまま、2日が過ぎた。指紋採取のことを考え、極力ベランダの不要な部分には触らないようにしてきた。しかしアメリカでは車が盗難されてもそれくらいでは警察はきてくれないという事実を聞きつけ、自転車なんぞでこんな努力をするは全く無駄だったと知る。
あぁぁぁ、どこへ行ってしまったの~私のかわいい自転車。情報求む!
在りし日のお姿。 → 在りし日のお姿。

わらしべ長者

今日はうちで飲み会。おなじみKさん夫婦と、『サンディエゴで犬猫と暮らす』のマルコさん夫婦がきてくれた。いつも食べているようなものがいいという、マルコさんからのリクエストにより、あまりパーティーっぽくないメニューになった。

エビのすり身詰め揚げしいたけ
焼売
麻婆豆腐
空芯菜腐乳炒め
クレソンと鶏肉のサラダ
きゅうりと梅紫蘇の即席漬け
揚げピーナッツ
ご飯

最後のご飯というところが、日本人同士の飲み会っぽい。ほとんど買物もせずに済んでしまった。ちなみにメニューのうち半分はJが作ってくれたので、楽できた。
手ぶらで!というのに、みなさんたくさん持って来てくれた。焼き鳥(←SDで新規開店した焼き鳥屋の。けっこういける!ごちそうさまでした)、いちご、アイス、ビール、ジュース。中でもビールは、今回の飲み会で消費された量をはるかにはるかに上回るほどたくさんいただいてしまった。残った大量のビールをながめて、まるでわらしべ長者だとつぶやくJ。うーむ、確かに。どう考えても得してしまった気分。あ、いえいえ。次回はぜひ手ぶらで。いや、ほんとに。
今回初めてお会いしたのはマルコさんの旦那さま、トムさんだ。たいへんきさくな楽しい、飲み会にはうってつけのナイスガイだった。お酒が入れば入るほど陽気になるんだな~、この人。気持ちのいい飲みっぷり。それにしても、Kさん夫婦を見ててもいつもそう思うのだが、よくもこうお似合いの二人が、地球上で偶然出会って、一緒になるものだと感心する。夫婦ってそういうものなのだろうか。それとも二人がカップルだと思ってながめるから、そう見えるだけなのだろうか。
猫にまでおみやげをいただいたのに、愛想の悪い猫たちですみません。ソフィーなど相変わらず、怖がって隠れるばかり。ソファーの裏から出てきやしない。しかしいただいた大好物のドライフード、Fancy Feastは大好評です。飼主同様、食い意地だけははってます。どうもありがとうございました。楽しかったです~。
大好きFancyFeast! → <br />
大好きFancyFeast!

2005年6月20日

Music Baton

ここ数日の間で、いろんなところで見かけるなーと思っていたMusicBatonがうちにも回ってきた!MatthewさんNyaoさん、確かに受け取りましたっ。内容は次の通り。

音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上で以下の質問に答え、次の5名を選びその人にバトンを渡す、というルール。
■コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
■今聞いている曲
■最後に買ったCD
■よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
■バトンを渡す5名を指名
ま、まるでチェーンメールだ。しかも恐ろしい勢いでブログ界に広まっている様子。ひ~。しかしちょっと面白いので企画にのってしまおう。

Q1. コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 5.76GB (←iTunesが手放せない生活になりつつある今日この頃)
Q2. 今聞いてる曲
 小野リサ(←かなりはまってる)
Q3. 最後に買ったCD
 Altan『Harvest Storm』
 Harvest Storm

Q4. よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
 ・Marvin Gaye 『What's Going On』
 ・Chic 『Le Freak(おしゃれフリーク)』
 ・Prince 『1999』
 ・Queen 『Bohemian Rhapsody』
 ・樋口了一 『6分の1の夢旅人』
(↑ふ、古いのばっかだ。年代が分かるな)
Q5. バトンを渡す人
 ・Akiさん『High Five! 子連れ旅
 ・かずーん『Kazushi Mukaiyama
 ・nekokickさん『neko kick ☆ねこと旅とお弁当☆
 ・momoさん『もものつぶやき
 ・やぶ猫さん『猫のやぶにらみ
(↑これが一番難しい...。この人どんな音楽聞いてるんだろ?と興味のある人を選んでみました。みなさま怒らずバトンを受け取ってくださいまし。よろしく。さらばっ!)

2005年6月22日

ベジタリアンな猫

最近めっきり、食べ物に対して関心のなくなったソフィー。朝ご飯(ドライフード)のときも、晩ご飯(猫缶)のときも、しらーっとしてて、全然盛り上がらない。いちおう近くまでは寄ってきても、自ら食べには来ず、横目で眺めるのみ。
子猫のときはたいへん食欲旺盛で、ノアの分まで横取りしていたくらいなのに。そして今を去ること7ヶ月前、あまりにぱっつんぱっつんなお腹を心配し、ダイエット作戦を始めたほどだったのに!
今や、ご飯のたびに、よっこらしょと、ソフィーを皿の近くまで抱き上げて持ってくるか、もしくは、ソフィーの目の前に皿を運ぶ召使の私たち。ささっお食べ、といくら勧めても、缶餌などほんの一口か二口しか食べないのだ。そしてすぐに、「いらない。いらなーい」と砂かけ仕草。
猫またぎされる哀れな缶餌。 → 猫またぎされる哀れな缶餌。

ダイエットの効果で胃袋が小さくなったのだろうか。それでも、ドライフードは、いつの間にか食べているようなので、まぁいいかと思うのだが、ちょっと心配ではある。
その「いらない。いらなーい」も念がいっている。
自分の皿に、いつまでもいつまでも砂かけしてるかと思うと、ノアが完食し終わった皿にまで「いらない。いらなーい」。分かったっちゅうの。
片や完食。ソフィーは「いらなーい」 → 片や完食。ソフィーは「いらなーい」

そして相変わらず猫草だけは、毎日毎日、10本以上モリモリ食べている。
そういえば、あるときから猫草を1本ずつ手渡しでやるようになり、それをまるで主食のようにモリモリ食べるようになってから、逆にご飯のほうは食べなくなってきたような気がする。すっかり菜食主義者になってしまったのか、この猫?毎朝、サラダ(猫草)を食べてからでないと、ドライフードにも手をつけない。一皿目は必ずサラダ。まるでコース料理のようではないか。ある意味正しいのか、これは?
気のせいか、少し体型も締まってきたように見える。うーむ、恐るべしベジタリアン。私も真似しようかしらん(←言ってみただけ)。
ウエストにくびれがっ! → ウエストにくびれがっ!

2005年6月23日

微妙な猫たち

何度か紹介しているが、うちの猫たちは仲が悪い。ソフィーが、何かというといつもノアにちょっかいを出して、嫌がられている。ソフィーが来てからもうすぐ2年になるというのに、ノアはいつまでたっても、ソフィーを好きではないのだ。
たまに気まぐれでソフィーが、ノアをグルーミングしてあげようとするのだが、そんな屈辱に耐えるノアではない。すぐにバトルが始まってしまう。といっても、本気の喧嘩をするわけではなく、ただの追いかけっこだけで終わってしまうので、まぁいい運動になるかと見放す私。
そのくせお互いの存在が気になる様子。1匹がいないと、もう1匹が探しているようでもある。最近では、なーんとなく微妙な距離を保ちながら、近くでくつろいでいるのをよく見かける。
こんな感じ。 → 062405_4.jpg
こんな感じ。 → こんな感じ。
こんな感じ。 → こんな感じ。

何でしょうね。この微妙な距離。仲がいいのか、悪いのかさっぱり分からん。それでも一緒にいたがるというのは、実は好きなのか?しかし、何も顔までお互いそむけなくても...。感じ悪いったらない。
うちには2匹しかいないのだから、仲良くしようね、君たち。
何かっ? → 何かっ?

2005年6月24日

コニチハー

イチローがサンディエゴに!
サンディエゴ・パドレスにも日本人選手大塚投手がいるにはいるが、やっぱりメジャーリーグの観戦でイチローを見ない手はない。今日はパドレス対シアトル・マリナーズの試合だ。
試合前の選手紹介では、相手チームなのになぜかイチローのときだけ、拍手がわく。マリナーズファンが、サンディエゴにそれほどいるとは思えないので、これはそれだけ日本人観客が多いということか?見回した感じ、いつも通り。それほど日本人がたくさんいるとは思えない。
しかし、イチローがバッターボックスに立つと...。おぉ、なんとバックネット裏近辺からストロボがバシバシたかれているではないか。きっと日本人の方々は、バックネット裏のいい席にたくさんいるに違いない。それを眺める私たちが、どこにいたかというと...。
こんな席。砂浜で遊ぶ子供ら。 → こんな席。砂浜で遊ぶ子供ら。

相変わらず、外野のこんな席。でもここは、フィールドにとっても近く、観客も遊びながらくつろぐ、のんびりとした良い席なのだ(実はとても安いからここにした、ともいう)。
イチローがこんなに近くにっ! → イチローがこんなに近くにっ!

アメリカの野球ファンは、はっきりしている。敵チームのことなど、全くといっていいほど応援しない。たとえマリナーズにホームランがでたとしても、何事もなかったかのように、しらーっとしており、大画面にも何一つ表示がされない。もちろん拍手一つない。逆にパドレスのときは、花火は上がるは、音楽はかかるは、大盛り上がり。敵チームのファンらしき観客が、大画面にちらりと映ったりすると、もうたいへん。全席から一斉にブーイングがおこる、おこる。それはまるで練習したかのように、きちんと揃った大きなブーイングなので、笑ってしまう。素直な人たち。
ところが今日は、イチローの打席のとき、なんとパドレスのファンらしきアメリカ人から、大きな声があがった。
「イチロー!コニチハー!!」
そ、それは応援か?それとも、やじのつもりか?笑かしてくれる。
試合結果は5-14でパドレスが大敗。うーむ、残念。
普通の外野席から見るとこんな感じ。 → 普通の外野席から見るとこんな感じ。

ところで、今日の観客全員プレゼントは、これ。パドレスのサンバイザーだ。さっそく帰って猫たちに被せてみるが、もちろん気に入らないのだった。
じっと我慢するノア。すまぬね。
何これっ? → 何これっ?

2005年6月26日

古くてもいいところ

このアパートは、築35年近くたつたいへん古いアパートだ。日本だったら、そんなに古ければかなり老朽化していることだろう。しかし、ここサンディエゴは、雨があまり降らない温暖な気候のためか、建物も傷まないようでそれほど古く感じない。そして、驚くほどこまめに、丁寧に毎日毎日、メンテナンスがされている。大事に使っているのだ。
そんな古いアパートのどこが気に入っているかというと、断然プールだ。この近くのアパートはたいていどこでも、プール・ジャグジー・ジムが整備されている。ここはたいして高くない家賃なのに、何でも使い放題なのがありがたい。朝7時から夜の11時までいつでも使える。
このプールの一番気に入っているところは、四角くて、深いことだ。一番深いところで2メートル50センチもある。私は泳ぐのも好きだが、水の中にただ入っていることが好きなので、深いプールはうれしい。深い底までたどり着いて、上をながめて、陽射しがきらきらと水の底まで差し込んでいるのを見ると、もうこのまま時が止まって欲しいと思うほど(←溺死するって)。
サンディエゴは夏でも比較的涼しいので、プールの水はほんのわずか温められて、適度な温水になっている。だから夜でも入れる。夜のプールはこんな感じ。ちょっと涼しいけど、気持ちいい。
夜のプール。 → 夜のプール。

Jがプール嫌いなので、たいていいつも一人で泳いでる。沈んでる。そのうち浮かび上がってこないのではないかと、我ながらちょっと心配。

ところで、サンディエゴの今日の天気は快晴。気温24℃。湿度10%程度しかなくて、からからだ。まったく毎日申し訳ないような快適な気候で、日本で読んでくださっているみなさまからは、かなりの反感をかいそうだ。各地のブログで、暑い暑いという話を最近よく目にするが、怖いもの見たさで...。いったい今、何度くらいあるのでしょうか?実はもうすぐ日本に一時帰国する予定なのですが...、今から怖い~。

2005年6月28日

猫のお約束

久しぶりに物置から出してきたスーツケース。開けてみると...、なんと猫が入ってた!なーんてことはもちろんない。さっそく、探検する2匹。まったくお約束のように、中に入ってくれるからおかしい。
楽しいスーツケース。 → 楽しいスーツケース。

「大丈夫だからね。必ず帰ってくるからね。なーんにも心配いらないからね」
と、かわるがわる猫を抱きしめて、言い聞かせる。しかし、そんな飼主の心配をよそに、楽しそうに入ったり出たりして、いつまでも猫たちは遊んでいるのだった。
うぅぅ、寂しいよー。
しんぱいって、何っ? → しんぱいって、何っ?

2005年6月30日

動画パート2

前回の炎のドラマーが好評だったので、調子に乗って第二弾!
『ボール回しの達人』です。
明日の今ごろはもう飛行機の中。猫たちよ、しばしの間さらば。元気でいるのだよ。必ず帰ってくるからね。忘れないでね~。

動画へGo!