いろいろあった日
今日ボランティア先であったこと。
寄付金を入れるケースが壊され、現金が盗まれた。透明なプラスチックケースで、お金が透けて見えるタイプの入れ物(カギ付き)の、裏側が割られ、現金がほとんど抜かれていた。お札もたくさん入っていたのに。11セントだけ残して、あとは全て盗まれた。小さな子供が自らお小遣いを寄付してくれたりするかたわら、こんな賽銭泥棒のような真似する人もいる。たくさん入っていたとはいえ、どうせ30ドルそこそこしかなかっただろうに。これからは、ボランティアが不在のときは、寄付金箱は隠しておくようにとのこと。わびしいことだ。
新しくきたばかりの猫3匹から、耳ダニ(ear mites)発見。うぅぅ。耳ダニってはじめて見た。すごく汚い耳だったので、ちょうどそこにいた獣医に聞いたら、即座に「Ear mites!」と断言。他の猫に感染しないよう隔離し、石鹸で手を洗えという。しかし、たまたまハンドソープが見当たらなかったので、水だけでごしごし洗っていたら、そこにある掃除用洗剤を使えと命令するのだ、この人。ひ~。洗うかこんなので普通?案の定、洗ってしばらくすると、両手の指先が全部、がさがさに荒れてしまった(泣)。アメリカの洗剤きつ過ぎる。平気な顔をして一緒に洗剤でごしごし洗っていたが、あの獣医さんの手は大丈夫だったのだろうか。
変わった電話数件。うち1件は、ある年配の女性からかかってきた。死んでしまった猫の生まれ変わり(reincarnated cat)を探しているのだという。片足だけオレンジと白のまだらで、金色の目の猫がいないかと聞くが、残念ながらうちにはいなかった。ダライラマじゃないんだから、猫が生まれ変わってまた猫になるのだろうか。しかも同じ柄になるのか。いろいろ疑念がわいてきたが、しかしこの女性が、いったいどれだけ長いこと愛する猫の生まれ変わりを探して、あちこちむなしく電話をかけ続けているのだろうと思うと、かわいそうでならなかった。お気持ちよく分かります。どうかいつか見つかりますように。
ハロウィーンが終わって、店内は早くもクリスマスの飾り付けになった。猫のケージのすぐ上にも、緑の蔦の葉のようなものをからませ、そこに巨大なオーナメント(直径30cmくらいの球)を飾るという。そんな場所にまで何も飾らなくてもと苦い顔で見物していたら、猫たちもみな興味津々で見ていた。
飾り付けが終わり、満足げに眺める店員たち。が、まもなく、がしゃーんという音とともにオーナメントは落下して、気持ちいいほど粉々に砕け散ってしまった。
あ、危なかった。ほんの3秒前まで、そこには生後2ヶ月の子猫たちが遊んでいたのよ。死んでしまうぞ!あまりびっくりしたので、私も店員も十数匹の猫たちも、皆しばし固まって動くものはいなかった。
飾りつけは部屋の外側にだけ行うようにと、即座に変更が決定されていた。
すごくかわいい子猫もたくさんいたのに、今日は忙しくて一枚も写真が撮れなかった...(T_T)。