猫にごはん

 

 

 

 

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2006年6月 アーカイブ

2006年6月 4日

ロックンロールな一日

日曜日は、毎年恒例のサンディエゴロックンロールマラソン大会の当日だ。コースはサンディエゴのダウンタウン周辺を大きくぐるりと回る。途中大胆にもハイウェイを閉鎖してランナーを通したり、海沿いを走ったり、ゴールをミリタリーの基地内に設けたりなど、いかにもサンディエゴらしい雰囲気の道のりになっている。
もちろんフルマラソン、26マイル(42.195キロ)だ。そもそもフルマラソンなんていうものは、オリンピック選手とか陸上の英才教育を受けた選手とか、そういう特殊な人々だけが執り行う、自分とは関係のないスポーツだと思っていた。しかし、今回は私の友達が4人も出場する。最初に話を聞いたときは、何かの冗談かと思ったが、どうやら本気だったのだ。本当に身近な知り合いが4人も走る。すごいことだ。ぜひとも応援に行かねばね。
朝、目が覚めたときに、真っ先に思ったのは、「はっ。もうすでにあの人たちは2時間近くも走りつづけているのだ」ということ。急いでカメラをもって駆けつける私とJ。
この格好でフルマラソンを完走するエルビス軍団。 → エルビス軍団

ロックンロールというだけあって、各所でバンドが毒にも薬にもならないような、ロックンロールを演奏している。しかし沿道は大いに盛り上がっているのだなぁ。旗を振り、大声で声援を送る応援の観客。給水所ではランナーに水を配るボランティアの子供たち。そういえば、マラソンなんてテレビでも見たことないし、実際に応援にきたのも初めてのことだ。数時間も沿道を走りつづけるひたむきなランナーたちの姿に目頭が熱くなる。しかも次から次へと途切れずランナーが続く様子が感動的だ。世の中にこんなに走りたい人がたくさんいるなんて(※出場者約2万人)。今ここに4人の友人の誰か一人でも現れたら、私泣くかも、と思う。しかし実際に、マルコさんが駆け込んできたときには、立ち止まって、あまりに普通に立ち話ができたので驚いた。笑顔だし。なんというか、倒れこんでくるほど消耗しきったランナーを想像していたので、2時間以上も走ったあげくにこんなに元気な人がいるなんて、本当にびっくりだ。
更にゴール地点に応援に向かう。
厳しい検問。 → 厳しい検問

ミリタリーの基地だけあって、ランナーはノーチェックで基地に入れるにもかかわらず、応援する私たちは厳しい検問所のボディーチェックを越えなくてはならない。兵隊さんたちが銃をかかえてにらんでいるし、カバンのポケットの一つ一つを開けて検査している。またもや、検問ゲートを走り抜けたくなる衝動にかられる私。いかんいかん。
ゴールには、ロックンロールっぽいDJがいて、大観衆を盛り上げている。たぶん、各ランナーの靴紐に付いているセンサーで、ゴールをすると誰が入ったのか一瞬にしてデータが表示されるのだろう。
「ひゃっほぅ~~!ジェニファ~~~~!フロム テキサ~~~~ス!!」
などとゴールしたばかりのランナーを、ハイテンションで紹介をしてくれるのだ。観客もみな盛り上がって拍手でねぎらう。一番の盛り上がりを見せたのはこの方。
ゴール直前の77歳ランナー。 → ゴール直前の77歳ランナー

「セブンティセブンイヤーズオ~~~~~~~~~~ルド」
DJが5回は絶叫していただろう。77歳にしてフルマラソン完走したこの方。すばらしい。しっかりと掲げたアメリカ国旗がかっこいいではないの。
友人たちは4人ともめでたく完走した。このゴールの大歓声と盛り上がりを味わったら、きっと来年も出場するであろう。とっても感動的で楽しかったフルマラソン(観戦)。私もまた来年もぜひとも応援にこよう(応援だけか)。みなさん、お疲れさまでした。

2006年6月 9日

ポットラック part1

今日はコンピュータクラスの最終日。長かった早起き生活(月-金、毎朝6時起きしていた)もこれで終わりだ。やった。明日からはゆっくり朝寝しよう。私は後半から参加しただけだが、このクラスは本当は約1年間続いており、みんな1年も一緒だととても仲良くなる。最後、うるうるしていた人もちらほら。涙もろいので、そういう人々の姿を見ているだけで、私はもらい泣きしてしまう。そういうとき、あぁ年取ったな、と自分でも思う。が、もらってしまうものは仕方がない。うるうる。
ところで、最後はやっぱりポットラック(食べ物持ち寄り)パーティーだ。何度ポットラックに参加しても、毎回何を持っていくか悩む。今回はしかし、日本通のマーサのリクエストにより、おにぎりにしてみた。いえ、決して手抜きをしたわけではなく...。
作ったのは2種類。鮭のおにぎりと、スパムむすび。スパムの缶詰の在庫を探したところ、以前Kさんから置き土産にもらった、スパイシースパムがあったので、それを使うことにした。スパイシースパムの缶詰には、タバスコのマークが書いてある。タバスコ味か?いちおう焼いて味付けしたあとに、試しに味見をしてみたが、思いのほか辛くてびっくりした。果たしてこのスパイシー&醤油味のスパムむすびは、アメリカ人に受けるだろうか。
パーティーとなると、やっぱりケーキがある。前回コンピュータ柄の灰色ケーキにびっくりしたが、今回もまたすごかった。ケーキカットの瞬間を見逃したので、何の絵が書いてあったのかは分からないが、ケーキ一面に、灰色と黄色と水色のクリームがびっしりだった。味は推して知るべし。
何のデザインだったのだろうか? → ケーキ

さて、作っていったおにぎりたちの評判はいかに。皿を出したとたんに、「スシ!」の声がどこかから聞こえたが、違うのだよ。これは寿司ではないのじゃ。見た感じ、どんどんさばけていったので、まぁそう悪くはなかったのだろうと、安心していた私。ところがしばらくして、料理が並ぶテーブルに近づいた私に、アメリカ人のデイビットは話し掛けてきた。
「これすごいおもしろい味だよ。食べてみなよ」
見ると、彼が指差しているのはまさに、私のスパイシースパムむすびではないか。どうだった?と聞くと、「Very interesting!」などと言って笑っている。後に、これは私が作ったのだよ、と打ち明けると真っ赤になっていた。interesting = おいしい、と解釈させていただきましょう。
おにぎりセット。 → おにぎりセット

それにしても楽しいクラスだった。片言英語に耳を傾けてくれる優しい人々のおかげで、初の英語のプレゼンテーションもあまり緊張せずにできた。ほとんど2日間徹夜でファイナルプロジェクトを一緒に仕上げたHくん、どうもありがとう。先日はきみの失敗をネタにしてすまなかった。どうかこのサイトが、いつまでもHくんに見つからないことを祈る。

ポットラック part2

ポットラック(食べ物持ち寄り)パーティーは、今までに何度か出席したが、一日に2回も重なったのは初めてだ。夕方は、友人スーザンのお母さんの家で、BBQポットラックパーティーによばれた。前回ここに寄せてもらったのは、もう一年以上も前のことだ。この家は、ほとんど全部が老夫婦の手作りと言っていいほどで、広大な庭や家のすみずみまで、手作り感があふれていて、まるで『大草原の小さな家』(を巨大にした)のイメージそのまま。
犬も椅子もかわいい。 → 犬も椅子もかわいい。

おじいさんが作ったという庭の滝は、高い斜面の上から、何度かレンガの水溜りを経て、果ては池の鯉までたどり着くという、それこそ数メートルの長い距離をもっている。しかしこれが動かない。前回着たときに、せっかくの外人の客人(私たち)がきたということなので、何年も動かなかった滝を修理してくれていた。しかし、おじいさんの努力もむなしく、とうとう水はでてこなかったのだった。その後、私たちが帰ってから5分後に水が流れ始めたということで、おじいさんはとっても悔しがっていたのだそうだ。噂に聞くだけの幻の滝。
このたびまたもや私たちのために、水が流れるよう万全の準備を整えてくれていたとのこと。着くなりスーザンが、滝を見に行けという。そこで庭に出て、滝を眺めに行くと、しかしやっぱり水はまったく流れていないのだった。別に私たちが特に『滝が大好きでたまらない』というわけでもないのだが、日本人にアメリカの滝を見せてやりたいというおじいさんの気持ちを汲まずにはいられない。
「えーと、滝は?」
おじいさんによると、水を流してはみたのだが、管をネズミに齧られてしまったため、結局滝まで水はたどり着かなかったそうなのだ。それもとても残念そうだったので、私たちも次のときこそ楽しみにしていると、固い約束をした。気持ちだけでも充分だよ、ありがとう。
BBQポットラック。 → BBQポットラック。

BBQポットラックの食べ物は、やっぱりBBQがメインなのだった。ホットドッグ、ハンバーガー。ハンバーガー、ホットドッグ。そしてサラダや果物などなど。30人くらいいただろうが、私たちを除いて全員がアメリカ人(しかもサンディエゴ育ちの人ばかり)なので、目新しい食べ物は特にない。私はマカロニサラダを持っていったが、他にもマヨネーズ和えのサラダがいくつかあり、かなりかぶっていた。中で一番おいしかったのが、ブロッコリーとハムのマヨネーズサラダだった。コリコリと歯ごたえのある小さく切ったブロッコリーがおいしい。ん?まてよ。これはもしやアメリカ人の大好きな生ブロッコリーでは。ひ~。とうとうブロッコリーを生で食べてしまった。しかしこうやって食べると、意外にとってもおいしいのだった。何でも食べてみるものですね。

2006年6月10日

ロドリゲスとネギ

久しぶりにメキシコにタコスを食べに行く。最後に行ったのはいつかというと、もはや毎日書いてないので日記としては機能していない、このブログを検索してみると去年の10月のようだ。8ヶ月ぶりだ。
今日は、普段あまりタコスを食べないというマルコさん夫婦と一緒に、国境を車で越える。人が多いとなぜだか安心だ。ティファナ(Tijuana)でタコスを食べ、南へ足を伸ばして、エンセナダ(Ensenada)までドライブする。そして夕飯はプエルトヌーボ(Puerto Nuevo)という小ぢんまりとした観光地でロブスターを食べた。
まずは、タコス。いつものホセ兄弟(仮名)の屋台が休みだった(たぶん)ため、いつも混んでいるロドリゲス一家(仮名)の店に入った。ここで一番感心するのが、ネギだ。以前カウンターでタコスを食べていたら、突然差し出されたサービスの焼きネギ。日本の白いネギよりはワケギに近い、30センチほどの長さの短い青ネギを、それこそ根の部分を切り落としただけで(たまに根がついていたりもする)、全く切りもせず、ただただ思いっきり焼くだけ。これがなぜかおいしいのだ。メニューを見ても、ネギらしきものはないので、ロドリゲス兄に焼いてくれと、身振りでお願いする。こうして食べるといくらでも食べられるネギだが、家では一束使い切るのもけっこうたいへんなのだ。しかし真似してそのまま焼いてみても、きっとおいしくないに違いない。
タコスとネギ(奥の野菜は付け合せ)。 → タコスとネギ

ネギの横の黄緑色の野菜は、焼きサボテン。ピーマンに近いみずみずしい味で、これまたとてもおいしい。ロドリゲス兄は、大量のネギに感嘆の声をあげる日本人4人の目の前で、なぜかその後、鉄板いっぱいにネギを広げて焼きだした。他の客から突然大量のオーダーが入ったとは思えないのだが、思い切りのよい焼きネギパフォーマンスは迫力満点。いい人だ。
一心不乱にネギを焼くロドリゲス兄(仮名)→ネギを焼く

エンセナダは港町なので、魚市場を見学。あまり新鮮でなさそうなにおいも漂ってくるが、近くでカモメやペリカンが魚くずのおこぼれに預かっているので、仕方あるまい。牡蠣も売ってる。どの店でも、1キロ50ペソ(約500円)だ。安いのか?買ってみたいが、ここで買って生で食べるのは、うーん、勇気がいるなぁ。
カラフルでかわいい魚市場。 → カラフルでかわいい魚市場

そういえば最近、猫ブログのくせに猫の写真を載せていなかった。メキシコではあまり猫は見かけないが、めずらしく黒猫がいたので写真をぱちり。痩せているのか、仔猫なのかよく分からないが、とても人懐っこい。なぜこんな屋根の上にいるのだ。ちゃんとこの家に飼われていることを祈る。がんばって生きていくのだよ。
メキシコの黒猫。 → メキシコの黒猫

メキシコでは、子供の物売りをよく見かける。夜遅くでも小さな子供が一人で歩いて、ガムなど売ったりしているのだ。そして物売りは圧倒的に、原住民インディオたちや、肌の浅黒い人ばかり。このバハカリフォルニア(Baja California)の半島の中は、海沿いにはゴルフ場や白亜の宮殿のような大きなリゾート風建物がたくさん建ち並んでいる。しかし道路をはさんで山側をみると、とたんに廃墟のようなバラックの家がびっしり密集し、洗濯物がひるがえっている。貧富の差の激しさが、非常に身近に感じられる土地なのだ。『格差社会』という言葉、日本ではなく、こういう国にこそぴったりだと、行く度に思うのであった。

2006年6月15日

フェチな猫

ノアのお気に入り、それは仔猫のときからずーっとそこで寝ていた豹柄のひざ掛け。いつも豹柄で、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ...。口にくわえて隣の部屋まで大移動させることもしばしば。あまりにノアが気に入っているようなので、実は私はとても気に入っていない柄ではあるのだが、わざわざノアのために日本から持ってきたくらいなのだった。そうしてもうかれこれ、6年近くも大好きだった豹柄が、最近とんと見捨てられている。もはや、豹柄に寄り付こうともしない。

こんなに一つのものに何年も固執する、頑固なノアの心をとらえた新しいものは何かというと、これ。そう。この黄色い猫じゃらしなのだった。こんな、今更ながらの平凡な猫のおもちゃが、今や大のお気に入りになってしまった。もう6歳のおっさん猫になったノアは、こんなおもちゃで一人遊びしたりはしない。遊ぶわけでもないのに、何がお気に入りかというと、ただその上に乗って寝てみたり、口でくわえてヘンな声を出しながら移動させるだけなのだった(うちではこのことを、自慰行為と呼んでいる)。
眠くても → 眠くても

毎日私が家に帰ってくると、玄関やら台所やら、その日によって違う場所に放置されている黄色い猫じゃらしを、まるで落ち穂拾いのように拾うのが、習慣になってしまった。ここ数ヶ月もこの状態が続いている。拾って、例えばベッドの上やソファの上に置いておくと、またいつしかノアが口にくわえて、うにゃうにゃ言いながら、どこかに移動させてしまう。別にそれで遊んで欲しいわけではなく、ただただ移動させるだけ。全く以前の豹柄に対する取り扱いと一緒だ。
思うに、豹柄ひざ掛けは人間用だけあって、かさばるしとても重い。猫にとっては、口にくわえて移動させるのはとても重労働だ。どうやらある日ノアは、あんなに重いのはたいへんだから、こっちの軽いのにしようと、以来対象を楽チンな方に変更したのではないかと推測される。軽いため、いくらでも遠くまで運べるし(なぜ運ぶ?)、一日何回でも運べる(なぜそんなことをする?)。
眠くても → 眠くても

なぜか床に放置されている猫じゃらしは見るのも嫌なようで、わざわざ踏みつけて邪魔そうに通行したりしているのだ。自分で放置したくせに感じ悪いったらない。その無言の圧力に負けて、一日何度も、床に落ちている猫じゃらしを拾ってやる私。ちなみにこの日本製の猫じゃらしは、一年前にKさんが日本土産に買ってきてくれたものだ。ピンクと黄色をもらったのに、ノアが大好きなのはこの黄色だけ。
うちに遊びにきてくれる友達の方々へ。今後はもし猫じゃらしが落ちているのを見つけたら、すみませんが拾ってどこかの上に乗せてやってくださいましね。
決して離しません! → 決して離しません!

2006年6月17日

猫に注意

うちのアパートは、人の出入りが頻繁だ。2階建ての小さい建物が点在しているアパート群なので、あの人引っ越したなとか、新しく人が入ったのだなというのがすぐに分かる。人が住んでいる家には、ほぼ100%、玄関マットが敷かれている。靴のまま家の中に入る人たちだから、けっこうきちんと外のマットで靴の底の泥をぬぐってたりしているのだ。
うちは日本人宅なので、もちろん家の中で靴は脱ぐ。隣の中国人夫婦は外で靴を脱ぐ(おまけに外に下駄箱まで置いている)。うちのアパートの台湾人オーナーも靴を脱ぐ。そういえば今まで訪れたアジア人宅(中国人・韓国人・ベトナム人)では、みな靴を脱いでいたな。
ところで、今日玄関マットを新しく買い換えた。散歩中に立ち寄った店で見かけて、衝動買い。こういう猫関係のものには弱いのだ。
beware of dogcat (猫に注意) → 猫に注意
ソフィーは見るなりばりばりと爪を研いでいた。爪とぎじゃないって。
この手の猫マットで、過去よそのお宅で見かけものは、『wipe your paw』『heavy petting zone』『home of a 'special needs' cat』などなど。どの家に猫バカ飼いが住んでいるのか、分かりやすくていい。
なかなかいいわね。 → なかなかいいわね。

2006年6月18日

メロンパン!

【メロンパンの作り方】
マスクメロン(夕張メロンでも可)の種をよく取り除き、実の半分をフードプロセッサにかけるか、もしくはおろし金で摩り下ろす。甘味がたりない場合は、グラニュー糖を適宜加える。残りの半分は細かく刻んで、パン生地に練りこむ。
焼きあがった丸パンに、上記のメロン果汁をたっぷりかけて召し上がれ。

↑うそです。

メロンパン

メロンパン作ってみた。
そういえば、メロンパンというものを自分で買って食べた記憶が、生まれてこの方一度もない。たぶん今までの人生の中で一度くらいどこかで食べたことがあったかもしれないが、全く覚えがない。それくらいメロンパンとは縁のない生活を送ってきた私だが、このたび初めて作ってみた。
パン作りの達人momomoさんのサイトで見つけて以来、あまりにおいしそうだったので、いつか作ってみようとずっと狙っていたのだった。momomoさんのレシピを見て初めて知ったのだが、なんとメロンパンには、メロンがちっとも入っていないのだ(←これ常識か?)!なんとなく、勝手に上記のような作り方をおぼろげに想像していたのだが、あまりにもその作り方が想像とかけ離れていたのでびっくりした。
なんとパン生地の上に、クッキー生地を載せて一緒に焼いてしまうのだよ、あなた!しかもメロンじゃなくて、レモンが入っているだけなのだ。あーびっくりした(←私だけか?)。なんてオリジナリティーあふれる作り方。誰が発明したのか知らないが、すごい発想だ。
焼きたてのメロンパンは、上がさくさく、中がもっちり、ほかほか。レモンの香りがそこはかとなくして、おいしい!なんとなく食感がスコーンに似ているような気もする。本物の味がどんなかは分からないが、かなり近い気がする(ほんとか?)。紅茶によく合う。やっぱり出来たてはいいですね~。

本物のメロンパンのレシピはこちら

2006年6月23日

猫の穴

ソフィーはもうすぐ3歳になるというのに、未だに一人遊びをよくする。人間におもちゃで遊んでもらうよりも、たぶんこの猫は一人で遊ぶほうが好きなようだ。特に大好きなおもちゃが、これ。コットンパフとそっくりなこの白いボールは、その名もCatnip Puffs。パフのように、柔らかくてふわふわしていて、キャットニップまみれになって売っている。
あんなところにボールがあるわ。 → あんなところにボールがあるわ。

これをサッカーのボールのように、ドリブルし、転がし、さらにくわえて運び、夜中に一人で遊んでいる。
なぜ夜中なのにこのおもちゃで遊んでいるのが分かるかというと、このボールは暗闇で光るのが特徴なのだ(『Glow in the Dark Catnip Puffs』)。電球の明かりにしばらく近づけて、それから暗闇に放つと特によく光る。白いボールがぼうっと、蛍光塗料のように暗闇に浮かび上がって見えるのだ。それをソフィーが口でくわえて運んでいたりすると、まるで空中をボールがただよっているように見えて面白い。本人は光ろうが光るまいがどちらでも同じようなのだが、見ている人間が楽しめる。
大好きボール! → 大好きボール!

しかしこのボールの難点は、小さくてすぐどこかへ行ってしまうこと。久しぶりに新しいのを買って開けてやったが、あっという間にもうすでに2つ無くしてしまった。いままでにこの家のどこかに、6つは隠れているはずなのだが、どこにも見当たらない。どこにいるのだ、白いボールたちよ。
ソフィーはいつも、おもちゃやゴムやピアスをどこかへ転がして無くしてしまうが、これほどすぐに行方不明になるおもちゃもめったにない。いつか引越しするとき、どこか壁の片隅に、おもちゃや小物が大量に埋もれている穴でも見つかるかもしれないと密かに期待している。
あたしは知らないわよ。 → あたしは知らないわよ。

2006年6月26日

タオルの使い方

先日、タオルをお土産にいただいた。
このタオルはどこかにひっかけられるよう、タオルの中心に輪っかになったフックが付いていて、フックが回転するので、タオルがねじれたり絡まったりしない優れものだ。こういう便利グッズは当然日本製だ。生地もしっかり厚手なので、こんなふうにしっかり立ったりもするし。
こんなふうに立ったり。 → こんなふうに。

こんなふうに斜めに倒れたりもする。

こんなふうに倒れたり。 → こんなふうに。

猫たちがいやに興味を示してるなぁとぼんやり眺めていたら、ふと気がつくと、ソフィーが猛ダッシュで何かを転がして遊んでいる。慌てて取り上げてみると、タオルのフックの部分ではないか。ひー、使う前からもう壊してしまった!と思いきや、これはパッチンと留まるボタン式になっていて、ちゃんとタオルだけ取り外して洗うことができるのだった。こんな固いボタンをいとも簡単に外してしまうなんて、なんて賢いのかしら、うちの猫ったら(←猫バカ)。
至れりつくせり。さすが日本のタオルはできが違う。

どうやって使うのかしら、これ。 → どうやって使うのかしら、これ。
こうやって使うんだよ。 → <br />
こうやって使うんだよ。

どうも便利タオルの使い方をうちでは間違っているようだが、大人気なのは間違いない。タオルやその他、たくさんの宝の山をくださったマルコさんのお母さま、どうもありがとうございました。たいへん重宝(?)しております。