Hug!
久しぶりにボランティアに行く。最後に行ったのはいつかとブログをチェックしたところ、1月だ。もう約1年も休んでいたのだなぁ。どんな猫ボランティアをしているかという詳細はこちら。
長年、ボランティアのボスをやっていたミシェルが辞めてしまったのも1月。私はこの頃学校で忙しかったので休みをもらうことにしたのだが、同じ時期に多くのベテランボランティアもいなくなった。新しくボスになったのはデボラという人だ。体も性格も豪快なおっかさんタイプの女性で、恐ろしく記憶力がいい。この人ならよいまとめ役になることだろう。新しいボランティアもたくさん入っていた。いいことだ。
来週以降は週に一度、また一人で担当することになったが、今回は久しぶりなので、デボラも一緒。「Welcome back!」とあたたかい抱擁(hug)を受けた。
私はこの、女性からの抱擁が好きだ。特に両腕が回らないほどたっぷりとした肉厚な女性から抱きしめられると、うわ~とボーっとなってしまう。この人は大柄なので、大きな胸と肉にぎゅーっとうもれる感じがたまらない(←ヘンか?)。あー気持ちいい。
この日は、たまたま1匹の猫が点滴中だった。Flower(花)というかわいらしい名前の雌猫は、8歳で腎臓が悪い。週に一度点滴治療が必要なのだ。おとなしい、はかなげなこの白黒長毛猫は、点滴されている15分くらいの間、じーっとして文句の一つも言わない。長毛なのでふっくら見えるが、抱きあげると、痩せていて羽のように軽いのが分かる。人懐っこく、見知らぬ人間にもすりすりしてくるし、膝に乗せればそのまま素直に丸くなる。かわいいねぇ。こんなかわいい子が捨てられた理由は、トイレ以外の場所で粗相するようになったから、とのこと。前の飼い主は病院にも連れて行かなかったのだそうだ。今この子は、きちんと治療を受けて、まったく粗相もしなくなったそうな。早くもっと良い飼い主がみつかるといいね。
かわいいFlower →
私がこのボランティア団体を好きな理由は、決して安楽死をさせない団体であることだ。どんなに年をとった猫でも、お金のかかる病気の猫でも、ちゃんと治療し里親を探す。当然それには限界があるため、無制限に多くの猫を引き受けることはできないし、独自にレスキューもしない。その代わり、一旦引き受けた猫には必ず里親を見つけ、何年たっても、どんな状態でも、飼えない事情ができたらその猫を返してもらう。
団体ができたのが、1977年だから、もう30年も歴史があるのだ。裕福なお金持ちからの寄付も多いし、ボランティアの人数も多い。みんなできる範囲で数時間だけでも、無理せずボランティアできるのがよい。私も、また週に1回楽しくやっていこう。