猫にごはん

 

 

 

 

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2008年3月 アーカイブ

2008年3月 3日

猫の悪夢

ここ数日、右腕の肘から下が痛くて、腕が挙らない。それこそマグカップぐらいの重さの物を持ち上げるのもやっとなのだ。今日は一日トクホンを貼っていたので、一日湿布の臭いに包まれて過ごした。あー、痛い。
Jは四十肩だというが、違うのだ。原因はこの猫。
ぼくが何か? → 猫にごはん

一晩中、私の腕枕を強いるノアは、実は腕を枕にはしない。脇の下にぐいぐいと入り込み、腕にのしかかって腕をまたぎ、自分の頭は人間の枕にもたせかけて眠る。つまり私は、一晩中肩や腕を布団から出しっ放しで、6キロもの猫の体重を支え続けているのだ。そりゃあ痛くもなるわな。
おまけに私は自分でいうのも何だが、たいへん寝相が良い。猫に乗られたら乗られたまま、寝返りもうたずに同じ姿勢で朝まで眠り続けることができる(自慢?)。近頃はソフィーも布団の上で一緒に寝るようになった。私の腰骨あたりでくるりと丸くなる。こうして上半身も下半身も固定された状態で眠る私は、そのうち床ずれでもできるんじゃなかろうか。

昨晩など、私の腕の中でノアは悪夢をみたらしく、夜中に何やらうなされ始めた。と、突然「うみゃ〜ん。うみゃ〜〜〜ん」と大声で奇声を発し、私の腕に噛みつき、ぐいぐいと引っ張ってどこかへ持って行こうとするではないか。大丈夫、大丈夫となだめると、そのなだめる逆の手にまで本気で噛みつきだした。なぜ私がこんな目に。そしてきみは一体どんな夢をみたのだ、ノアよ。お願いだから夜は静かに寝てくださいね。

2008年3月 9日

猫の似顔絵

先日購入した『Wii』にまだはまっている我が家。もう買ってから3週間になるのか。その間私は、スキージャンプで191メートルという華々しい記録を達成し、Jは早くも目標体重までダイエットを成功させた。
別売りの『Wii Fit』というソフト(と、バランスボード)には、体重管理機能がついている。事前に身長や年齢など個人データを入力しておくと、毎回バランスボードに乗るたびに、BMI指数(体重(kg)/身長(m)2)を表示してくれて、最初に設定した目標体重まであと何キロ、などと教えてくれるのだ。
今週末めでたく第一回目の目標体重をクリアしたJ。しかし私は知っている。毎回体重を計るたびに、ジーパンを脱ぎ、シャツを脱ぎ、靴下を脱ぎ。だんだんと脱皮を図っているヒトがうちにはいるのであった。もうほとんど全裸にまで近づいているようなのだが、何か間違っているような気がしてならない。

そして、前回ロッタのママンさんからいただいたコメントを読み、さっそく真似してみた。うちの猫たちの似顔絵も作ってみたのです。
これがノア。じゃん。
黒人?! → 猫にごはん

そしてこちらがソフィー。
白人?! → 猫にごはん

作った本人は出来上がりに至極満足しているのだが、どうでしょ似てますでしょうか。

本物の方がもっとかわいいわよ! → 猫にごはん

2008年3月10日

夢のない夢

私はほとんど毎晩夢をみて、目覚めても覚えていることが多いのだが、あまりにもインパクトがある夢の場合、起きてすぐに、内容を忘れないよう寝ているJを叩き起こして語ることを習慣にしている。それにしても昨晩みた夢はすごかった。

夢の中で私は、ある殺人鬼のアシスタントをしていた。その補助の仕事というのが、殺人鬼が殺しそこねた瀕死の人にとどめを刺す、というものなのだ(どんな仕事だよ...)。
そこら中に倒れている息も絶え絶えの人たちに、容赦なくとどめをさしまくる私。それもいかにも事務的につまらなさそうに、はい次、はい次、といった感じで心臓に包丁を突き刺している。その刺しまくっている牛刀は、いつも私が台所で料理をしているものなのでたいへん手になじんでいるのだ。あぁ、この間研いだばかりなのに、もう切れ味が悪くなっちゃった、とか、こんなに血糊がべっとりついてしまったから、早く洗わないと取れないな、などと非常に冷静に考えながら、とどめの一撃を加え続ける。
するとそこはなぜか病院で、長い廊下の向こうから、足の不自由な若い女性が、髪を振り乱しながらこちらに這ってくるではないか。「よくも私の彼を殺したわね〜」と恐ろしい叫び声をあげているのだが、夢の中の私はいっこうに怖がる様子もない。だってこれが私の仕事なんだから仕方ないでしょ、と平気で応えながら、さらに廊下のあちこちに倒れている人の心臓をぐさぐさと突きまくっているのだ。
おぉ、恐ろしい。なんちゅう夢だ。

実はその前日、まったく違う夢をみていて、その夢の内容を話したときにJに、「なんてつまらない夢なのだ。どうせならもっと現実離れのした夢のある夢をみればいいのに」と言われていたのだ。そのつまらない夢というのは、こんな内容だ。

セルフ形式のお蕎麦屋さんのカウンター越しに、店員さんに叱られている私。私は一人前の冷やしチキンサラダ蕎麦を注文したというのに、二人前頼んだはずだ、責任とって食べろ、と厳しく叱責されているのだ。山盛りの蕎麦を前に困っていると、以前の勤務先の上司がすくっと立ち上がり大きな声で、「この人は蕎麦を二人前も食べる人じゃない!」と私をかばってくれる、というものだった。

あー、こうして書いていても我ながらいかにもつまらない夢ではないか。
現実味がありすぎるのもなさすぎるのも、どちらも困ったものなのだ。とりあえず、その日の朝ご飯は、冷やしチキンサラダ素麺(←蕎麦がなかった)を作って食べた。まぁ少なくとも一回分献立を考える手間ははぶけたのだった。そんなにこれが食べたかったのか、私?
一人前の冷やしチキンサラダ素麺 → 猫にごはん

2008年3月13日

悪夢の原因

Jの趣味は保存食作りだ。これまでもジャムなどたくさん作ってきたが、今ブームなのがアンチョビを作ることだ。
この際だから、自家製アンチョビの作りかたを私も見学する。まずはカタクチイワシをきれいに洗って塩漬けにし、一ヶ月ほど冷蔵庫に入れて待つ。一ヵ月後、塩水の中からイワシを一匹ずつ取り出し軽く洗い、さばいて頭・内臓・ヒレ・皮など余分なものを取り除き、オリーブオイル漬けにする。という、簡単に説明してしまえば、しごく簡単なレシピである。ちなみに、塩漬けにする前に内臓を出すというレシピもあるそうなのだが、今回は内臓入りのまま塩漬けにしたそうだ。

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イワシ解体作業中

Jがあるとき買って帰ってきたイワシは、約1.5キロ。しかし冷静に考えると1.5キロもの小さな魚をさばくのはそれはそれは面倒な、細かい手作業で、私も半分ほど手伝ったのだが、それでも2時間近くもかかった。
地味で単調な作業に週末をついやす二人。互いにだんだんと無口になり黙々と作業を続けて、まるで蟹工船のようだ。こういうのきっとベテランのアンチョビ職人(?)だったら、ずっと短時間で済むのだろうが、素人なのでどうも時間がかかる。こ、腰が痛い。腕が痛い。包丁をにぎる手が震える。と、いろいろ老化現象も出始めた。
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できあがったアンチョビ

できあがった塩漬けカタクチイワシのオイル漬けが、アンチョビとして食卓に上がるのは、あとまだ1ヶ月近くかかるらしい。ほんとにできたのだろうか。手はすっかり生臭くなり、もう当分生魚など見たくもない気分だ。

塩漬け時に発生した、塩漬けイワシ発酵汁は、魚醤(ナンプラー)として使えるようなので、漉して冷蔵庫で保管。しかしこちらももう当分見たくないので、冷蔵庫の奥深く、見えないところにしまってみた。

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あたしは牛乳のほうが好きよ

という、永遠と続く包丁を握り締めた魚解体作業のあとにみた夢が、前回のエントリーにある通行人を殺しまくる悪夢につながったというわけだ。
あぁ長い話だった。そういうことなので、いずれにせよ直前にあったことに、非常に影響されやすいという、単純な人間だという結末なのであった。

最近では何か事件があったときに、加害者のブログがよく晒されていて、「犯人は事件前こんな精神状態でした」などと解説されたりしている。もし今後私が何か事件をおこしたときには、前回の人殺しエントリーが使われるのかもしれないと想像すると、何か別の言い訳を考えておかなくてはと、いらぬ心配をしたりして。あー恐ろしい。気をつけなくっちゃ(?)。

2008年3月23日

運動するヒトたち

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まあまあのスコアね。

相変わらずWii Fitで遊んでいる我が家の人間たち。昨日は甥っ子が泊まりにきて、夜遅くまでそして朝早くからWiiをやっていたが(いいのか?いつ寝る、子供よ)、子供の飲み込みの早いこと。操作の仕方なんて、説明も読まずに人の話も聞かずに、ちゃっちゃとできてしまうのだ。そして上達も早い。うーん、このエネルギーをもっと役にたつことに使ったらどうだ。

ところで、テレビの画面に興味のあるソフィーは、たまにこうして一緒にながめている。ちょっとテレビに近すぎませんか、お嬢さん。

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右手でボールをまわし

そしてソフィーは、人間が運動(といえるのか?)をしているのを、ただ眺めているだけではない。自分でもこうして体を動かす。 この爪とぎつきボールのおもちゃは、ソフィーがうちに来る前からあったものなので、もう6年くらい前に買ったものだ。ノアはちっともこれで遊ばないが、ソフィーはいまだに大好きだ。よく回す。激しく回す。 最近またブームのようで、毎日毎日ボール回しに余念がない。何かに取り憑かれたように、呼びかけても気づかないほど(たぶん無視してるのだ)激しく回し続けるソフィー。ほんとに好きだねぇ。
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そして左手でもまわす

もうすぐ5歳になるいい年の成猫だというのに、いつまで一人遊びを続けるのだこの猫は。(以前UPしたソフィーの熟練ボール回し動画はこちら
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座り心地いいね

そしてこちらは、運動をしない黒猫。ヒトのこと言えないが、ノアは最近ますます横に広がって大きくなっているような気がする。少しはきみも運動してくださいね。