フィリピンを喰らう

これはイケル!と久しぶりに出会った好みの味。それはフィリピン料理だ。
日々チェックしている唯一の英語ブログ、『mmm-yoso!!!』で紹介されていた店だ。このブログ主のサンディエゴ在住の方は、いったいどんな仕事をされているのか知らないが、それはそれは守備範囲が広く、ありとあらゆるエスニックレストランを網羅している。この方は、日本レストランにもたまに行かれているようだが、注文も的確で辛口な評価をくだしているのがすばらしい。

ところでフィリピン料理だが、Zarlitos Family Restaurantという店で、あまり普段足を踏み入れることのない、National Cityという地区にある。夜行ったせいか、周りは薄暗く、ちょっと荒んでいて、あまり環境の良いところとは言えない。しかし、駐車場は車でいっぱい。年季の入った店構えからも、いかにも良さそうなレストランだという雰囲気がただよう。
注文したのは、次の5品。

Whole Crispy Pata(豚足まるごと一本分のフライ)
Kare Kare(牛テールと野菜の煮物)
鶏肉と野菜のスープ
エビのガーリックフライ
豚肉炒飯
白米
Pata(大胆にナイフが突き刺さっている)→猫にごはん

中でも私が特に気に入ったのは、この豚足で、よくもここまでカリカリ揚げたと驚くほどの外側の皮と、コラーゲンたっぷりのジューシーな肉がたまらない。まさに絶品。豚足には、さっぱりと醤油ベースのタレをつけて食べる。全メニューの中でこの豚足が一番高く、それでも15ドルだ。それ以外はどれも4~6ドルといった値段の安さだ。
周囲を見回すと、私たちを除いて全員がフィリピン人(と思われる)。家族連れで、山盛り白米を主食に、おかずを2品程度、飲み物は水という質素な感じ。おそらく3人でこれだけ注文した我々が、本日の一番豪華なテーブルであろう。

KareKare → 猫にごはん

この煮物はピーナッツの香りが高い、柔らかな味付けで、ピンク色のエビソースをつけて食べる。もわっとした甘い煮物と、塩辛いエビソースの組み合わせがまた、なんとも言えない絶妙さ加減。
テーブルに最初からセットされていた調味料は唯一、Jufranというバナナソースだ。ケチャップのバナナ味という感じで、何に使うのか分からないまま、私は炒飯につけて食べたが、また不思議によく合う。しかし自分で買って常備しておこうとまでは思わない、異国のソースなのであった。
4種類のソース。 → 猫にごはん

しまいには、エビソース、バナナソース、ピーナッツ、にんにく醤油などが取り皿の上でミックスされて、全体的に、いかにも南国の見知らぬ味わい深い夕飯となったのだった。一言でいうと、フィリピン料理はうまいっ!またぜひ来なくては。
マイルドな鶏スープ。 → 猫にごはん

デザートはHaloHalo(ハロハロ)という、カキ氷、バニラアイス、豆ペースト、ナタデココ、寒天、果物など、いろいろ混ざった甘いもの。ハロハロとは、タガログ語で混ぜこぜといった意味だそうだ。ベトナムデザートのチェーによく似ている。
エビと炒飯 → 猫にごはん

これだけ食べて、一人チップ込みで17ドル。安い。食べきれなかった私たちは、当然Doggie Bag(持ち帰り容器)をもらって、全部残りを持って帰ってきた。

アメリカで、今までどんな小汚いレストランでも、DoggieBagを置いてなかった店を見たことがない。みな、ほんのちょっとの残り物でも、汁物でも平気で持ち帰る。以前、生粋のアメリカ人とベトナム料理を食べに行ったときに、彼女はフォー(ベトナムのラーメン)の残りをなんと、持ち帰りするから、入れ物に入れてくれと頼んでいた。もちろん、店側も慣れたものだ。あの持ち帰ったフォー、あれからほんとに食べたのかなぁ…。
この持ち帰りシステム、もったいなくないし、とってもいいと思うのだけれど、日本で採用している店はどれくらいあるのだろうか。いつか帰国したあかつきには、ぜひともDoggieBagを頼んで、試してみなくてはね。

8件のフィードバック

  1. フィリピン料理は未体験です。
    でもこの様子からすると、きっと大丈夫に違いない…
    (トンソクや牛テールは苦手なのですが)
    デザートは、なんとなくマレーシアの豪華かき氷「アイスカチャン」に似てるような。
    お持ち帰りって、日本では滅多にやりませんよね。食中毒防止のためかいやがられてしまいますよね、勿体ないのにな~
    だから私はどんなにお腹一杯でも残さず食べてます。

  2. フィリピン料理はまだ食べたことが無いなぁ。
    良いなぁ、色々な国の料理を食べられて…。
    通っている病院の通り道にフィリピンレストランという
    名前のお店はあるんだけれど
    そこはどうやら女性が接客してくれる男性向けの
    お店としか思えない看板なので行ったことはない。
    ドギーバック?っていうのは日本では無いですね。
    アメリカに行った時は当たり前の用にあったので
    あれは良い習慣だと思いました。
    食べ物は無駄にしちゃいけません。
    日本でも習慣化すると良いですね。

  3. フィリピン料理は未体験!
    豚足は沖縄料理のお店で注文した事があるのだけど
    ブヨブヨだったの(・・、)
    でも これはカリカリジューシーで美味しそう
    他のお料理も食べてみたいなぁ~と思いました^^
    夏になるとコンビにで「ハロハロ」がメニューに加わります
    食べた事ないけど いろいろ入ってたからきっと
    似た感じかな?
    持ち帰りシステムは日本ではあまり浸透してないように
    思いますが 店の方に言えば容器を下さると思いますよ^^

  4. フィリピン料理は私も大好きです。東京時代にフィリピン人の女性が会社に居て、彼女のホームパーティーで教わったビーフンを使った料理は絶品だった。今では私流にアレンジされて別の食べ物になっていますが。
    また機会があったら、彼らがよく使うちょっと甘めのお醤油があるので、それが何かを突き止めておくれまし。

  5. おいしかったですね、フィリピン料理。
    アジア料理で今まで食べた中では、中華に次いで好みの味です。にんにくが効いていたところが特に気に入りました。
    持ち帰った豚足、あんことたまこが喜んでくれましたよー。noirさん、ちゃんと翌日に食べましたか~(笑)?
    トムを連れて行ってあげたいのですが、2人だとあまり頼めないので、ぜひまたお付き合い下さいねー。

  6. noir会長、こんばんは!

    何でもある、ここサンフランシスコで未だ未経験なのが、実はフィリピン料理です。というのも、僕の親友の一人がフィリピン系アメリカ人で、彼から、「フィリピン料理ほどまずいものは無い!」と聞かされていたからなんです。でも、このエントリーを読んで、こんなに美味しそうなものがあるのか!と。まあ、冷静に考えてみると、僕の友人もすでに4世ですし、タガログでありがとうを何て言うのかも知らない世代ですからねー。彼の言うことはあてにせず、今度チャレンジしてみようと思います。

  7. フィリピン料理は、口にしたことないです。
    読ませていただくと、私の口に合いそうな味!!!

    神戸の街を探せば、フィリピン料理に出会えるかも。
    早速探してみます。

  8. >にゃうちろさん
    豚足とか牛テールは脂っぽいですものねぇ。しかし
    この日食べたのは、脂っこさなど全然感じさせず
    でしたよ。料理法によるのでしょうかねぇ。
    アイスカチャンというデザートがあるのですね。
    豪華カキ氷というからには、きっと似ていると思い
    ます。ベトナムのチェーも、このハロハロも、具沢山
    カキ氷といった感じでした(^^)
    持ち帰りできない分、残さず食べるというのはいいです
    ね~。そういう人が一人いると、持って帰らずに済みそう
    です(ん?何かおかしい?)。

    >水樹さん
    フィリピンレストランだなんて、一見地元っぽくてすごく
    良さそうな店ではないですか。レストランというから
    には、少なくとも食べ物はあるはず。ぜひ突撃取材して
    みてくださいませ!
    フィリピン料理はとっつきやすくて、食べやすかった
    です。ま、その分刺激がないとも言えますが^^;
    私はかなり好きなほうです。
    ドギーバック、いいですよね。私も食べ物(アルコール
    も!)を無駄にするの嫌なので、持って帰るもしくは
    全部飲む(あれ?)のを目指してます^^;

    >ramzohさん
    そうか。豚足は沖縄料理にもよく使われますね。ブヨブヨ
    だったなんて、残念ですねぇ^^; その店が悪かったか?
    一度フィリピン料理でお試しくださいましよ~。
    あっ!ハロハロってやっぱりコンビニあります?
    このときも、日本のコンビニのと同じじゃないかと話題に
    なったのですが、みなうろ覚えで…。やっぱりナタデココ
    とか入っているのでしょうかね。カキ氷と似てるから
    食べやすくておいしいです。
    持ち帰り、きっと店側も頼まれれば容器くらい出して
    くれそうですよね。試してみる価値ありそうですね~(^^)

    >ちきかよさん
    ふふふ。絶品だったビーフン料理のレシピも、そのうち
    UPしてくださいね。楽しみに待っております。
    テーブルにセットされていなかったので、お醤油は
    どんなのかなーと思っていたのですよ。ちょっと甘め
    ということは、ベトナムとかの魚系の醤油ではないの
    でしょうね。気になるな~。

    >マルコさん
    私はラオス料理に次いで好きですね。ラオスのほうが
    もう少しパンチが効いているような気がしましたが、
    これはこれでおいしかった。私もにんにくが好きなので
    炒飯もかなり好みでした。
    持ち帰った野菜の煮込みはJがアレンジして、もう少し
    濃い味プラス、ココナッツミルク味になりました。
    Jはちゃんと食べてましたよ。
    またトムのいないすきに行きましょうね(笑)。

    >matthewさん
    あはは。そのフィリピン系の方のセリフが笑えますね。
    アメリカンな食事に慣れている人だったら、嫌いかも
    しれませんね。4世ともなると、毎日の食事で食べたり
    しないのでしょうね。私も毎日は食べたくありません
    (毎日食べてもいいのは、和食と中華くらいか)。
    サンフランシスコだったらぜーったいおいしいフィリピン
    料理の店あるはず。お友達には内緒で、ぜひ一度
    お試しくださいまし!そのときは、PataとHaloHaloを
    お忘れなく~。

    >judyさん
    神戸ならフィリピン料理のおいしいお店くらいありそう
    ですね~(根拠はありませんが)。
    中華にもベトナム料理にも似ていなくて、不思議な
    しかし違和感のない味でした。
    おすすめですよ~。

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