猫にごはん

 

 

 

 

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カテゴリー : 日常のこと

2008年5月 1日

URLが変わりました

ブログをリニューアルしました。新しいURLはこちらです。

http://noir.blackcatclub.org/

2008年4月 6日

懐かしの人たち

今週はサンディエゴから友人3人(日本人)が遊びに来てくれた。サンディエゴにいたとき、この3人とはよく一緒に遊び、一緒にご飯を食べ、一緒に卓を囲んだものだ。懐かしい。もう十年も昔のことのような気がするが、ほんの9ヶ月前のことなのだ。同じ日本にいても1年以上会わない友人などたくさんいるというのに、サンディエゴ時代の友人と日本で会うと、なぜこうも懐かしい気分になるのだろう。

週末はうちにきて、泊まっていってくれたのだが、その数日前にも会って夕飯を一緒に食べた。成田についてすぐに、なんと渋谷で待ち合わせ。センター街を歩くこの友人の姿は新鮮だ。数時間前までアメリカにいた人が、もっとも東京らしいこの混雑した街中を歩くのは、本人も相当な違和感を感じているに違いない。日本ではちょっと見かけないくらい日焼けした大人で、初春の東京にしてはいやに薄着なところも、今みるといかにも日本を離れて長い人としか思えない。

猫にごはん

ジャンプ!

ところで最近我が家に遊びに来る人には、皆(ほぼ強制的に)一緒にWiiをやって遊ぶことになっている。そこで、事前にその人たちの似顔絵(Mii)を作るのが私の大事な(?)仕事だ。今回も3人の似顔絵を作ったが、我ながらあまりにもそっくりにできたため、ここで公開することができないのが残念だ。

この恐ろしくこわばっている爪先立ちの下半身は、客人がスキージャンプをやっているところだ。上半身や顔の表情なんかが、ものすごくおかしくて笑えるのだが、お見せできないのがこれまた残念。

我が家を出発するほんの30秒前ぎりぎりまで、寸暇を惜しんでジャンプやフラフープをして遊んでいた。絶対彼らは、アメリカに戻ったあとに英語版のWiiFitを購入するに違いない。



猫にごはん

ほんとにもう帰った?


いくら引きこもりのソフィーでも、さすがに泊り客がいると、翌朝にはそーっと隠れ家から出てくる。この日も、明け方に客人たちの様子をうかがいに忍んでいたそうだ。いつまでたっても慣れないねぇ。

猫にごはん

あたしってそんなに人見知り?

懐かしのアメリカおもちゃや、アメリカ猫缶や、めずらしい醤油ロールケーキ(日本製)などたくさんお土産にいろいろいただいた。どうもありがとう。

またいつか会える日まで元気でね。彼のうちたてたフラフープの華々しい一位の記録は、それまできっと書き換えられることはあるまい。それにしても最近Wiiのネタばかり続いている。いえ、決して任天堂の回し者ではありませぬ。

2008年3月23日

運動するヒトたち

猫にごはん

まあまあのスコアね。

相変わらずWii Fitで遊んでいる我が家の人間たち。昨日は甥っ子が泊まりにきて、夜遅くまでそして朝早くからWiiをやっていたが(いいのか?いつ寝る、子供よ)、子供の飲み込みの早いこと。操作の仕方なんて、説明も読まずに人の話も聞かずに、ちゃっちゃとできてしまうのだ。そして上達も早い。うーん、このエネルギーをもっと役にたつことに使ったらどうだ。

ところで、テレビの画面に興味のあるソフィーは、たまにこうして一緒にながめている。ちょっとテレビに近すぎませんか、お嬢さん。

猫にごはん

右手でボールをまわし

そしてソフィーは、人間が運動(といえるのか?)をしているのを、ただ眺めているだけではない。自分でもこうして体を動かす。 この爪とぎつきボールのおもちゃは、ソフィーがうちに来る前からあったものなので、もう6年くらい前に買ったものだ。ノアはちっともこれで遊ばないが、ソフィーはいまだに大好きだ。よく回す。激しく回す。 最近またブームのようで、毎日毎日ボール回しに余念がない。何かに取り憑かれたように、呼びかけても気づかないほど(たぶん無視してるのだ)激しく回し続けるソフィー。ほんとに好きだねぇ。
猫にごはん

そして左手でもまわす

もうすぐ5歳になるいい年の成猫だというのに、いつまで一人遊びを続けるのだこの猫は。(以前UPしたソフィーの熟練ボール回し動画はこちら
猫にごはん

座り心地いいね

そしてこちらは、運動をしない黒猫。ヒトのこと言えないが、ノアは最近ますます横に広がって大きくなっているような気がする。少しはきみも運動してくださいね。

2008年3月10日

夢のない夢

私はほとんど毎晩夢をみて、目覚めても覚えていることが多いのだが、あまりにもインパクトがある夢の場合、起きてすぐに、内容を忘れないよう寝ているJを叩き起こして語ることを習慣にしている。それにしても昨晩みた夢はすごかった。

夢の中で私は、ある殺人鬼のアシスタントをしていた。その補助の仕事というのが、殺人鬼が殺しそこねた瀕死の人にとどめを刺す、というものなのだ(どんな仕事だよ...)。
そこら中に倒れている息も絶え絶えの人たちに、容赦なくとどめをさしまくる私。それもいかにも事務的につまらなさそうに、はい次、はい次、といった感じで心臓に包丁を突き刺している。その刺しまくっている牛刀は、いつも私が台所で料理をしているものなのでたいへん手になじんでいるのだ。あぁ、この間研いだばかりなのに、もう切れ味が悪くなっちゃった、とか、こんなに血糊がべっとりついてしまったから、早く洗わないと取れないな、などと非常に冷静に考えながら、とどめの一撃を加え続ける。
するとそこはなぜか病院で、長い廊下の向こうから、足の不自由な若い女性が、髪を振り乱しながらこちらに這ってくるではないか。「よくも私の彼を殺したわね〜」と恐ろしい叫び声をあげているのだが、夢の中の私はいっこうに怖がる様子もない。だってこれが私の仕事なんだから仕方ないでしょ、と平気で応えながら、さらに廊下のあちこちに倒れている人の心臓をぐさぐさと突きまくっているのだ。
おぉ、恐ろしい。なんちゅう夢だ。

実はその前日、まったく違う夢をみていて、その夢の内容を話したときにJに、「なんてつまらない夢なのだ。どうせならもっと現実離れのした夢のある夢をみればいいのに」と言われていたのだ。そのつまらない夢というのは、こんな内容だ。

セルフ形式のお蕎麦屋さんのカウンター越しに、店員さんに叱られている私。私は一人前の冷やしチキンサラダ蕎麦を注文したというのに、二人前頼んだはずだ、責任とって食べろ、と厳しく叱責されているのだ。山盛りの蕎麦を前に困っていると、以前の勤務先の上司がすくっと立ち上がり大きな声で、「この人は蕎麦を二人前も食べる人じゃない!」と私をかばってくれる、というものだった。

あー、こうして書いていても我ながらいかにもつまらない夢ではないか。
現実味がありすぎるのもなさすぎるのも、どちらも困ったものなのだ。とりあえず、その日の朝ご飯は、冷やしチキンサラダ素麺(←蕎麦がなかった)を作って食べた。まぁ少なくとも一回分献立を考える手間ははぶけたのだった。そんなにこれが食べたかったのか、私?
一人前の冷やしチキンサラダ素麺 → 猫にごはん

2008年3月 9日

猫の似顔絵

先日購入した『Wii』にまだはまっている我が家。もう買ってから3週間になるのか。その間私は、スキージャンプで191メートルという華々しい記録を達成し、Jは早くも目標体重までダイエットを成功させた。
別売りの『Wii Fit』というソフト(と、バランスボード)には、体重管理機能がついている。事前に身長や年齢など個人データを入力しておくと、毎回バランスボードに乗るたびに、BMI指数(体重(kg)/身長(m)2)を表示してくれて、最初に設定した目標体重まであと何キロ、などと教えてくれるのだ。
今週末めでたく第一回目の目標体重をクリアしたJ。しかし私は知っている。毎回体重を計るたびに、ジーパンを脱ぎ、シャツを脱ぎ、靴下を脱ぎ。だんだんと脱皮を図っているヒトがうちにはいるのであった。もうほとんど全裸にまで近づいているようなのだが、何か間違っているような気がしてならない。

そして、前回ロッタのママンさんからいただいたコメントを読み、さっそく真似してみた。うちの猫たちの似顔絵も作ってみたのです。
これがノア。じゃん。
黒人?! → 猫にごはん

そしてこちらがソフィー。
白人?! → 猫にごはん

作った本人は出来上がりに至極満足しているのだが、どうでしょ似てますでしょうか。

本物の方がもっとかわいいわよ! → 猫にごはん

2008年2月23日

とうとう買いました

何かしらこの板。 → 猫にごはん

買ってしまった。先日甥っ子のところで遊ばせてもらって以来、ずーっと欲しかった、『Wii』。大人なので、もちろん大人買いで、Wii本体とWii FIt。さらに、Family Skiのソフトも同時購入。
いや、けっこうはまってしまいますねー。連日深夜にスキージャンプの練習を積む夫婦2人(←バカ)。いったい実生活になんの役にたつのか分からないが、ジャンプと競技スキーの腕前だけは着実に上がってゆく。

こういうのって、楽しいとつい人にもやらせたくなってしまうのだよね。今日はこれから、J兄がやりにくるし、明日は私の友達がくる。さ、これからJ兄の似顔絵(Mii)でも作って準備でもするか。(似顔絵のキャラクターを使って遊ぶゲームなのだ)
ちなみに私自身の似顔絵は、あまりによくできたので私の兄に送って見せたが、全く似ても似つかないと酷評された。代わりに送り返された、「これがお前のほんとうの似顔絵だ」という兄製作の私の顔は、まるでコケシそっくりなので、たいへん不快だ。きーっ。
あたしたちの新しいテーブルじゃない? → 猫にごはん

ところで2月22日は、にゃんにゃんにゃんで、猫の日なのですね。『変態肉球猫の日祭り』を開催中のriderさんのところへトラックバックを送ります。

猫にごはん

これは以前スキャナーでとったノアの肉球。まるで小熊の手のひらのようではないですか。そこの中国料理好きなあなた、おいしそうだなんて言ってはいけませんよ。こういう写真を見ていると、自分が獣と一緒に生活しているのだな、と改めて感じさせられる。うーん、むにむにしたくなる~。

2008年2月11日

ゲレンデでロコモコ

この3連休はスキーをした。最後にスキーをしたのはアメリカで、もう2年前のこと。そしてその前は15年もブランクがあった。ということは、日本でスキーをするのは17年ぶりになるのだ。超久しぶり。
あまり山奥ではなく、高速道路の出口からほど近いスキー場を選び、朝早めにスタートして午後早めに帰ってくるという、無理のないスケジュールにした。
私はもともと坂道(下り坂)も、寒いところも嫌いなので、それほど乗り気ではなかったのだが、やっぱり来てみるといいですねぇ。日ごろのパソコンのやりすぎによる疲れ目が、気のせいか、きれいな雪景色をながめて休まる感じがする。

猫にごはん

スキー場も空いている。駐車場も停め放題だし、リフト待ちもゼロ。リフトで隣り合わせになったゲレンデの係員さんの話によると、昔はこのスキー場もものすごい混雑して、駐車場も常に満車だったそうなので、今はそれほどスキー人気はなくなったのだろうかね。
スキー対スノーボードは、4:6くらいの比率に見えた。スノボ人口が増えたおかげか、スキーウェアも断然おしゃれになった。上下ばらばらでも適当な街着のような服でも普通に滑れるところがいい。昔はきっちり上下つなぎのウェアばかりだったのにね。

猫にごはん

ところでゲレンデでの楽しみ、というかがっかりの一つが、ゲレ食(ゲレンデのお昼ご飯)だ。その昔食べたときは、どれもこれもまずくて高くて悲しい思いをしたものだ。それはアメリカでも同じことで、この写真をみて思い出したが、本当に激まずだった。
日本のロコモコ。 → 猫にごはん

ところがこの度、ずいぶん改善されていることが判明。ビールもたくさん種類があるし、食べ物も、スパゲッティなんちゃらアラビアータだの、こじゃれた雰囲気をかもし出していた。
私たちが食べたのは、ロコモコとナシゴレン。
この際、ロコモコは決して日本風玉ねぎ入りハンバーグとご飯の定食ではないのだと、声を大にして言いたい。あぁ、懐かしいサンディエゴで食べたロコモコ。値段は半分で量は3倍はあった。しかしゲレ食のロコモコも、ちゃんとポテトサラダが付いているし、見た目はあきらかにこちらのほうがきれいでおいしそうではある。
案外おいしかったナシゴレン。 → 猫にごはん

とにかく久しぶりにアメリカと日本のスキー場へ行ってみて比較をすると、一番の違いは日本のスキー場の年齢層の低いことだ。アメリカで見かけた、大人の、しかも老夫婦でおそろいのスキーウェアを着ているカップルなんて、観ていてとってもほのぼのするのにね。
あとは、リフトに一緒に乗り合わせても、誰からも話しかけられないところか。アメリカ人がおしゃべり過ぎるのか、日本人が人見知りなのか。うーん。

2008年2月 2日

お知らせ

このブログと『夕飯の献立』のページに使用している、MovableTypeを4.1にバージョンアップしました。デザインは変えていないので特に変わりばえはしないと思いますが、何か不具合があったらお知らせいただけると助かります。

MovableTypeを使ってらっしゃる方にしか関係ない話ですが、どうしてバージョンアップのたびに、ダッシュボードのレイアウトをこんなに変更するのでしょうねぇ。毎回覚えるまで使いにくいったらありゃしない。わざわざインターフェイスの見た目を大幅に変える必要があるのかどうかいつも理解に苦しむ。しかし、バージョンアップ自体はどんどん簡単になっているので、手間がかからなかいのがよいところだ。

これを機会に、使うのをやめていたトラックバック機能を復活させてみました。スパム対策も向上されているといいのですが。というわけで、エントリーテスト兼マイナーなお知らせでした。

2008年1月29日

猫マンガ

最近久しぶりに読んだマンガがこれ。

チーズスイートホーム (1) (モーニングKCDX (1943))

いやもう、かわいいの何のって、あなた。猫マンガは数多くあれど、なんといっても最近の一押しです。

私はもともと、マンガに限らず映画や小説でも、動物のでてくるストーリーは、気にはなるけれどどうも好きではないのだ。なぜかというと、たいていかわいそうな話になってしまうし、涙なくしては見られないような動物話はかわいそう過ぎてちょっと敬遠してしまう。ハッピーエンドだと分かっていても、なんだかもう耐えられないのだ。
たとえばこの間やっていた『マリと子犬の物語』とか昔やっていた『南極物語』なんて、あらすじをほんの少し聞いただけで、あぁぁもうだめ。どうしても観られない。きっとかわいそうなんだ。きっと動物がひどい目にあってしまうのだ。そうに違いない。と想像するだけで、涙まででてきてしまうのは、動物に対してだけ神経過敏過ぎてヘンだとは思うのだけれど、泣いてしまうのものは仕方がない。

この『チーズスイートホーム』をある日突然Jが買ってきた。Jがちゃんと全部読み終わって、悲しい話ではないのを確認してからようやく読み始めた私。とてもかわいらしい安心の話なので、大丈夫。私と同じような動物系涙もろいタイプの人にはおすすめです。実をいうと、途中少しだけ泣いてしまった箇所もあるのだが、問題ないので安心してください。あんまりかわいくて、2回も読み直してしまったくらいだ。
ここに出てくる、チーという名のキジトラ猫は、なんとなくソフィーに似ていて、やんちゃで遊び好きで愛嬌があって、そして美猫。

まだモーニングに連載中のマンガなので、今後どういう展開になるのかは分からないが、どうかこのままチーが幸せであり続けますようにと願う。もしかわいそうな話になっていくのだったら、途中で読むのは止めるので、ちゃんと事前に調べてから買ってきてね、J。よろしく。

今年の春からテレビ東京でアニメになる予定だそうです。こちらもぜひ観てみたい。

チーズスイートホーム (2) (モーニングKCDX (2050)) チーズスイートホーム (3)

2008年1月 5日

動物たちもお正月

お正月は、J父宅に帰省した。
高速道路を長いこと走っていると、いくつもサービスエリアやパーキングを利用することになる。そういうところのトイレは昔と比べてずいぶん改善されたので感心する。ほとんど全部のトイレがウォシュレットになっているし、お湯がでるところも多い。混雑していることも少ないし、道路公団も民営化されてがんばっているなーという感じ。ETC深夜割引のおかげか、帰省ラッシュの渋滞もずいぶん分散化されたのではないかと思う。
と思っていたら、やはり帰りはラッシュのまっただ中に巻き込まれてしまった。あぁぁ。でもまぁこれも年末年始の醍醐味ってやつでしょう(←負け惜しみ)。おかげでサービスエリアで、ご当地名産のお土産や食べ物もたくさん買えたし(←完全に負けてる)。
渋滞には巻き込まれたが、途中でこんないいところにも寄り道することができた。
愛しのこーのすけ。 → 猫にごはん

おぉ。あいかわらずなんてかわいいんでしょ。こんなに美しく大きいタキシードキャットが他にいるでしょうか。へなちょこぶりも相変わらずで、新入りのゆきえちゃんに、すぐに襲われてしまうも、きわめて温和に寝場所を明け渡す。きみは本当にいい性格の猫だね。
案外仲良しな2匹。 → 猫にごはん

ゆきえちゃんはまだ子猫なので、こーのすけに構ってもらいたくて仕方がないのだ。元気いっぱい。遊びたいエネルギーにあふれている。かわいいねぇ。これくらいの年の猫がいつも家にいると楽しいだろう、とは思うが、それではあっという間に猫屋敷になってしまうので、よその猫と遊ばせてもらうに限る。あー楽しい。うちの猫たちもこれくらい単純に遊んでくれるといいのに。

J父宅の白犬チャコは、れっきとした血統書付きの甲斐犬だ。猟犬の血をひく彼女は、突然気性が荒くなったりするので、飼い主とても油断ならない。頭をこすりつけてきたかと思うと、どこか撫で方を間違えると、がぶりとやられる。怖いよー。
おとなしいときはとてもかわゆい。 → 猫にごはん

実はこの犬は昨年来首輪が外れてしまい、誰も今は首輪をつけられない状態なのだ。投げ縄式のリードをとりあえず装着しようと、この度もみんなで努力をしてみたのだが、やっぱりできない。紐を見せるだけで、うーとうなるので、怖くて近寄れないのだ。どこかに田舎まで出張してくれる投げ縄の上手いカウボーイがいないものでしょうかね。

さて、我が家の猫たちはどうしているかというと...。
いつも通りの寝正月。 → 猫にごはん

仲が良いのか悪いのか。
幸いうちの近所には徒歩圏内に、15年来の付き合いのある友人家族が2組住んでいて、猫のめんどうをいつでも見に来てくれるので、出かけるときには安心できる。みんなどうもありがとう。お世話になりました。
さて冬休みも終わり、来週からはいよいよ仕事始めになってしまう。楽しいときはあっという間に終わるなぁ。今年一年みなさまにとってよい年でありますように。

2007年12月22日

うそつき洗濯機

うちの洗濯機は、半年前帰国してから購入したものなので、まだ新しい。静かだし、洗い上がりなど特に不満はないのだが、たまにウソをつくのが問題だ。

洗濯物を入れてスイッチを押すと、洗濯物の重さを量って、洗剤の量を指示し、洗い上がりまでの時間を教えてくれる。そして残り時間がデジタル表示されるのだが、そろそろ終わる時間だと思って洗濯機のところへ行っても、まだ全然時間前だったりすることが多々ある。さっきあと残り5分だったはずなのにおかしいなぁと、常日頃から不信に思っていたのだ。

そしてそんなある日、私はとうとう現場を押さえたのだった。廊下を通りかかって、ふと洗濯機の残り時間を見ると、なんとっ、『残り7分』が『残り15分』にぱっと変化したではないか!
「今ごまかしたわねっ!!!」
と、犯行現場(←大げさ)をまさに目撃した私は大声を出し、さっそくJに言いつけた。「今ね、洗濯機が時間ごまかした。やっぱりあの洗濯機はウソをついていたのだ」

洗濯だけなら40〜50分で終わるので、それだけなら私も細かいことを厳しくは言わない。でもね、この洗濯機は乾燥機も一体型になっていて、洗濯から乾燥まで一気にやると、3時間はかかるのだよ。こっちにだっていろいろ時間の都合があるのだよ。
この残り時間がクセもの。 → 猫にごはん

そして今日こそ厳しい詮議をしようと、意気揚々とJを引き連れ、犯人(洗濯機)のところへ戻ってみる。すると、なんとっ。Jが着いたその瞬間に、急に『E3』などという見たこともない表示に再度変化をしたあげくに、勝手に止まってしまったではないか。きーっ。なによ、E3って。
E3、E3...っと(取扱説明書をめくる)。
『洗濯物の量が少なくはありませんか』
多いくらいじゃっ!ついさっき、1.2倍の洗剤を入れろなどと命令したじゃないの、あんた!怒る私に対し冷静なJは、フタを開けて、洗濯物にちょちょっと触った。そして再びスイッチを入れると、なんと何事もなくまた『残り10分』などと動き始めたのだ。なにぃ〜。
こういうときは、ちょっと触ってやればいいんだよ、などとJは言い去るが、いったいどういう構造なのでしょうね。まったくむかつく。
その後も、こっそり隠れて(誰から隠れる?)見ていると、10分から、9分、8分、7分、と立て続けにばばばっと変わったあげく、あとはほぼ当初の時間通りに洗濯は終わったのだった。いったいこの残り時間には何の意味があるというのだ。
そもそも何が気に食わないのかというと、毎回洗剤の量を指示してきたり、洗濯物が多過ぎだの、少な過ぎだの、うるさいのことなのだ。風呂の残り湯ボタンなどと小賢しいものまでついている。ハイテクになったのはいいが、日本のものはなんでもやり過ぎなんだよねー。自由度が少な過ぎる。あぁ、アメリカで使っていた、ただただ大きいだけで全く気の利かない洗濯機が、今やなつかしいのだ。
黒猫からメリークリスマス! → 猫にごはん

2007年12月11日

日光観光

週末は、台湾人夫婦が遊びにきた。サンディエゴ在住の彼らはJの元同僚で、台湾への里帰りついでに、ちょっとだけ日本に立ち寄ったのだ。二人とも日本に来るのははじめてだ。
どこへ行きたいかと聞くと、「フジサン」か「ニッコー」がいいというので、みなで日光まで足を伸ばすことにした。日光なんて最後に行ったのは何年前だろう。しかも東照宮なんて、たぶん小学校の遠足以来か...(遠い目)。
久しぶりの東照宮。 →  猫にごはん

まだちゃんと修学旅行生もいっぱいいた。雪の舞い落ちる寒い日光でも、しっかりミニスカートの制服。がんばってるねぇ。

外人と一緒にいると、思いもよらぬところに彼らが感心したりするので面白い。例えば、靴を脱いで下駄箱にしまうところでは、ちゃんとブーツ用の長い下駄箱があるのに気がついて驚いていた(私も驚いた)。
お昼に食べた精進料理の店で、女中さんが、湯のみに残っている茶を捨てて新しいのを入れてくれたのに驚いていた。おままごとのような小さな茶碗にもびっくりしていた。
擬製豆腐。 → 猫にごはん

うちに遊びに来たときには、トイレのタンクにたまる水で手を洗えることにも感心していた。こんなの初めて見たという。日本ではあまりにも当たり前すぎて、気にもしたことがなかったが、そういえばアメリカにはこの手のトイレはなかった。アメリカ式のトイレは、たいていお風呂場も洗面所も一緒になっているので、タンクの水で手を洗う必要がないのだろう。考えたらとても日本的なのだね。
正しい日本ついでに、日曜の夜の正しい茶の間の光景(たぶん)、「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」にチャンネルを合わせる。「ちびまる子ちゃん」は、15年以上も前に台湾でとても流行っていたそうだ。同じテーマ曲のまま、今でも毎週新作をやっていると言ったら本当にびっくりしていた。私もこの番組を見るのは何年ぶりかのことだ。通訳しないでも理解できる、優秀なアニメなのだと、改めて感心した。
正しい和風庭園。 → 猫にごはん

話は変わるが、ブログの更新をさぼっていると、書きたかったことがどんどんたまってきてしまう。いちおう時系列にしたいと思っているので、古い話を書かないと最近のネタが書けない、という滞りスパイラルに陥ってしまうのだ。というわけで、今度から適当に思いついたものを気が向いたときに書くことにしたのだ。しかしそうなると、もはや日記としての意味をなさないし、いったい何のためにブログを書いているのだろうと、自分でも首をかしげたくなってしまうのだった。うーん。まぁ本当にどうでもいい話でしたね。

2007年10月28日

自虐の詩

公開日初日の映画に行くなんて、なんと久しぶりのことだろう。しかも邦画だ。最後に映画館で邦画を見たのがいつなのか、あまりにも大昔のこと過ぎて、もはや記憶にないほどだ。
自虐の詩(じぎゃくのうた)』が映画化されると知ってから、ずーっと見たいと思っていたのだ。
自虐の詩 (上) 自虐の詩 (下)

原作の漫画は、J兄が以前アメリカにわざわざ送って来てくれて読んだことがある。ギャグ漫画だと思いつつ読み進めると、最後には感動のストーリーであったことに気づくという、不思議な漫画なのだ。なにせ4コマ漫画なのだからね。いくら感動すると言われても、読んでみないことにはどんなものか分かりにくいだろう。
だいたい、好きな原作ほど、映画になるとがっかりする確率も高い。期待半分で、この台風の中映画館へ足を運ぶ。

いやー、よかったですねぇ。
阿部ちゃんのちゃぶ台のひっくり返し方も、堂に入っている。中谷美紀の不幸せっぷりもいいし、何より子供の頃の熊本さん役がもう、原作のイメージそのまま。よくぞ今どきこんな中学生の女の子をみつけてきたものだ。
あまりストーリーのネタバレをしたくないのだけれど、簡単にあらすじを説明すると、貧乏で徹底的に不幸せな主人公の幸江の話なのだ。しかしダメ男に尽くす幸江本人はとても幸せで、たった一つの大切な友情を最後に確かめあうという、感動的な話だ。あぁ説明するのが難しい。

とにかく、邦画だというのに(←しつこい)、映画館の中で私はぼろぼろ泣いてしまったのだ。邦画で泣いたことなどは、未だかつて皆無だ。絶対に初めて。たいへんいい映画だった。どうせ初日に行くのなら、舞台挨拶のある回にすればよかったと後悔したくらい。配役もいい。原作に忠実なところもよい。何しろ英語でもない、字幕も読まなくてよい映画は楽でいいね。超おすすめです。
それにしても、西日のさす部屋って、そんなに「貧乏くさっ」なのでしょうかね。私はサンセットが味わえる部屋は好きなのだけどなぁ。

2007年10月 8日

蕎麦を食べる

真田太平記〈1〉天魔の夏 (新潮文庫)それにしても長編であった。池波正太郎の『真田太平記』は全12巻ある。途中違う本をつまみ読みしつつも、読み終わるのに、ほぼ2ヶ月もかかってしまった。
これはもともと連載小説で、連載期間はなんと9年間にわたっていたのだそうだ。9年間書きつづけたのも、読みつづけていた人もすごい。一気に読んでしまいたい盛り上がっているシーンなどで、はいこの続きは翌週、なーんてやられてしまうのは、私だったらストレスがたまってとても読めたものではない。連載小説は、忍耐強い人でないと読めないだろう。
ストーリーはもちろん戦国時代の真田一族の話で、舞台は信州上田。それはもう感動巨編であった。池波正太郎の他のシリーズ、鬼平・剣客商売・梅安などの時代小説は読んではいたものの、歴史小説を読んだのは初めてだ。12巻もあるので、とっつきにくかったのだが、読み始めたらもう一気呵成。すばらしい感動のストーリーに、電車の中で読んでいて、涙がとまらなくなったりしたものだ(ほんと)。あんなシーンやこんなシーンを、絶賛したくてたまらないのだが、ここでは何もいうまい。あぁ、読んでよかった。(←※回し者ではありません)
上田城 → 100807_3.jpg

私と違って速読のJは、2週間程度で全部読んでしまった。そして同じ感動を味わい、まだ盛り上がっているこの気分のまま、週末、上田へドライブに行くことにしたのだ。
信州といえば蕎麦。
上田には池波正太郎行きつけの『刀屋』というお蕎麦屋さんがあり、何度か行ったことがある。しかしこの日はあいにく休みであったので、地元の人から人気があるという『草笛』へ。こちらのお店は400年もの歴史がある老舗のお蕎麦屋さんで、昼時に行ったのでテーブルに案内されるまで30分くらい待った。
さて、いざ出てきたお蕎麦はこちら。
これが草笛の蕎麦 → 猫にごはん

大盛りのもり蕎麦。その量1キロとのこと。最初、大盛りと普通盛りを頼もうとしたら、大盛り一つをシェアしたほうがよかろうと、店員さんにいさめられたのだ。確かにすごい量だ。この器、全く上げ底なしで、下まで蕎麦でびっしりぎっしり。
がんばらないと食べきらないだろうと予言をされたのだが、つるつるしこしこの細麺は、たいへん食べやすくおいしかったので、もちろん全部完食しましたとも。2人とももうお腹がはちきれそうなくらい満腹で、最後のほうは確かにかなりがんばって無理して食べた。おいしかった。少し甘めのツユがまたよく合う。かき揚げとお蕎麦で、2人でしめて1200円。こんなに安くていいのだろうかね。
真田太平記館 → 猫にごはん

さらに、『池波正太郎 真田太平記館』と、真田昌幸築城の上田城を訪れ、幸村とお江が入浴したという別所温泉の公衆浴場でお風呂に入った。行く先々で、私たちと同様、いかにも『真田太平記』を読んできたような池波ファンと思われる方々の会話を耳にし、笑ってしまった。信州上田、いいところです。

2007年9月10日

さおだけ屋の真実

先日こんなニュースをみて、とてもびっくりした私。

<さおだけ屋>恐喝まがい高額売りつけ…販売員を逮捕

さおだけ屋といえば、「たけやぁ~、さおだけぇ~」とのんきな呼び声で近所をめぐる、昔ながらの訪問販売ではないか。よくもあんな商売が成り立つものだと、子供ながらに思っていたが、大人になってからもあのフレーズは何の変化もなく、いまだに商売が続いている様子。感心、感心、と思っていたのに....。
このニュースのことを、急ぎJに告げると、「あぁ、昔から竿竹屋は、怪しいといわれてたよね」と当たり前のように言うではないか。ほんとに?全く知らなかった!

私にとってさおだけ屋は、山から竹を切り出してきて、安く売り歩く善良な木こりのようなイメージだったのだ。だってね、「2本で1000円~。20年前のお値段~。」などと呼び声をかけているではないの。そんな安い金額で、食べていけるのだろうか。いったいさおだけが一日何本売れるのだろうか、ガソリン代くらいになるのだろうかと密かに心配していたものだ。
それが何と、『20年前の値段』というのは本当に20年前の値段であって、実際に売るときには法外な値段を提示されるというではないか。「いちきゅっぱ~」と言っていたのは、1980円ではなくて、19800円だというではないか。あーびっくり。さらにネットで検索したところ、昨年だけで全国の消費相談窓口に600件もの苦情が持ち込まれているとか。こんなに被害が多いことも、そしてまた日本中で同じようなさおだけ屋がいることにも驚きだ。さおだけ全国チェーン店なのか?Jに言わせると、そんなことは日本人の常識だというので、またまたびっくりだ。

実はうちには、物干し竿がない。洗濯物は乾燥機を使っているので不便はないのだが、物干し竿の1本くらいあったら便利だなと思っていたところなのだ。昔ながらのあのさおだけ屋が来たら、生まれて初めて1本買ってみようと、どきどきしながらこの1ヶ月くらい待っていたのである(ほんと!)。その節は、田舎のきこりのおじいさん(←勝手なイメージ)に、冷たい缶コーヒーの一本とねぎらいの言葉でもさしあげようなどと、妄想をふくらませていたのだ。あ、危ないところだった。
もしかしたら世の中には普通の(?)さおだけ屋さんもいるのかもしれないが、このたびのニュースで、私が持っていた良いきこりのイメージはすっかり地に落ちてしまった。

ところで、ネットでさおだけ屋についていろいろ検索していたら、こんなサイトがみつかった。さらなるさおだけ屋の真実に迫りたい方はこちらをご覧あれ。

2007年9月 4日

試写会効果

misspotter_dvd.jpg映画『ミス・ポター』を観た。

ピーター・ラビットの作者の物語だ。なんの予備知識もないまま映画を観たので、いったいどこで波乱万丈がおこるのかしら、と思っている間に映画は終わる。
むー、なるほど。レニー・ゼルヴィガーのことが、私は好きなので、まいいか。あふれる幸せを押さえきれない笑顔をみせるシーンが一箇所あって、もうそれはかわいらしい。そういうときのこの人は、どきっとするほどきれいなのだね。

ところで映画の試写会というのに、私ははじめて行った。ほとんど満席。すごい。そして忘れていたが、日本の映画館では食べ物や飲み物を持ち込んだりしてもOKなのだったな。一人で来ている、いかにも仕事帰りの方々がたくさんいて、持参のおにぎりなどさっと食べて、映画が終わったとたんにさっと帰る。エンドロールなど観ないところが、アメリカ人のようではないか。みんな手馴れてるなー。

映画のストーリー自体は、どうよこれ?とは思う。私の好みではない。しかしながら、映画評論サイトIMDBでは7.3、YahooMovieはB-と、評価は悪くない。タダで映画をみせてもらったという負い目(?)があるので、あまりここで悪口は書きたくないのだよね。こういうのを試写会効果というのだろうかね。

2007年8月26日

週末の楽しみ

たまたま浅草を通りかかったところ、道路は封鎖中。おそろしい人ごみ。いったいなんぞや?とのぞいてみたところ、サンバのリズムが耳に飛び込む。
そう偶然にも、『浅草サンバカーニバル』の真っ最中なのであった。おぉ、これがあの有名なサンバカーニバルか。初めて見た。驚いたことに、ほんの小さな衣装だけを身に付けて踊っているお嬢さん方は、みんな日本人であった(当たり前か?)。私てっきり、ブラジルからこの日のためにサンバ部隊でも輸入しているのかと思っていた。ブラジル人なんて、みたところ一人もいないのにびっくりした。
踊子の方々。 → 猫にごはん

そしてさらに驚くことには、路上にあふれるカメラ小僧の数々。ほんの数メートルの至近距離だというのに、超望遠レンズで撮影するする。周囲のシャッター音に、にこやかに微笑みかけ、(ほとんど)裸身をさらすお嬢さん方の、それは恍惚とした表情もすごい。さぞかし快感で、気持ちいいんだろうな。あぁ、私があと20年ほども若ければ...(やるのか、ほんとに?)。
若い女性ばかりでなく、踊り手の中には男性陣もまじっているが、露骨にカメラ小僧たちがカメラを下ろして一休みしているのが、また笑える。みんな目的はひとつなのね。暑い週末だというのに、みなさんご苦労なことだ。

この週末、ものぐさな私がなしとげたことといえば、包丁研ぎ。最近ちっとも研いでいなかったな。
うちの包丁は、鋼の牛刀なので、たいへんさびやすい。使った後は、即座に洗って布でふいておかないと、あっという間にさびてしまう。気をつけて使っていても、けっこうさびがついてしまっているのだ。
使用前。 → 猫にごはん

今日は、普通の砥石で研いだあと、仕上砥で研ぎ、さらに荒めのサンドペーパーと、細かいサンドペーパー、鉄磨きクリームで、表面を丁寧に磨く。所要時間約1時間。すると、おぉ、きれいになった。ぴかぴかの包丁。いつもこういう状態に保っていられるといいね。
疲れて休んでいると、またもや「ささーっ。ささーっ」とサンドペーパーの音がする。夢うつつで、幻聴かと思っていたところ、Jも負けじと何やら磨いていたのだった。目覚めると、こちらもまたさびが浮いていたAll-Cladのフライパンがぴかぴかになっていた。
天気のよい週末に引きこもって、包丁を研ぐ女と、フライパンをみがく男。どういう夫婦だ。
使用後。 → 猫にごはん

2007年8月13日

正しい夏休み

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夏休みといったら、田舎。そして、海。そして、釣り。
念願かなって、このたび舟釣りをすることになった。うれしいなぁ。初めての舟釣りは、船酔いしないかどうか心配だったのだが、瀬戸内のおだやかな海は、波もまったくないような静かな、鏡のごとくに美しい水面であった。
日よけ対策としては(今さら遅いとも言われるが...)、サンディエゴで使っていたSPF50の日焼け止め2種類と、昨年の誕生日にマルコさんからもらった、麦藁帽子。船には折りたたみ式の日よけもついていたので、思いのほか日焼けは問題なかった。それにしても暑かった。
道具は釣り舟屋さんが用意してくれると聞いていたので、手ぶらで行ったら、手釣りの道具だけしかなかった。次回は自前の釣りざおをちゃんと用意していこう。しかしながら、初めての手釣りも楽しいもので、魚がひく感触が糸からじかに伝わってくる感じ。やっぱり釣りはどんなものでも楽しい。
餌はこちら。
生き海老山ほど。 → 081207_1.jpg

なんとおいしそうな海老だこと。お弁当のおかずに、醤油をたらして、そのままパクリといきたいところだ。こんなにいい餌を使うのはもったいないが、さらに良い魚を釣ればよいのだ。
もったいないほど新鮮な餌。 → 081207_3.jpg

結果は、めばる・ぎざみ・かさごなど、私は11匹釣れた。だいたい他の方々も似たようなものだったが、なんといっても最も釣ったのは、このおじさん。釣舟屋のMさんだ。
働くMさん。 → 081207_2.jpg

この人、もう80歳にもなるのだろうか。あまりに日焼けしすぎて、年齢不詳であった。しかし、この人がやると、同じ餌、同じ道具で、それはそれは恐ろしくよく釣れるのだ。隣で釣っていた私が見ていたところ、この人だけは、糸を垂らせば、あっという間に引きがある。なんで?暇つぶしに釣っているだけなのだが、おじさんが本気で釣ったら、たぶん全収獲の3倍はくだらなかったに違いない。魚がひくタイミングをわきまえていらっしゃるのでしょうな。さすがです。
本日の収獲。 → 081207_4.jpg

釣ったばかりの新鮮な魚は、煮魚に、焼き魚に、鯛飯に。おいしかった。楽しかった。またすぐにでも、釣りしたいのだった。

2007年8月 1日

増殖する台所用品

先日購入した台所用品。
使用前。 → 猫にごはん

梅雨明け前の天気の悪い中、東京下町の『かっぱ橋道具街』へ出かけた。浅草のすぐ隣にある、この道具街を訪れるのは、本当に久しぶりだ。目当ては中華鍋。

そもそも、うちの台所を見たことがある友人たちなら口をそろえて言うことが、「鍋がたくさんある!」。そうなのだ。確かにたくさんある。さらに鍋だけでなく、台所用品がとにかくうちにはたくさんある。日々使うものから、どんだけ使うねん?といったもの(例:ベトナムコーヒーフィルター、オリーブの種抜き、チーズスライサー、にんにくクラッシャー、パイナップル剥き専用ナイフ、親子丼用小鍋など)まで、それはそれは量が多い。アメリカから持ってきた40箱余りのダンボールの中で、台所関係だけで、1/3強。それ以外の、日本に預けておいた物と合わせると、そりゃあもう普通の台所には収納できるはずもないほど、あふれかえっている。
それなのに、まだ買うのか?
そう。中華鍋だけは古いテフロンのが駄目になってきたので、ぜひとも買う必要があるのだ。別にかっぱ橋に行きたいから、無理やり理由をみつけたわけではないのだ(ほんと)。そこでこれからは、『新しいものを1つ買ったら、古いのは1つ以上必ず捨てる』覚悟を2人で決意した上で、かっぱ橋に向かったのだった(←大げさ)。

実は私、鉄の中華鍋を使うのは初めて。新品の打ち出しの中華鍋は、黒々と光っていて、いかにも本気の雰囲気だ。焦げ付かぬ鍋を作るためには、最初が肝心だと聞きかじっていたので、慎重に新品の下ろし方をネットで学び、いざ実行。(※参考サイト:ためしてガッテン

まずは、強火でよーく空焼きするのだ。恐ろしく煙が出るので、換気扇は最強にする。最初はきれいに黒光りしていた鍋が、みるみるうちに青黒く変色していく。その間約10分。あまりの台所の暑さに、そろそろ終わりにしたいところだが、こんな記事を読んでしまうと、とても手を抜くわけにはいかない。

【<空焼き>をしっかりするか否かで、この先、何を炒めてもこびりつきのない一生の<あなたの鍋>となるか、あるいはチャーハンすればこびり付き、ヤキソバ作ればイライラする鍋となるなるかが、決まってしまいます。】

さらに焼き続けると、そのうち底の部分だけが輝きが全くなくなり、くすんだ色に変わってきた。この時点で20分経過。これはやりすぎかも、と心配になるが、ここは我慢して、底だけではなく鍋全体がくすむまでよーく回しながら続けなくてはいけないのだ。
中華鍋は取っ手があまり熱くならないものだが、もうこの段階ではさすがに至近距離では触れないほど取っ手も熱くなった。それどころか、台所の中はまるで、夏場にストーブを最強につけて我慢大会でも開催しているかのような異常な熱気。暑い暑い。
結局40分近く続けて、全体を焼き付け、ようやく空焼きが終わった。暑かった。熱中症になるかと思ったよ。それからは、鍋を自然に冷やして、洗剤でよく洗い、野菜くずをよく炒めておしまい。使うときは、『返し油』で油膜を成長させて、焦げ付かない鍋をじっくりと育てていくのだそうだ。

準備が終わった中華鍋で、さっそく炒め物をしてみると、おぉ全くこびりつかない。気分だけは中国人シェフのつもりで、強火で鍋をいきおいよく振ってみると、野菜が空中で円を描いて踊るがごとく。すばらしい。

ところで、この中華鍋を買うときにJともめたことが一つある。
味道 鉄製 中華お玉 中 AD-022
← この本格中華お玉もどうしても必要だと、Jがいうのだ。そして鉄の中華鍋を持っている人は必ずこのお玉も使っているというのだが、本当でしょうかみなさん。私はいままでル・クルーゼのスパチュラ(耐熱ゴムべら)が気に入っていて、どんな炒め物のときでもそれを愛用して、こと足りていたのだ。そしてへらはそれ以外にも、まだ4個もあるのだ。これ以上台所の物を増やしたくない!
しかし、「責任をとるから」というJの一言(なんのだ?)と、チャーハンを丸くかわいらしく盛り付けることができるという誘惑に負けて、結局買ってしまったのだ。ついでに、返し油を捨てるための油入れと、中華鍋を洗うためには絶対必要だという(ほんとか?)、亀の子だわしも買った。そして中華鍋とは関係ないが、今まで持っていなかった食パン型とマフィン型(6個用)も購入。
またもや、台所用品増殖中...。

使用後。 → 猫にごはん

2007年7月17日

台風と神輿

引越しも無事に終わり、ようやく落ち着いてきた。とはいえ、まだ家の中はダンボール箱だらけなのだ。なにせ、5年余りも日本で預けっぱなしにしていた荷物が約30箱。さらにアメリカから船便で送った荷物が約40箱。こんなに狭い家に入るのか?と思われたダンボールが続々と詰め込まれた。いやそれにしても、引越し業者の方々はみなさん本当に手際の良いこと。すばやく、丁寧に、かつ礼儀正しく、荷物を運んでくださる。チップを払わないのが申し訳ないくらいだ。
しかし運んでもらったはいいものの、そのまま部屋の中に放置されているダンボールたち。だってね、一個開けると、なぜこんなものをアメリカからわざわざ送ったのだろうか、と我ながら首をかしげたくなるものばかりがわんさか出てくるのだ。
例えば、猫の爪とぎダンボール(新品)が出てきたり(←こんなの日本で買えよ)、デッキチェアが出てきたり、スキーウェアが出てきたり。かと思えば、日常生活にすぐさま必要なものが全く見つからない。パソコンはあれど、マウスが出てこなかったり(そしてお気に入りの胡椒挽き、いったいどこにいってしまったのでしょう...涙)。
日本の夏は暑いー。 → 猫にごはん

ともあれ、そんなキャンプ生活のような我が家にもお客さんがさっそく来てくれた。お客さんはいつでもうれしいものだ。片付けから、しばし開放されるし(←現実逃避)。
サンディエゴで友達になったKさん夫婦との再会は、かれこれ1年半ぶりだ。懐かしいねぇ。たくさんのお土産、どうもありがとう。Kさんには、何度猫たちがお世話になったことか。猫たちも久しぶりの再会に喜んでいた(はず)。

そして夜には一緒に、靖国神社の『みたままつり』に遊びに行った。みたままつりは、本当にきれいなお祭りだ。暗闇の中浮かび上がる、永遠と続く提灯の道。その数約3万個。大鳥居から本殿までの長い道のりの両側には、たくさんの屋台。台風のあおりで、怪しくうごめく夜空と、お神輿の掛け声。いなせなハッピ姿のお兄さん方と、濡れた石畳に下駄の音。美しいではないか。全くもって正しい日本の夏の夜だ。
政治家の名前もずらり。 → 猫にごはん

屋台といえば、日本全国昔から同じようなものだとばかり思っていたが、違いがあるということをこの夜初めて知った。関西人のKさんたちが見たことがないというもの。それは昔ながらの『あんず飴』と『ソースせんべい』の屋台だ。これってもしかしたら、関東だけなのでしょうかね。
割り箸にさした真っ赤なスモモを、水あめまみれにして、みかんシロップに漬けたものなんて、よくぞ考えたものだ。子供の頃はなんであんなに好きだったんだろうなぁ。私にとってあんず飴こそ、非常に郷愁は感じるが、今は全く食べたくないものの代表格のようなものだ(Kさん、おいしかった?笑)。
軽くて、うす甘いせんべいに、ソース(ウスターソースか?)や、梅ジャムをぬって食べるソースせんべいも、縁日になるとよく食べたものだ。ちなみに、関西では『ミルクせんべい』と呼ばれており、練乳をぬって食べるのだそうだ。へー。
幻想的なちょうちんが美しい。 → 猫にごはん

2007年7月 4日

一息ついて...

案山子がかわいい。 → 猫にごはん

J父の住むところはそれはもう正しい田舎にあるので、そこにたどり着くにはドアツードアで、アメリカから日本に戻って来たのと同じくらいの時間がかかる。サンディエゴの乾燥した砂漠の景色を見慣れた目には、一面に広がる緑がとても美しく感じられる。山も緑、田んぼも緑、草むらも緑。スプリンクラーで水など撒かなくても、そこらじゅうに緑があるというのは、よくよく自然に恵まれた、考えたらとてもすごいことなのだ。
サンディエゴの乾燥した土ぼこりの、しかし乾燥し過ぎて汗をかかなくて済む暑さと、日本のしっとりと一面木々が緑で、しかし汗でべとべとになる暑い夏と、どちらがいいか。それはもちろん日本!と言いたいところだが、うーん、やっぱり足して2で割りたい。
いや、暑い。暑い暑いといいたくないけれど、ほんとに暑い。

田舎で私がしたことは、きゅうりや茄子の収穫の手伝いと、そして散歩と釣りだ。サンディエゴでは堤防を除いて、海で釣りをするのにライセンスが必要だが、日本ではどこでも釣りができる。海岸からの投げ釣りもできるし、桟橋も堤防もどこでも釣ってよいのがうれしい。海は果てしなく澄んでいて、餌も釣り糸も丸見えなほどだったので、釣りの成績はいまいちではあったが、楽しかった。あの炎天下に耐えられるものなら、毎日一日中でもやっていたいくらい。
釣り → 猫にごはん

釣れたのは、ギザミ(ベラ)という魚で、淡白でくせのないさっぱりした白身の魚だ。塩焼きにして食べたのだが、自分で釣った魚は格別うまひ!それにしてもこの海辺の土地では、魚がどれもおいしい。タイやアジの獲れたて新鮮なお刺身と、畑で穫れた味の濃い野菜は、それだけで大ごちそうなのだ。
釣り → 猫にごはん

ところで、ここでは井戸水が生活用水だ。井戸水で顔を洗ったり、お風呂に浸かったりすると、肌が本当にしっとりしていい感じ。今までよっぽど乾燥していたのだなぁ。滞在中アクシデントがあり、井戸水が使えない日が一日あったので、水のありがたみが格別よく分かるようになった。水道から好きなだけたくさん、きれいな飲める水がでてくるというのは、貴重なありがたいことなのです。
さて一息ついて、元気をつけて、来週の引っ越しに備えて都会に帰るとしますか。引っ越しまで間もなく。猫たちよ、もう少しがんばっておくれ。

2007年6月23日

引っ越しつれづれ その2

猫を海外から日本に連れてくるには、いろいろ手続きが必要だ。詳しくは最新の情報が農林水産省動物検疫所のホームページにでているので、そちらを参考にすればまず間違いなく輸入できよう。しかしながら、このたびは私たちの経験上、いくつか問題になったことがあったので、今後帰国されるどなたかの参考になればと思い、備忘録として記しておきたい。

必要書類のフォームはホームページからダウンロードできるが、まずこれが問題。日本式に作られたその書類の一番の問題点は、日付の書き方だ。例えば、『ワクチン接種日(年/月/日)』と、例え英語で書いてあっても、間違えるんだなぁ、アメリカ人は。アメリカの日付の書き方は、月/日/年。つまり2007年の6月1日にワクチンを打っていたら、アメリカ人は『06/01/07』と書く。これを、『07/06/01』という日本式の順番にして書けというのが、そもそも混乱してしまう。しかも日付を書く欄は、それはたくさんあり、そこここに地雷が埋まっている。
ちなみに私が動物病院で書いてもらった書類には、4箇所日付の書き間違いが発見された。もちろん、間違っているといえば快く、OK!と気軽に直してくれたのだが、中には狂犬病の抗体値検査書類のように、二重線+訂正署名での訂正ができない書類もあるので要注意だ。日本の検疫所からは、訂正レターを出してくれと言われたが、訂正レターすら間違えられる可能性もあるため、私が自分で作って獣医には署名だけしてもらうようお願いしたのだった。

出発直前の健康診断を終え、事前に全ての書類を日本の検疫所に送って再チェックしてもらい、さてOKがでたところで、USDA(米国農務省)の裏書きをもらう。これは郵送でもできるそうなのだが、引っ越しであわただしくしている最中、郵便物が届かない可能性もあったので、 ロサンゼルスのUSDAに直接書類を持参し、裏書きしてもらうことにした。ロサンゼルスまでは片道2時間はかかるので、もちろん当日事前に営業時間を電話で問い合わせした。オフィスアワーは、7:30〜15:30とのこと。ふむふむ。先月同じ質問をしたのと全く同じ答えだったので問題なし、かと思われたそのとき、係員はぼそりとひとこと付け加えたのだった。
「でもエンドースメントアワー(裏書きしてくれる時間)は、7:30〜11:00までだけどね」
がーん。その時点で時間は9時半。しかも出発の2日前。もうスケジュールはきちきちだというのに、きーっ。だまされた(誰に?)。家を出る前だったので、まだましだったが、かなりのショック。こうなったら、時間をやりくりして出発の前日行くしかない。出発当日でもいいか、との考えが頭をよぎったが、用心のためやっぱり前日行くことにした。

行ってみると、狭いオフィスの中、担当者はどうやらたったの一人しかいない。それは混んでいて待たされること。実はここで、私たちは書類がひとつ足りないことが発覚した。一年前に帰国したKさんの書類のコピーの中に入っていたのは知っていたのだが、あえて無視したのだった。日本の検疫所の必要書類一覧には載っていない、その書類。それは、狂犬病ワクチン接種証明書。日本に提出する書類でもないし、内容的には別の書類とかぶっているので、なくてもどうにかなるだろうと思っていたのだった。どうせアメリカのお役所(USDA )はたいして書類のチェックをしないだろうとふんでいたのだが、甘かった。エディー・マーフィーにそっくりなその黒人係官は、日本のお役所並みに驚くほど細かく書類を確認し、代わりにこちらの書類ではだめかと持ちかけた交渉に、にべなく首を振る。
しかし、まぁ、結果的にはFAXでもよいとのことだったので、動物病院に電話し、至急FAXを送ってもらい、ことなきを得ることができた。こういう融通の利くところが良いではないか(汗)。

ASAP(as soon as possible/至急)でFAXするわ!と快く引き受けてくれた、動物病院のアンナ。どうもありがとう。アンナは、その大きい動物病院の事務担当者の一人で、庶民的なジュリア・ロバーツといった感じの大柄美人だ。大胆な性格そのままに、書類を何箇所も間違えはしたが、毎回嫌な顔ひとつせず、笑顔で何度も何度も書類を書き直してくれたね。「検疫書類に関するプロフェッショナルは私よ」と自ら豪語するだけあって、確かに詳しく、そして何よりも非常に協力的で優しかった。全部の書類が整ったあと、ドーナツ1ダースを持ってお礼に行ったら、顔を真っ赤にして喜んでくれた。あなたのおかげで、無事に猫たち日本に来ることができました。と、後日Thank youカードを書くことにしよう。
畳もなかなかいいものね。 → 062307_2.jpg