冬への扉
この家に引っ越してから初めての冬。先月の暖房代はちょっと驚くほど高かった。以前住んでいたところでも同じようにガスの床暖房を普通に朝晩使用していたのにこの違い。おまけに床暖房をつけていても何となく暖まらない。そうだ。これは暖房効率が悪いせいに違いないと思い至った。
リビングのドアを閉め切ると、向こうの部屋へ行きたい猫は扉の前でにゃーんと鳴く。それはトイレだったり、向こうの部屋にある水が飲みたいとき(どっちの部屋にも水は置いてある)だったりと、人間がみても納得のいく用事のこともある。しかし、ただ何かを点検するとか、走り回りたいだけとか猫的用事のこともたいへん多いのだ。私としてはもちろん猫的用事だけのときも快くドアを開けてやるように心がけるのだが、何せ2匹いるし、向こうへ行ったら帰ってくるし、台所仕事などで忙しく面倒なときは猫の隙間だけ開けっ放しにしていたのだ。結局ほとんど開けっ放しだったとも言える。
そこでJに猫専用ドアをつけてもらうことにした。扉に穴を空けるのをみるのは胸が痛むが、この際やむを得ない。
なるべく目立たないよう(←無駄な抵抗)、枠の色はこげ茶の扉より少し濃いめのアンバーで、くぐる部分の色はガラスと同じクリアにした。
製作時間30分くらいか。人間用の扉の中央がガラスなので、脇の小さい部分(木の側)に、穴を開けた。
こうしてキャットドアがついてしまえばなんら違和感もなく自然な感じがするではないか(←思い込み)。
そして一番の難関。果たして猫たちはキャットドアを使うことができるのか。
以前のキャットドアはくぐる部分がアクリルの柔らかい素材でできていたが、今度のはプラスチックだ。硬いし、下にマグネットもついていて、押すときに少し抵抗感がある。
まずはドライフードでつってみた。おいで、おいで。
きっと賢いソフィーのほうがすぐに覚えるだろうとたかをくくっていたが、意外にも(ノアごめん)ノアのほうがあっさりキャットドアをくぐった。半日様子をみたところ、ノアは自由自在に使えるようになった。ノアのほうが頭で押す力があるからなのか。
ソフィーは自分で開けようと思えば開けられるくせに、にゃーんと鳴いて開けてもらうのを待っている。開けようと思えば開けられるくせに、とはソフィーが2度あっさり開ける様子を目撃したからだ。
1度は掃除機のスイッチが入った時だ。迷いもせずにキャットドアに突進して、向こうの部屋へ逃げて行った。なんだ。できるじゃん。
もう1度はお客さまの前に連れ出された時。自由の身になった途端キャットドアに向かって猛ダッシュして行った。この猫は本当はキャットドアなんて楽勝に開けられるのだ。
2匹とも結局やろうと思えば使えるようになったのだが、どうも人間の姿が見えると人間に扉を開けさせようと頼る様子がうかがえる。しばらく扉の前でじーっと座り、人間の顔を見上げ、どうも開けてくれなさそうだと判断するとしぶしぶキャットドアを自力で使う、といった感じ。なんなんでしょうねぇ。自分でできることはちゃんと自分でやってくださいね。
そしてこの週末ずっとリビングの扉を閉め切っているが、なんと部屋が暖まること。あー暖かくて幸せ。
しかしその代り、リビング以外がものすごく寒くなった。パソコンやってるこの部屋、指がかじかむほど寒いのでそろそろ電源切らねば。
小太郎&小次郎のハハでございます~。いつも楽しく拝見しております。
うちも年末にキャットドアつけました!まったく状況が同じで、いつもは拝見するだけなのですが、参上いたしました。
我が家もクロネコ2+黒白1がせわしなく出入りするのに業を煮やし(どうしても「閉めなさい!」とおこってしまう)、建ててくれた工務店に相談したところ、元々のドアは構造上穴を開けられず、また既存の商品より建具屋さんにオーダーしたほうがいろいろ好都合とのこと。写真を拝見すると、キャットドアのパーツは同じみたいです。
正直、安くはなかったのですが、いやー、快適(人間は)!ストレスから解放されました。こんなに低い設定温度でこんなに暖かいとは!!!!
自分で開けられるのに、人間がいるのなら自分では開けないのも一緒です(なんで自分で開けなアカンねん。面白くない。という顔…)。
それぞれ開けるときの音が少しずつ違うので、どいつが来たかすぐわかるのも面白いです。
うちのネコたちがダッシュでくぐるのは、来客のピンポン時ですが…
すご~い
力作ですね!なじんでます。
我が家も、以前の賃貸マンション暮らしのときは、リビングと廊下の間にある
和室の引き戸を常に少し開けっ放しでした。
今の住まいでは、絶対にキャットドアが欲しいと思って、リビング、寝室、トイレの3箇所に設置してもらい、本当に楽です。っていうかもう必須ですね。
やはり最初は、慣れなくて、かつおぶしで釣ったら、キャットドアから上半身だけこちらに出してかつおぶし食べてました(笑)
今は当たり前のようにくぐってますが、キャットドア扉を頭で押すのが面倒なのか、ちょっとでもドア本体の隙間があいてると、ひょいっと立ち上がって、手で扉を押して開けてしまうんですよ~
やっぱり、少しでも楽をしようと思うのは、人間も猫も同じなのでしょうか(^^;
少々時間がかかってでも、開けてもらうまで待つところが猫らしいですね>ソフィちゃん
いまの住まいは1B+1Bで寝室のドアも開けっ放し、猫用ドアなんて付けるところがないなぁと思って読んでいましたが、あ、あった。
洗面台に猫の水を置いてあるのでバスルーム&トイレのドアが開きっぱなしなのです。
これを閉めるようにしたら、猫用ドアをつけられるかな(ワクワク)、、、って、賃貸アパートだからだめなんですが、猫もドンクサーズだから使えそうにないかも。
お気に入りのヒョウ柄を詰まらせませんように・・・と祈るばかり。です。うふふ。(←ちょっと期待しているようみ見えますか?)
>koyukiさん
おぉ、黒猫兄弟たちもキャットドアをつけてもらったのですね!
コメントありがとうございます(^O^)
3匹いたら出入りが激しくてたいへんでしょうねー。しかも若猫ですものね。
やっぱりどこの家も、同じ状況なのですね。笑ってしまいます。
それにしても、暖かさよりも何よりも、ほんと猫たちのためにドアの開け閉め
をしなくていいというのは、ストレスなくなります^^
開けるときの音が違う、とコメントいただいたので耳をすませてみましたが
確かに違います!うちはノアのほうが力強く押してくる感じで、ソフィーは
やっとのことで通り抜けるような音がしていました。koyukiさん、さすが
猫飼いらしい観察力ですね。
お客さまがくると逃げてしまうところはうちのソフィーと同じです。
荷物の配達がくるたびに、そのときだけは勢いよく逃げていきます^^
>にゃうちろさん
おぉ、3か所もキャットドアがついているのですね。すばらしい。
マーシャちゃんはどこでも自由に行けていいですね~。というか、どこも
ちゃんと扉を閉められるなんてうらやましい!
うちは寝室にはないので、寝室は常に開けっ放しで、まるで外のように
寒いです(涙。
キャットドアから上半身だけだしてかつおぶし食べるなんて、かわいい。
最小限の努力で手に入れようとするところが、いかにも猫らしい。
うちの猫たちも少しでも楽しようと思うらしく、人間が扉を開けようと
する気配を察すると、足元で待機してついでに向こうへ行こうと
するんですよ~^^;
>dayofWLAさん
トイレのドアが開けっ放しということは、いつも開けたままバスルームを
使っていらっしゃるのですね(笑
そういえば、アメリカにいたとき、うちも洗面所に水を置いていたのを
思い出しました。水2か所あるのに、2匹とも洗面所の水ばかり飲みたがる
ので、やっぱり常に開けていたかも~。
でも、暖かいカリフォルニアなら閉めなくてもOKでも日本はやっぱり
寒いです~(*_*)
キャットドア探しているとき、アメリカの方がたくさん種類があって
買って帰ればよかった、と後悔しました^^;
ご帰国の際はご検討を!(笑
>でめたんさん
おぉぅ、なんてすばらしい記憶力なんでしょ!!!
たぶんJすら覚えていないと思いますが、私キャットドアを付けたとき
すぐにあのヒョウ柄詰まり事件(?)を思い出しました。そしてヒョウ柄
は春までクローゼットの奥の猫の届かないところにしまい込んだのです。
でもちょっと、でめたんさんの期待に応えたくなってきてしまいました(笑。