茶色の猫
ラグマットを新調することにした。
今までの薄いベージュのラグマットも嫌いではなかったのだが、あまりに汚れが目立ってきたので取り換えることにしたのだ。汚れとは主に猫のゲロと、いつか赤ワインをこぼしたしみ(←犯人は私です)で、色が薄いせいで汚れが目立つこと目立つこと。さらに旧ラグマットはうちの洗濯機では重すぎて脱水ができず、大型コインランドリーへ行かなければならないという欠点があった。手洗いも何度かしたが、非常に重くて一人では竿に干すこともできない。
今までラグマットなどの大物を買う場合、猫の写真映りがよい明るい色を買うようにしてきたのがいけなかった。もうこの汚れストレスから解放されるには、猫の写真映りなど二の次だ。新しくするにあたって、まずは、1.汚れが目立たない濃い色であること 2.軽くて家の洗濯機で洗えるもの、を念頭に、買ったのはこちら。
おぉ、意外に黒猫でも写真映りは悪くない。さて茶色のソフィーはいかに。
こげ茶色のラグマットは、もしかしてソフィーの色と同化して、寝ているのに気付かず踏んでしまう可能性があるのではと危惧していたのだが、茶色猫も問題なさそうだ。
濃い茶色のラグマットは丸型で、丸は一度試してみたかったのだ。わりといい感じ。うちは家具や床など茶色が多いので色的な違和感もない。
それにしても、こんな大きいものが相談もなしに突然自分たちのテリトリーに設置された、ということに対して猫たちはどう思っているのか。くんくんっ、と軽くにおいを嗅いだだけで点検が終わり、すぐに寝そべる。いったいどう考えているのか、本当に一度聞いてみたいものだ。
偶然だが「茶色の朝」という本を図書館で借りて読んだところだ。茶色以外の猫は処分されるという「動物農場」的な寓意小説なのだが、この本の挿絵がなんとヴィンセント・ギャロだった。この人こんなこともやっていたのか。
ヴィンセント・ギャロといえば映画「バッファロー66」という脳裏に焼き付いて離れない奇怪な映画を作った人で、アメリカ旅行でバッファローの地を訪れた際には、あの映画の主人公のような狂気の人がいるんじゃないかと頭をかすめたくらいだ。ちなみに「バッファロー66」のほうはIMDB7.3の高評価で、この「茶色の朝」と同じ頃に監督脚本主演で作った比較的新しい映画「The Brown Bunny」はIMDB4.9というめったにない低評価だった。観てはいないが観たくない感じ。やっぱり分からないこの人。
アラ!
「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ 」は懐かしくて・・・・
そちらに目が行ってしまいました。
ついでに「パリのおばあさんの物語」が面白そうで、
買いました!(アマゾンの中古ですが)
少し凌ぎやすくなって、人間も猫もヤレヤレですね。
>カノママさん
おぉ、「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ 」お読みになっていたのですね。
私初めて読みました。かわいいですね~~~~。いい童話ですね。オオカミも微笑ましいし
リスの家族がまたいいです。
「パリのおばあさんの物語」いかがでしたか~?岸恵子さんは翻訳もやってらっしゃっるの
ですね。現在81歳だそうですよ。本の最後のページにでていた写真のイメージのまま
でしたが、きっとご自身もかわいらしいおばあさんになってらっしゃることでしょうね^^