当たりの週末
週末大雪の中、飛行機に乗った。J父のところへ行くために、今回はめずらしく2か月も前に航空券の予約をしたのだが、まさか45年ぶりの大雪の日に当たるとは。空港まで行くのもたいへんだったし、空港も欠航便で大混乱だった。
ラッキーなことに予約した便はなんとか離陸したが、その後すぐに全便欠航になっていた。危ないところだった。
こんな雪の日に飛行機に乗るのは初めてだ。上空1万2千メートル近くの高さを飛んでいたが、眼下に広がる厚い雲で地上は全く見えなかった。帰路は普通の天気だったので、1万メートルに達しない高度でずっと飛んでいたのだから、どれだけあの雪の日は天候が悪かったせいで高いところを飛んでいたかが分かる。
なぜ私が高度何メートルを飛んでいた、などと知っているかというと、横にいたJがGPSでチェックしていたからだ。
機内のJは忙しい。GPSで高度・スピード・方角などを随時チェックし、現在地を地図でチェックし、窓からデジカメで何やら写真を撮り、地形が見えれば地図と照らし合わせる。さらに「今〇〇コンビナートの上空を飛んでいるよ」「富士山が真横にあるはずだ」「ちょうど真北に方角を変更した」「今日はいつもと違う滑走路への入り方をするらしい」などとひっきりなしに私にいろいろ報告してくれる。これほど窓際の席を活用する人もそうはいないだろう。私は一人のときは本を読んだり、寝たりしているのだが、おかげで今回は全く眠れず、本も数ページしか読めなかった。ちなみに、GPSは受信のみ、地図は機内モードなので、機内で使用しても問題ないそうだが、あらぬ疑いをかけられないよう客室乗務員が通りかかるとGPSを隠したりして、全く休む間もない。落ち着かないっちゅうに。
帰りの飛行機に乗る前に少し時間があったので、ドーナツ屋でコーヒーを飲むことにしたところ、店でたまたまひいたスクラッチカードでまさかの1等を当ててしまった。「1等が出ました!おめでとうございまーす!」と満面の笑みで渡された巨大なスヌーピーのぬいぐるみ。何もこれから飛行機に乗るというのに、こんなかさばるものが当たらなくても。捨てるわけにもいかずかかえて帰ってきた。
ほら、きみたちのお土産だよ。
おつかれさまでした。本当に良く行けましたね。
Jさん、おもしろいですねー。きっと、技術系の方なんでしょうね。僕も技術系ですが、そこまではしないですw
ぬいぐるみの匂いをかいでいるのか、猫ちゃんたちが寄ってるのがおもしろいです。しばらくたつと、噛み跡やらよだれやらで、くたくたになってしまうのでしょうか。
大変な週末でしたねぇ。
GPSは使わないけど、私も地図と窓の外の地形を照らし合わせて、あまり関心なさそうなトムに報告します。曇っているとつまんないです。国内線で通路側を選ぶ人の気が知れません。
>れんとさん
れんとさん技術系の方なのですね。以前理系被災者について投稿しましたが、これも
まさに理系被害です。周りの人はたいへんなのですよ~^^;
ぬいぐるみは、一通りにおいを嗅いだ後、まるで無視されています。せっかく持って
帰ってきたのに悲しい。今、スヌーピーはキャットタワーに乗せられて所在無げに
座っています。誰かにあげればよかった。
>マルコさん
気持ちわかりますよ~。あ、もちろん私が分かるのはトムの気持ちですけどね(笑)。
マルコさんも地図好きですものね。全くJとよく似ていますねぇ。
雪の中の飛行機は飛び立つときが一番怖かったです。こんな雪の日に乗ったの初めて
でした^^; 無事でよかったです。