gas chamber
なんで午前中あわただしかったかというと、そう、今日はうちの猛獣を再度動物病院へ連れて行かなくてはならない日だったのだ。前回はあまりにも凶暴のため、予防接種を断られたノアだが、今回は全身麻酔をしてならやってくれるという。その道(?)のプロフェッショナルだという獣医に予約をとって、いざ病院へ。
全身麻酔をするためには、朝から絶食させて連れて来いという。今日はなんとか麻酔を回避してもらうよう獣医に頼み込むつもりだが、念のために朝ご飯はやらない。ノアのせいで、ついでに朝ご飯をもらえないソフィーには気の毒だが、仕方あるまい。2匹は絶叫して空腹を訴える。すまぬね、ソフィー。
行ってみると、プロフェッショナルな獣医は予想に反して、ほっそりした若い白人女性であった。この人が猛獣の扱いに慣れてる人?
麻酔がどんなに安全か説明する獣医をさえぎり、どんなに麻酔をやりたくないか説明するJと私。今日は二人で猫を押さえるから、麻酔をせずに予防接種とマイクロチップの読み取りをやって欲しいと懇願する。獣医は、私たちが怪我をすると病院の責任になるからダメだと、首を横に振るばかり。しかし、あまりのしつこさに根負けしたか、トライはさせてくれることになった。やった!
私たちにやらせてくれさえすれば大丈夫。ノアはいくら興奮しても、私たちに凶暴になることは決してあるまい。ささっ、出ておいでノアや。
ところがまたもや予想に反して、ノアはいくらなだめすかせても全然出てこない。お前たちにほんとに扱えるのかと、不審な目でみる獣医の冷たい視線が痛い。
ふふふ。しかしこんなこともあろうかと、今日はこの必殺キャリーケースで来たのだ。何が必殺かというと、これは全体にファスナーが付いており、ばらばらに解体することができるのだ。これならいくら猫が嫌がっても、中に立てこもリ続けることはできない。もちろん日本製だ。こういう至れり尽せりな物は日本製に限る。
キャリーケースを解体し始めると、おぉこれはすばらしいキャリーだと感心する獣医。そして少し抵抗はしたものの、無事、注射をすることができたのだった。やった~!!!ほらね、私たちが保定すれば大丈夫なのさ。よくやった!ありがとう。お互いを褒め称える獣医と私たち。
ところがそのあと問題発生。
立てこもり中。頭隠して… →
なんと解体したキャリーケースを組み立てることができなくなってしまったのだ。注射をされて腹が立ったノアは、そのあとたいへん興奮し、とうとう見境がなくなってしまった。私やJの手にも激しく攻撃。怖くてキャリーケースの陣地から出ることはできないくせに、ファスナーを閉めようとすると、それはそれは恐ろしいすばやさで、猛然と襲い掛かってくるのだ。し、仕舞えない…。
「すみませんが、この凶暴な猫を仕舞うまで、しばらくこの部屋を貸していただけないでしょうか?」
にっこり笑って、快くOKしてくれる優しい獣医。しかし次回血液検査のときは、数分かかるので、絶対に全身麻酔をしなくてはいけないと、念を押されてしまった。そうだろうよ。私たちにすらこれなのだから、仕方あるまい。今回だけでも麻酔を回避できてよかったのだ。
ところでどうやって麻酔を打つのか。なんと驚いたことに、この動物病院にはガス室(gas chamber)があるのだ。キャリーケースごと猫をそこに入れ、ガスを注入。しばらく置いて熟睡した頃、猛獣を扱うことになるのだそうだ。すごい設備だ。
なんとか興奮するノアをなだめすかし、ようやくキャリーケースに仕舞うことができた。たいへんだった。疲れた。結局動物病院ではまたもや1時間くらいかかってしまった。お値段はしめて、$41.70(約4500円)。プロフェッショナルな獣医の手間賃が含まれている。前回、簡単に注射できたパーフェクトなKittyソフィーのほうはたったの$12だったのに、なんてことだ。
尻隠さず。 →
家に帰ってさっそく辞書をひいてみる。
gas chamber : a room that can be filled with poisonous gas for killing animals or people (ガス処刑室 : ガスを充満させ、動物や人を殺すための部屋)。がーん。
このキャリー、わたしも持ってましたよ。
色は赤。平たくなるので便利だったけど、でも、ある時、かすみを輸送中におしっこをされ、解体(?)して洗ったあと、ファスナーが、はまらなくなり、結局お陀仏に。ファスナー部分の生地が収縮してしまったのかも。不明。
数回しかつかってないので残念だった。
ガス室。
日本の保健所で殺処分する時、そこにいれてやるらしいので、そのイメージしてしまった。猫は、動くのでかかりにくく網にぎゃうづめにして投入。もだえ苦しむそうだ。犬は早いとか。そうやって毎年何千(?)もの犬猫が虐殺処分されてる。
でも、まさか、ガスの種類が、麻酔用とは、ちがうのだと思うけど。ナチスのユダヤ人虐殺もほうふつとしてしまう。
注射だと、危ないので(共謀猫さま)、ガス室送りか。
そういう合理性アメリカらしいな。あくまで自分らは危険な目にあうのは、やなのね。
うひ、、おつかれさまでした。
うちがかかっている獣医
(もちろんニッポン・オーサカですが)は、
「ちょっとだけ抑えていてくださいね」との
声とともに、耳の、あのうすっぺらい猫の耳の
静脈へ、すうっと細い細い針をいれ、麻酔液を
注入しました。すんごく早くて「車で来れる距離に
ココがあってよかった」と思ったのを覚えています。
技術力なんでしょうね。
ガスですか。すごいなあ(絶句)
ほんっとうに、おつかれさまでした。
そふぃーちゃんのおなかすいた怒りはおさまりましたか?
うちにもこのキャリーバッグありましたよ。
残念ながら壊れてしまいましたけど(;_;)
しかし、ガス室ですか……。
恐い名前です。
ノアちゃんの場合、板の上にノアちゃん乗せて、そのまま大きなネットで風呂敷包みにした方がいいかもねσ(^_^;
(日本人ならではの発想ですな、これは)
ウチはなすびがキャリーに入れられるのが大嫌いなので、
洗濯ネット+抱っこです。
両手がふさがるので、非常に面倒です(;_;)
大変でしたねー。無事終わってよかった。
あともう一回の辛抱ですが、麻酔はやはりいやですねえ。
うめこちゃん、ずいぶんふっくらして毛艶もよくかわいーですね。
うちは、ふっくらしすぎて今朝6.4kgでした。
不評のダイエットえさにきりかえることにします。
どなたかねこに好評なダイエット用えさご存知でしたら教えてください。(泣)
お疲れ様でした。
凄まじいですね。
うちの黒猫は大人しいようで、
医者が褒めてくれます。よかった。
うちのキャリーバッグは、布製で
メッシュのふたにファスナー付き、
飛び出し防止のリードも付いて
バッグに閉じ込めたまま、羽交い絞めにして
注射ができそうです。
次回はこれで・・・・
お疲れ様です。
まずは無事に(?)終わってよかったですね。
それにしても、ガス室ですか…。合理的というか、なんというか、いずれにしろ、アメリカらしいですねぇ。最後の血液検査もスムーズに(出来たら麻酔無しがいいんでしょうが)いきますように。
うちも今日、とりあえず、チップとワクチン1回め終わりました。予想通り、頭に上った猫を引き摺り下ろしての診療となりました。が、恐れていた通り、前回(出国前)のワクチン接種時にアレルギー反応が出ていたと言うことがわかったので、結果的に4本もの注射を打つ羽目になりました。。。
詳細は明日にでもブログにアップしますが、くたびれました…。
ガス室・・・。
私も日本の保健所を想像してしまいます。
たしかにキャリーのまま、その部屋に入れるだけなので、
どんな凶暴な動物たちにも対処できますが、
なんだかねー。
できたら次回も麻酔は回避したいものですね。
あんこができたことを考えたら、出来そうな気がするんです。
今回と同じようにnoirさんたちが保定しても無理でしょうかね~。
え~っ、こんな便利なキャリーバックがあるんですね、こういうのを考える人ってやはり実際に自分が同じ苦労を味わってるんでしょうか(笑)
しかも軽そう!うちのは籐みたいな素材にプラスチック(アクリル?)の蓋がついた普通のだけど猫を入れると重い・・・–;
お疲れさまでしたー。
うちは4匹共、ビビりなので震えている隙に注射完了です。(w
それにしても大変だったというのに、noirさんの文章読んでいると
何となく笑えてしまうのですが…。(殴
↑文才がおありだという事でご容赦を〜。
次回、奇跡のごとくノアさんが大人しくなって
くれる事を祈りつつ…。(願
お疲れ様でした・・・。猛獣noirを自慢するご主人の気持ちもわからないでもないですが。猫によってはこんなに大変な作業となってしまうのですね。たかが予防接種なんて気軽に言えなくなりました。予防接種のために全身麻酔をするってのも初めて知りました。そのためにガス室が存在する事も・・・。ホントに勉強になりました。そして、何やられても無抵抗なうちの猫らに感謝。。。今日はオカカでもあげようかな・・・。
My blog leaderでタイトルを拝見して驚いて飛んで来ちゃいましたよ!!!!!
江戸っ子を脅かしちゃあいけねーよ,姐さん。
っくしょー!
はー,ほっと一安心です。
うちのほぼ黒ちゃんですけど,まず自宅でキャリーバッグに入れるだけで死闘です。やっと入れて移動中にはドロドロのおもらしをします(あの液体はどうやって作られているのでしょうねぇ?)
で,獣医さんに聞いたところ,キャリーバッグに噴霧して猫をおとなしくするボンベがあるそうです。ガスみたいなものかしら?飛行機移動中の鎮静剤というお薬もありますもんね。
ふー,黒猫共通の悩みなのかしら?
今は家中にキャリーバッグを置いて日常で慣れるようにしています。家の美観なんて程遠い・・・・悲しい限りです。
noirさん、Jさん、ともにお疲れ様でした(笑)
解体できるキャリーケースは便利ですよね。
ウチのはハードタイプで上下がパカッと分かれるケースです。
これなら、いくら抵抗されてもフタを閉める要領で閉じこめ、取り出し簡単です♪
安全と説明されても麻酔はなるべくさせたくないですもんね〜。
やっぱり、今回だけでも回避できて良かったですよ。
でも…次回は“ガス室”送りとは!?が〜ん。。。
この呼び名、なんとかならないのなぁ〜。
愛する猛獣を送り出す訳ですから…
もうちょっと安心できる呼び名に改名して欲しい。
ノアちゃん、帰ってからお約束のヤケ食い!?…
今回はソフィーちゃんも一緒に!ですね…。
猫達もお疲れさま〜。
いやーん、noirさん、「今日の猫」がいつのまにか
うめこになってるーー!!
まるで自分の愛娘が週間文春の女子大生シリーズに抜擢されたような気分だわ♪
ひとまずお疲れさまでございました。
ガス室?ですか?なんか怖い響きです。
麻酔もできれば避けたい気持ちが通じてよかったですね。
キキは、避妊手術で始めて 麻酔をしました。
朝ごはん食べさせれないので、結構かわいそうだったなあ。
キャリーケース便利そうですね。
次回は、採血ですね。うちと同じです。
これも詳しくリポートしますね。
あ、電話しないといけないなー。獣医さんに。
麻酔は必要とは アラブでは言われてないですよん。
>coco5628さん
おぉ、同じキャリーをお持ちでしたか。確かにファスナーの
部分がなかなか閉まり難いですね(今回で実証済み)。
こういうのあまりアメリカで見かけないので、持ってると
いつもいいわねーとほめられます。しかし、今回はひどかっ
た…(泣)。
ガス室ってイメージ悪いですよね。私もまっさきに思い浮かん
だのが、保健所のガス室。凶暴な動物にどうやって麻酔を
するのかとずっと疑問でしたが、いかにもアメリカらしい
やり方に非常に納得。あぁ、次回やだな~。
>momoさん
ありがとうございます。ほんとうに疲れました(>__
>アラブの猫さん
キキちゃんは、暴れたりはしないのですか?
麻酔無しで注射できるなんてうらやましいです。やっぱり
日本に帰国されるときのことをお考えになっての検疫準備
なのでしょうか?うちはもうマイクロチップも済んで、あとは
血液検査のみ。しかし全身麻酔決定…(嘆)。
そうそう!朝ご飯あげられないのが、かわいそうですよねぇ。
猫がご飯食べられないのが、辛いので、人間もその日は朝ご飯
抜きでした(笑)。あぁ、次が怖いです~。
なんというかアメリカらしい麻酔のかけ方ですね。
ウチのノリコは行く途中のペットリュックが嫌いで
騒ぎますが、病院の診察台では、観念して大人しく
なるのであまり麻酔を意識したことがないです。
ペットリュックもキャリーも嫌いなのは、あきらめてます(^^;
実はつい先ほどの深夜、夫の煙草タイムにつきあって、
外をお散歩したんです。うちの前にある団地にはえらい
野良猫さんがたくさんいるのは知っていたんだけど、
ちょうど二人で足を止めて猫さんを見ているところに、
自転車でおばさんがやってきました。
どうもそのあたりで毎日、ネコさんにお水をあげている
らしく、このあたりの猫がうちのマンションが建つ前の
社宅やその団地で飼われていて捨てられた猫だってことを
教えてもらいました。
実は夫も飼い猫が捨てられたんだ、って言ってたんですが、
私は信じたくなくて、ずっと、野良猫さんが生んだ子が
大きくなったのだ、、と言い聞かせてきたのですが、
普通に考えれば、そんな赤ちゃんがここまで大きくなる
ことって、野良では難しいですもんね。。おばさんに
聞いて、確信は現実に変わり、すごくショックで悲しかった。
一度暮らした猫を捨てるなんて、信じられません。
野良猫にえさをやるな、じゃなくて、
人間よ、命を捨てるな、といいたい。
猫をせめても問題の解決にならない、と思うのです。
>FZ-A茶飲み男さん
この大雑把なところが、アメリカらしいですよね~。
ガス室だなんて、ちゃんと適量の麻酔がかかるものなの
でしょうか。次回とっても心配です(嘆)。
ノリコちゃんは、病院ではおとなしくしてくれるのですか。
それはうらやましい~。
>さくらくらさん
かわいそうに、そんなにたくさん捨てられた猫がいるの
ですか…。すぐ近くに捨てて、捨てた自分の猫に会ったり
しないのでしょうかね。そしてそのとき、やましい気持ちに
なったりしないのでしょうかね。
どんな理由があったにせよ、道端に捨てるなんて、ほんとうに
許せない行為だと思います。かわいそうですねぇ、猫たち。
野良猫に餌をやるなという張り紙、いやですよねぇ。
特に飼い猫が急に捨てられて、誰かが餌をやらなかったら
餌など取れるはずがない。飢え死にしろということですよね。
餌をやる人を責めるのはおかしいです。さくらくらさんの
おっしゃる通り、『捨てるな』ですよ、絶対!
さくらくらさんの悲しい気持ち分かります。まったく辛い
話ですよねぇ…。
うちも、このキャリーあります!
cocoさんと同じ赤。アイリスおーやま。
里子に連れて行くときに、帰りはたためるので便利とボラさんから聞いて買ったのだけど、なんか使いにくかったなぁ。
1度しか使ってないので、今でも新品同様。
私が行く病院は、ガス室じゃないけど、捕獲器ごと大きなビニールに包んで、ガスを管で送るんですよ。
しかしノアちゃんの凶暴ぶりには驚き!可愛い顔してなんとやら~
やっぱ、ネットですよ。noirさん。
捕獲用のネットがあるんです。必要なところだけ切り取って治療したり出来る。50枚ほど買って、使用したのは5枚程てすけど(^^;
>piyoさん
おぉ、piyoさんもこのキャリーをお持ちでしたか。持ってる
方は数人いるのに、どなたも使い勝手が悪いという…(笑)。
うちも今回ばらしたあとに、元に戻すのがものすごーく
たいへんだったので、もうノアには使いたくありません。
捕獲用ネットを50枚もまとめ買いする、piyoさんすごい!
猫用にできているのですか?洗濯ネットじゃなくて?
便利そうですねぇ。そういうのアメリカで見かけないなぁ。
今度日本に帰ったらぜひ購入しよう。
piyoさん、ノアは次回ガス室になってしまいました。
怖いです~(泣)。
いやぁ~~ お疲れさまでしたね^^
実はわが家も先週の土曜日に再採血検査で大変でした(笑)
洗濯物を入れるネットカバーに突っ込まれて、バタバタ!( >o ふぅ~
どうなることらやです。
お互い次回も頑張ろうね!!
>えじさん
わぁ、エジくんもたいへんだったのですね。
数値がよくなっているようで一安心ですね。それにしても
えじさん、あの状況でよく病院で写真撮ってましたね。
それが何よりすごい!うけてしまった(爆)。
ネットカバーに入れるというの、こちらでは聞いたことない
です。前回あまりにひどかったので、次はもう絶対に
麻酔だと念を押されてしまったし…(泣)。ネットの種類も
いろいろあるようですね。次に日本に帰ったときに、購入
しようかと思ってます。
お互い凶暴な猫を飼ってるとたいへんですねぇ。ほんとに
がんばりましょうね~♪