初めてのエリザベス
ノアを動物病院へ連れて行かなくてはならない事態が発生してしまった。これだけは避けたかった。なぜなら、この病院ではノアはお墨付きのAggressive Cat(凶暴な猫)。全身麻酔なしでは予防接種一つしてくれない。しかし、ためらっている場合ではないのだった。
ノアの様子がおかしいと気がついたのが、2日前のこと。今日は嫌にお尻を舐めているなぁと思って眺めていた。そのうち、肛門周辺が赤くなっていることに気づき、翌朝起きたら、もうそこは血がにじんで膿がでているほどひどくなっていた。
膿がでるから、気になって舐める。さらに傷口が広がって、膿が出る。また舐める、の悪循環。とりあえず舐めないよう、ノアにはエリザベスカラーを着けて、一人で動物病院に相談に行くことにした。
すぐに予約を取らせてくれ、どうしたらいいものか、全身麻酔をやりたくないのだと訴えると、今回はなんと鎮静剤をくれたのだった。診察の2時間前に飲ませると、薬が効いておとなしくなるのだそうだ。飲ませるとどんなふうになるの?と聞くと、「こんなふうに」と口をあけてでろ~んとジェスチャーをしてみせてくれた受付嬢。
当日、指示通りにノアに薬を飲ませると、おぉ!すぐに効く。10分もたたないうちに、確かに受付嬢のやってくれたように、でろーんとなっている。足腰がふらつき、目も精気がない。おまけにエリザベスカラーも着けているので、確かにこれなら麻酔なしでも治療してもらえるかも。
診察室に入ると、今回はシンディーというたくましい看護士がいて、私が押さえるわ!と自信満々。そしてその通り。激怒するノア(しかし、いつもよりはおとなしい)を、ちゃんとしっかり押さえてくれているではないか。すばらしい。すばらしい力だ、シンディー。
治療中。端でおろおろする飼い主。 →
診察の結果、ノアは『肛門嚢破裂』と判明。周辺の毛を剃り、傷口を開いて洗浄しなければならないとのこと。いくらなんでも麻酔なしでは無理だろうと思ったが、そのままトライしてみることになった。遠くの治療室から聞こえる、獣の叫び声。あぁ、ノアだ。薬が効いていたはずにもかかわらず、やっぱりすごいことになっていた。数十分後戻ってきたノアは、かなりの怒りようで、シンディーのたくましい腕にはなまなましく血のにじむ傷跡があった。あぁ、そうだろうよ。
あとは自宅で数日間、抗生物質と痛み止めを飲ませて、Warm compressという、お湯でぬらした布を患部に一日数回あてる治療をすることになったノア。それだけで傷はふさがり、治癒するのだそうだ。
あとで調べたところ、肛門嚢炎は、犬猫によくある病気のようだ。肛門腺が炎症をおこし、ノアの場合、舐めすぎて破れてしまった。こんな病気があるなんて知らなかった。もっと早く気がついてあげられれば、ここまでひどくならずにすんだろうに。せめて一日早くエリザベスカラーをつけていればよかった。激しく後悔し、罪悪感にかられて落ち込む。すまなかったねぇノア。こんなにしてしまったのは私のせいだ。
食欲はある。 →
幸いなことに、エリザベスカラーをつけたノアは、ソフィーのときとは違って、案外普通に生活できる。ご飯もいつもと同様もりもり食べるし、トイレもOK。テレビの上にも飛び乗れる。よかった。一緒にがんばって治療していこうね。早く良くなりますように。
あぁ疲れた。 →
『猫の肛門嚢炎』
肛門の左右には肛門腺と呼ばれる臭腺が一対あり、この臭腺は袋状になっていて肛門嚢を形成しています。肛門嚢の中には悪臭を放つ分泌物が貯留しています。その肛門嚢に炎症を起こすことを肛門嚢炎といいます。
(※参照)
おおお、ノアちゃん、そんなかわいそうなことに!
やっぱり肛門絞りをしないといけないのかしら・・・
説明書きみてきましたら、太り気味でお腹がゆるい子で
高齢だとなりやすいみたいですね。
先日、割と高齢な友人が甲状腺亢進症になりました。
元気なのにやせていく、甲状腺機能異常ですが、なんと、
猫も高齢になると、この病気になったりするみたいですね。
よく食べて、前より元気なのにやせていく場合はこの病気が
考えられるんですって。
人間のなる病気は動物もなるんですねえ。。。
とりあえず、口のきけない動物は赤ちゃんみたいなものだし、
しっかり普段から様子を見ててやらなければいけませんね。
それにしてもお尻はノーマークでしょうとも!!(–)(__)
私もひとつ知識が増えました。ノアちゃんが早く完治します
ように遠くからお祈りしています♪
おたいへんでしたねえ>あっちこっち
エリザベスカラーをつけてなお、もりもり食べている
ノアくんに、ちょっと引いている感じのソフィーちゃん
かわいすぎ~~!!
その、でろ~~ん、となる薬、引越しの時に使いました。
多分同じものだと思います。
くたくたふにゃーんになるの。
しかし、、ジェスチャーをして見せてくださるとは、、
なかなかやりますね、受付嬢。
おだいじに。はやくよくなってカラーをはずせますように。
薬が効いていようとも、理性には勝てないということですね。
うちの犬も肛門膿炎です。
お尻を引きずるように歩く姿がカワイイと飼い主は喜んでいましたが、病院で怒られました。
で、お尻歩きをするのを見ると、ぎゅっと絞ってやるようにしています。
が、本人(犬)も気配を察するようで、
お尻歩きをした後に目が合うとスゴスゴとした態度になります。
ノアちゃんもnoirさんも大変だったんですね><
エリザベスしてても、生活に支障は無いみたいで安心しました。何より大事無くて本当に良かった!ノアちゃん、早く良くなると良いですね。
肛門腺って犬はトリミングがあるし、獣医さんでもしてくれるので安心だけど、猫の場合はどうしたらよいものやら。。。
小さい頃から慣れさせておかないと、ちょっと厳しいものがありますよね><
ノアちゃん、食欲があるようで、よかったですね。うちの猫らに引っ越しの際、鎮静剤を与えたことがあるのですが、もうとーろとろになって、抵抗なんてできない状態でした。ノアちゃん、さすがaggressive catと言われるだけあるゾッ(笑)。あんなかわいらしい顔からは想像もできないのだけどなあ。でもきっととても疲れてしまったでしょうね。たくさん食べて、早く元気になってね。
上のコメント読ませていただいて、「太り気味でお腹がゆるい子で
高齢だと・・・」という部分にショック。まさにうちのボヨじゃないですか。時々肛門チェックをすることにします。
今日様子を聞こうと思っていたのですよ。やはりnoirさんが言っていた肛門腺に原因があったのですね。これからは定期的に絞ったほうがいいのかな。
鎮静剤効いて良かったですね。あんこの時は量が足りなかったのか?これなら抗体価検査でも麻酔なしでいけそうではないですか。ぜひシンディーの出勤日に!(あんこの担当はスーザン)。
診察台の手前に置いてある、巨大ゴム手袋みたいなのが気になります。
このぶんだと順調に回復しそうですね。ノアちゃんはエリザベスが平気で良かった。早く完治しますように。
ノアちゃん大変だったね。。。って言うかシンディーさんの方かな(爆)
へぇ~そんな病気があるとは知らなかった。。。良くお尻やおXんXんを舐めてるけど舐め過ぎてると要注意だね。
早く直りますように!
エリザベスでご飯を防御!誰も取らないってか(笑)
麻酔しなくて済んでよかったですねー。
エリザベスがちょっと痛々しいですけどσ(^_^;)
最近、よく見聞きするんですよ。
猫の肛門嚢炎。
早くよくなるといいですね。。
肛門腺関係って体質があるやに聞いておりましたが、大人になって急になったりもするんですね。うちも気をつけてみることにしよう。
鎮静剤、、、効いてよかったですね。うちも引越の時は使うんだろーなー。
ノアちゃん、早くよくなりますように!
肛門膿炎?
そういう病気もあるのですね。
ノア(と一人で病院につれていったノア殿も)、大変でしたが、テレビに登れるくらい元気になってよかった。
カラーつけてもちゃんと餌をもりもり食べてるところがホントかわいい。
ノアに錠剤をのませられるなんて、あんたぁ、やるねー。
凶暴なノアって、ノア家のおるすばん初日か、九州男児列席の飲み会でしかみられないけど、薬を飲ませるのはとっても大変でしょう?
以前、こうのすけに薬のませようとして、よりによって、ノア殿の手をかんで負傷させてしまいましたね。
ほんとにもうしわけありませんでしたーーー。
ノアちゃん、今日は少し良くなったでしょうか?
というか、鎮静剤という方法があるなら、病院も前からそうしてくれればよかったのに、とちょっと思ってしまいました(^^;)
ドクターにもシンディーぐらいのガッツがあればっ!(笑)
ノアちゃん、早く良くなるよう祈ってます。
病院に連れて行くのって、本人も飼い主も相当なストレス。
分かります、とても。。
私も、全身麻酔。というのにはすごく抵抗あります。
シュガ子さんのおっしゃるように、
鎮痛剤を最初からどうして飲ませてあげなかったの?
私もそう思いました。なぜだろう。
ノアちゃん、今はどんな感じですか?
もうエリザベス生活にも慣れつつあるかな。
早く良くなりますように。私も祈っていますよ。
>Nicoleさん
犬は定期的に肛門絞りをするらしいですね。猫のやらなく
てはいけないのでしょうかねぇ。いろんなサイトをみると
みな言うことが違うので迷ってしまいます^^;
そして、英語で肛門絞りって…いったいなんて言えば?!
今後はお尻ももっと気をつけてみてあげるようにいたしま
す。
Nicoleさんのおっしゃるように、猫にも人間と同じような
病気、さらには猫独特の病気もあるのでしょうね。
飼い主がきちんと見てあげないといけないのだと、あらためて
反省いたしております(T_T)
ご心配いただきありがとうございます♪
>momomoさん
おぉ、でろ~んの鎮静剤お使いになったことがありますか。
確かにくたくたになっておりましたよ。こんないい薬が
あるのなら、病院はなぜ前から教えてくれないのだ!
ま、しかしいずれにせよ、病院では大暴れしておりま
したからねぇ。とほほ。
ソフィーは、かなり引けております。2匹の関係が
微妙になってまいりました^^;
>でめたんさん
犬は肛門嚢炎になりやすいようですね。定期的に
肛門絞りをしたりなさっているのですね。猫も絞った
ほうがいいらしいと、ネットでみましたが、猫にも
やったことあります?
4時と8時の位置と言われても、絞るの難しそうだなぁ…。
お尻歩き、ノアもしております(T_T) 舐められなくなった
代わりにしてる様子。あぁぁ。
>ヤヨイさん
おかげさまで、エリザベスしていても普通に生活できる
ようなのでそれだけが幸いです。
ご心配いただきありがとうございます♪
猫の場合も肛門絞りを病院でしてくれるようなのですよ、
日本の場合…。英語でいったいなんて言えばいいので
しょ(涙)。自分で自宅でやる人もけっこういるような
ので、何とかしなくては~。
>chickpeaさん
ボヨちゃんたちも、鎮静剤がよく効いたのですね。
ノアも家ではすごくよく効いて、目もとろんとしていた
し、まっすぐ歩けないような状態でした。しかし
それがどうして病院に行くと、我に返れるのか不思議(涙)。
また来週行くのです。看護士さんのために、せめて爪で
も切っておこう。
うちもやっぱり太り気味だからでしょうか~。今まで
肛門なんてチェックしてなかったので、反省しており
ます。ボヨちゃんも、急に舐め始めたりしたら、要注意
でございますよ。
>マルコさん
定期的に絞りたいところなのですが、何せ一度もやった
ことないし。激しい抵抗に合いそうです。日本だと
病院でやってくれるようなのですが、マーシー先生に
相談したら、やってくれるかなぁ(T_T)
巨大なゴム手袋は、けっきょく使わずに済みました。
エリザベスをつけたまま、タオルでくるみ、がしっと
押さえていたのですが、激しく暴れたため、なんと
エリザベス(すごくきつい)が外れておりました。
な、なんて力だ~。
>Kalakaさん
そうなのですよ。ノアもいろんなところ(?)をしょっ
ちゅう舐めているので、まさか肛門のところがそんなに
ひどいことになっているとは分かりませんでした。
反省しております(T_T)
黒猫だから、お尻も真っ黒で全然分からないのですが
腫れていたようなのですよ。これからはもっとよく見て
あげなくては。
あはは。確かにエリザベスでご飯を防御しているように
見えますね(笑)。食欲は相変わらず…^^;
>riderさん
そうなんですか。肛門嚢炎よく見かけます?
お尻はノーマークだったのですよ。しかも黒猫だとこういう
とき見にくくてたいへんです。
とりあえず麻酔なしでよかったです。実は来週もまた
行くのですよ。なんとかがんばってくれ~。
>こるーさん
おぉ!復活おめでとうございます♪
ファイナル終わったのですね。お疲れさまでした~。
通常猫は絞らなくてもうんちと一緒に出るらしいのです
けど、なんのきっかけでこうなってしまうのでしょうかねぇ。
鎮静剤、効き目はあるけれど、更なる恐怖には勝てない
かもしれません^^; りるーちゃんのときも、上手く
効いてくれるといいですねぇ。
>Kさん
Kさ~ん(涙)、たいへんでしたよ~。病院では激しく
暴れたようです。来週もまた行くので、心配でなりません。
ノアに飲ませる薬は2種類、一日2回で、2つとも液体なの
ですよ。注射器で飲ませるので、比較的やりやすいです。
しかし、暴れますねぇ(T_T)。
こんなに薬を飲ませるのに抵抗する猫って、フォーカス
でもあまり見かけません(笑)。
こーのすけのほうがずっといい子だと思いますよ。
私は飲ませるのへたくそですが(笑)
Kさんもがんばって!
>シュガ子さん
ありがとうございます。ノアは傷口の見た目も随分
きれいになり、順調に回復しているようです。
わたしもこの鎮静剤を処方されたとき、なんでもっと
早く教えてくれなかったのよ!と思いました~。
これなら麻酔なしでも、注射くらい打てるではないです
かねぇ。
また来週行くのです。シンディーのために(笑)、爪を
短く切っておかねば。
>sunnyさん
そうなのですよ~。鎮静剤があるのなら、なんで最初から
教えてくれなかったの~。あんなに全身麻酔したくないと
言っていたのに。予防注射くらい、この薬があれば
打てるではないのっ!
ノアは、エリザベスにも慣れ、普通に生活しております。
トイレも順調で、食欲もあるのがうれしいです。
ご心配いただき、ありがとうございます♪