この日何の日
イラク戦争開戦からちょうど4年がたった。アメリカに住んでいても、戦争当事国という感覚を味わうことはめったにないのだが、開始前と後とで身近に感じる変化もあることはある。
まずはガソリンが激しく値上がりしたこと。4年前のほとんど倍の値段になった(現在サンディエゴの平均は$3.15!)。もはや日本のガソリンの値段とそうは変わらない。
そして、黄色いリボンのマークをつけた車をたくさん見かけること。出征した兵士の無事を祈って黄色いリボンを木に結んでおく習慣が、南北戦争の頃からアメリカにはあったからだそうで、車につけるマークには『家族が海兵隊にいます』などメッセージが書かれている。これは軍港の街サンディエゴだからよく見かけるのだろうか。黄色いリボンを見かけるたびに、この人は無事に帰還されただろうかと心配せずにはいられない。
今日は友人E夫が、6ヶ月の戦地任務から帰還したので、ウェルカムホームパーティーに呼んでもらった。半年前に会ったE夫は、とても穏やかでおっとりしたアメリカ人で、軍人さんには全く見えなかったのだが、久しぶりのその姿は、見違えるほどがっしりとたくましく、凛々しい雰囲気だった。数日前に帰ってきたばかりなのだものね。無事で元気で本当によかった。お帰りなさい。
ところで3月17日といったら、セントパトリックデー(聖パトリックの祝日・St Patrick’s Day)だ。サンディエゴでも毎年パレードがあり、お祭りがあり、公園でアイリッシュビールが飲める。
この日は緑色の服を着る人々で街があふれるのだ。みんながどんなに緑色かというと、こんな感じ。
大人もみんな緑。 →
私もせっかくだから(?)と、緑色の服を一枚先週購入したのだが、この方々と比べるとたいへん地味なのだった。
アイルランド関係のグッズを売る出店もたくさんでる。こうして国の色がはっきり決まっていると、おみやげも作りやすくて楽だろうなといつも思う。日本だったら、赤?うーん、ちょっと違うかなぁ。
緑の小物がたくさん。 →
ところで今日は、いつもいつもいつもアメリカのお祭りに行くたびに憧れていた(しかし買うのはためらわれた)、綿菓子(Cotton Candy)をはじめて買ってみた。綿菓子なんて食べるの、そう、おそらく四半世紀ぶりだ。子供の頃大好きだった。この、いかにも体に悪そうな人工的なピンク色が魅惑的。どれどれ、ぱくり。感想は…
「あ、甘すぎる…」
当たり前だが、ただただ甘いだけなのだった。昔はものすごくおいしかったような気がしたのに、あれは子供だったから?それとも日本の綿菓子が特別おいしかったのか(←ありえない)。これで一年分の糖分を一気に摂取したような気分だ。あと四半世紀食べられなくても、全然気にならないだろう。ごちそうさまでした。
Cotton Candyはピンク。 →
3/17だったのですね。
言われてもピンと来ないのは日本にいるからでしょうか?それともあたしがあまり強い関心を抱いてないからかしら?
聖パトリックディというとクローバーのイメージがあるのですが…記憶違いかしら?
アイリッシュビールと言って思い出すのは缶入りのギネス。
あの缶からどうしてあんなにクリーミーな泡出てくるのか不思議でしょうがないあたしです(笑)
パトリックさんのお祭りに行ってらしたのですね。
私も、興味はあったのですが、所用を片付けるのに精一杯で今年も見学できませんでした。
綿菓子。
日本の方が美味しいと思います。
多分、使っている砂糖が違うのではないかしら(←超適当)
四半世紀といわず、近いうちに日本の綿菓子にトライしてみてくださいませ。
noirさん、下の猫語のやつー
長い文章送ったけど届かなかったみたいですね。
ショック(;;)猫語にならないどころか受付アウト(;;)
気を取り直して、17日、こちらはお祭りで浮かれておりました。地元、織田信長の奇祭があります。男衆が女装して神輿を担ぐのですが年々化粧はなくなるは着物があぶないからってニッカポッカになるわで面白くなくなってきました・・・
それはさておき、最近●●年ぶりにこの綿菓子食べたけど、昔と同じ味~~!と思いましたし・・・やっぱり砂糖が違うのかも?口の中で溶けていく感覚はあいかわらず楽しいですわ。ただ、原料みてしまうと年で、(げげっ)と思うかな、こちらはカラメル砂糖かな。
追伸、ごめんなさい、URL変更なんです!
新しくはhttp://nyn.verse.jp/なのでよろしく!
3年前に旅行した時も、リボンの車をよく見かけました。
いつまで続くのでしょうかね。。。
うちには綿菓子機があります。
1度しか使ったことがないけど、おいしかったですよ♪
機械を動かしている間は、綿菓子が宙を舞うので使用後は部屋のお掃除しなければなりませんが、ネコの前で実演したら喜ぶかも?
↑ あづさんの言うとおり砂糖は重要だと思います。
イラク戦争の開戦を私は隣国のシリアで迎えました。
シリアでの生活が半年を過ぎたところで、
言語の理解は十分ではなかったけれど、
人の優しさは文化にも慣れてきたころでした。
シリアでもデモ(反戦ではなく反米デモ)が起こったし、
アメリカに追随する意思をすぐに表明した日本に対しても
反応が冷たくなるといった変化がありました。
銃撃されたイラクの大使館員は知人の知人だったし、
パレスチナキャンプで働いていた友人は参ってしまって日本に帰国。
ケーブルテレビでは一日中傷ついた人々や肉親を亡くして
泣き崩れるイラク人たちを映していました。
それでもシリア自体は平和で、
日本にいる知人たちからは連日の心配のメール。
そのギャップの中で頭が混乱していました。
でも、あの時期にあの場所にいたことには、自分自身、必ず深い意味があるのだと思ってます。
長くなって、しかもまとまらない文章でごめんなさい。
>がらさん
私もアメリカにくるまで、セントパトリックデーの存在を
知りませんでした。そうですそうです。クローバーが
マークになってます。クローバー→緑、で、緑を着るの
かも(あやふや)。
缶入りのギネスといえば、特別仕様になってクリーミーな
泡ができるギネスがありましたね。泡がおいしいのです
よねー。おいしそうに飲んでいるアイルランド人(たぶん)を
見ると、泡が常に一定の厚みを保ったまま、グラスを最後
まで飲み干している様子。このやり方を真似するにはね、
休まずぐいぐい飲みつづけることなのですよ(笑)。
>あづ。さん
炎天下でものすごく暑かったです。なのに、綿菓子なん
ぞ食べて、脱水症状で死にそうになっておりました(笑)。
お祭りの雰囲気が楽しいですよ。来年用に緑の洋服を
今からご用意くださいましね。
やっぱり、日本の綿菓子のほうがおいしいですかね。
私もそうじゃないかとうすうす思ってはいたものの、
何せ前回食べたのがはるか昔のことなので(笑)。
日本で綿菓子かー!それはそれで敷居が高い~^^;
>えりぼのさん
おぉ、3年前にアメリカにいらっしゃったのですね。
その頃のほうが確かに、街中にも黄色いリボンをよく
見かけたような気がいたします。今は車にピンクの
リボンとか、パトリオット柄のリボンとか、たくさん
種類があるので、どうも目立たないのかも…^^;
な、な、なんとっ!綿菓子機を持っている!?!!
すごい。どうしてそんなの(失礼)購入されたのか
ぜひいきさつを聞きたいところです^^
綿菓子は機械からはみでて宙を舞ってしまうのですね~。
そういえば綿菓子屋のおばさんも、綿菓子まみれになって
いましたよ。やっぱり日本の砂糖のほうがおいしいのか
な~。そういわれると、昔のほうがずっとおいしかった
かも~~~~~~(T_T)
>でめたんさん
4年前シリアで開戦を迎えられたのですね。隣の国です
ものね。他人事ではなかったことでしょうね。
でめたんさんのコメント読んで、随分違うものだなぁと
考えさせられました。
アメリカで迎えた開戦は….、戦争当事国だというのに
全く身近じゃないのです。反戦デモもあり、戦争の様子は
テレビでやってはいても、全然遠い国の話のようでした。
テレビでは連日のように、亡くなったアメリカ人兵士の
写真と名前が読み上げられ、「Our heroes」として
紹介されるのです。軍人さんの家族でもない限り、
普段は戦争していることすら忘れてしまいそうです。
こういう様子を見ていると、日本と戦争していたときも
この人たち、身近じゃなかったんだろうかと考えてしまいます。
外国に住んでいると、感じ方考え方が変わってきますね。
あとで振り返って、このアメリカ生活に深い意味が
あったのだと、私もでめたんさんのように思いたい。
むー、私もまとまらない文章になってしまった(笑)。
コメントありがとうございました。
>Nicoleさん
わ~。Nicoleさんのコメントが2つ届いておりましたよ!
今、迷惑コメントボックスをみたら、迷惑メール扱いに
なって入っておりました~。解除しましたのでちゃんと
コメント反映されております。失礼しました~。
たぶん、URLのリンクがあったから、勝手に迷惑メールだと
判断してしまったみたい。わざわざ教えてくださったのに
すみません~。しかも私、ちゃんと新しいURL知っていたの
ですよ。自分のRSSリーダーのほうは直していたのに
黒猫振興会のページだけ忘れていて、そこからたまたま
行ったらサイトがなくなっていて、あわててコメント入れて
しまったのでした。ごめんなさ~い~(T_T)
気を取り直して(笑)、そちらでは変わったお祭りがある
のですねぇ。それって昔からあるお祭りなのですか?!
面白そう!そして日本の綿菓子、やっぱりおいしかったの
ですね。やっぱり日本のほうが砂糖がいいのだ!(決定)