ニューヨーク旅行 -食住-
旅行中楽しみだったのが、食べること。ニューヨークには世界中のおいしいものがたくさん集まっているに違いないと、期待は高まる。都会は一人でご飯を食べるのが苦にならないところがいい。サンディエゴなんかだと、レストランに入って一人の人を見かけることがそもそも少ないし、ましてやディナータイムに女性一人など見たことがない。アメリカの片田舎在住でカップルじゃない方は、さぞかしたいへんだろうといつも思う。その点、アメリカよりも日本のほうが、一人の外食がしやすいような気がするが、いかが。
行ったのはこんな店。 →
この写真は、セントラルパーク近くにある『Good Enough to Eat』という店。週末は行列のできる人気店なのだ。平日の朝だというのに、外まで満席。
1週間の旅行中、3食外食ともなると、どこに行こうかいろいろ悩む。全く不案内なので、ニューヨーク在住の雅子さんからおいしい店情報をたくさん教えてもらい、ほぼその教えてもらった通りにレストランを選んだのだった。ここで食べたのは、レーズンとくるみたっぷりのフレンチトースト。添えられていたストロベリーバターがまた、お代わりしたくなるほどのおいしさなのだ。
絶品フレンチトースト。 →
人気のあるおいしい店というのが、当たり前だが食べてみて本当においしいのでびっくりする。さすがニューヨークはレベルが高い。中でも一番おいしいと感心したのが、パンとイタリアンなのだ。と書くと、少なくともサンディエゴ在住者からはうらやましがられるに違いない。私の数少ない過去の経験から、アメリカで食べるパンやパスタにはいつもがっかりさせられてきたので、今回の旅行中は食べたものに感心することしきり
絶品ラビオリ。 →
これはチェルシーにある『Pepe Giallo』という店で、ここで食べた茄子とリコッタチーズのラビオリは超絶品だった。ラビオリってあまり好きな食べ物ではなかったのだが、こんなにおいしいものもあるのだなぁ。ミートソースもすばらしくまろやか。ワインも安くておいしい。
一人でも寂しくないよう毎晩しっかり飲んでいたが(←単に飲みたいだけ)、夜外を出歩くのが怖いので、いつも早めに帰っていた。というのも、泊まったところに理由がある。
ホテルは2箇所予約した。
1つ目はメトロポリタン美術館に近い、アッパーウエストのホテルで、セントラルパークを散歩がてら歩いて美術館へ行きたかったので選んだ。今回の旅行では、なるべく無駄な出費を避けて安上がりにしようと思ったので、ニューヨークにしてはとっても安いホテルを探したのだ。恐ろしく狭くて、たぶん今までに泊まったどのホテルよりも小さい部屋だった。ここは治安はよかったが、3階の部屋だというのに(もちろんエレベーターはない)、夜中に目がさめたら部屋に蟻の行列ができていてびびった。以後、食べ物は部屋に持ち込むまいと心に誓ったのだった。
2つ目はアパート型ホテルで、『あなたもニューヨーカーのように生活してみませんか』という釣り文句に、まんまと釣られて予約してしまった。ダウンタウンにあり、駅からはそう遠くはないのだが、もういかにも治安がよくなさそうな雰囲気の場所だった。地図を片手にたどり着いて眺めたその建物の第一印象は、ここは廃墟か?と思うようなアパートだったこと。しかし滞在型というだけあって、こんなところでも本当に長期滞在している住人もいるのだ。部屋もものすごく狭くて、たぶん清潔ではあるがどことなく汚い。何でも安いものには理由があるということだ。ここに比べれば最初のホテルなど、高級ホテルといえよう。さらに思えば、一番最初にヒューストンで泊まったしけたモーテルなどは、宮殿のごとしだ。
何よりたまに廊下ですれ違う、その長期滞在している住人たちが怖かった。一見して、薬の売人かポン引きのような雰囲気の方々で(←勝手な想像)、皆、辛い人生に翻弄され疲れきっているようなあきらめ感がにじみ出ている。怖いよー。もしかして私の人生の中で、人に殺されて死ぬような運命があるとしたら、ここで殺されるに違いないと恐怖を感じる。しかしこうしてブログなど更新しているということは、特に何もキケンな目になど合わずに無事に帰ってきたということだ。案外何とかなるものなのだ。楽しい旅行だった。
だらだらと書いてきたが、ニューヨーク旅行記はこれで終わり。長いエントリーを読んでいただきどうもありがとうございました。
チャイナタウンで食べた絶品鴨そば。 →
教訓 : 都会で宿を選ぶときには注意が必要。
ああ、おいしそーな食べ物の数々。
ボリュームだけ半分、いや1/4に減らして下されといいたい。
アメリカ人達、日本にきたらいつも腹すかせてんだろうな。
帰ってきたばかりの頃、日本の外食の量が足りなくて、
ごはん追加でおかわりしてました。(苦笑)
ご無事で何より。
NYで長期滞在者のいる所に泊れたらもうこわいもんなどないわ。
あっぱれ!
けど次回からは安全第一にお願いしまーす。
なんだか、最後の方、ドキドキしながら読んじゃいましたよ。
本当に一人だったのですね。
しかし、一人なのにレストランでカメラ出して撮影したのですか?
すごい勇気!!!っていうか、ブロガー魂ですね!!!
あの小説はよんではいません。存在も初めて知りました。
今度探してみます。
ニューヨーク旅行記、楽しく読ませていただきました。
今までアメリカってハンバーガーとピザと肉しかない国・・・は大げさですが(笑)そんなにおいしいものってないんだろうなって思ってたんです。
でも、さすが都会は違いますね。
世界中から色々なものが集まるニューヨークかぁ~。映画でしか見たことありませんが地図持っててもGPS持ってても迷いそう~。
ストロベリーバターと鴨そばが気になります。
そういえば以前引田天功さんがテレビで言ってました。
「アメリカって堅いパンしかないから日本の柔らかいパンは大人気」と。パスタも同様なんでしょうか~。
ご無事で何よりでしたっ。
会長、お帰り無さ〜い!
実は私、NY行った事無いんですよ。
この国に住んで10ウン年なんですが。
仕事でNY出張の予定が3回程流れてるのです。
縁が無いのかな〜。
あ、私「一人ご飯・外食編」平気でよくやってるのです。
周りの事を気にした事無かったんですが、もしかして
少数派だったんでしょうか…知らんかった…。
えええ! ホテル、そんなにひどかったんですね…。 場所を聞いたときに、ちょっとあまり良くない地域だなーとは思ったんですが、そこまでひどいとは…。言ってくだされば、うちのソファで良ければ泊まっていただけたのに~~~。 でもホント無事で良かったです。 NYのアパート、日本人が経営してるところはお値段も良心的なので、人気も高く、予約はかなり前からする事が必要だったりしますよね。
NYのイタリアンは美味しいですよね。 Pepe Gialloは庶民的な食堂って感じですが、他にもとても洗練されたイタリアン(お味もお値段も。おほほ)とかもあって、イタリアンと一言で言っても、全然違うので食べ比べるのも面白いですよ~。 リトル・イタリーとかにある、観光客相手のレストランは美味しくないですが、やはりNYの地元の人が行くところは、とっても美味しいところ多いですね。また是非、美味しいイタリアンを食べにNYに来てくださいね~~。
お久しぶりです。
アメリカに戻りたい今日このごろです。
ニューヨークでは、コリアンタウンで食べた焼肉が忘れられません。
あのタレは絶品だったな。
今は行けませんが、自由の女神の冠にのぼったのも良いおもいでです。
イタメシたべたいな。
ともかく羨ましい。
お久しぶりです。
アメリカに戻りたい今日このごろです。
ニューヨークでは、コリアンタウンで食べた焼肉が忘れられません。
あのタレは絶品だったな。
今は行けませんが、自由の女神の冠にのぼったのも良いおもいでです。
イタメシたべたいな。
ともかく羨ましい。
ああ、楽しかった!(^。^)/
noirの目線も観察力も文章もほんと面白いです。
自分で行ってもこんな面白い経験が出来るかどうか。
ああ、それにしても、このフレンチトースト食べてみたい!
どうやって作るのかしら?
是非再現して、レシピアップしてくださいませな。
あ。失礼。呼び捨てになってました。(^^ゞ
代わりに私のことも呼び捨てにしてください。(笑)
あああ、「Good Enough to Eat」愛してます。
ご無沙汰しております黒猫振興会 とのきのこです。
楽しいNY 旅行記についついお邪魔しちゃいました。
このお店は3度のNY旅行で必ず行ったところです。
ああ、画像みただけでよだれがたんまり。
いつもテ-ブルの周りの方々に習い、
パンケ-キをメイプルシロップでじゃぶじゃぶ泳がせながら食べました。
フレンチト-ストと悩みながらいつもパンケ-キでした。
ああ、じゃぶじゃぶしたいっ・・・
無事にご帰宅、おかえりぃ~
一度NYに行った時、訳も解らず歩き回ってたら一本ヤバイ所に入り込んだらしく、昼まで良かったぁ~後で聞いたら夜はとんでもなく恐ろしいところだったとか。。。。それにトイレに行きたくて思い付いたのが地下鉄のトイレ!行ってビックリで、浮浪者の女性がずぅ~っと付いて来て、トイレに入れば入ったで、訳あり者の集まりじゃんかぁ~ひぇ~震えながら用を足したのを覚えてますよ。だから、NYってやっぱり危険と隣り合わせの街なんだなぁ~ってイメージが強いです。そんな中、お一人であらぬアパートに泊まったりと。。。。すっげぇ~@_@!!
楽しく旅行の様子を読ませていただきました。
お一人で心細い時もありそうな感じでどきどきしてましたよ。
でも、美味しい食事やちょっと体験できないことなどたくさんの思い出ができたみたいですね。
わたしは、海外には1度も行った事がないのでnoirさんのように一人旅は無理ですが楽しませていただきました。
>Kさん
Kさんがご飯おかわりしていたなんて、信じられないです。
そ、そんなに量が少なく感じたなんて!私だったら
もっとすごいことになりそう。特にスパゲティは毎回
大盛注文してしまうかも~。
アメリカ系レストランは本当にどこに行っても量が多い
ですねぇ。朝ごはんなんて、こんなに食うかっ!と突っ込み
たくなる。が、アメリカ人はちゃんと食べてますもんね。
体でかいはずだー。太るはずだー。あー、気をつけねば^^;
>うさをさん
あはは。そういわれてみれば、一人でもへっちゃらで
写真撮影してましたね。考えたら以前は、店の中で写真
撮るなんてはずかしいとか思っていたかも。うーん、い
いことなのか悪いのか(悪いんだろうな…)。もう
今では習慣になってしまったのだった^^;
小説ぜひお読みくださいまし。私の一押しの児童小説で
ございます~。
>がちょんこさん
読んでいただきありがとうございました♪
基本は確かに、ハンバーガーと肉しかない国かも(笑)。
特にサンディエゴなんかにいると、こいつら肉しか
食っとらんのか、と思うほど老いも若きもBBQばかり
やっておりますよ。
アメリカのパンが硬いとはあまり感じないのですが、
日本のパンのほうが断然おいしいですねぇ。それが
このたびニューヨークに行って、あ、やっぱりおいしい
パンもあるのだと驚いた次第です。
私も超方向音痴なので、GPSが欲しかった~(*_*)
>なみさん
ただいまー。
なみさん、ニューヨークに行かれたことがないなんて
意外です。でも、ニューヨークくらいきっといつか
行くだろ、って思ってしまって案外行かないところなの
かもしれませんねぇ。私のアメリカ人の知り合いも、
行ったこと無い人けっこういます^^;
うふふ。なみさん、今度ディナーのときレストランで
周りを見回してみてくださいよ~。一人だけかもよ~(笑)。
>雅子さん
あはは。ちょっと大げさに書いているかも。今思えば
案外安全だったような気もしてきました(笑)。
でもね、第一印象はほんとこんな感じだったのよ~。
たぶん治安が悪くて怖いと思っていたから、余計怖く
思えたのかもしれませんねぇ。小心者の私(T_T)
あぁ、このお店のイタリアンはほんとうにおいしかった
ですよ~。あんなところにあるとは思えないほど、唐突に
店があって、しかもおいしいなんてっ。ワインも安かった
です。
そういえば雅子さんお勧めのお店は、ほとんどがzagat
surveyのシールが張ってありましたね。さすがでございます~。
あー、またすぐに食べに行きたい(^O^)
拓ちゃんと一緒に(←ここがポイント)ソファに寝るのも夢だわ~♪
>K3さん
お久しぶりです!
アメリカで食べる焼肉のタレがおいしいだなんて!
いつもJとは、エバラ焼肉のタレを持参したいと話して
いるほど、あの甘いタレが苦手なのですよ。あ、でも
ニューヨークでは食べてない…(涙)。きっと
おいしかったのでしょうねぇ。行ってみればよかった~。
自由の女神、登れないので近くを通るフェリーで我慢
しました。K3さんたちの子連れ旅のことを思い出して
おりましたよ~。
>はるみんさん
ふふふ。お読みいただき光栄でございます。
きっとね、はるみんさんがこの旅行に行かれたのだったら
絶対に今ごろは、この絶品フレンチトーストとストロベ
リーバターを見事再現されているに違いないですよ。
シナモンたっぷりで、普通のフレンチトーストみたいに
ミルクと卵をあんまり感じなかったなぁ。うーん、
そのうちチャレンジしてみますです(^O^)
はるみんもアメリカに遊びに来て~(←と呼び捨てに
してみる。笑)。
>とのきのこさん
こんにちは!お久しぶりです。
なんと、とのきのこさんは、3回もニューヨークに旅行
に行かれているのですねぇ。しかも同じ店に行ったこと
があるとは偶然!混んでいましたか?雰囲気もあって
素敵なお店ですよね。
あぁ確かにパンケーキを食べていらっしゃる方も回りに
いて、どっちにしようかすごく悩んだものでした。
オムレツなんかもおいしそうでしたよ(^O^)
>Kalakaさん
Kalakaさんただいま~。
す、すごい。地下鉄のトイレに入られたのね!
私が持っている英語のNYガイドブックには、地下鉄の
トイレに行くことは考えるな、と書いてありましたよ(笑)。
だから、店に入ると必ずトイレに入ってました~。
Kalakaさんのほうが勇気ありますよ~。ハワイも同じ
かもしれませんが、サンディエゴなんぞに住んでいると
たまにあぁいう都会に行くと、びびりまくってしまいま
すねぇ^^;
>ボーちゃんママさん
ふふふ。お読みいただきどうもありがとうございます。
一人で心細かったのは、泊まった宿が一番でしたねぇ。
宿が安心できないなんて、なんてことでしょうね(笑)。
普段人ごみに行かない(人ごみがないともいう)ので、
周りの人がみんな悪人に見えたりしてね。たぶんそういう
気持ちが、余計怖い怖いと増していってしまうのでしょう
ねぇ。
あー、やっぱり自分が住んでいるところが一番です~(^^)