猫好きな子供
新年の気分が全然ないアメリカでは、元旦過ぎたら通常通りの生活に戻る。今月はボランティア不足のためシフトがなかなか決まらず、頼まれて今日やることになった。
猫たちには正月も何もない。いつも通りのメンバー。入れ替えはほとんどない。先週来たばかりのロシアンブルーは既にもらわれていた。老夫婦に引き取られたAndyは、それはもう猫かわいがりされて大切に育てられているそうだ。それを聞いて一安心。
今日は客も少なくのんびりしていたので、子供と遊んだり猫と遊んだり。やってきた7歳くらいのかわいい白人の女の子は大の猫好き。ガラス戸超しに、中にいる猫を触らせてくれと頼んできた。自分は猫が好きで、今日はここに猫を見に来たのだという。どんなに猫が好きかしきりに訴える。しかし子供を一人で入れるわけにはいかない。女の子は、母親を探しに走るが、どうも母親は乗り気でない様子。何度かやりとりするうちに、とうとう連れられてやってきたお母さん。自分は猫が大嫌いなのだといきなり宣言する。この子がそんなに猫に触りたいのならかまわないが、自分は猫のいる部屋にどうしても入りたくないというのだ。しぶしぶ、ドアから半分だけ体を中にいれた状態で子供を監視している。かわいそうな女の子は、それこそ2~3秒猫を撫でただけですぐ連れ戻されてしまった。さぞかし猫を飼いたいのだろうと思うと、気の毒だが仕方がない。もう少し大人になったらボランティアにでもおいで。
それにしてもこんな小さな子供がなんと積極的なのだと驚く。だめだと言われても何度でも一人でやってきて、自分をアピールする様子。こんな小さなうちから自己主張がちゃんとできるのだ。しかも片言英語の外国人に対しても臆することがない。さすがアメリカ人。
のんびり外で話していて、しかし猫部屋に戻るとたいへんなことになっていた。間違ったケージに間違った猫が2匹入って、接近戦でシャーシャーと喧嘩が始まっていた。興奮している2匹を離すのは容易ではない。うかつに仲裁に入るとこちらが怪我をする。間にそーっと毛布を入れて見えない状態にして、時間をかけてケージから連れ出す。危ないところだったー。
Gatbyも退屈そう→
しかしこのあとたいへんな喧嘩に巻き込まれるのだった…。→
麿ってば他の猫に会ったとき「シャーッ」と言うことは言うんですがそのまま後ずさりするんです。
それってやっぱり負けてるんでしょうか??
私もその小さな女の子のように、
そして叶うなら猫のように自己主張したいなぁー
さすがアメリカですよね。
日本で自己主張をすると、ワガママとか協調性がないだとか言われてしまいそう。
嫌な事を嫌といえなかったり、仕事を断れなかったり・・・・。
あ~。奥ゆかしい(!?。ウソウソ)私は、日本社会の狭間でひっそりと生活していくしかないのだわ。
だって、英語喋れないもん。
>ラムさん
耳を伏せてシャーってやるのは怯えてる証拠だと聞いたことが
あります。麿ちゃん怖がりなんでしょうねー。
ノアは他の猫と会っても、シャーってしたことないんですよ。ふがふが鼻息たてたりするだけで。もっと弱そうですね(笑)。
>nyaoさん
奥ゆかしいnyaoさん、こんにちは。
あーほんとですよね~。日本だったら自己主張の強い人って
たんなるわがまま扱い。浮いちゃいそうだ。
こういうのって子供のうちからの躾なんでしょうか。
どうしてアメリカ人の子供は小さいうちからこんななんだろう。
自分とあまりに違うので、もしや人種による性格の違いが
あるのではないかと、最近つくづく思います~。
GATBY可愛いね。 見てると欲しくなっちゃう。。。 NOIRさんも、連れて帰りたくなっちゃったりしませんか?
ギャッツビー、誰とケンカしてたのですか?フィービーか?三天皇様か?はげしそー。だんだん個性派ねこが勢ぞろいしてきましたね。ところで、網戸シリーズのソフィ、傑作ですね。特に今日の。青年の主張もよかったです。いったい何主張してるんだろ?
>雅子さん
かわいいでしょうこの猫。
いつも全員を連れて帰りたいですよー。
でも想像するとね…(泣)。猫屋敷まっしぐらになってしまうから
理性を振り起こして世話するだけにしてます~。
>kさん
ギャツビーは、あのおとなしいミッシーと喧嘩したのです。
ミッシーのケージに間違って入ってしまったのが原因。油断
して開けておいた私が悪かったのじゃー。すまんかった…。