猫にごはん

 

 

 

 

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カテゴリー : 猫

2008年4月18日

つわものどもが...

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ソ「最近ちょっと太ったんじゃない?メタボ?」

ふと気が付くと猫たちが太っているような気がした。来る人来る人に、「ノアちゃん大きくなったねー」とあまりに言われるので、体重を計ってみたら...。

なんとこの猫6.7キロもあるではないか。

約一年前、アメリカを出発する前には6キロだったはずなのに。がーん。なぜ一割も太った、ノアよ。薄々感づいてはいたがやっぱり太っていた。どうりで重いと思った。

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ノ「そっちこそ太ったって噂されてるぞ」
ソ「え、まぢ?やばいわ」

去年の夏、アメリカから日本へ引っ越した際に、転々と仮住まい生活が一ヶ月ほど続いていたが、そのときソフィーは1割もやせてしまった。かわいそうなこの猫は、引きこもってばかりいて、あまりご飯を食べなかったせいだ。

その当時、ソフィーが食べなかったソフィーの分のご飯、それは明らかにノアのお腹に納まってしまったのだった。

しかし半年もたつと、ソフィーはすっかり元の体重(4.9キロ)に戻った。なのになぜに、ノアは太ったままなのだ。困ったねぇ。やっぱり日本の猫餌のほうが、おいしいのだろうなぁ。量は全然増やしていないのに、猫缶を食べ残すということが、最近皆無になっている。

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ソ「運動しなきゃ」

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ソ「ダイエットよー」

ソフィーお嬢さん、ケリまで入っています。
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そして兵どもが夢の跡

運動の後の玄関は、「夏草」ならぬ、猫の毛が激しく散乱していた。決してこれは、私が掃除を怠っている証拠ではないのだ。たぶん(希望)。

そして実はこの写真を撮ったのが、2日前のことなのだけれど、結局そのまま掃除機をかけ忘れていたら、いつの間にかこの毛の散乱は無くなっていたのだった。うーん、どこへ消えたのだろうね。←掃除しろ!

2008年4月13日

猫の尻尾

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ちょっと怖いとき
「怪しいわねこれ」

猫飼いの方には「いまさら何を」という話ではあるのだが、猫はたいへん感情表現が豊かな生き物だ。目やひげ、顔全体の表情など、そのときの感情がすぐに表面にでる。

特に如実に現れるのが、この尻尾の表情だ。

例えばこうして、縄張りの中に怪しいものを見つけたときなど、怯えまたは用心のために、尻尾はだらりと垂れ下がり、今にも地面に付きそうになる。こういうとき抱き上げると、尻尾は足の内側にくるりと回り込んで、いかにも怖そうな様子だ。

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もう大丈夫なとき
「ただの洗濯物だったわ」

普段のソフィーは、尻尾はぴんと上を向いている。しなやかで長い尻尾が、背中の上でゆらゆらと美しく揺れ動く。ご機嫌がいいときは、真上に向いた尻尾がびりびりとふるえたりもする。そういうときに、「ソフィー♪」と声をかけて、さらにお尻をとんとんと軽く叩いてやったりすると、それはもううれしそうに、びりりん、びりりんと尻尾が小刻みに痙攣したようになるのだ。こういうのって、どの猫もそうなのだろうか。

ちなみに私が知っている、和柄の似合うあのアメリカお嬢さん猫などは、うれしいあまり、尻尾が真上に上がるどころか自分の頭にまでくっついてしまうほど、超鋭角になって反応を示してしてしまうのだ。なんという豊かな感情表現。

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張り切っているとき

そしてこれが興奮状態のソフィー。おもちゃで張り切って遊んでいるとき、尻尾は弓のように激しくしなり、くいんと上部で丸まる。

この状態になると、もう誰もこの猫を止めることはできない。家中を競馬馬のように軽快に走り、驚くほど身軽にジャンプしてエネルギーを発散させている。

そういうときは、いつもうかうかしているノアが襲われてしまうので、こっちへおいでと抱き上げて、飼い主ともども静かに、ソフィーの興奮がおさまるのを見守るようにしているのだ。こうして張り切っているときなど、いまだにこの猫は自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回って遊んだりもする。間もなく5歳にもなろうという立派な成猫だというのに、いいのだろうかこんな子猫のような遊びで。

そしてこれがノアの尻尾。

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この猫はいつもいっしょ

えーっとこれはどんな気分のときのノアだっけ。 いつもこんな角度なので、写真の尻尾をみただけでは、このときのノアの状態がどんなだったかさっぱり思い出せない。

短いカギ尻尾猫って、まるで写真うつりが悪くていつも損をしているヒト(私のことか?)のようだ。しくしく。

2008年4月 6日

懐かしの人たち

今週はサンディエゴから友人3人(日本人)が遊びに来てくれた。サンディエゴにいたとき、この3人とはよく一緒に遊び、一緒にご飯を食べ、一緒に卓を囲んだものだ。懐かしい。もう十年も昔のことのような気がするが、ほんの9ヶ月前のことなのだ。同じ日本にいても1年以上会わない友人などたくさんいるというのに、サンディエゴ時代の友人と日本で会うと、なぜこうも懐かしい気分になるのだろう。

週末はうちにきて、泊まっていってくれたのだが、その数日前にも会って夕飯を一緒に食べた。成田についてすぐに、なんと渋谷で待ち合わせ。センター街を歩くこの友人の姿は新鮮だ。数時間前までアメリカにいた人が、もっとも東京らしいこの混雑した街中を歩くのは、本人も相当な違和感を感じているに違いない。日本ではちょっと見かけないくらい日焼けした大人で、初春の東京にしてはいやに薄着なところも、今みるといかにも日本を離れて長い人としか思えない。

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ジャンプ!

ところで最近我が家に遊びに来る人には、皆(ほぼ強制的に)一緒にWiiをやって遊ぶことになっている。そこで、事前にその人たちの似顔絵(Mii)を作るのが私の大事な(?)仕事だ。今回も3人の似顔絵を作ったが、我ながらあまりにもそっくりにできたため、ここで公開することができないのが残念だ。

この恐ろしくこわばっている爪先立ちの下半身は、客人がスキージャンプをやっているところだ。上半身や顔の表情なんかが、ものすごくおかしくて笑えるのだが、お見せできないのがこれまた残念。

我が家を出発するほんの30秒前ぎりぎりまで、寸暇を惜しんでジャンプやフラフープをして遊んでいた。絶対彼らは、アメリカに戻ったあとに英語版のWiiFitを購入するに違いない。



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ほんとにもう帰った?


いくら引きこもりのソフィーでも、さすがに泊り客がいると、翌朝にはそーっと隠れ家から出てくる。この日も、明け方に客人たちの様子をうかがいに忍んでいたそうだ。いつまでたっても慣れないねぇ。

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あたしってそんなに人見知り?

懐かしのアメリカおもちゃや、アメリカ猫缶や、めずらしい醤油ロールケーキ(日本製)などたくさんお土産にいろいろいただいた。どうもありがとう。

またいつか会える日まで元気でね。彼のうちたてたフラフープの華々しい一位の記録は、それまできっと書き換えられることはあるまい。それにしても最近Wiiのネタばかり続いている。いえ、決して任天堂の回し者ではありませぬ。

2008年4月 1日

今日は誕生日

エイプリルフールといえば、引退宣言したばかりの、仙人のような善良な桑田真澄選手の誕生日、だけではない。うちの黒猫ノアの推定誕生日でもあるのだ。決して桑田ファンだからといって無理やり同じ日にしたわけではない。
8年前の今日、公園で保護されたノア。立派な成猫になったね。誕生日おめでとう。

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爪出しすぎです。

というわけで誕生日のプレゼントは、先日ヤヨイさんのプレゼント企画で見事当選し、送っていただいた宝の山の数々。←自分で買わずに済ませてる

またたび玉プレゼントに応募したのですが、その他にもこの釣竿についたピンクのおもちゃとか、人間用の食べ物とか、たくさん素敵なものを送っていただいた。うれしー。どうもありがとうございました。
このピンクのおもちゃは、そりゃあもううちでは大人気で、おもちゃについている鈴のチリチリンという音が聞こえただけで、2匹とも遠くからすっ飛んでくるくらだい。すごい。これ、私だったら絶対買わないだろうタイプのおもちゃなのだが、恐るべし食いつきの良さだ。こういうのが猫に受けるのだねぇ。勉強になります。

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「またたび玉はあたしがいただきよっ」

そして、本命のまたたび玉はこちら。 竹で組んだかごの中に、またたびが入っている。見た目にもシンプルでかわいらしくて、手作りの素朴さがいかにも良い雰囲気を出している。
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「どれどれこれがぼくのプレゼントだね」

またたび玉はこちらの民芸店で売っていたそうなのだが、現在のところサイト閉鎖中になっている。数少ないこんな貴重品をいただいてしまっていいのだろうか。大事に使わせていただきます。
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ソ「あたしのだって、言ってるでしょ(怒)!」
ノ「ご、ご、ごめん」

これもまたうちの2匹には、たいへん受けが良い。ぐいぐい食らい付いてきて、押し合いへし合いして、結局ソフィーが勝つ、といういつものパターンになってしまうのが困りものだが、みなとても喜んでいる様子。放置しておくと、あっという間に破壊されてしまいそうなので、人間がいるときだけ遊ぼうね。←けち

2008年3月23日

運動するヒトたち

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まあまあのスコアね。

相変わらずWii Fitで遊んでいる我が家の人間たち。昨日は甥っ子が泊まりにきて、夜遅くまでそして朝早くからWiiをやっていたが(いいのか?いつ寝る、子供よ)、子供の飲み込みの早いこと。操作の仕方なんて、説明も読まずに人の話も聞かずに、ちゃっちゃとできてしまうのだ。そして上達も早い。うーん、このエネルギーをもっと役にたつことに使ったらどうだ。

ところで、テレビの画面に興味のあるソフィーは、たまにこうして一緒にながめている。ちょっとテレビに近すぎませんか、お嬢さん。

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右手でボールをまわし

そしてソフィーは、人間が運動(といえるのか?)をしているのを、ただ眺めているだけではない。自分でもこうして体を動かす。 この爪とぎつきボールのおもちゃは、ソフィーがうちに来る前からあったものなので、もう6年くらい前に買ったものだ。ノアはちっともこれで遊ばないが、ソフィーはいまだに大好きだ。よく回す。激しく回す。 最近またブームのようで、毎日毎日ボール回しに余念がない。何かに取り憑かれたように、呼びかけても気づかないほど(たぶん無視してるのだ)激しく回し続けるソフィー。ほんとに好きだねぇ。
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そして左手でもまわす

もうすぐ5歳になるいい年の成猫だというのに、いつまで一人遊びを続けるのだこの猫は。(以前UPしたソフィーの熟練ボール回し動画はこちら
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座り心地いいね

そしてこちらは、運動をしない黒猫。ヒトのこと言えないが、ノアは最近ますます横に広がって大きくなっているような気がする。少しはきみも運動してくださいね。

2008年3月 9日

猫の似顔絵

先日購入した『Wii』にまだはまっている我が家。もう買ってから3週間になるのか。その間私は、スキージャンプで191メートルという華々しい記録を達成し、Jは早くも目標体重までダイエットを成功させた。
別売りの『Wii Fit』というソフト(と、バランスボード)には、体重管理機能がついている。事前に身長や年齢など個人データを入力しておくと、毎回バランスボードに乗るたびに、BMI指数(体重(kg)/身長(m)2)を表示してくれて、最初に設定した目標体重まであと何キロ、などと教えてくれるのだ。
今週末めでたく第一回目の目標体重をクリアしたJ。しかし私は知っている。毎回体重を計るたびに、ジーパンを脱ぎ、シャツを脱ぎ、靴下を脱ぎ。だんだんと脱皮を図っているヒトがうちにはいるのであった。もうほとんど全裸にまで近づいているようなのだが、何か間違っているような気がしてならない。

そして、前回ロッタのママンさんからいただいたコメントを読み、さっそく真似してみた。うちの猫たちの似顔絵も作ってみたのです。
これがノア。じゃん。
黒人?! → 猫にごはん

そしてこちらがソフィー。
白人?! → 猫にごはん

作った本人は出来上がりに至極満足しているのだが、どうでしょ似てますでしょうか。

本物の方がもっとかわいいわよ! → 猫にごはん

2008年3月 3日

猫の悪夢

ここ数日、右腕の肘から下が痛くて、腕が挙らない。それこそマグカップぐらいの重さの物を持ち上げるのもやっとなのだ。今日は一日トクホンを貼っていたので、一日湿布の臭いに包まれて過ごした。あー、痛い。
Jは四十肩だというが、違うのだ。原因はこの猫。
ぼくが何か? → 猫にごはん

一晩中、私の腕枕を強いるノアは、実は腕を枕にはしない。脇の下にぐいぐいと入り込み、腕にのしかかって腕をまたぎ、自分の頭は人間の枕にもたせかけて眠る。つまり私は、一晩中肩や腕を布団から出しっ放しで、6キロもの猫の体重を支え続けているのだ。そりゃあ痛くもなるわな。
おまけに私は自分でいうのも何だが、たいへん寝相が良い。猫に乗られたら乗られたまま、寝返りもうたずに同じ姿勢で朝まで眠り続けることができる(自慢?)。近頃はソフィーも布団の上で一緒に寝るようになった。私の腰骨あたりでくるりと丸くなる。こうして上半身も下半身も固定された状態で眠る私は、そのうち床ずれでもできるんじゃなかろうか。

昨晩など、私の腕の中でノアは悪夢をみたらしく、夜中に何やらうなされ始めた。と、突然「うみゃ〜ん。うみゃ〜〜〜ん」と大声で奇声を発し、私の腕に噛みつき、ぐいぐいと引っ張ってどこかへ持って行こうとするではないか。大丈夫、大丈夫となだめると、そのなだめる逆の手にまで本気で噛みつきだした。なぜ私がこんな目に。そしてきみは一体どんな夢をみたのだ、ノアよ。お願いだから夜は静かに寝てくださいね。

2008年2月23日

とうとう買いました

何かしらこの板。 → 猫にごはん

買ってしまった。先日甥っ子のところで遊ばせてもらって以来、ずーっと欲しかった、『Wii』。大人なので、もちろん大人買いで、Wii本体とWii FIt。さらに、Family Skiのソフトも同時購入。
いや、けっこうはまってしまいますねー。連日深夜にスキージャンプの練習を積む夫婦2人(←バカ)。いったい実生活になんの役にたつのか分からないが、ジャンプと競技スキーの腕前だけは着実に上がってゆく。

こういうのって、楽しいとつい人にもやらせたくなってしまうのだよね。今日はこれから、J兄がやりにくるし、明日は私の友達がくる。さ、これからJ兄の似顔絵(Mii)でも作って準備でもするか。(似顔絵のキャラクターを使って遊ぶゲームなのだ)
ちなみに私自身の似顔絵は、あまりによくできたので私の兄に送って見せたが、全く似ても似つかないと酷評された。代わりに送り返された、「これがお前のほんとうの似顔絵だ」という兄製作の私の顔は、まるでコケシそっくりなので、たいへん不快だ。きーっ。
あたしたちの新しいテーブルじゃない? → 猫にごはん

ところで2月22日は、にゃんにゃんにゃんで、猫の日なのですね。『変態肉球猫の日祭り』を開催中のriderさんのところへトラックバックを送ります。

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これは以前スキャナーでとったノアの肉球。まるで小熊の手のひらのようではないですか。そこの中国料理好きなあなた、おいしそうだなんて言ってはいけませんよ。こういう写真を見ていると、自分が獣と一緒に生活しているのだな、と改めて感じさせられる。うーん、むにむにしたくなる~。

2008年2月12日

ごちゃごちゃ猫に似合う色

ネットで検索していたところ、たまたま猫の首輪をたくさん売っている店をみつけた。それもシンプルで私好みのものばかり。全く違うものを買おうと思っていたのに、これじゃ首輪買うしかないでしょ。
新しい首輪。 → 猫にごはん

選んだのは、ハンプ素材の2点で、黒と赤(写真奥の2つ)。それぞれステッチがかわいくて気に入った。今まで使っていたのと同様、思いっきりひっぱるとパチンと外れるタイプの首輪だ。もう1つ(写真手前)は、ピンなしタイプの首輪で、ひっかかったときに首が絞まらず安全なのだそうだ。こちらは鼻緒素材でできた唐草模様の首輪で、和柄の似合うあのお嬢さんへのプレゼントに購入。

ところで、うちの猫たち用の黒と赤の首輪だが、どっちをどっちにしよう。ノアは最近までずっと黒の首輪を使っていたが、すっかりボロボロになってしまった。気分転換に赤もよかろう。

ぼくに似合う? → 猫にごはん

うん。やっぱり黒猫に赤はよく似合う。全く問題なし。

さて、ではソフィーに黒い首輪をつけてみる。と、....。

ぜ、全然似合わない!

なんというか、しっくりこない。黒だからといってオス猫にも見えないし、メス猫っぽくもなくなったし。とにかくなんだか全く黒が似合わない。
ソフィーの毛皮は、さまざまな茶色のグラデーションでできていて、どこにも黒も白も入っていないのだ。やっぱり同系色の赤のほうがよかろう。
あたしに似合う? → 猫にごはん

まだこっちのほうがましだ。赤いハンプに入っているピンクのステッチがいい感じ。
そういえばソフィーに首輪を買ってやるのは、これで4本目になる。今まで、赤・ピンク・緑と試したが、どれもいまいちだったのだ。本人も気に入らないのか、すぐに外してしまう。セイフティータイプのも、ピン付きタイプのも、翌朝には器用に外して床に転がっていたものだ。今回買ったこの日本製の首輪は、IDタグを付ける部分も、装着部分もたいへんがっしりしていて、さすがのソフィーも簡単には外せない。さすがは日本製だ。アメリカのものとは作りが違う。そして不思議なことに、今までになく、外そうとする様子もない。飼い主同様、新しい首輪が気に入ったのだ、と思いたい。
あたしたちおそろいね。 → 猫にごはん

そこでノアは、必然的に黒の首輪になった。うーん、こちらもよく似合う。黒一色だったら何色を持ってきても似合うのだ。試しに、赤の唐草模様のを着けてみたが、おぉ、柄付きもなかなか良い。黒い毛皮はどんな色でも本当に合わせやすくていいねー。

ところで首輪についているIDタグは、サンディエゴにいるあづ。さんが作って、しばらく前にアメリカから送ってくれたものだ。ノアとソフィーの名前と電話番号が入っているのだ。あづ。さん、ありがとー。

(ちなみに買った店はこちら。「浅草の職人技が光るトランジット」というシリーズがなかなかよい感じです。)

2008年1月21日

詰まった猫たち

出先から戻って玄関を開けても、ノアがでてこない。

おかしい。

ノアは毎日毎日玄関まで迎えに走ってくるのに、今日に限ってでてこないなんて。絶対ヘンだ。

そういえば、数年前にも一度だけノアが迎えにこないことがあった。そのときも、そんなはずはないと首をかしげ、家中探し回ったら、なんとノアはベランダの外にいたのだった。ノアがベランダにいることを知らずに窓を閉めて鍵をかけてでかけてしまった私。あのときはすまないことをしたね。
そのたった一回をのぞいては、ノアはいつも玄関で飼い主の帰宅を大歓迎してくれるのだ。そんなノアが今日はでてこない。絶対におかしい。

原因はこれ。

フラップドアが詰まっていた!

で、でられないわ。 → 猫にごはん

あぁなんてこと。ヒョウ柄毛布をくわえてリビングへ入ろうとしたらしく、猫だけそのまま中に入り、もう出ることができなくなっていたのだった。2匹ともリビングに閉じ込められてしまっているではないか。猫はフラップを押すことはできても、上に持ち上げて通ることはできないからねぇ。
いつもは人がいないとき、うちじゅうの部屋のドアは全開になっているのだが、たまたまこの日に限って閉めたまま出かけてしまったのだ。朝の暖房の残りで少しは暖かいだろうと、猫に気をつかったつもりだったのが間違いの元だった。よかった、今日は遅くならなくて。

ところでフラップドアをつまらせてしまった犯人はこの猫。

このヒョウ柄はぼくのだ。 → 猫にごはん

あのね。ヒョウ柄を好きなところに移動させるのはかまわないけど、わざわざくわえたまま、こんなに狭いドアをくぐろうとしないでくださいね。
そして私も反省。はい、これからはドアを決して閉めて出かけないようにいたします。

ふー、やっとでられた! → 猫にごはん

2008年1月20日

猫の復讐

おもちゃに続いて、また新しく猫のものを買った。

『またたびシート』

またたびが染み込ませてあるらしい薄い紙で、大きさは50センチ四方くらいの正方形だ。
うちの猫たちは床暖房で暖をとるときも、床に直接よりもラグマットや布の上で寝るのが好きだ。この紙を置いておけばきっと喜んで乗るに違いない。
ささっ、お乗り。

うーん、これは。 → 猫にごはん
どうも効き目が。 → 猫にごはん
いまいちね。 → 猫にごはん

最初の5分ほどは、入れ替わり立ち代りシートに乗ったものの、その後は見事に誰も見向きもしない。普段は床に新聞が置いてあれば、わざわざ乗りに来てじゃまをするというのに、せっかく買ったシートは新聞紙以下なのか(涙)。
ちなみに注意書きには、「反応には個体差があります」と書いてある。もし反応のよろしい猫がいたらぜひ見てみたい。うちのは2匹とも全然だめ。ちっ。
ぼくは袋のほうが好き。 → 猫にごはん

ところで、今朝鏡を見たら、顎に4センチほどの覚えのない切り傷ができていた。うっすら血がにじんでいる。寝ている間に誰に復讐されたのだ、私?つまらないもの買ってきたから仕返しされたのか。
こういうこと、Jには過去に何度かあった。そんなに引っかかれたのに気づかずに寝ているなんてどんだけ熟睡しているんだこのヒト、と感心していたが、まさか自分の身にもおきるなんて。深くよく眠れたことを喜ぶべきなのか。うーむ。

2008年1月16日

子年の猫おもちゃ

なにこれ! → 猫にごはん

なにこれ!! → 猫にごはん

なにこれ!!! → 猫にごはん

と、もったいつけるほどのものではないが、久しぶりに猫たちのためにおもちゃを買った。

ノアが子猫のときは、それこそ毎週のように新しいおもちゃを買ってやったものだ。ノアはよく遊ぶ猫だったし、当時私にとってはペット用品屋に行くのも目新しいことだったのだ。
ソフィーがきたときには、ノアのお古のおもちゃが山のようにあったので、新しく買わなくても事足りた。そして猫たちがもう子猫でなくなった今や、ペット用品屋へわざわざ足を運ぶことすらほとんどなくなった。これではまるで、最初の子供にばかり新品を買ってやる親のようではないか。

基本の猫おもちゃ。 → 猫にごはん

この釣り竿付きネズミのおもちゃ、よく昔買ったなぁ。ノアがすぐにシッポをちぎってぼろぼろにしてしまうので、何度か買い替えたものだ。
がぶり。 → 猫にごはん

がぶり。 → 猫にごはん

なぜ君たちはヒモを噛みちぎろうとするのじゃ。
忘れていたがそういえば、このヒモはすぐに噛み切られてしまうのだった。こうして写真を撮り、床に放置しておいた翌朝、もう誰かにヒモが切られて、新品のネズミはどこかへ行方不明になっていた。がーん。

2008年1月10日

テレビ猫

朝のニュース番組、みなさんはどれを見るかいつも決まっているのでしょうか。

私は辛坊さんのニュースが好きなので、日テレの『ズームイン!SUPER』を見ることが多い。しかし本当のニュースのコーナーはすごく少ないので、意識せずに昨晩見たままのチャンネルを動かさずにテレビを点け続けることがほとんどか。それにしても、朝からまるでワイドショーかスポーツ新聞のようなネタばかりで、よくこんなに同じような話が続くものだと感心する。アメリカのCNNやFOXみたいに、24時間ずーっとひたすら本当にニュースだけを流し続ける番組が日本でもあったらいいのに。
と、まぁいいつつも、結局テレビをつけっぱなしにしていると、真剣に見ているヒトがいた。
小倉さん、おはよう。 → 猫にごはん

テレビに近すぎだっちゅうに。そんなにきみは小倉さんが好きなのかね。
この事件驚きだわ! → 猫にごはん

ところで『ズームイン朝』といえば、その昔ウィッキーさんのワンポイント英会話をやっているころから観ていたなぁ。あのコーナーけっこう好きだった。

昔のようなオリジナリティのある番組が最近はなくなったように思えるが、気のせいか。
どの局もやたら芸能人がたくさん出て来て、芸能人同士でゲームをやって、芸能人がグルメな旅をして。そんなぬるい番組ばかり多すぎるのは、この時期だけなのか?
先日友人宅に日曜の昼間におじゃましたところ、そこでは『アタック25』を観ていた。まだやっているのだこの番組。今や数少ない素人参加番組に違いない。

ついでに最近のテレビでとみにいらいらすることは、字幕が多いこと。字幕といっても、聴覚障害者用のではなく、出演者のしゃべる言葉につけられる中途半端な字幕だ。この間など、インタビューされている人の選ばれた文脈だけが字幕になっていて、中でも一つの単語だけが赤字で強調されていた。こういうのって、テレビ局側のかなり勝手な印象操作で、とても不快だ。

もうひとつ言わせてもらうと、CMの前後に同じ内容を繰り返し見せられるのも、いらつく元だ。あーまた数秒間無駄にしたー、と毎回感じる(←というかそんなテレビを観ている時点で、もう時間を無駄にして、負けている...)。
もういっそのことアメリカのように、何年も前のドラマや同じ映画を繰り返し繰り返し流し続けているほうが潔くていいのに。と、新年早々文句を言ってみたが、結局なんだかんだ言って、家にいるとついテレビって点けてしまうのだよね。いかんなぁ。

2008年1月 5日

動物たちもお正月

お正月は、J父宅に帰省した。
高速道路を長いこと走っていると、いくつもサービスエリアやパーキングを利用することになる。そういうところのトイレは昔と比べてずいぶん改善されたので感心する。ほとんど全部のトイレがウォシュレットになっているし、お湯がでるところも多い。混雑していることも少ないし、道路公団も民営化されてがんばっているなーという感じ。ETC深夜割引のおかげか、帰省ラッシュの渋滞もずいぶん分散化されたのではないかと思う。
と思っていたら、やはり帰りはラッシュのまっただ中に巻き込まれてしまった。あぁぁ。でもまぁこれも年末年始の醍醐味ってやつでしょう(←負け惜しみ)。おかげでサービスエリアで、ご当地名産のお土産や食べ物もたくさん買えたし(←完全に負けてる)。
渋滞には巻き込まれたが、途中でこんないいところにも寄り道することができた。
愛しのこーのすけ。 → 猫にごはん

おぉ。あいかわらずなんてかわいいんでしょ。こんなに美しく大きいタキシードキャットが他にいるでしょうか。へなちょこぶりも相変わらずで、新入りのゆきえちゃんに、すぐに襲われてしまうも、きわめて温和に寝場所を明け渡す。きみは本当にいい性格の猫だね。
案外仲良しな2匹。 → 猫にごはん

ゆきえちゃんはまだ子猫なので、こーのすけに構ってもらいたくて仕方がないのだ。元気いっぱい。遊びたいエネルギーにあふれている。かわいいねぇ。これくらいの年の猫がいつも家にいると楽しいだろう、とは思うが、それではあっという間に猫屋敷になってしまうので、よその猫と遊ばせてもらうに限る。あー楽しい。うちの猫たちもこれくらい単純に遊んでくれるといいのに。

J父宅の白犬チャコは、れっきとした血統書付きの甲斐犬だ。猟犬の血をひく彼女は、突然気性が荒くなったりするので、飼い主とても油断ならない。頭をこすりつけてきたかと思うと、どこか撫で方を間違えると、がぶりとやられる。怖いよー。
おとなしいときはとてもかわゆい。 → 猫にごはん

実はこの犬は昨年来首輪が外れてしまい、誰も今は首輪をつけられない状態なのだ。投げ縄式のリードをとりあえず装着しようと、この度もみんなで努力をしてみたのだが、やっぱりできない。紐を見せるだけで、うーとうなるので、怖くて近寄れないのだ。どこかに田舎まで出張してくれる投げ縄の上手いカウボーイがいないものでしょうかね。

さて、我が家の猫たちはどうしているかというと...。
いつも通りの寝正月。 → 猫にごはん

仲が良いのか悪いのか。
幸いうちの近所には徒歩圏内に、15年来の付き合いのある友人家族が2組住んでいて、猫のめんどうをいつでも見に来てくれるので、出かけるときには安心できる。みんなどうもありがとう。お世話になりました。
さて冬休みも終わり、来週からはいよいよ仕事始めになってしまう。楽しいときはあっという間に終わるなぁ。今年一年みなさまにとってよい年でありますように。

2007年12月28日

仰向け猫

ずいぶん前に、ノアは仰向け抱っこが好きだというエントリーを書いたが、最近もっとエスカレートしている。

仰向け座り。 → 猫にごはん

出先から私が帰ってくると、いつもノアは大歓迎してくれる。玄関まで飛び出して迎えに来ては、頭をがんがんこすりつけ、なでてなでてとせがむ。そして抱き上げると、もうそのまま膝の上に座ってくつろいでしまうのだ。この仰向け座りのまま、毛繕いしたり、そのまま寝てしまうこともしばしば。こんな格好が楽なのだねぇ。
しかし帰宅したばかりはこちらも何かと忙しいので、そうそう相手もしていられない。時計を外し、ピアスを外し。そんな荷物置きにされてもへっちゃらなこの猫。
全然平気です。 → 猫にごはん

ノアはJが帰ってくると、また違う態度を示す。
にゃーん、にゃーんと大声で絶叫し、Jを追い掛け回す。と、ここまで書いて思ったのだが、Jは私のようにゆっくりノアを抱いてあげないからなのだろうね。逃げるJと追うノア。そのうち追いかけっこになって、ング~ング~などと、グーグーガンモのように鳴きながら、部屋中走り回って、この2匹、もとい、1人間と1猫は遊ぶのであった。
ところで、グーグーガンモ(GUGUガンモ)って、今ネットで検索したら、1984~1985年の一年間だけやっていたアニメだったのだね。うちではいつも、「お前は、グーグーガンモか!」というツッコミをノアに入れているので、そんな古い気はしなかったのだが、もう13年も前のアニメではないか。古っ。

もう2007年も間もなく終わりになる。たぶんこれが今年最後のエントリーになるだろう。
『猫にごはん』は2003年12月22日に始めたので、丸4年たった。我ながらよく続いているものだ。4年前からずっとコメント入れてくださっている長いお付き合いの方もたくさんいる。今年一年たいへんお世話になりました。みなさま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。我が家は、5年ぶりに日本で過ごすお正月です。来年もよい一年でありますように。

2007年12月25日

たまにはスキンシップ

暖房はつけはじめると、今寒いのか寒くないのか考えるまでもなく、つい使ってしまうものだ。夕方家に帰ってくると、部屋の電気を点けて、ついでに無意識に暖房もスイッチオン。すると本当に猫たちが、暖房のついた部屋に次々集まってくるのだ。ぴぴっ、というスイッチの音に反応しているのだろうか。寒がりだねきみたち。
ところで、そういえば最近全然猫が膝に乗ってこなくなった。これではイカンと(?)、たまに暖房をつけずに部屋にいると、ほらこの通り。
さぶ、さぶっ。 → 猫にごはん

飼い主ってただの暖房器具だったのね。いたってゲンキンな猫たちなのだ。

それでは暖房もなく、人間もいないときは、どうやって暖をとっているかというと、こんな感じの2匹。
さぶ、さぶっ。 → 猫にごはん

おぉ、なんと。とっても仲良さそうではないの。いつにもないツーショットで、ほぼ猫団子状態になる。写真的には、明らかにこっちのほうが猫らしくて良い感じだ。

しかし床暖房をつけたとたんに、はいこの通り。
あーあったかい。 → 122207_1.jpg

もうバラバラ。あぁ、この2匹の距離がなげかわしい。部屋が暖かければくっつく必要がないなんて、さみしすぎる~。

2007年12月17日

猫に好かれる人たち

ここのところ週末に複数の来客が続いている。うちの猫たちは、そのお客さんによってさまざまな対応をとるので面白い。

人間のことが大好きなノアは、たいてい玄関まで迎えに出て、靴や鞄や足のにおいをくんくん嗅いでまわる。そのあと居間で一緒に話に耳を傾け、団らんに加わるのが好きだ。特に最近床暖房がついていると、お客さんがいてもいなくても、いつもと同じように、床の真ん中でごろーんと寝そべってくつろいでいる。寝転がりながらたまに人間の足に触ったりと、自らスキンシップをはかったりなどもして、猫好きなお客さんには非常に好評でよいもてなし役になってくれる。
そもそもノアはたいへんイジリがいのある猫なので、噛み付かれて喜ぶタイプの自虐的なお客さん(Kさん夫とか、U夫とか)にも受けが良い。ところが先日台湾人夫婦が来たときは、めずらしく全く出て来なかった。それどころかなぜか極端に彼らを嫌い、Jに無理矢理連れて来られても、全速力で逃げ惑う始末だ。いったいノアにとって、何がそうも他の人と違うのだろうね。

そして人見知りのソフィーは、誰が来てももちろん全く出て来ない。ひどい時はピンポンと呼び鈴が鳴った瞬間から、ずーーーーっと押し入れの奥で息をひそめて、玄関を出て行くそのときを今か今かと待ちわびている。
ところが最近それでもずいぶん改善されて、押し入れの中ではなく、寝室のベッドの上で気配を殺して普通に寝ていたりするようになった。たぶん、冬になって人間のいる居間の扉を閉めるようになったので、来客の声が聞こえにくくなったせいではないかと思う。
ソフィーにとっては、見知らぬ人の声が一番怖いらしいので、声の大きいお客さんほど嫌う傾向にあるようなのだ。
声のトーンの低い人のことはそれほど嫌わない。いつも逃げずに普通にしているのは、友人Oが来ているときだ。Oはサンディエゴにも2週間ほど泊まりに来ていたので、ソフィーも少しは慣れているのかもしれない。
驚いたのは昨日のことだ。遠方から初めて遊びに来てくれたNくんに対し、ソフィーは隠れるどころか、すぐに居間に自らやって来たではないか。Nくんは普通にしゃべっているというのに、全く怖がる様子はなかった。そう、Nくんの声もとても低くて静かなのだ。ソフィーはNくんの荷物のにおいを嗅ぎ、靴下にちょっと顔をこすりつけて出て行った。すばらしい。初めての快挙だ。

この、OとNくんに共通しているのは、声のトーンだけではない。二人とも動きがたいへん慎重で、一度座ったらずっとそのままの姿勢でいるような、落ち着いた人たちなのだ(性格は除く)。食べ方も静かで、食器の音をたてないような感じ。もちろん突然大声で笑い出したり、騒いだりも決してしない(気をつけましょうね、J)。
ほら、よくいるではないですか。この人のそばに大事なものを置いておいたら破壊されるのではないかと恐怖を与えるタイプのヒト。それとは全く逆のタイプの安心の人たちなのだ。

そしてもう一つ共通している大きなポイントは、この人たちは二人ともたいして猫好きではないということだ。猫が近寄ってきても、決して触ろうとはしないし、むしろ猫の存在に気もつかなかったりするくらいだ。猫はそういうこと敏感に分かるのだね。
私自身は他の猫にどういう目で見られるのか分からない。実家の猫は触らせてはくれるが、出向いて来てはくれない。J兄のところのツクシ嬢には、何も悪いことをしていないのに、たまにシャーとされる。
猫に好かれる人たちになるには、たぶんもっと猫好きオーラを抑えなくてはいけないのだろうね。難しい...。
やっと床暖房でくつろげるわ。 → 猫にごはん

2007年12月 2日

暖房はじめました。

もう師走になった。早いものだねぇ。アメリカから帰国してからもうすぐ半年。その間、梅雨・真夏・そして冬。と、激しい気温差を乗り越えてきた(←大げさ)。夏になったとたんにエアコンを購入し、冬になったとたんに暖房器具を必要とする、体力も気力もない我が家。
暖房器具は、コタツを買おうかどうしようか悩んだすえにやめた。なぜなら忘れていたが、この家には床暖房がついていたのだった。コタツもいいんだけどねぇ。憧れのコタツに猫にみかん。正しい日本の冬ではないですか。

というわけで、床暖房解禁しました。
えっ、床があたたかいわっ!!! → 猫にごはん

いやもう猫が喜ぶこと。こんなに効果があるとは思わなかった。いつも寝室のお気に入りの場所でばかり丸くなっている猫たちも、暖かくなった床におくとすぐに、ごろんごろんと始める。おぉ、こんなに猫に受けるとは。
あったかーい。 → 猫にごはん

床にただ寝ているだけではなく、思いっきり伸びて気持ちよさそうにしている。たまに裏返しになったりして、体全体で暖をとろうとするところなんかも、けなげではないか。
床暖房でひとつだけ問題点があるとすれば、猫がいっこうに人間の膝に乗ってこなくなったこと。今までだったら、ソファに座るとすぐに猫がきたのにね。人間はちょっとさみしいのだった。
うーん、気持ちいいー。 → 猫にごはん
うれしーっ。 → 猫にごはん

2007年11月25日

寒い日と猫

自転車に乗るのも、もうすっかり寒くなってしまった。サンディエゴにいたときは、たいした防寒用のサイクリング服を必要としていなかったのだが、さすがに日本では冬用の服がないと乗れない。自転車用のぴちぴちタイツは恥ずかしくてはけないので、フリースとちょっとゆったり目のスポーツ用パンツを買った。すそが広がらないようにパンツを抑えるバンドを右足につけて、いざスタート。
寒いのぉ。でも走ってしまえば気持ちいい。めざすは、ある猫スポットだ。このサイクリングコースには、いつもたくさんの猫がいる場所がある。この寒いのに、あの猫たちはどうしているだろうか。
やっぱりたくさんいた。 → 112507_7.jpg

いるいる。夏に来たときは、まだ子猫だったはずなのに、もうみんな大きくなった。誰かにごはんをもらっているようで、みんな毛艶もよく、まるまるとしている。
しばし休憩していると、自転車は猫たちの遊び場と化す。かわいいねぇ。
寒くても元気。 → 112507_9.jpg

外で暮らす猫たちはかわいそうで仕方がないのだが、全員連れてかえるわけにはいかない。毎回、後ろ髪をひかれまくりながら帰宅するのだ。
それにしても、野良猫たちにとって日本は実に過酷な自然環境なのではなかろうか。ついこの間まで、30℃を越す熱帯夜だったかと思えば、もう雪が降ってもおかしくないような寒さが続く。みんな冬に向かってがんばるのだよ。
さぶさぶっ。 → 112507_17.jpg

うちに帰ると、我が家のぐーたら猫たちは、相変わらずベッド上の、さらに毛布の上で丸くなって寝ている。さすがに寒さにはかなわないようで、いつもたいして仲の良くない2匹も、最近ではぴったりとくっついて寝ていることが多くなった。家の中にいるというのに、きみちたは寒がり過ぎじゃ。
はやく暖房つけてよね。 → 112507_16.jpg

2007年11月17日

生足フェチな猫

お風呂場から出ると、必ずといっていいほど、足拭きマットでちょこんと待っている猫がいる。それはノア。自分がシャンプーされた思い出があるのか、人間を助けようと思っているのか、お風呂場から出てくるとそれはもううれしそうに、にゃーんにゃーんと鳴いて歓迎してくれるのだ。いいやつだね、きみは。

たぶんそれ以外にもわけがある。ノアは大の生足好きなのだ。ジーパンや靴下を履いているときよりも、明らかに熱心にすりすりと体をこすり付けてくる。こんなに毛むくじゃらの体で、触り心地の違いが分かるのだろうかね。
寄り添う二人。 → 猫にごはん

そしてノアの毛皮の手触りが好きなJも、素足にノアがすりすりしてくれるのを、たいへん好んでいる。なので、お風呂あがりには、Jとノアはひとしきり二人ですりすりと感触を楽しんでいるのだ。へんなヒトたちです。
大好き生足。 → 猫にごはん

こうしてJが裸足で寝そべっていると、それはうれしそうにノアが寄り添ってくるのだ。生足に乗って、生足を舐めて、生足を噛んで。どちらにとっても衛生的に問題がありそうだが、まぁ、お風呂上りだからよしとしましょ。
ボジョレー解禁らしいわよ。 → 猫にごはん

2007年11月 2日

遠方より来たる

先日、お土産を山ほどかかえて、遠方から友人が遊びにきてくれた。それはこれ。じゃん。
アメリカ猫おもちゃ。 → 110207_1.jpg

う~ん、なんてアメリカーンな猫グッズでしょ。こういうタイプの猫おもちゃって、日本製ではついぞみかけない。日本のは、なんというか、こじんまりしていて、やたらかわいらしいものが多い。久しぶりにみたなぁ、この大雑把な大胆なおもちゃ。懐かしひ、アメリカ。
グリニーズの新製品。 → 110207_2.jpg

そう、遠方から来たる友は、サンディエゴから遊びにきてくれたのだ。マルコさんの旦那さんのトムだ。懐かしいなぁ。最後に会ったのは、4ヵ月以上も前のことだ。というか、まだ帰国してから4ヵ月しかたっていないのか。信じられん。
帰国当時は東京の早いペースについていけず、エスカレーターの右側に立ち止まって、流れをむやみにせき止めたりしてしまったものだ。しかし気づいたら今や、自ら右側を歩きぬける人になってしまった。せちがらい世の中にすっかり順応してしまいつつある私。あぁなんてことだ。まぁいいか。
大好きキャットニップ。 → 110207_4.jpg

久しぶりにトムと飲み交わし、久しぶりにたくさんワインを飲んだ。楽しかった。いろいろお土産どうもありがとう、マルコさん。ナイスチョイスです。すばらしい。ソフィーがこんなに喜んでいます。
大盛り上がり。 → 110207_3.jpg

ソフィーはキャットニップ(西洋またたび)が大好きなのだ。りぼんのおもちゃに狂い、ねずみには全く見えない、大雑把なねずみのおもちゃに大興奮。
きみも久しぶりにアメリカのにおいを嗅いだね。覚えてるのかなぁ。

2007年10月21日

まっすぐ猫

猫にごはん

ソフィーはこうして腕をまっすぐにして寝るのが好きだ。最近は、ソファーの肘掛部分がお気に入りで、狭いところでバランスをとりながらも、腕は常にまっすぐ。
上から見てもまっすぐ。 → 猫にごはん


よくもこんな姿勢で眠れるものだ。この格好で私が寝たら、翌朝はひどい肩こりになるに違いない。
ノアがこんな姿勢で寝ているのは見たことがない。猫として、変わっている寝相なのだろうかね。

いつでもまっすぐ(ちょっと反省?)。 → 猫にごはん

この両前足の柄が、私はソフィーの中で一番好きなのだよね。体全体ごちゃごちゃの茶色のグラデーションに見えていても、きちんと左右対称柄になっているのだ。

寝相も子猫のころから変わっていない。
こうやって寝ているときは、どこでも触り放題。腕をにぎって握手もできるし、肉球をぷにぷにいじってもぜんぜん平気。例えば、リボンで両腕結んでしまっても、ぜんぜんへっちゃらで寝ている。
子猫のころからまっすぐ。 → 猫にごはん

サンディエゴ生まれのこの猫は、今年が日本で過ごす初めての冬になる。常春のサンディエゴと比べると、日本の冬は格段に寒い。おまけにうちはフローリングだ。こうやって長く伸びたまま眠るのも、今のうちだけかもしれないなぁ。

2007年10月13日

鍋と布団猫

今さらですが、評判の動画『ねこ鍋』を見て、さっそく我が家でも真似してみてみた。まだ『ねこ鍋』をご覧になったことのない方がいらっしゃったら、ぜひ一度どうぞ。土鍋に入ってすやすやと寝てしまう、とーってもかわいい猫たちなのだ。
さて、我が家の猫たちはいかに。土鍋がないので、うちで一番大きなルクルーゼの片手鍋を仕掛けておくと...。

何も食べるものが入ってないね。 → 101307_1.jpg

全然小さすぎ。前足しか入らん。
そこで、J兄のところのつくしお嬢さまに試していただくことに。

私にこの鍋で何をしろと? → 101307_2.jpg

全然だめでした。やっぱり仔猫じゃないとだめなのか。それとももっと大きい鍋を買うか(←ほんとに買ってしまいそうで怖い)。

布団が一番よね。 → 101307_3.jpg

ところで、朝晩寒くなってきたので、羽毛布団を出すことにした。
すると、それこそ誰も頼んじゃいないのに、猫たちがさっそく羽毛布団を占拠して埋もれて寝てしまうではないか。やっぱり鍋より布団のほうが寝心地いいようだね。2匹が布団の上に乗って動こうとしないので、小さくなって寒々と眠るかわいそうな人間たち。うぅぅ。

2007年10月10日

ミルク猫

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最近、毎朝牛乳を飲むことにしている。トレイに乗せて、テーブルに運ぶのは、牛乳のコップと牛乳の小皿。小皿はもちろんこの猫用。
やっぱり朝は牛乳よね。 → 猫にごはん

あるときから、急に牛乳を飲みたそうなそぶりをしたソフィー。ちょっと分けてやると、もうそれはそれはおいしそうに、一滴も残さずぴちゃぴちゃ舐めたではないか。そんなに好きだったのか。
ソフィーが子猫の頃は、よく猫ミルクを飲んでいたものだ。しかし大人になってからは、猫ミルクも人間の牛乳にもまったく興味を示さなくなっていたのに。もしかしたら、日本の牛乳がおいしいということに気がついたからかもしれない。

牛乳に関していえば、日本の牛乳はレベルが高いと思う。アメリカでもオーガニック系のちょっとお高め牛乳を買えば、そこそこおいしい濃いのが手に入ったのだが、その程度の牛乳なら、日本ではコンビニでもどこでも安く売っているのだものね。
しかしながら量が少ないのが残念だ。1ガロン(約3.8リットル)や、半ガロン(約1.9リットル)入りのを使い慣れたあとでは、たったの1リットルなんて使い切りサイズのように思えてならない。もっと大きいのがあればいいのに。

はい、もちろん、猫がテーブルに乗っているなんて衛生的に問題があるのは分かっております。猫に牛乳をやるのがあまりよくないことも承知。でもねぇ、テーブルの端っこで、おいしそうにミルクをぴちゃぴちゃ舐める猫を眺めていると、朝からほんわかした気分になるではないですか。
というわけで近頃では毎朝、ソフィーお嬢さまにも、牛乳を小さじ1/2だけお出しする。まぁこれくらいの量なら別に問題なかろう。

そして相変わらずバターも大好き。Jにほんのちょっぴりバターを舐めさせてもらって、我が家の朝ご飯は終わる。って、あれ?ほんとは人間の朝ご飯のはずだったのにな。
バターも忘れないでね。 → 猫にごはん

2007年10月 3日

強引な猫

今日のブログを書いているのはこのヒト。
あたしがnoirよ。 → 猫にごはん

うちではパソコンに向かっていると、もう100%に近い確率でソフィーが邪魔しにやってくる。その手立てはこんな感じ。今日は写真と動画でご紹介します。最近どんどんエスカレートしています。

1. 画面の前を占領する。
2. 腕に乗る。
3. キーボードに座りこむ。
4. 物を落とす(ワイヤレスマウスなど)。
5. うるさくする。
6. ボールをまわす。
完全に乗っている。 → 猫にごはん

キーボードに陣取り、あらぬキーを押してしまうソフィーのせいで、一瞬にして書きかけのブログが飛んでしまったり(涙)、ビープ音が鳴り出し突然画面がシャットダウンしたりする。なんていう強引な猫なのだ。腕に乗るのはまだしも、キーボードに座り込むのはやめてくださいね、お嬢さん。
マウスを床に叩き落すのも、相当な邪魔なのだが、自分でも音にびっくりするらしく、めったにやらない。ボールペンのふたとか、軽いものがお気に入り。
5の『うるさくする』は、「きゃっくー、きゃっくー。あーん、あーん」とかわいらしい声で絶叫するので、つい根負けして遊んでやったり、なでなでしてしまったりするのだよね(←バカ飼い主)。他のときは、何をしてても特に邪魔をしないのに、なぜにパソコンに向かうとこうなってしまうのだろう。いったいどういう思考回路をしているのだ。
何か文句でも? → 猫にごはん

しかし、それでもがんばって無視し続けると、最後にはボールを回し始めるのだ。これが一番大きな音をたてて邪魔になることが、よーく分かっているのだな、この猫は。もはや楽しくてボールをまわして遊んでいるのではなく、できるだけ大きな音をたてようと必死な様子。な、なにもそんなに強引にまわさなくても...。
どんなにうるさいか、よかったら音をだしてお聞きくださいませ。しかし、そんな邪魔するソフィーの様子を動画に撮って喜んでいるなんて、我ながら猫にやられっぱなしな人間だと思う。

ソフィーの動画へGo!  《ファイルサイズ:824KB》

2007年9月30日

シャンプー日和

天気の悪い日曜日、猫たちを洗った。日本に帰ってから初めての猫洗いだ。ずっと洗おう洗おうと思っていて、あまり暑い日が続いていたので、もう少し涼しくなってから、などと思っていたらあっという間に涼しくなってしまったのだった。このままでは冬になってしまうとあせり、突如洗うことにした。
なぜ今日にしたかというと、前日の深夜、トイレから出たノアがお風呂場の足拭きマットに直行して、お尻をずりずりやっていたのだ。マットをみたら、うんこの跡がしっかり線になってついているではないの。ひー。そんなにキレが悪かったのか。新品のマットだというに。あぁぁ。とりあえずマットをごしごし洗濯し、その勢いでノアもシャンプーしたくなったのだな。
そういえば、ちゃんとした湯船と洗い場のあるお風呂場で猫を洗うのは、ものすごい久しぶりだ。洗い場があると作業が楽でいい。
ソフィーが洗われて絶叫している間、あいかわらずノアは心配そうにお風呂場の前で鳴いて待っている。扉をなんとか開けて、ソフィーを助けようとがんばるノア。いいやつだねぇ、きみは。ソフィーはちっとも助けてくれないのにね。
洗って、タオルドライして、猫を放つ。さあ、あとは自力でがんばるのだよ。外は少し涼しいけれど、家の中は暖かい。猫たちはがんばって体を舐める舐める。
忙しい、忙しい。 → 猫にごはん

シャンプーのあとは、なぜか2匹とも人恋しいモードになるようで、人間のそばにぴたりと寄り添ってくる。きみたちは、いったい誰にこんな目に合わされたか分かっているのか。いや分かっていないのだろうな。
きれいに乾いた猫たちは、舐め疲れて今度はベッドでひと息。
あー疲れた。 → 猫にごはん

しばらくしてまた見に行くと、2匹とも同じ位置で寝くずれていた。
ほんとに疲れた。 → 猫にごはん

洗い立ての猫たちは、ふかふかしてふわふわしていい匂い。ごめんよ、人間の勝手で洗ってね。2匹ともこのまま数時間眠りこけていた。おつかれだったね。ゆっくりお休み。


2007年9月16日

ベランダデビュー

以前住んでいた家では、猫脱走防止用に、ベランダ全体にゴルフネットを張り巡らせていた。一度そのネットが外れてしまったとき、ノアが柵の飛び乗ってしまったことがあるので、脱走防止ネットは非常に役にたっていたといえよう。むしろ、ネットがなければ、そのまま脱走してしまった危険が非常に高かった。
今の家のベランダには、まだ何も策をこうじていないので、猫を出したことは一度もない。しかし、秋の気持ちよい一日。たまには出してやってもよかろう、ということでノアを出してみることにした。
もちろんリード付き、ハーネス付き、監視付き。さぁノア、探検してごらん。

じーっ(固まる)。 → 猫にごはん

じーっ(椅子の上で固まる)。 → 猫にごはん

ちっとも遊ばない。ただじーっとしている。そしてしばらくすると、ゴロンゴロンと、汚れたところに激しく体をこすりつけ始めるではないか(←掃除しろよ)。やめれー。

くんくん(ちょっと移動)。 → 猫にごはん

あたしも出してー。 → 猫にごはん


そんなノアの様子を見て、ソフィーも出たい出たいとアピールするので、首輪&リードをつけたところ...。なんと、恐怖のあまりに全速力で家の中を駆け巡りはじめた。
なぜか突然自分の体についてしまった長いヒモ(リード)を振り払おうと、死に物狂いで逃げ回る。だめだ、こりゃ。そのうちクローゼットの奥まで逃げ込んで、パニックに陥っているようなので、ソフィーをベランダに出すのはやめにした。外でこんなことにならなくて、まだよかったよ。きみは本当に怖がりだね。

これは何でしょう? → 猫にごはん

ところで、先ほどノアがくんくん嗅いでいたプランター。雑草ではない。しばらく前に私が植えたものだ。さて、何の葉っぱが出てきたか、どなたかお分かりになりますでしょうか。ヒント、食いしん坊の我が家では食べられるものしか育てません。正解は数ヵ月後に...(たぶん。希望)。

2007年9月 5日

それぞれの寝場所

最近のソフィーのお気に入りの寝場所は、ソファーの上と、人間用枕の上。この猫は、ふかふかしたものの上に寝るのが大好きなのだ。洗いたてはことさら好きなようで、枕カバーを洗濯すれば、満足げにさっそく枕を占領する。あのね、きみの毛だらけだから、頻繁に洗っているのだよ。分かっているのかね。
やっぱり柔らかいところよね。 → 猫にごはん

怒りたくはなるものの、うちのソファーと枕カバーは、両方とも茶色っぽい色なので、茶まだら猫のソフィーにはとってもフィットする。
「わー、ソフィーちゃんよく似合うわねー」
などとつい嬌声をあげてしまうところが、今さらですが、我ながら猫ばかだ。
ソフィーは寝ているときに声をかけると、どんなに熟睡しているようでも、前足をぎゅーっとにぎったり広げたり、もみもみするような仕草をするのだ。そのうち、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロと喉を鳴らす。あー、かわいい。
まぁ、こんな飼い主じゃ、枕の上から無理やり猫を降ろしたりするはずがないのだ。そして猫も降りるはずがないのだ。

寝床は硬くなくっちゃね。 → 猫にごはん

それに比べて、ノアのお気に入りの寝場所は、なぜかいつも硬いところが多いのだ。例えば、こんな箱の中だったり、玄関のたたきだったり。
特に玄関のたたきは、一番のお気に入りのようで、日常のほとんどの時間をそこで過ごす。暑いからなのかなぁ。それにしてはエアコンのついた部屋にはあまり来たがらないし、へんなやつだ。何もこんな硬いところで寝なくてもいいのに。余計なお世話だと思いつつも、柔らかいソファーに運んでやっても、あっという間にジャンプして玄関へ逃げてしまう。
別にね、家じゅう好きなところ、どこで寝てもいいのだよ。でもね、きみは夜になると、毎晩人間の腕枕で寝るのだから、それを踏まえておいてくださいね。
この角ばったところが特にいいね。 → 猫にごはん

2007年8月31日

フラップドアの使い方

引越ししてから早1ヶ月。この新しい我が家で、一番気がかりだったのが「フラップドア」だ。リビングと廊下をつなぐ扉には、猫用にフラップドアがついているのだ。しかし、うちの猫たちははじめての経験。はたして上手く使ってくれるだろうか。

まずは無理やり猫を持ち上げて通してみるが、2匹ともすごく嫌がる。もう一度扉の向こう側に戻してくれと、ノアは大声で鳴くし、ソフィーはおびえてかたまる。何日か経過したが一向に覚えてくれないので、仕方なしにフラップドアを取り外してみた。するとただの空洞になった扉の穴は、難なくするすると通り抜けることができるではないか。でもねぇ、折りしも、猛暑炎暑が続く中、エアコンを点けずにはいられない。エアコンをつけたら、やっぱり扉はきっちりしめたい。何としてでも猫たちにフラップドアの存在を覚えてもらわなくてはね。
そこで、練習を始めた。
あれ何かしら。 → 083107_3.jpg

遊び好きのソフィーには、おもちゃを使って練習。猫のおもちゃ用釣竿(元は、ピンクのひもの先にねずみのおもちゃがついていた)につけた、透明のテグス(釣り糸のような細い糸)おもちゃがうちでは恒常的に大人気なのだ。テグスの先には何をつけてもたいていOK。輪ゴムとか、ひもとか、軽いものが良い。
ちなみに今ついているのは、プラスチックの、ほら、食パンとか買ったときに袋の口をとめているやつ(そういえば、これは一体なんという名前なのでしょうねぇ。ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ)。こんなものでいいなんて、安上がりで良いではないか。
ほれ、ソフィー。こっちにきて、おもちゃでお遊び。
このおもちゃ大好き! → 083107_4.jpg

見事通過!

続いてノアの練習開始。
食いしん坊のノアはもちろん猫缶でつってみる。ほら、ノア。こっちにご飯があるよ。
すると意外に抵抗なく簡単にドアをくぐって来た。しかし来たはいいが、ご飯を食べてお腹いっぱいになった後は、もう戻ることができなくなってしまった。さっきはご飯に夢中でこちらに来たものの、ご飯のない向こう側には戻る方法が全く分からないらしい。なんてことだ。
あれ、どうやって来たんだっけ? → 083107_1.jpg

まぁ結局、そうこうするうちに、2匹とも使い方を覚えることができた。今では全力疾走で、フラップドアをくぐりぬけて、追いかけっこをするまでになった。やれやれ。おかげでエアコンもよく冷えるようになったよ。
それにしても、猫たちがフラップドアを自由自在に行き来する様子は、本当にかわいらしいのだ(←猫ばか)。
もうラクラクです。 → 083107_5.jpg

ちょっと頭がひっかかるけどね。 → 083107_2.jpg

2007年8月19日

夏空と猫

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こんな真剣な顔をして、猫がひたすら何かをみつめているとき。そこには必ず、あってはならないところに、何かがある。

何かしら、あれ。 → 081907_3.jpg

じーっ。 → 081907_1.jpg

夏の青空に、あざやかな緑のバッタ。あまりにきれいだったので、私もしばし見とれる。が、すぐに飽きた。
気長な猫には付き合ってられん。
あっ、動いた。 → 081907_2.jpg

じーっ。(しつこい) → 081907_5.jpg

今日はこれくらいにしといてやるか。→ 081907_6.jpg

30分経過後、さすがに猫も飽きたらしい。そんな猫をいつまでも観察し続けた私も、いかがなものかと思うが...。網戸にしがみついていたバッタは、外に放りなげてやりましたので、ご安心を。

ところで、今日髪の毛にふと手をやったら、ばたばたばたっ、と何やら不審な羽音が。 セミだー。ひー、セミが髪の毛に止まっていたのだった。思いっきり触ってしまった。日本の夏らしいね(?)。
ところでこの暑さ、いつまで続くんでしょ。自転車で15分ほど近所に出かけただけで、熱中症になりかけた私。毎年こんなに暑かったっけ?もう思いっきり夏ばてだ。しかし食欲が衰えないことだけが残念だ(本当に夏ばてか?)。めったに汗をかかない私が、大人になって初めて、体にアセモができてしまったくらいだ。5年ぶりに過ごす日本の夏は厳しー。

※最近文章が長すぎて、暑くて読むのが面倒だと苦情がきたので、今回は短めに。これでいかがでしょ、母上。

2007年8月14日

続 正しい夏休み

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夏の日差しをいっぱい浴びて、バジルをこんなに収獲した。これでも1/3程度しか摘んでいないのだ。暑いからバジルもよく育つね。
採れたてのバジルと、松の実と、オリーブオイルで、ジェノベーゼソースを作った。こんなに大量だったのに、ソースにすると3瓶におさまってしまう。フードプロセッサーでつぶしていると、もう台所中バジルの香りでいっぱいだ。
できたソースは、さっそくバジルのスパゲティに。これまた畑で採れたばかりのトマトと一緒に食べる。香りが強くておいしー。
ジェノベーゼのトマトパスタ。 → 081207_7.jpg

次なる夏休みの目的地はこちら。

大阪城。 → 081207_10.jpg

大阪へ行くのはまだ2回目だ。気のせいか東京よりも、人が歩くスピードが速いように見えるし、なんといっても聞こえてくる関西弁の嵐に、緊張するなー。
このたびは、一度は行ってみたいと思っていた、大阪鶴橋へ。いやー、すごいところだった。ロサンゼルスのコリアンタウンなど比べ物にならないほど、ディープな雰囲気。そして、おいしそうなホルモンやキムチもたくさん売っている。
鶴橋の商店街に入るなり見かけたのは、『いくよ・くるよ』の今くるよさん。びっくりした。なんて大阪らしいのだ。『美味しんぼ』の撮影風景をしばし見学。そのとき撮影に使われていた、崔おばさんのキムチ屋さんで、キムチ・チヂミ・キムパブなど購入。
キムチの店がたくさん並ぶ。 → 081207_9.jpg

大阪では、Kさんと久しぶりに会うAkiさん一家と待ち合わせして、夕飯を食べ、そのままKさん宅に泊めてもらう。なにせ、こちらのお宅には、懐かしかわいいこの猫がいるじゃ。
ハッピーこーのすけ(正式名)。 → 081207_8.jpg

サンディエゴのシェルターにいた、あのこーのすけが、すっかり大阪の猫になっていた。あー、かわいい。ペンギンのような、きっぱりした美しいタキシード柄。こんなに大柄な立派な体格の猫って、なかなか他ではみかけないように思う。ほれぼれするほど、いいオス(猫)なのだ。
Kさん宅には、猫のおもちゃがあふれかえるほど置いてあるのだ。かわいがられて、甘やかされて、幸せそうなこーのすけ。本当によかったね。
よその家の猫と遊んでいると、うちの猫たちに少々罪悪感を感じるものだ。猫たち、浮気してごめんよ。

2007年8月 3日

猫草やった?

引越しの片付けも一段落し(←あくまでも終わってはいない)、ひとつ思い出したことがある。

『そういえば、猫草最近やってないな』

ソフィーが大の猫草好きなことは以前にも書いた。一時期は供給不足をおぎなうために、常時数鉢育てて、切らさぬようしていたこともあるくらい、この猫は猫草をよく食べるのだ。そういえば、帰国してから一度も猫草をあげたことがなかったね。
久しぶりに種をまき、ほんの数日で食べごろになった。夏はさすがに猫草の生長も早い。さぁ、お食べ。
久しぶりね! → 猫にごはん

目の色変えて....というのは、こういうことを言うのでしょうね。猫草のときだけは、ソフィーはそれは真剣な必死な表情になり、まるで飢え死寸前ででもあるかのように大声で、鳴いて訴える。
早くちょうだいったら! → 猫にごはん

好きなだけ、と食べ放題にしておくと、本当にあっという間に一鉢なくなってしまいかねない。そこで毎日の猫草やり習慣が、我が家に復活した。一本ずつ引き抜いて、あーんと食べさせる。差し出されるのを待ちかねて、大きく口を開けるソフィー。本当に好きなんだねぇ。うちでは猫草当番は、毎朝Jに決まっている。そこで朝になるとまず最初に私が聞くことは、「猫草やった?」。
日本の猫草もおいしー。 → 猫にごはん

ところで、引越し続きで激痩せしたソフィーの体重が、100グラム元に戻った。これって早くも猫草効果なのか?こんなに草ばかり食べていて本当にいいのか?

2007年7月30日

粘土猫

先日、こんなものをいただきました。どうです。かわいいでしょー。
粘土猫たち。 → 猫にごはん

これは、アメリカから一時帰国中のあづ。さんが持ってきてくれた、手作り粘土猫人形でございます。もちろんモデルはうちの猫たちで、小さいのにそれはそれは精巧によくできているのだ。
ノアが持っているのは、私の大好物のスイカで、この季節柄ぴったりではないか。首に巻いているマントは、ノアの大好きなヒョウ柄毛布をイメージして作られております。ちょこっと牙の見えているところや、丸顔のところや、まん丸目も、ノアにそっくり。か、か、かわゆい!
いやーん、かわゆい~。 → 猫にごはん

ところで、日本のスイカはとってもおいしい。
アメリカでは、スイカが非常に安いので大量に毎夏食べていたが、日本のと比べたら、甘味がなくて、まるで野菜のような感覚であった。それはそれで好きだったのだが、やっぱり果物としては、日本のほうが断然おいしい。味わって毎日食べてます(←毎日食べるなよ)。

あづ。さん苦心のソフィー粘土人形は、こちら。この複雑まだら模様の猫をよくぞ再現してくださった。長いまつげと白いひげ、微妙な内股加減が女の子っぽくてかわいい。こちらもソフィーにそっくりではないか。実はあづ。さんは、生のソフィーを見たことは、過去にたったの一度しかなかったのだそうだ。いつも愛想の悪い猫ですみませぬ。
あたし(本物)よりもかわいいんじゃない? → 猫にごはん

以前、あづ。さん宅で、友人の猫粘土人形を見たときから、一目ぼれしていたのだ。うちの猫たちのも作って欲しい!と密かに熱望していた、粘土人形。念願叶って、とうとう手にすることができて、本当にうれしー。我が家の家宝にいたします。
これね、全国の猫バカ飼いの人たちに、絶対売れると思う。発売開始の際には、ぜひともマネージメント&広告担当で雇ってくださいまし、あづ。さん。どうもありがとうございました。

2007年7月23日

減量猫

帰国して久しぶりに会う友人たち。彼らがもっと久しぶりに会うのが、私ではなく、ノアだ。何せ猫は一時帰国なんぞ気軽にできないからね。アメリカから日本に戻ってきた黒猫に5年ぶりに会うと、みな口をそろえて驚きの声をあげる。
「大きくなったねー」
そ、そ、それって、太ってるという意味でしょうか。
ノアはもうすぐ7歳になる。5年前は、すでに2歳だったのだから充分成猫の大きさだったはずだ。そんなに大きさが変わるはずもない。しかし、毎日ノアを見ている私たちの目から見ても、どうも大きくなっているように、確かに見える。
隣のほっそりしている黒猫がぼくです(byノア)→072307_2.jpg

そこで、船便で送った体重計を荷解きして、約一月半ぶりに体重を量ってみると...。太ってる。確かに太ってる。200グラムも増えているではないか。この、猫にとっては過酷な放浪の一ヶ月のうちに、なぜ太る、ノアよ。言われてみれば体も重そうで、寝そべるときも、起きるときも、いかにも『よっこいしょ』といった雰囲気だ。
そして、おそるおそるソフィーの体重も量ってみると...。がーん。痩せてる。400グラムも痩せているではないか。400グラムといったら全体重の約一割ですよ、一割。たったの一カ月半で、こうも体重が減るものか。ビリーズブートキャンプも真っ青だ。(←※最近の日本のネタですよ、海外在住のみなさま。アメリカでは、ビリー隊長なんていう人は見たことも聞いたこともないことでしょう)
そうだよねぇ。ソフィーは居候生活のときも、引っ越してしばらくの間も、自分の隠れ家に引きこもってばかりいた。ご飯の時間も、呼びかけても出てこないし、人が寝静まってからようやく出てきて、「かりかり、かりかり...」とこっそり食べていたのだった。うすうす気づいてはいたが、ソフィーの食べない分を、ノアがしっかり食べていたのだった。あぁぁ。
あの黒猫にずっとご飯取られてたのよね。 → 072307_3.jpg

さらに悪いニュースは続く。
猫の体重を量るには、どうしたって猫を抱きながら量るので人間の体重も否応なく知れてしまう。がーん。人間も太ってるー。そういえばサンディエゴにいたときは、週に2回は水泳に行き健康的な生活をしていたのだった。今は車生活ではなくなったものの、運動は全くしていないからなぁ。
そして分かっている原因はもう一つ。日本は食べ物がおいしいからね、仕方がないのだ(←言い訳)。久しぶりに食べる日本の夏野菜やお刺身、お豆腐屋さんの店先で買う出来立て豆腐のおいしいこと。引越し祝いにいただく食べ物はどれもおいしいし、お菓子売り場に行けば見たことのない新製品に目がくぎ付けになってしまう。おまけに暑いから、ビールもはかどるはかどる。
考えたら、痩せる原因なんて一つもないのだったな。あっはっは。(←笑っている場合か?)
これからは今まで通り食べるわよ! → 072307_1.jpg

それに引き換え、400グラムの減量に成功した(?)ソフィーは、下半身がなんだかスマートになった感じだ。身も軽くなったように、元気に走り回り遊ぶ様子は、仔猫のときに戻ったかのように軽々としている。
しかしながら、最近では、また元通りノアと同じくらい食べるようになったので、元の体重に戻るのに、そう時間はかからないに違いないと思う。このままの体重を維持していたほうが、いいのではないだろうかね。

2007年7月 5日

猫の毛刈り

ファーミネータ( FURminator)という猫ブラシをいただいた。しばらく前に話題になっていたので、ずっと買おうか買うまいか迷っていて、とうとう買わないまま帰国の途についてしまったもののひとつだ。日本で買うと5000円くらいすると聞いた。しかしアメリカで買っても30ドル以上する。うーむ、猫のブラシにこんなにお金をかけるべきなのかどうか(←けち)。そんないつまでたっても迷ってばかりで買わない私たちに、お餞別の品にプレゼントしてくれたマルコさん、どうもありがとう。
ファーミネータがどんなにすごい効果のあるブラシかというと、こちらのサイトをご覧あれ。犬も猫も、まるで羊の毛刈りのように抜け毛が取れているではないか。ほんまかいな。
半信半疑ながらも、猫たちをブラッシングしてみる。そういえば引っ越しであわあわしていて、最近ブラッシングをしていなかった。
このブラシの気になるところは、櫛の部分が鉄でできていて、とても痛そうに見えることだ。うちの猫たちは、もともとあまりブラッシングが好きではない。ノアにいたっては、ブラシを手にするだけで飛んで逃げるほど嫌いだ。さて、効果のほどは...。
なかなか気持ちいいわね。 → 猫にごはん

すごく抜ける!
ノア、ソフィー、つくし嬢の3匹やってみたが、一番効果があったのがソフィーだ。こんなにたくさん抜けたのは初めてだ。おまけにいつもなら嫌がるところが、目を細めてうっとりしている。とても気持ち良さそうではないか。へー、こんな鉄の櫛がいいのかねぇ。
ノアはやっぱりあまり好きではないようだったが、よく抜けた。つくし嬢はもともとブラッシングが大好きなので、問題なし。写真は左から順に、つくし嬢・ソフィー・ノア。どうやらアンダーコート(下毛)が抜けるらしく、三毛猫のつくし嬢は茶色い毛の塊、まだら猫のソフィーは薄茶色、黒猫ノアはグレーの毛がたくさん抜けた。うーん、すばらしい。
こんなに抜けた。 → 猫にごはん

何がよかったって、ブラッシングしたあとの猫たちは、そりゃあもうツルンツルンの手触りで、気持ちのよいこと。なんでこう手触りまで違くなるのだ。今後は頻繁にやりたいところだが、あまりやると皮膚を傷つけそうな気がするので、しばらくたってからにしよう。
抜け毛ボールはお嬢さまのおもちゃに。 → 猫にごはん

ところで、つくし嬢とうちの猫たちの関係は、相変わらず平行線だ。それどころか悪化傾向にあると思われる。
いままでは全てが自分の領土であったのに、一室をまるまる奪われ、閉めきりになっている扉の向こうには、敵が2匹常駐しているということに気がついてしまったつくし嬢。扉のほんの少しの隙間を見つけては、まだ猫の姿すら見えていないというのに、うしゃーと怒りの雄叫びをあげる。人間がその扉から出入りをする姿を見かけようものなら、隙あらばいつでも敵を迎え撃たんとばかりに、人間の足もろとも激しい猫パンチで攻撃を加えてくる。
がんばるソフィー。 → 猫にごはん

しかしながら、うちの猫たちも黙っているだけではなかった。へなちょこノアを尻目に、新たな領土を守らんと必死で戦いを挑むのがソフィー。眼(ガン)の飛ばし合いでは、目線をまったくそらさず、一歩もあとにひかない。うしゃーと威嚇するその表情は、人間の目からするとかなり滑稽ではあるのだが、どうやらつくし嬢には効果があるらしく、目線を先にそらすのは、いつもつくし嬢なのだった。なんてたくましいのだ、ソフィー。そして、しゃーしゃーがんばるその様子の、なんて愛らしいこと(←猫ばか)。
つくし嬢に叱られて涙目になるノアもかわいい。→猫にごはん

2007年6月20日

複雑なお嬢さま

居候先の一人娘つくし嬢と、うちの猫たちの関係は、相変わらず平行線だ。最初から仲良しになれると思っていたわけではないが、まさかこんなに緊迫感のある状態が長く続くとは予想外であった。
ボランティア先にいた猫たちも、狭い部屋の中では他の猫と仲良くなれなくても、だいたい家に引き取られたあとは、なんとかなったりするものだ。それは家の中だったら、各猫隠れ場所がいくらでもあり、互いに戦いを避けようという意思が働くためだと思う。
ところが、つくし嬢は違う。自分のなわばりを守るため、自分の愛する飼い主を独占するため、それはそれはアグレッシブに戦う生まれながらの闘士なのであった。

ノアとソフィーがいる部屋の扉を、そろりと開けると、まずは好奇心あふれるノアが偵察に踏み出す。この猫は、それはまぁ無防備に、にゃーん、などとすりすりしながら人間のところに走り寄ってくる。そのとき、つくし嬢との距離は、約3メートル。間に立つのは私。しゃーしゃーやるだろうとは想像していたが、次につくし嬢のとった行動は、まったく驚くべきものであった。
怪しい黒猫の姿を見るやいなや、なんと、ノアに向かって全力疾走していったのだ。そして迷わず飛びかかり激しい猫パンチ....の直前に私が間に割って入ることができた。あーびっくりした。それにしてもこんなほっそりした小さな体から、どうしたらこんな大声がでるのかと思うほどの、雄叫びをあげるつくし嬢。すごい、すごすぎる。
びっくりしたなぁ、もう。→ 猫にごはん

ノアはどちらかというと、あわてて走り寄る私の姿に驚いたようで、ひと呼吸たってから、急いで逃げ去った。遅い、遅すぎる。なんちゅうのんびりした猫だ。しかしさすがにショックだったようで、家具の一番上まであわてて飛び上がり、どきどきしていた(想像)。その後、部屋からでるときは(もちろん人間の監視付き)、恐る恐る周囲を確認してから一歩踏み出すようになったので、少し学習した様子。
そんなふがいないノアを尻目に、気配を殺し安全地帯に身を潜めるソフィー。一度だけつくし嬢がジャンプして飛び込んだ場所が、ソフィーの目の前だったことがあったが、そのときつくし嬢は、シャーとはいったものの、特に攻撃はなし。対ノアのときとはずいぶん違う。いいね。もしかしたら、メス同士なら仲良くなれるのかも(超楽観的希望)。
ちなみにつくし嬢は、たいへんなおしゃべり猫だ。人間と目が合ったり名前を呼ばれたり、もしくは人間が台所仕事をしていたりすると、いつでもにゃーんと鳴く。そのときお嬢さまのご機嫌がよければ、「うにゃ〜ん」と甘いかわいらしい声が聞けるし、お刺身など切っている最中の人間であれば、「みゃ〜ぁぁぁおぉぉぉん」という身悶えするほどのセクシーボイスを聞くことができる。しかし運悪く、ご機嫌の悪いときのお嬢さまに出会ったりすると、何も悪いことをしていないのに「うしゃーっ」と叱られ、においをかいでいただこうと差し出した指は、激しく噛み付かれ猫パンチの洗礼を受ける。お体をなでさせていただくときも、細心の注意が必要である。ご機嫌のよいときと悪いときの違いは、見ただけでは全く分からない。なんという複雑な性格の猫だ。つくし嬢と比べると、うちの2匹はそれは単純でのんびりしていて、声ひとつたてない静かな猫だ。

そんなつくし嬢を、今を去ること数年前に公園で見つけたのは、何を隠そうこの私だ。ノミだらけだったあわれな子猫に、産湯をつかわし、名付け親になったのもこの私(自慢)。あのとき激しく引っ掻かれた血だらけになった両腕は、さすがに何かに感染するのではないかと恐れ、抗生物質なども密かに手に入れて怯えていたものだ。あんなに悲惨な状態だった子猫が、まさかこんなに気が強い、しかし美人な猫になるとは思わなかった。懐かしいねぇ、覚えているかい、つくし。
あのときよくもお風呂に入れたわね(怒)。うしゃー!→ 猫にごはん
ひー、ごめんなさい。

それにしても、日本の猫餌というのは、なんて和風味のものが多いのだろう。あらためて探してみると、どれもこれも、かつお節味だったり、煮干し味だったり。肉系が好きで、かつお節も煮干しも大嫌いなソフィーには、いったい何をやったらいいのだ。せっかくだから(?)、和食好きな飼い主同様、本場の和風を味あわせてやりたいと思うのだが、いっこうにお気に召さない。困ったねぇ。

もうひとつ驚いたことがある。猫餌に限らず、最近の食品には、「日本産」「国産」「Made in Japan」もしくは国内の産地など明記されているものが非常に多いのですねぇ。これも時代の流れだね。

2007年6月18日

引っ越しつれづれ その1

さて、とりあえずの引っ越しも完了した。新しい住処は、じゃん。
猫餌売り場がとても新鮮。→猫にごはん

日本。
帰国しました。ちなみに帰国後はじめて購入したドライフードは、写真右端中央、Caratの『私はのどか(ストレス環境でもくつろげる生活を考える)』。
サンディエゴの居候先から日本の居候先まで、ドアツードアで約20時間。長かったなぁ...。書類や検疫や空港のセキュリティーチェックで若干手間取ったものの、猫ともども無事にたどり着いた。飲まず食わずの長旅の間、猫たちはたいへんおとなしく、そそうもせず、とてもいい子だった。
疲れたねぇ。ほんとによくがんばったよ。もうこんなに長い旅をすることはきっとないだろうから、安心をし。
仮住まいでくつろぐノア。 → 猫にごはん

サンディエゴでの最後の数日間は、マルコさん宅に居候させてもらった。基本的には貸していただいた一部屋の中で猫たちは過ごしていたが、人間の監視付きでドアを開け放つときもあり。そんなときには、マルコさんの愛猫うめこちゃんや、愛犬あんこちゃんにニアミスすることもあるも、特に問題はなし。特にうめこちゃんとノアは、最初はシャーシャーと形式威嚇をしていたが、のちに遠巻きにお互い眺めて、平和りに縄張りの分割をしていたように思えた。
超人見知りで臆病なソフィーも、思いのほか環境に慣れるもので、2日も経つと隠れ場所からでてきて、おそるおそる部屋の探検などするようになった。なんとかなるものなのだなぁ。
それにしても、猫・人間ともどもマルコさんにはたいへんお世話になった。愛情あふれる優しい心遣い。本当にどうもありがとう。たくさんの思い出を一緒につくり、どれも楽しいものばかりだった。これから何年も、何十年も経って思い出しても、きっと今と同じように胸が熱くなるに違いない、楽しかった日々。次は日本で会いましょうね。
最終日の我が家で遊ぶ猫たち。→ 猫にごはん

ところで、日本でもまだ居候をしている私たち。居候先のJ兄宅には、ひとつだけ、しかしながら超難題がある。それはこのヒト。
つくし嬢。 → 猫にごはん

愛情を一身に受けるのが当たり前だった一人娘の前に、突如乱入した人間たちと猫2匹。あぁぁ、キミが襲いかかりたくなる気持ちもよーく分かるよ。どうか仲良くしておくれ〜。