オス猫の好きなこと
こんにちはGatsbyです。 →
ボランティア先に、数週間前から1匹のオス猫がいる。名前はGatsby。中毛のタビー猫で、この手の毛が長い猫は、よく見に来る人に「オゥ、ゴージャス!」などと表現されることが多いのだが、このGatsbyに限ってはそんなこと言われたことがない。なんというのだろうねぇ、一言でいうと「なんとなく貧相」な雰囲気が漂っているのだよね。いやもちろん、とってもかわいいのは間違いないのだが。さらにこの猫には、一つだけ困った癖があり、それもお客さんを少し引かせてしまう原因でもあるのだ。
『メス猫とみるや、すぐさまマウントしてしまう』
ここにいる猫たちは、全て去勢・避妊手術をしてあるのだが、去勢しているオス猫でも、たまにこういう行動をとってしまうそうなのだ。メス猫の首筋を噛み、上にのしかかり、何やら行動をはじめようとする。それはもう頻繁なので、メスたちは全員Gatsbyのことをたいへん嫌がっている。近づくとウシャーとやられるのだが、それでも隙をみてはまたもやマウント。いいかげんにせいっちゅうの。
ボランティア先にいる猫たちは、できればみんなうちに持って帰りたいと、いつも思うのだが、Gatsbyに限ってはそんな気はおきない。もし連れて帰ったらソフィーが襲われること間違いない。どうか、オス猫だけを飼っている人の家に、早くもらわれますように。
メス猫の中でもいつもいつも狙われているのが、Tofuttiで、誰に対してもおとなしいこの猫が、Gatsbyに対してだけは激しく怒る。なるべく一緒に出さないようにしてやるのだが、どうもメス猫が多いもので、すまぬねTofutti。
狙われるTofutti →
ところでこの日は子猫が2匹いた。生後8週間の兄妹猫で、柄もそっくり。元気いっぱい走り回っているので、落ち着いていることがないくらいだ。柄があまりに似ているので、どっちがメスだかオスだかすぐに分からなくなってしまう。
そっくりな兄妹。 →
ところがGatsbyったら、こんな小さな子猫にまでマウントしてしまうのだねぇ。もちろん子猫はミーミー泣いて嫌がるので、すぐさま引き離す。しかしこんなにそっくりな2匹なのに、いつも間違わずにメスにだけ向かうところがさすがは動物だ。おかげで区別がつきやすかったよ。
膝乗り猫Royal。 →
これは、甘えん坊大将のオス猫Royal。体重が10キロ以上もあるというのに、膝の上に乗るのが大好きなのだ。この日もずいぶん長いこと膝に乗られていた。あ、もしかして足の筋肉痛が治らないと思っていたのは、このせいだったか...。