ノアふたたび病院へ行く
いやにお尻を舐めているノア。ま、まさか、まさかまた!また肛門膿炎になってしまったのだろうか。肛門脇を触ると硬くなっている。きっとこれは破裂寸前なのだ。幸い週末なので、病院へ連れて行ける。前回なったのはいつかと調べたら、なんと11月ではないか。たったの3ヶ月で繰り返してしまったのか!と呆然としてしまったが、Jの記憶によると、前回とは反対側のようだ。今回は左が腫れている。
ネットで調べたところ、車で5分ほどのところに朝早くからやっている動物病院Bがある。さっそく電話をいれて連れて行く。
なぜ新しい病院に換えるかというと、理由はこちら。あんなにね、黒猫差別発言をされては動物病院病院Aなんぞへは連れて行けない。今度のB動物病院は良心的なことに早朝からやっているし、休みも少ない。と、期待を持って訪れる。
しかし、しかし、結果は…(涙。
今まで日本でもアメリカでも何軒も動物病院へ行ったが、これほどがっかりしたことはない。
B獣医は、尻尾を持ち上げて見せてくれ、と私たちに言うものの、自分ではノアにほとんど触れようとしない。離れたところから見ているだけ。そしてろくに見えないまま、内服薬を処方しましょう、とそれだけだ。え、こんなにお尻が腫れているのにそのままか。「切開したりしないのでしょうか?」と聞くが、してもしなくても一緒だという。
前回A動物病院で打ってもらった、ファイザーの新薬『コンベニア』のことも知らなかった。いや、別にそんな新薬を知らなくてもそれはそれで仕方ないのだが、処方された薬はいかにも人間用の抗生物質で、1円玉くらいの大きさの錠剤なのだった。どどどどどうやってこれを猫に?!と目の前が暗くなるような大きさなのであった。すりつぶせって言われたってあなた、こんな大きさを一日2回3週間もノアに飲ませ続けることができるのだろうか。
そりゃあね、ノアは暴れるし、動物病院泣かせの猫だ。過去にもアメリカで注射すら断られたことだってあるくらいだ。でももう少し診て欲しいとものだと、飼い主は悲しい。
もう破裂は間近と思われるノアのお尻をこのままにしてはおけない。気が動転した私は、その足で、前回の動物病院Aへノアを連れて行った。時間外料金がかかりますといわれたが、お金で済むことならばそれでいい。
「あ、この子は暴れる子でしたね」
とさっそく言われたものの、Jも私も必死でキャリーケースごしにノアを抑えて、暴れないよう保定した。そう、今回は、柔らかい素材のキャリーケースで、エリザベスカラーをつけたノアが方向転換できないように、たいへん細長く狭いものを使用しているのだ。前後上下どこのジッパーも開けられる。
患部を一目見て触れるなり、このままでは擦れて痛いだろうから切開したほうがいい、ということになった。針で刺して膿を出し切るのだそうだ。あぁ、それは大量の膿がでた。かわいそうなノア。さぞかし痛かったろう。辛かったろう。
ひとつ分かったのは、肛門腺の穴はふさがってはいなかったことだ。ノアは普通の猫よりも、その穴が大きいとのこと。なので穴が塞がって膿がたまりやすい訳ではなく、液も出やすいはずなのにと首をかしげるA獣医。むしろ穴が大きいために細菌が入りやすい可能性があるそうだ。ただ体が大きい巨猫だけではなく、こんな穴まで大きかったとは、ノアよ。
そしてまたコンベニアを注射してもらい、もうあとは放っておいて大丈夫だといわれた。エリザベスカラーもストレスになりそうなら、外してかまわないそうだ。よかったよかった。2軒も病院をはしごした甲斐があった。たいへん助かりましたA獣医、どうもありがとう。黒猫差別獣医だなどと疑いの目でみていたが、完全な誤解だった。早朝にもかかわらずなんて親切丁寧に治療してくれたことか。
これからは、一ヶ月に一度自宅で肛門絞りをしたほうが良いそうだ。来月になったらやってみよう。ちゃんとできるかどうか心配だ。
大嫌いな動物病院に一日2回も連れて行かれたかわいそうなノアは、家に帰るといつものように、ドライフードをやけ食いしあとはひたすら眠っている。ごめんよ、ノア。来月になったら一緒にがんばろうね。
15件のフィードバック
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ピンバック: そういうことになっちゃいました。
こんばんは。
がんばれ!
ノアちゃん。
あーんどnoirさんJさん。
うちののあるもたまーにくさい汁を出します。
大嫌いな動物病院に早朝から2度もはしごとは。。
ノアも飼い主のお二人も大変でしたね。
前回、黒猫さべちゅ疑惑のあったA動物病院。
迅速かつ適切な処置でぐっと好感度が上がりました。(笑)
太ったり運動不足もよくないと書いてありましたね。
たまにソフィに追いかけてもらうのもいい運動かもしれません。
完治めざしてノアもノア殿もがんばってくだされーーー。
動物病院にも色々なんですね。
何を言われようが、ちゃんと見てくれるお医者様がやっぱり安心ですよね。
ノアちゃん、頑張ったね。猫なりに緊張して疲れたんだろう、ゆっくりお休み!
我ニャンズも時々舐めてるよ、注意しないとね。。。
noirさんもお疲れさんでした
うちでは大輔がお尻をしょっちゅう舐め始めると『また膀胱炎???」なのです。
オカマ手術もしたのにねぇ・・・・体質があるみたいですね。
ノアちゃん、noirさん Jさんもお疲れさま。
暮からはなこが入院したり何度も診察受けたりで、カード払いにした病院代
支払いがコワイです。
こんばんわ、お久しぶりです。
ノアちゃん、お疲れ様でした。
前回の通院記事も、黒猫差別的な発言でよぉ~く覚えておりました。
うちのタロウなんかは、通院した日には臆病ビビリで、フリーズして動けなくなってしまう子なんです。
ノアちゃんも恐怖での抵抗ですもんね、きっと。
そういう意味ではとってもデリケートな子ですよねぇ。
それでも今回は、その獣医さんが悪い方じゃないってわかって、よかったです^^
いざという時、信頼できる獣医さんが居てくれた方が心強いですもんね。
ノアちゃん、お大事に!
こんな病気があるのか、と前回も思いましたが、
またまたなってしまったのですね。
コーモンシボリ・・・なんとも怖いこの響き・・・
やるほうも、やられるほうも、心も体も凍りつきそう・・・
とにかく、今回も一日も早い全快をお祈りするとともに、
もう二度となりませんように!!
可哀相にノアちゃん、疲れたね。
noirさんもjさんもお疲れ様でした。
完璧に出来なくても定期的に絞っていると
きっと大丈夫だと思います。頑張ってね。
ちぃまを保護した時、動物病院の副院長が
触診少なくて・・あげく野良だからと差別したのよ。
瞬間、戦闘モードに入った私は
「触りもしないで何がわかる、院長に変わって
ください」(当時野良をよく保護してたので親しい)
副院長はデキが悪いとチクりました。
本来の私はシャイガールです(ガール?爆)
そういう病気もあるんですね。
大変参考になりました。
排便が一大事な気がするけど・・・・。それは大丈夫?
物言わないからね(涙)
早く治るといいね。
ロッタは今のとこ殆ど病気しないけど・・・
やはり人間同様「加齢」が・・・病気を呼ぶ気がします。。。
ごぶさたしてます。
肛門膿炎・・・黒猫なりやすいんですか!なぜ毛並み別で傾向があるんだろう。
肛門絞りは私も未経験で「やった方がいいのかな?」と思ってたので、
うーむと唸りながら読みました。
うちのもお医者帰りは必ずヤケ食いします!
「黒猫ちゃんはお利口な子が多いですよ」と言ってた看護士さんもいましたよ〜
おだいじに。肛門絞りがんばってみますq
ノアさん、また大変な事になってたのですね・・・。
そして病院選び・・・。
なかなか良い獣医さんに出会えないものですね(涙)
noirさん、お疲れさまでした。
とりあえず、例の差別獣医さんがきちんとした
対応をして下さったみたいで安心しました。
ノアさん、お大事に><
>ていさん
応援ありがとうございます~。やさしい言葉にはげまされ、日々がんばって
おります(ノアが)(^o^)
やっぱりくさい汁だしたりします?うちではそのことを、「ぢる」と呼んで
ます(笑)
>Kさん
同じ日に2度も病院行ったの初めてですよ。いやー、あのときはすっかり
気が動転してました。結果的に2件目でちゃんと処置してもらえたので
何よりでした。
はい。A病院のA先生には、あのときあんなにボロクソ言ってしまって
申し訳なかったと、心から反省しております(T_T) 時間外だというのに
迅速な処置。すばらしー。黒猫については一言も言われませんでしたが
キャリーからお尻しか出さなかったので、全身黒猫だとはもしかしたら
気がつかなかったかも(笑)。
>Kalakaさん
動物病院もほんといろいろですねぇ。アメリカでも同じ病気になったとき
対応を比べるとずいぶん違うものだなぁ、と思います。とにかくこの
最新の抗生物質がとても助かってます^^;
応援ありがとうございます~。
>あずきさん
あぁぁ、膀胱炎もほんとかわいそうですよねぇ。うちの2匹は、まだ一度も
かかってないのですが、泌尿器系はいつ病気になるかと非常に心配です。
そうですね、体質が大きいのでしょうね。ノアもソフィーも全く同じ
もの食べてるのに、ノアだけがこうして肛門線に異常がでてしまう…(T_T)
病院の料金カードで払えるのですね!保険がきかないと怖いですよね~^^
>モモねこさん
こんにちは。お元気ですか。
タロウちゃんのように大人しい黒猫だったら、このA獣医もあんな発言を
しなかったろうに、と思ったものでした。しかーし、この先生実はとっても
よい先生だということが判明し、安心しました。そして黒猫差別だなどと
思った自分を反省(@_@)
タロウちゃん通院しただけでそんなになってしまうなんて、よっぽど
怖かったのですねぇ。ノアとはデリケートさ加減が違うような気もいたし
ますが(笑)。応援ありがとうございます~♪
>ぺぎさん
そうなのですよ。こんな病気があって、ほんとにまた繰り返してしまった
のです(涙)。
次回はまじめにコーモン絞らなきゃ。できるかなぁ。けっこう痛いらしく
暴れるかも、といわれました(T_T)今から心配です~。
>黒糖さん
ありがとうございます~。いやー、ほんとたいへんでした(ノアが)。
あははは。黒糖さんのお気持ち分かります~。はい、もちろんシャイガー
ル(ギャル?)でしょうとも!でもねぇ、野良差別発言なんてされたら
あなた、そりゃあきれてしまいますともっ!しかもあんなにかわいい
ちぃまちゃんに触りもしないとは。きーっ。私だったら触りまくって
しまいます。(←ちょっと意味が違うか)
>完璧に出来なくても定期的に絞っているときっと大丈夫だと思います
あぁ、はげまされます、このお言葉。
ありがとうございます。がんばります!
>ロッタのママンさん
そうなのですよ。こんな病気があるのですよ。
普通は排便と同時に排出される液が、何らかの理由で液のでる穴が
ふさがってしまったり、ノアのようにそこから雑菌が入ってしまったり
して炎症をおこすのですって。
なので、排便事態には病気になってても問題ないのですよ。むしろ
じゃんじゃん出して欲しいくらい^^;
ロッタちゃんはかかったことないのですね。いいですねぇ^^
>いちさん
こんにちは。
毛並みで病気になりやすいかどうかなんて、絶対うそだと思うのですよねー。
黒猫だって、肛門膿炎になったことない、という方たくさんいましたもの。
まぁ、ノアがなりやすいのは間違いないので、これから定期的に肛門絞り
やらなくては、と思っております(T_T)
別になりやすい子じゃなければ、絞る必要ないようですよ。ソフィーも
全然大丈夫なので、安心しております。しかしそもそも絞れるかどうかが
心配です^^;
いちさんのところの看護士さん、すばらしいですねー♪
>ヤヨイさん
ヤヨイさ~~ん、またこんなことになってしまいました(涙)。
繰り返すかもとは言われていましたが、こんなにすぐにとは(T_T)
黒猫差別獣医だと思ったのは、完全な誤りでした。とっても親切なよい
先生でしたので、これからは他の病院へ行こうなどと浮気せずに、いつも
お世話になろうと思います。
応援ありがとうございます!
noirさん、ノア君またまた大変だったのですね!
しかも前獣医師さんがすごく頼もしく思える記事^^;
私は以前尿路結石で尿が出ない子に利尿剤をしかも私に打てと命じた医者にあたったことがありました。オロオロして他の病院に電話して、時間外で緊急手術してもらい一命を取り留めましたが~~・・・医師はやっぱり腕が大事!
けえこで打ったら反映されてないかも??なのでNicoleでやりなおします。
noirさん、ノア君またまた大変だったのですね!
しかも前獣医師さんがすごく頼もしく思える記事^^;
私は以前尿路結石で尿が出ない子に利尿剤をしかも私に打てと命じた医者にあたったことがありました。オロオロして他の病院に電話して、時間外で緊急手術してもらい一命を取り留めましたが~~・・・医師はやっぱり腕が大事!
>けえこさん AKA Nicoleさん
どちらのお名前でもスパムになっておりました。なぜなぜ~~~~~(T_T)
大変失礼いたしました。何度もいれていただきすみません。
利尿剤の注射を飼い主にうたせようとするとはっ!できません、そんなこと。
獣医さんによって、こうも違うものかと、今回驚かされました。人間の医者
よりも、患者側は言うなりになるしかない、感じがしますものね。
こちらが、選択して、見る目を養わないと。とはいえ、Nicoleさんのところも
うちのノアも、無事で何よりでした^^;