Swimming in Kittens
今日のボランティアは忙しかった。4時間半ずっと立ちっぱなし。休憩する暇もない。なぜなら、ミシェルいわく、「Swimming in Kittens!(子猫でいっぱい)」だったからだ。
外の目立つところのケージ2つに、子猫が8匹。そりゃあもう入れ替わり立ち代り人が来て触りたがるわな。中には兄弟の猫たちもいるが、子猫に限っては兄弟一緒にもらってくれなくちゃだめ、などと固いことは言わない。「First come, first served(早い者勝ち)」だ。
人が見に来てないときは、中にいる大人の猫たちと、いつもの通り遊んだりブラッシングをしてやる。中でおもちゃを振り回していると、ガラス越しに子猫8匹が食い入るように、それを眺めている様子が見える。かわいいのう。でも君たちはすぐにもらわれていくのだから、私が遊んであげるのは大人の猫たちだけなのだよ。
遊んでー。 →
結局4時間半の間に、もらわれた子猫は2匹。その他受け取った申込書が2通。この分だと2~3日中には、子猫たちは皆いなくなりそうだ。いくら大人の猫でも里親が見つかるとはいえ、やっぱり子猫は大人気なのだ。中でも一番人気が、Buff color(肌色のような薄い色)。1匹だけいたBuffはもらわて行くその時まで、見に来る人ほぼ全員の注目をあびていた。そして、うぅぅ、子猫の中でもやっぱり黒猫は人気がイマイチなのだ。たぶん黒は最後まで残りそうな予感。
大人の猫たちも、最近売れゆきがよい。先日飼主と死に別れたばかりのこの猫も、肝臓病のこの猫も、見分けのつかないさび猫姉妹も、心臓の悪いがら子(エスメラルダ)もみんなもらわれた。よかったねぇ、みんな。幸せになるのだよ。
ところで、アメリカではよく、スーパーのレジで偽札のチェックをしている。すかして見たり、お札にマーカーで何やらしるしを付けたり(←いったいこれで何がわかるのだ?)、20ドル札ですら、客の目の前でいちいち調べるのだ。最初は何て失礼な、と思ったものだが、どこでもやっているし、慣れると別に何も感じない。文句を言う人もいない。それより、本当にそんなに頻繁に偽札が出回っているのかどうかそれが疑問だ。
最近、子猫のアダプション費用は値上げされ1匹150ドルになった。クレジットカードは受け付けないため、現金もしくは小切手での支払いとなる。
今日久しぶりに手にした100ドルの新札。
すかして見るべきか、マーカーでチェックするべきか。しかしどこで偽札を見分けるのかさっぱり分からないので、ついそのまま受け取ってしまった。どうか偽札ではありませんように。